2012年9月5日水曜日
厚塗り?
たまには色の違うこともやってみようシリーズ。世間はみんなレイヤー多様のアニメ塗りなので厚塗りでやっていますが肌はどうかとしてあのアニメ塗りの髪の毛ってどうも納得出来ないですね、ズラじゃんって感じがする。カチカチすぎる。しかして厚塗りで髪をやるのはかなり面倒だったりします・・・厚塗りでもあの丸いエッジが残ってるのは嫌いですね。
最近ちらっとアニメーションのマニュアル本を見ましたが、animation is deadだなって気がしましたね。特に意味はないけど、うわぁ、アニメはもう終わったなぁってしみじみと感じました。RETASが悪いのかもしれない。
今読んでる本
IPS細胞 NEWTON
フランス革命史 ミシュレ 中央公論
ガルガンチュワ物語 渡辺一夫 岩波
ガルガンチュワの新約が出てるみたいだけど、渡辺訳を超えるのはむずかしいだろうなぁ・・・
2012年9月4日火曜日
黙示録 Apocalypse
Apocalypse
あらゆる荒唐無稽な本でも、最高にめっちゃくちゃな本。フィネガンズ、は黙示録にはかなわなかった。ラブレーも良いのですが。
大枠としては、ローマ帝国に対する恨みつらみを、ドラッグでハイになった預言者がぶちまけるというもの。それだけなら誰も顧みないのですが、このジャンキーの想像力はかなりの学識と、博識に支えられつつ、ぶっ飛んでいるのでおそらく福音につづいて聖書では重要な本です。7や12など数にこだわる、ピタゴラス派みたいな雰囲気、北欧神話的神と悪魔の戦い、ゲテモノ、大淫婦バビロン?などのネーミングセンスなど気になるものも多数。
そしてちょっと当たっていたりします、チェルノブイリが苦よもぎと呼ばれるという偶然の一致、ローマ帝国は確かにキリスト教に滅ぼされて、キリスト教による暗黒時代が確かに1000年ほど続いた事。千年王国の事をミレニアムということ・・・
キリストの千年王国はだいたい、313年のミラノ勅令からプロテスタントとカトリックがブンレツする1520年くらいになりますか?そのあとはサタンが復活して、ゴグ、マゴグとよばれる諸国民を惑わせて戦争を起こさせる、その数は海の砂のようだったうんぬん、けれどサタンに天から火が降ってきてサタンは敗北し、ついに神の国が訪れる。
千年王国のアイデア、キリストの千年王国の後に、神の国がおとずれるという二段階の破滅と再生というのは、グッドアイデア賞ですね。確かにローマがキリストに封印されてから、千年王国がおわり、再生したローマ帝国(サタン)は第二のローマである欧米連合です。ゴグ・マゴグは増えすぎた人口といえる、サタンは諸国民を惑わせて戦争が起こる、正解。1520年から戦争の激発が続いている、最期に天から火が降ってきて一度世界は終わる。
三次大戦で原爆スコールが降り注ぐのでしょうか?確かにこのままでいけばあるいはそうかもしれないですね。問題は千年王国が、暗黒時代だってことですけど、まぁバビロンからみれば暗黒なだけで、王国の人から見ればいい時代だったのでせうか?
その他偽書簡 ヘブライ、エフェソ、テトス・・・
ほとんどがパウロの文体を踏襲していることがわかります、キリスト教の語り口=パウロ風の文体というのはずっと変わらない、内容はころころ変わっていくけれど。これもやはりパウロがマルチリンガルでおそらくいろんなコトバで、キリスト教を語ったのと関係あるんでしょう、だいたい言語に詳しい人は、より一般的でわかりやすい表現をするし、さっぱりした文章を書くようになる。
注目すべきはテッサロニケの一節 man of sinについて。
まず神に対する反逆者が現れる、あらゆる神に反感を持ち、あらゆる崇拝されるものを唾棄する、滅びのものは傲慢にふるまい
神殿に居座り、やがては自分が神だと宣言する・・・
超人。
ザラトゥーストラでも現れるのでせうか。
思うに、実は昔の人々も神無しでは目的、テロスが無いということに気づいて、科学的世界観の後に、神を生み出したのではないかというか気がする、伝道の書、ギリシャ哲学などを見ると、神は人間は阿呆だから作られたのではなくて、空の空を体験した知識人が、人間を救う為に作ったのだというきがする、つまる、野蛮ー科学ー神と進歩していったのに、19世紀以降の近代人は、それを忘れて、また科学、そして野蛮へと帰っていくのではなかろうか。文明は緩慢な崩壊をしていて、数世紀の後に完全な野蛮へと帰っていくのではないか、ドストの予言は今度も当たりそうだなぁ・・
2012年9月2日日曜日
RG面白すぎ
http://www.youtube.com/watch?v=IL9cctxkvAI&feature=plcp
オードリーのANNです、
間違いなく、今年では一番笑いましたね。まじでOLあるあるは笑いながら震えたw爆笑して飛び上がるなんてほんとめったにないです。
RGは江頭さんクラスまで上り詰めてきましたね、てめおこでこれを始めた時から最高でしたけどw
オードリーのANNです、
間違いなく、今年では一番笑いましたね。まじでOLあるあるは笑いながら震えたw爆笑して飛び上がるなんてほんとめったにないです。
RGは江頭さんクラスまで上り詰めてきましたね、てめおこでこれを始めた時から最高でしたけどw
to Colinthians
パウロ書簡
パウロが、私は手紙だと強行だが、実際に会ってみると大したことないと言われるが、そんなことは無い。と自分でも白状してますが(というか図星だから言い訳してるんだろうけど)パウロの口先だけ感が強まります、けれど口先だけをとってみれば、使徒の中でも彼に並ぶものはいないのでしょう。彼は好き勝手に教義と理論を積み重ねていきます。文体は演説体で、マルチリンガルだったこともあってたしかになにかダイモンを感じますね。
EX 神>キリスト>男>女
パウロの教義は女は男に支配されなければならない、他にもかぶりものをせよとか、うるせぇ!といいたくなるようなことばっかりです。まるでファリサイ派そのもの。けれど!ここが重要なのですが、パウロは明らかに女を魅了するタイプだったんだろうなということ、だいたいにおいて、指導者というのは女から支持を得ますが、どういうわけか女が支持するのは、パウロみたいなガチガチの女性蔑視主義者で、フェミニストは女から毛嫌いされます。奇妙な話ですが、アンチ・フェミニストのほとんどは女です。フェミニストの女=ブスのオールドミスという軽蔑を最も強く持っているのが女だからですかね。
2012年9月1日土曜日
epistle to ROMANS 56年ごろ
パウロ書簡ですが、偽物が多いなかでこれはパウロの真書らしいです。
パウロは死因が私調べでははっきりわからないです、ペトロはネロに逆十字固めをくらって華々しく死んだのですが、パウロは
たぶんなんかグダグダで年食ってちょっとボケたりして死んだんでしょうね。
パウロ書簡は、結局のところどうせいっちゅうんじゃという、具体性のまったく無かったイエスの教えを、彼特有のロジックと
日和見主義、修正主義で肉付け、そう肉、づけをしてます。パウロの印象は肉ですね、イエスは精神、ペテロは骨、パウロは肉です。
パウロがラディカルではないところはいろんなところでわかります、ことあるごとに、おれはローマ市民権を持っていると自慢して
危機を回避しようとするところ(ペテロはむしろ死ぬことが偉いと信じていた節がある)、おれはファリサイ派だ、とか偽証をして
みるところ、結局のところ保身がけっこう重要なところ。
ペテロとパウロが実は敵対していたという話もありますが、納得です、ふたりとも異邦人への布教という主線では一致してましたけれども
どうもパウロは口先だけの野郎的胡散臭さがある、だからこそ、現代のキリスト教に直接つながっているのはパウロでしょうね、みんな
口先だけの偽善者ばっかりですから。それを政治的手腕とも言えるのだけれど。ご都合主義、論理のトリック、言い訳、で切り抜ける・・
ペテロ的ないわゆる聖人はむしろ東方教会的で、多くを語らず、命を軽蔑する路線(修道院系)として
これも残っていくんですけれど。プロテスタントとかもその流れかなぁ・・・私はもちろんペテロ派です。
使徒言行録 ACTS of apostles
使徒言行録 ACTS of apostles
ペテロ、パウロの後日談。
イエスは民族主義者で、イスラエルの民だけを救うものでした。選民主義、エリート主義をイエスは語っていたけれど、キリスト教は
ユダヤ人の激しい反発にあったので、ユダヤ人以外に信徒を増やすために、ペテロが勝手に、異邦人にも神の救いがあるということを
決定しました。そしてよりユダヤ教と対立することになる、ここでキリスト教とユダヤ教はまったく違うものになる。
イエスはユダヤ教の改革者だったけれど、パウロはキリスト教の創始者というわけです
パウロがペテロの教義を広めて、最期には、アグリッパ王(これはアウグスティヌスの片腕のアグリッパの子孫、アグリッパ二世)
ローマで布教をするというもの。
ゴスペルに比べて、とてもなんか現実感が強い、パウロが地中海世界を渡り歩くオデゥッセイア的な感じもあって、旅行記みたいに
読めます。作者はルカの福音を書いたルカらしいのです。そしてどうやらお話はクラウディウス帝のころ・・・
ローマはアウグスティヌスが死んでからトラヤヌス、ハドリアヌスが出てくるまでまぁポンコツ将軍ばっかりです、クラウディウスは
賛否あるみたいだけれど、やっぱ器じゃない。カエサルは信長に冷静さと文才を与えたような完璧な指導者、アウグストゥスは
秀吉、家康を合成したような、超豪腕の曲者です。
けれど一番印象に残るのはローマ帝国が落ち目でもかなりしっかりしてるなぁという感じです、裁判をしないと鞭は打たない
罪がなければ罰しない。護送などもしっかりやる。現代の国家でもそんなしっかり法整備(運営)されてるとこなんて数えるくらいしかないのに。
ローマは偉大ですね。
登録:
投稿 (Atom)