2025年11月26日水曜日

2002年3月28日 スーパーロボット大戦IMPACT

  クソ長いことで有名なスパロボIMPACT

 

長いのは理由があって、ワンダースワン(!)、で出ていた、スパロボCOMPACT、1.2.3をリメイクして一つにまとめた感じなのがこのIMPACT、だからです。

 3つの作品がひとまとめになってるというわけ、そりゃ長いですわ。

ドラクエ1.2.3、が一つの作品になってたら、とんでもない超大作と感じるでしょう。

 

 ゲーム自体、三部構成になってますし、一部クリアするごとにエンディングも流れますので一気にクリアしようとせずに一部ずつ攻略するのがよきでしょう。

 

 ほいでそこそこ難易度が高いというのも特徴。といってもポータブルA、に比べれば全然ぬりぃ。あっちはとにかく弾が当たらない、敵が超回避、ってのが問題でしたが、IMPACTは全体的に火力が低い。敵も味方も、そこそこの火力しかないし、装甲もそこそこしかない。

 つまるとこ、全体的に、能力が平均的、って感じになっています。オーラバトラーですら回避がやや低いし、マジンガーでも全然装甲が薄い。

 なんというのですか、ナーフバランスというのか。全体的に尖った性能になっていないって感じですね。(もちろん一部、例外はあり)

 だからオーラ無双も出来ない感じになっています。フルカスタムしても後半は単騎無双は出来ない、当たると一撃で沈むし。

 まぁシュミレーションゲームとしてはそれは当たり前のバランスと言えるのですけど。(でも実際はそうじゃない無双できるSRPGのほうが多いですけど・・)

 

 だからいつものスパロボと比較すればまぁ難しいほうといえますが、全然合理的な範囲内。というよりも合理的すぎるのかも。

 ふざけんなこいつ硬すぎだろ!当たらなすぎだろ!っていうのはほぼない、敵にもいないし、味方にもいない。

 あと改造で運動性が上がらない、改造費高いくせに、3、とかしか上がらない、いつもみたいに5ずつじゃないのです、3?下手すりゃ2。運動性上げて避けるのは無理。運動性は挙げないで全部武器に振るのがよきと思う。

 

 むしろゲームとしてバランスが取れている。といえます、ぶち抜いて強いユニット、みたいなのが少ない。スパロボでもオーラ系と戦えるし、逆に機械獣にオーラがやられることもある。NTでも全然外すし当たる。

 自分の好きなユニットで戦う、というのがしやすいスパロボと言えるかも。いっつもザコっていう印象しかないシローなどでも戦える。NTじゃなくても攻撃当たる。あのバーニィがエース候補ですし。こちらもいつも使えないパイロット、コウ=ウラキもなかなか使えます。

 

 一部ぶっ壊れキャラがいますが、まずライディーン、毎ターンSPが回復するという超高性能。毎ターンひらめきがつかえます。貯めれば何発も熱血が撃てる(熱血が2倍じゃなくて1.5倍なのに注意)

 次にアムロとVガンダム、これはまぁ、いつもそうですね、すべてにおいて他のユニット、パイロットよりも優秀。間違いなくリアル系最強。 いつもよりもさらに頭2つくらいアムロとVガンが強い。でも加入は最終盤なのでまぁ当然か。

 

 あとブルーガー  なんでかわからんがこのブルーガーが改造するとめちゃ強くなる。小型なのに二人乗りで、援護攻撃も優秀、機動力も抜群、そのパイロットが全員優秀(自動で毎ターンひらめきがかかる予知能力持ち)という、まじで謎の最強補給機。IMAPCTにおいては、オーラよりもブルーガー(とコア・ファイター)なのです。 

 

 とにかく火力が低くて大ダメージだせないのがこのIMPACT。一気に大ダメージを出すには援護攻撃、統率持ちとセットで、みたいに複数ユニットでの連携が大事になります。

 

 また非常にレアな機体が登場するのがIMPACTのウリ。

 

忍者戦士飛影 あまりにも情報がなさすぎて運用の仕方がわからないくらいレア、忍者?

 忍者ユニットが3体いますが、その三体が合体するのではなくて、その3体の内どれかと、飛影、っていう忍者が合体するという特殊なパターン。もちろん飛んでるやつが一番強くてほかはあまり出番無し。登場の仕方が非常に独特なので運用むずい。

 

破邪大星ダンガイオー  全く知らないロボだがデザインはかっこいいし、普通に強い。5人乗りだし火力は高いので、これは使うしかない。

 

 とまぁ、バランスの取れた、スパロボですので、スパロボファンの中では人気のようです。初心者には、地味な印象かもしれないですね。 

 

あと武器改造が、武器レベルをあげるとすべての武器がパワーアップするようになりました。これは非常に便利で、技のデパートことコンバトラーVみたいな武器がいっぱいあるスパロボにはすごい有利。やっぱいっぱい人間が乗ってるやつがつえーんだわ。 

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問題点 

・とにかくマップがみずらい。

このマップにしたやつ〇〇だろ!って言いたいくらい、クソマップがみずらいです。まっぷが3Dになってるいて高さがあるんです、でもFFTAみたいに、高さ、による補正はないのです。地上ユニットは高いものの上に乗れなかったりするだけ。 よって視点を回転させる必要があるのですが、シュミレーションゲームにおいて、まじでどこにどのユニットがいるのかひじょーーーーにみずらい。そしてどっちが北、みたいな方向表示もないので、攻略もしずらい。

 これが非常にやる気をなくさせてきます、ミニマップのほうしか見ません。 あと移動が非常におっそい。

 

・テンポが遅い。なんだかもたもたしてます、これも3Dマップのせい。敵の援軍が現れるだけでもかなり遅い。

 あとUI、システムまわりも結構不便。なぜかデフォルトでは反撃できないと何もしない、になっていて、いやデフォルトで防御にしてくれればいいですやん。いちいち防御にするのが面倒。 

 

・説明がなさすぎ。

ユニットやパイロットに様々な個別の能力があるのですが、説明書にもどこにもその効果が書かれておりませぬ。ゲームの仕様がよくわからない、のがこのゲーム。なんでこの場合だと連携が発生して、こうだと発生しないのか、どういうユニットの配置で合体攻撃できるのか・・・みたいな説明がまじでまったくない。

 ユニットごとに個性がありすぎて、特殊な仕様を持っているからシステムが複雑ってことで、ある意味、バラエティに富んでるってことでもありますけどね。特にマクロス系はかなり特殊、EVAみたいにマクロスの近くにいないといけないっていう縛りがあってむずい。ただGフィールドで守りはとっても硬い。 

2025年11月25日火曜日

1818 フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス (Frankenstein: or The Modern Prometheus) メアリー・シェリー

  有名だが、誰も原作を呼んでないシリーズでもトップに入るであろうこの小説。

 

 これはもはやあるあるかもしれませんが、フランケンシュタイン、は怪物を作った青年のほうであり、怪物、には名前すらありません。

 

 ですが、怪物、はフランケンシュタインが怪物、と呼んでいるだけで、怪物を、モンスター、だとしてるのは彼を受け入れない人間たちの意見であり、モンスターは最初は人間と友好的に付き合おうと手を差し伸べたのですが、ことごとく拒絶されて、本当のモンスターになっていくのです

  

 このモンスターは、言葉もしゃべれるし、ミルトンの「失楽園」を読みこなすほどの知性を持っている、つまるとこ一般の人間でもかなり上等と言える知能を持っている。さらに生命力なども高く、過酷な環境でも生きていける。

 ただ一つ欠点があって、それは巨大でいびつで醜いということ。 

 

 実はものすごい深い話で、やっぱりなんで人造生命を作るにしたって、醜く作ったのか?っていうフランケンシュタインの落ち度があります。

 これが美しい美少女として作られていたら、中身が同じでもまったく違う物語になっていたはず。

 フランケンシュタインは自分で命を生み出したのに、それが醜くて拒絶する、という、ペットを捨てたり、育児放棄するような、現代的人間。 それなのに自分には落ち度が無いと思っており、一つも悪いことをしてない、あんな命など生み出さなければ良かった、あれはモンスターだ。と本気で思ってるのです。

 だからやっぱりフランケンシュタイン、こそがやっぱり本当のモンスターなのだとも言える。 

 

 すごい重いテーマなんですけど、それでも卑近なテーマにすれば「ルッキズム」ようするに見た目、による差別、ってのがワタシはでかいと思いましたね。 

 

 色々と根深い問題があるのだ・・・と世界を難しく考えることもできるのですが、ワタシは世界はもっとくだらないと思っていて、差別って結局は見た目だと思っている。 

 ようするに見た目が気に食わない、それだけなんです。自分より美しかったり、可愛かったりする存在を差別することなんて出来ないです。

 猫は可愛く、ゴキブリは殺される、そういうことなんです。 

 

 

小説として、文章として面白いかどうかはわかりませんが、この時代にこのテーマ、恐ろしく根源的でありながら、時代を先取りしまくっている、これは名作として間違いないでしょう。作者が女性ってのもポイント。

 このメアリー・シェリーっていう、女性、の人生もドラマチックすぎる、まさにロマン派っていう来歴の持ち主で非常におもろい。

2001 1214 バトルネットワーク ロックマンエグゼ2

  ロックエグゼシリーズの二作目。

 荒削りだった1から、正当な進化を遂げて基本システムが完成したと言われているゲーム。

続く3、がシリーズ最高傑作と言われとりやす。

 

 バトルシステムは9x9、のエリアを移動しながらカードで攻撃したり、バスターで攻撃するという、アクションxカードゲーム、っていう子供が好きなものを詰め込んだ感じになっておりやす。

 

バトルシステムはアクションとカードの融合で、このシステムは非常におもろいです。ただのアクションだと結局のところ、ドッジロールをタイミングよくおすだけのでんぐり返しゲームになります。

 そこにデッキ構築、カードのドローなど運要素が絡むことで非常に戦略に幅が出る。携帯機のゲームでできるかぎりおもろい戦闘システムだと思います。 

 

 ストーリーはかなりハードで、子供向けなのにボコボコ人が死ぬし、敵も普通に殺そうとしてくる。こっちは子供だぞ、まぢかよこいつら・・・・。

 もちろん敵(ゴスペル)は世界の破滅を目指していて、部下も失敗したら爆殺したりと、ゴリゴリのやばい集団。

 物語自体は悪い組織があってそれを止める、っていう単純極まりない話なんですが、敵のやり口がえぐすぎて普通にひく、ガチすぎるこいつら。人体実験して生体兵器を作ってないってところくらいですかね、レートが上がるのを抑えているのは。 

 

  ラスボスというより、基本的に敵は強いです。死にまくる。でもロックマンといえばそういうゲームバランスですからね、死にまくっていい引きが来るまで待つ。

 バスターは連射は上げても無意味なのでまず威力をカンスト、あとはチャージでOK。 

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システムが完成してるとはいえ、まだまだ問題もありありです。 

問題点

 ・一番の問題点は、お使いイベント糞多すぎなめんな。なーーーんでゲーム制作者は誰にも喜ばれないお使いイベントを作りたがるのですかね?これはまじで謎。ただのボリューム水増しなんですが、それならないほうが断然マシ。

 それに拍車をかけてるのがこのゲーム戦闘しても、いいことがほぼないのです。もちろんためにお金や、カードが手に入るのですが、それもランダムドロップですし、それに戦闘に必要なカードは決まってるのでそれ以外のカードドロップは意味なし。経験値も入らないし、お金もまじで少ししか手に入らない。

 戦闘はただの時間の無駄でしかありません、エスケープで逃げるのだけが正解。だからお使いイベントで雑魚戦は本当になんの見返りもなく、腹が立つのですわね。 

 

サクラーイ氏によると良いお使いイベントは

1報酬が適切

2リターンを得るまでのスパンを短く

3攻略に選択の自由があること

4ワープで帰れること

5展開を工夫すること

 が必要。

 

エグゼ2のお使いは・・・

なんとすべての条件が☓。パーフェクトクソおつかいイベ。

 

あと基本このゲームは移動クソ面倒すぎます。ワープするにもゲートキーが必要で、そのゲートキーを手に入れるのに、もちろんお使いが必要なり、おんなじマップをいったりきたり、ぐるぐるぐるぐる・・・・

 まずマップ自体が単調で面白くないのです。 

 

スタイルチェンジのハードルがクソ高すぎ

戦闘スタイルに応じてスタイル、が変化する、というのが2のウリのですが、スタイルが変化するには

280回戦闘

が必要です 。多すぎだろて。ゲーム終わっちゃうよ。
 
 しかもスタイルを狙ったスタイルにするのがむずすぎ、それを一回変えるのに280回戦闘しろって頭イカれてます。
 
 それにカードが揃ってないことが99%なのでカードをたくさん使うスタイルに最初からなるってのはまずありえない。カードをたくさん使うデッキは、デッキのIDをそろえてコンボを繋いでいく必要がある。ランダムでカードを買ってきてコンボデッキになるはずがないので、いきなりコンボスタイルになるのはまず不可能。
 
 だから普通に戦ってるとまず「ガッツスタイル」にしかならんのですが、ガッツスタイルはバスターを多用するとなるスタイルですが
 
 バスターの威力は倍になるが、連射は1になります。 
弱くなっとるやないかい!!
  バスターばっかり使ってるとバスターが弱くなるというチグハグな進化。もちろんチャージショットが強いのですが、バスターといえば豆連射なので、これは非常に使いにくい。
 
 
・すぐに死ぬのでセーブこまめにするのは必須なのですが、いちいちセーブするのが面倒です。オートセーブにしてくれい・・・。 デッキ構成によってはダメージ0っていう詰みもあるので、これでリトライ無しはきつすぎる。
 ほいでギミックが理解できてない初見ボスを倒すのはまず不可能。リトライ機能作るべきです。 

 

 

・これはカードゲームである以上背負わないといけない十字架なのですが、ゴミカードと強いレアカード格差ありすぎ。レアカードのドロップ狙うの面倒すぎ。という問題があります。

 ぶっちゃけたところ、ノーカードでも勝てるっちゃ勝てますが、圧倒的にクソ強いカードがありますし、あと超必須なのはもちろん「エスケープ」。結局エスケープを手に入れるためにガチャを回すのがこのゲームのカード集めの半分だと思います。 

 ちなみにエスケープなしでも逃げられますが、自分より強い敵ではほぼ逃げられないっていう設定だと思う。確率じゃなくて。 

 ワタシが使って強かったのは、地蔵。あといちばんおくに引っ込んで動かないうざい敵を処理するためのクラウドが便利。あとはもちろんキャラクターカード、残りはソードでも入れておけばいいでしょう。 

2025年11月20日木曜日

2018  McQueen マックイーン モードの反逆児

  ファッションデザイナーであるアレキサンダー・マックイーンの半生を描いたドキュメンタリー。

 

 アレキサンダー・マックイーンって、あまりにも英雄みたいな名前、親の自信というかエゴが見えますね。日本なら信長とか景虎、みたいな名前・・・

 

 ファッションに詳しくなくても、パリコレでいろんなファッションショーを目にして、ぶち抜けてすごい才能がいる、ってのに気づくと思います。

 まず、ガリアーノ、これは次の機会に。ほいで、マルジェラ、そしてアレキサンダー・マックイーン。この三人がもはや現代のファッションの伝説となっていると思います。

 

 ガリアーノはユダヤ人批判をしてファッション界から追放、マルジェラは引退、マックイーンは・・・・・

 

自殺。

 

これが現代のモードの風景というわけ。 

 

 まずファッションショーってなんかふざけた衣装、誰が着るねんっていう服、そして乳首丸出しってイメージがありますが、ふざけた衣装は別として、乳首丸出しになったのはまず間違いなくこのアレキサンダー・マックイーンの功績といえます。

 過激でエロティック、そしてめちゃかっこいい。

 

 アレキサンダー・マックイーンはワーキングクラス出身、親はタクシードライバー、失業保険で生地を買って服を作っていたのですが、卒業制作のコレクションをイザベラ・ブロウ(イジー)というVogueのエディターが大金ですべて買い取ります。

(この失業保険を受けていた失業者からスターへ、ってのがOASISとまったく同じストーリー、90年代イギリス、クソみたいな不況であり死ぬほどクリエイティブな時代だったのですわ、日本と同じ) 

 

 イジーがマックイーンのパトロン兼愛人、みたいな関係となって、アレキサンダー・マックイーンをスターダムへと送り出す・・・。 

 ほいで27才でGivenchyのデザイナーへと突然抜擢。

 このGivenchyってのブランドがすごくて、その前があのガリアーノでした。ずっとジバンシーその人がデザイナーだったのですが、その後釜にあのガリアーノ、そしてマックイーンを抜擢した。それまでのジバンシーってあのオードリー・ヘプバーンとかが着るような服だったのにです。 

 これはなんでしょう老舗の京都の着物メーカーがいきなり20代のヒップホッパーをデザイナーにするみたいなぶっ飛んだ人選。

 ファッション業界なんてフェイク野郎ばかりだと思われがちで実際そのとおりなんですけど、やはり本物、もいるんですね。 

 

 一気にファッション界のスーパースターになったマックイーン、そうなると当然パーティーとドラッグ漬けの日々・・・

 これはそういう時代だったってことです。金持ちになったら、みんなコカイン漬けになってしまうのですわ。まともではいられぬ・・・

 

 もちろん幼少期には虐待を受け、もちろんバイセクシャルで、HIV Positive、母親の葬式の前日に、アレキサンダー・マックイーンはRIP。

 

 まさにこの時代って感じの人生。90年代のスーパースターの終わり。

 

本当の世紀末の終わりが2010年頃だったんだなぁと今になって気が付きましたね。そしてその次に来たものはなにか??

 

もちろんアレキサンダーのフォロワー、ただ過激でエロかったらいいんだろうみたいな、劣化コピーみたいなデザイナーがたくさん続いた、その次は 

 

AI生成による糞の山でした。 

 

 このAI生成のゴミ溜めの中から新たな才能が生まれるのか、それとも2010年に、本当に、ファッションというか人間のクリエイティビティは終わってしまったのか、果たしてってところですね。 

 

今のところ、 AIは非常に悪い影響しか与えてませんが、すべてをひっくり返してくれる天才が現れるのかもしれないし、本当に人間の知能は衰えて衰退していくだけなのかもしらん。

 

  

2002年6月28日 黄金の太陽 失われし時代

 黄金の太陽 開かれし封印の、続編。

 

物語は完全に繋がっている、続編というよりは前後編の後編という感じです。

 

ですがボリュームはさらにアップ、ジンの数も増え、こちらのキャラクターも8人に増え、戦略面では単純に倍になったと言えますでしょう。

 

 ですがシステム面はまったく同じ。同じ問題点を引き継いでいます。

 

ですがGBAのゲームでは最大のボリュームを誇るRPGであることが疑いの余地なし。GBAでワールドマップがあるゲームを作れるのかとびっくり。

 

 特に海外でこの黄金の太陽は人気が高い気がします。なぜかはわからんが非常に名作扱いされている。

 戦闘の戦略性が高くて、ジンの付け替え、召喚、が戦い方のバラエティを非常に豊富にしていて、いろんな戦い方が出来て、敵も絶妙な強さで歯ごたえがあってバランスが良い。 

 この戦略性の高さってのはかなりなもので、今回は更にアイテムでクラスチェンジできるというクラスもあって、あっ!こういうことね!って発見があります。

 しかしあまりにも自由にセットアップが可能でどうすりゃいいのかわからん!勝てない!ってこともありうる。

 注意すべきポイントは、強いクラスのパラメータ補正はめっちゃ高いということ。適当につけたクラスと上位クラスのパラメータは倍近く違う。考えなしにジンを解放するのもご法度。

 ただし召喚のダメージも桁違いなので、ダメージソースに召喚はマスト。ただ殴る戦法では勝てない。

 つまるとこやっぱりよく考えてちゃんと運用しないといけませんw 簡単な方法はない。ターン制でここまで行動を考えないといけないゲームも珍しい。  

 

 ラスボスは正直むちゃくちゃ強い。毎ターン、最強魔法を撃ってくる。こういう最強魔法ちょっとは出し惜しみするものですが、ほぼ90%毎ターンアルテマを撃ってくるみたいな感じ。しつこいわ!ってキレたくなる。またすべてのジンを外す、っていうクソチート技も出してきて、これはくらったら終わり。パターンが決まってるので確定でこの技はスタンさせないと必ず死ぬ。これはクソ行動ですw でもスタンは確定に入るので、ちゃんとターン数を数えよということ。RPGで通常攻略でターン数を数えさせるのは珍しい。

 攻略サイトを見ると、マグナ、とシェイドのジンを交互に使って防御を固めろ、とありますが、マグナ、は1からの引き継ぎ要素で1で隠しジンを獲得していないと入手出来ず、実質ほとんどの人は入手不能。なんの攻略にもなってない。

 

 けどオレを倒して経験値を稼げ、っていう役割の鳥もおりまして、コツコツレベル上げをすればもちろん勝てる。 

 ワタシはラスボスは強いほうがいいと思うはなのでこれは良いバランス。戦闘システムの自由さとか戦術の広さ、バランスはめちゃくちゃよくできていますし、ボリュームも携帯機とは思えないほどすごい。ポケモンと並ぶほどボリュームがあると思います。 

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問題点 

 

相変わらず(めっちゃくちゃ終盤まで)ルーラなどのワープ手段がなくて移動がクソ面倒

テキストやドット絵のアニメーションがもっさもさだったり

 ハードの性能で仕方ないとはいえ、グラフィックがガシャガシャなのが非常に残念。

 

魔法でギミックを動かして謎解きして進むってことなのですが、その魔法を使うためにいちいちジンの構成を入れ替えてジョブチェンジして魔法を使えるようにしないといけないのが非常に面倒。ギミックに使う魔法はデフォで使えるようにすればえぇやないですか。 

 

 物語・・・

 このゲームのストーリーは、ワタシはとっても不可解でして、1ではずっと、錬金術の解放を阻止するのだ!っていうことで、ずっとなんかエネルギーの解放みたいなのをする奴らと戦います。

 2になると、実は錬金術を解放してもしなくても、世界は滅びるのだ。ってことになる、今までやっていたことはすべて無駄で、どうせ滅びるなら錬金術を解放して、なんとかする方法を見つけよう。 

 まぢかよ・・・。こんなにいままでやってきたことがまったくの徒労であったことを知らされるのは、スターオーシャン3以来ですね。

 その無駄な争いのために死んでしまった奴らなどもいるんですが、すべて水に流して一緒に戦いしょうってことになる。

 いやほんとーーーーーに無駄だったな。しかもその無駄な戦いをするはめになったのもなんかもぞもぞとみんな真実を語りたがらず、それで誤解が生まれて戦うことになった。というとんでもなく不毛な争い。

 だがある意味リアルなのかもしれません。まぢで本当にどうでもいい理由で戦うことになるが、まぢで本当に何の意味もない戦い、これは現実を反映してるのかも。

 このゲームに登場するキャラも非常にクズが多い、自分勝手で話の通じない奴らが多いのです。これもリアリティを追求したのかも。ゲームは基本いい人間ばっかりで一部がクソっていうことが多いですが、このゲームは大抵クソばかりであるが、みんな小悪党やバカで図抜けた残虐非道のサイコもいないというリアルなバランス。 

 

  そもそも錬金術を封印しろ、と言ってたのはワイズマンという、神みたいな石で、結局ラスボスもワイズマンの作ったドラゴンみたいなので、すべてワイズマンの手の平で転がされてるというお話なんですが・・・ふーむ。 

 

  

2025年11月8日土曜日

2016 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096

  ガンダムユニコーンって、パチンコしか知らないって人のほうが多いと思います。ワタシもパチンコしか知らなかった。

 でもワタシパチンコも打ったことはないのです、だが、パチンコのユニコーンが人気であるということだけは知ってる。

 そういうパチンコだけで謎の知名度を誇っているものってありますよね。シンフォギア、アクエリオン・・・・、さすがにエヴァは違うと思うけど。

 

 だから、あんまりおもしろくないのかなーと思って敬遠してたのですけど、予想を裏切って何倍も面白いです。これはファーストガンダムファンなど、昔ガンダムファンが楽しめる作品。

 ただかなり激重な話だったりするので、ワタシみたいに風邪をひいてやることがないから見たりするとかなりくらってしまうおそれあり。 

 

 舞台は逆襲のシャアから3年後。このファーストガンダム系列のストーリーラインを宇宙世紀ガンダムというらしい。

 ちなみにワタシガンダムは一応ちょこちょこ見てるけどまったく詳しくない。今回調べて初めて知った。

 WとかSEED、は別世界の物語なんですって。

 

 だから宇宙世紀ガンダムをちゃんとわかっていると、すごく楽しめる作品になっています。第一話からクインマンサが出てきて、うわー、懐かしい。でも一話目からクインマンサなんだって思ったら、クインマンサを小型化したクシャトリア、っていうMSらしいです。 

  

 ワタシはガンダム見たのははるか昔だったので、ほとんどわからなかったけども・・・。でもガンダムシリーズ、出来の良し悪しがでかくて、全部きちんと追うってのは無理ゲーですよね・・・。

 

 特にZZ、出来があんましでまじでほとんど全く覚えてない。すっぽり歴史的にそこが抜け落ちているというわけ。逆に逆襲のシャアはガンダムシリーズ最高傑作。この部分の歴史は非常に覚えている。

 

 さてさらにこのUCに手が出しずらい原因は、そのリリース経路が複雑怪奇ってことですね。メディアミックスしすぎて、ミックスジュースになっておる。

 

 なんだかわからないが、短期間の劇場公開と、それが終わったらすぐにOVAが出るっていうパターンで発表されていって、見る側としてはかなり難しい方式で放映されました。しかも4年近くの期間にわたって7作が公開。

 でも結構売れたようでもとは十分取れたみたい。

 

ほいでそれが2016年に再編集されてTV版となったのが RE:0096、です。ワタシはRE:0096のほうが新しいからこっちが正解やろと思って見ましたが、編集などが違っていてOVA版のほうが良かったのかもしらん。

 TV版が劇場版の後に作られてるってのは珍しいパターンですよね。いつも逆です、TV版を再編集して劇場版ってのがいつもの流れなので・・・。 

 

全然ワタシの耳に入って来なかったのはなんでか・・・?

 

 まぁこのUC、ガンダムのファンが作ってるって感じが非常にしますね。ファーストや逆シャアでガンダムファンになり、そいつらがサンライズに入社して、逆シャアの続きを作ってるって感じがすごいする、だからコアなガンダムファンがきちんとついてきてるって感じなのではないでしょうか。

 だから宇宙世紀ガンダム全然知らない勢が見ると、かなりちんぷんかんぷんだと思いますね、結構話自体が複雑でややこしい。

 ジオンって何?ザビって何?みたいなミリ知ら勢が見ても楽しくないと思う。ヒロインであるオードリーが、ザビの後継者ってのがわかっても。ザビ?って誰?だと全然話のレイヤーが見えてこない。

 

  作画も綺麗で、ややカメラアングルがくどいですけど非常に見やすくて楽しめます。

 

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 これは別にUCに限った話ではないんですけど、複雑すぎるMAとかメカは当然3D作画なんですけど、ワタシ3D作画だとやっぱがっかりしてしまいますね・・、もちろんメカなんだから3Dでえぇやん!パースも崩壊しないし、アニメーションだって一度モデリングしてしまえば60FPSだろうか120FPSだろうが非常になめらかに動かせる。

 でもその狂ってない、のがどーも、プラモデルが戦ってるように見えてしまうのですな、生きてる感がない。まぁロボットなんだからそれでいいっちゃいいのですけど・・。一応サイコフレームっていうパイロットの精神波みたいなので動かすMSもいますので、やっぱプラモ感があると残念。

 あと、3Dモデルだと、接触、のアニメーションがダサいのですよね。3Dモデルってようするにはペラペラのハリボテだから接触した時の量感、みたいなのが出ない。まぁそういうところは手書きでフォローしてますけども。

 

 あとこれもUCに限らずなのですが、ジオンのMS、いつからかかっこよくなりすぎてしまっていませんか。出渕デザインってことなのだろうけど。いつのころからか、ジオンのMS、MAはエイリアンみたいなツルツルSFメカみたいなのになって、ザクとかが持ってたダサかっこいい、いかにも敵、の兵器ってのが失われて、最新のネオジオンの兵器とガンダムが戦ってても、どっちがいいやつなのかまったくわからん。

 出渕デザインはちょっと洗練されすぎてるし、かっこよすぎて物語を壊してしまってる気がするのですが、ガンダムファンたちはどう思ってるのでしょうかね??ジオンらしさみたいなのがない。 

 もちろんジオンが悪、連邦が正義っていう物語ではないってのはわかってますけど、両方イケメンが戦ってるイケメン大戦争みたいになるとうーん、なんじゃいこれはってなりませんか??

 シナンジュ、どう見ても敵が乗るロボットには見えんぜ。 

 片方はシャープでかっこいい系、もう一方はレトロでマッシブ系っていうふうに色をつけるべきなんじゃないのとおもふ。 

 地上のジオンの残党達は結構昔ながらのジオンのちょいダサデザインを引き継いでいる。宇宙のネオジオンのデザインが、ツルツルデザインということみたい。 

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基本的な物語の構造は、ファーストそのもので、シャアみたいなやつがいて(というよりシャアそのものだろうオマエ)、おっさんであるけど人徳者のおっさんがいたり、落胆して砂漠を歩いてみたりと、大切な仲間で死んだりと、ファーストのストーリーラインをなぞっていく。 

 それに+して、ラプラスの箱、っていう物語の鍵になる秘密があって、そのラプラスの箱が何なのかをずっと探し続けるっていう話。

 このラプラスの箱の正体、はまぢで意外すぎる代物。まっっったく予想外。 

 宇宙世紀ガンダムの歴史を、これまでよくわかんなかった部分を辻褄合わせて説明してくれていくって感じです、もちろん後付ですけど。

 よく出てくる、アナハイム、の出自がやっとわかったりとか、連邦政府ってものがどうやって作られたのかとか。ほぇー、そういうことなのね、って感じ。

 たぶんですが、ガンダムオリジン、を読んでるとすごく話がよくわかる。逆にZやZZの話はほとんどまったく出てこない。

 アムロはちらちら片鱗が出てくるけど、カミーユは一切出てこない、もちろんジュドーも。っていうかアムロって死んだの??? 

 キャラの造形は昔よりもさらにエスカレートして劇場型っていうのか、みんな非常に感情的でエキサイトしている。これはサイコミュがそうさせてるんでしょうか・・・

 後半にいくにつれてほぼロボットというよりも超能力やスピった話になるのもオリジナル準拠。

 

 逆シャアで最高のフィナーレ、それに付け加えるなんて蛇足だろって思われそうですが、最新の綺麗な作画でやってみるってのも良いもの、やっぱガンダムファンにとっては宇宙世紀ガンダムシリーズを作るってのは相当覚悟と思い入れが違うんでしょう、気合、執念みたいなものを感じます。ほんとガンダムファンの情熱ってのは刮目スべきものがあるというわけですね。

 

 やっぱOVA版で見たほうがいいと思う。 

 

2025年11月3日月曜日

2002年3月14日 ワイルドアームズ アドヴァンスドサード』WILD ARMS Advanced 3rd

  ワイルドアームズのもちろん三作目。

この作品で、ワイルドアームズっていうゲームがようやく完成したって気がワタシはしますね。2も良かったですが、3は非常にプレイがしやすい。

 

PS2は2001年にグランツーリスモ3、そしてFFXで完全に覇権を確立。ここから完全にPS2の時代が訪れる。ゲーム歴史で珍しき任天堂劣勢の時代。 

 

 普通のRPGとかなり違っていて、まず装備がない。

ARMという武器のカスタムと、ミーディアム、っていうまぁ召喚獣みたいなのを装備してそれを育てていくってのに育成要素は集約されております。

 ミーディアム、ガーディアンはつけかえ自由。ガーディアンにそれぞれスキルやら能力アップやらの効果があるので、好きなビルドでキャラを育成できる・・・、けどもやっぱりキャラの素のパラメータによって、やはり主人公が回復役になるか・・?


 

 RPGとしてのボリュームはめちゃくちゃあって、まず普通にクリアするだけでも相当なvボリューム。やりこみ要素として裏ダンジョンみたいなの&隠しボスもめちゃくちゃ豊富に用意されていて、やりこみ勢にはかなりやりごたえのある内容となっています。 

 

 物語はかなりの程度西部劇+ファンタジー、って感じ。

 主人公であるややお嬢様のヴァージニアが、渡り鳥となって、自分のやるべきことを見つける、みたいなお話・・・

 かと思いきや、ドラゴンやらナノマシンやら・・みたいなわりとSFチックな話になっていきます。

 ぶっちゃけ、ほぼ意味わからんかったです。ストーリーは2のほうが圧倒的によき。 

 

 戦闘システムは2と同じですが、ワイルドアームズというとグラフィックがガシャガシャってのが問題でしたが、さすがにPS2、ようやく違和感のないグラフィック、アニメ調のいい感じのグラフィックに落ち着きました。

 もちろんFFXと比べると、同じ時代のゲームとは思えませんが、あっちがリアル超ならこっちはアニメ調でやるべ、っていうスクウェア、カプコンのリアル路線とその他の棲み分けがハッキリしたという感じですね。 

 

 ただ惜しむらくは、主人公のヴァージニア、デザインが絶妙に可愛くないんですよね、ワタシの趣味かもしれませんが、なんか芋っぽいっていうのか、ちょとダサいっすね。 

 

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 改善すべきポイント

逃げられない。 そのかわりといってはなんですが、エンカウントに入る前にエンカウントキャンセルが出来ます。実は全部キャンセルでOK。

 というのもこのゲーム雑魚がろくに経験値も金も落とさない。経験値も金もボスで稼ぐしかないです。ボスで経験値と金が稼げるアイテムを使うしかない。雑魚と戦うのは時間の無駄。ボスは雑魚の100倍くらい経験値がある。 

 面倒なレベル上げをうまく回避できるよ、ってことなのだと思うのですが、じゃあ雑魚はそもそもいるのかしら??とも思う。そして回避してしまうとどんな雑魚がいるのかもわからないで終わってしまう。 

 

・謎解き中にエンカする。

これはまじで不具合みたいなもんで、謎解きをして爆弾とかをセットしてる途中でエンカして、戦闘が終わると爆弾がなくなって失敗とかします。ダッシュとかも同様。謎解き部屋はエンカしないようにすべき。結構これって基本な気がするのですけど・・・ 

 

・物語上仕方ないかもしれないんですが、どこを行っても荒野で、マップがすべて同じだと行っても過言ではない。前後左右、方角もまったくわからん。全部砂漠と行ってもいい。マップのUIも使いにくいしわかりにくい。

 

・回復リソース乏しい。これは良し悪しなんですけど、このゲーム回復アイテムは有限で買えない。さらに魔法もメニュー画面では使えず戦闘中にだけ、しかも回復量も少ない。

 敵はボカスカ全体魔法使って来ますがなぜかこっちは必殺扱いで一人しか使えない。テント、的なセーブポイントでの回復みたいなものもない。

 とにかく回復に困るゲーム。敵を一体残してちまちま防御して回復っていうダルいことをしないといけなくなる。 

 

・序盤ろくにダメージが入らない。ミーディアムで力を強化したキャラ、あるいは魔法強化キャラの弱点魔法以外まじでダメージが出ない。ARMを強化するにも当然金がないので、これも物理攻撃、どうかんがえてもクライヴ固定でクライブだけを強化するのが吉。バランスで育てるとまじで弱い。

 一つだけ異様にダメージが出るのがバリアント、という魔法で、これはHPが少ないとダメージが出るで魔法なんですが、これだけ異常に強くて、8倍くらいダメージが出る、いや幅がでかすぎるだろうて。   

とにかく強化を一人(クライヴ)に集中させるほうが強い、というパーティ全否定のバランスとなっておりやす。ほかはサポート魔法と肉壁くらいしかやることない。 

 クライヴは強化していくととんでもない超火力になる。 

 

 さらに、ファイネストアーツ  というこれは隠しなのですかな?ゲーム中確定では一個しか入手できないアイテムから覚えるスキルで

 FPMAXで弾がない状態でガトリングを撃つと、5万ダメージくらい出るっていう攻撃が出ます。一切発動条件とかの説明がありませんので隠しってことなのだと思います、バランスブレイカーなのですが、逆に隠しや裏ボス相手にはこれが主なダメージソース。

 ストーリーでこれを使うとほぼボスもワンキルなので使わないほうがいいかと・・・。 それにしてもあまりにも極端では??

 

・ストーリーなんですが、なんかこう、舞台設定は西部劇なのに、物語はSFっぽい専門用語の嵐、ようは想い出、が世界を作る、みてーな話なんですが、時代劇でFF7をやってるみたいなちぐはぐな感じです。

 なんとなくやりたいことはわかるけども・・・、上手く行ってないって感じがしました。一番良くないのは、敵、に魅力がないからかも。とにかく戦うことしか脳のない改造人間と、ただただわがままな夢魔の少女。好きになれる要素が全然ない。敵、に魅力がない物語は魅力がないです。物語ってのは、実は主人公じゃなくて、敵が作るものだから。