2013年9月6日金曜日

Op9 Ep5 uploaded /名曲紹介コーナー Reich electric counterpoint /国債デフォルト





一番問題のある第五話をUP! けどこれはあとでまた描き直すことになるだろうな、けどずっとここをやってると進まないので。ある程度で先に進むべし・・・。





REICHを知らない人はおそらく、現代音楽に一切興味が無い人なので、この曲は厳しいかもしんないですね。でも現代音楽を聞き慣れた人には、ものすごく耳障りのいい曲です。

 いわゆるPOP MUSICにはいくつかそのフォーマットの原型があって、まずブルース、などの黒人音楽、ブルース音階。そしてJAZZからのドラムス(というかリズム)を強調した音作り。そしてライクとかミニマル音楽からの、同じパターンの繰り返しという一見手抜きであるけど、乗りやすい構造、そして最後にZEPというか、ジミー・ペイジの生み出した、無調のメロディーパターン。いわゆるリフ音楽。

 RIFFのミニマルが典型的POP MUSICです。リズムのミニマルがいわゆる、ダンスHIP HOP音楽なんだ、とざっくりと言ってみたいところ。


 ビートルの音楽はすごく調性的です、あまり不協和音が無い。ハードロックはやや不協和音というか、パワーコードというか。

 そういうわけで、I的にはダンスミュージック?エレクトロ?っていうと、ライクが60年台にやってたよね。って気がしてしょうがないです。ただライクは聞き手に媚びないので、やたら長かったり、キャッチーじゃない。でもアイデアとしてはいわゆる今ではいくつもそういうエレクトロ系の音楽がありますけど、ライクがやってきたことを、聞きやすくしただけって感じがひじょーにする。

 
但し、何度も言いますが、聞きやすくは無いです。CDもあんまり手に入らないのじゃなかろうか。そしてライクを聞いてるっていう実物のニンゲンを見たことが無い。


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http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130905/k10014317821000.html

 日銀総裁がまともなコトを言ってます。そういつまでも消費税を挙げないで借金ばかり増やしてるけど、それで国債が一気に値崩れしたら、破綻だぞ。危なすぎる橋をわたってるんだぞ、何が好景気だ、なめんな。全部未来の税金を今使い込んでるだけじゃんか。借金でGDP上乗せするのが経済政策なんだったらどんなクズでも好景気を作れるぞ。

 とそんな言い方はしませんけど、つまりそういうことです。別にIは金持ちじゃないから、いいのですけど、もしデフォルトしたら、一気に! 極右化しますよ。昭和恐慌が明治政府の右化をエスカレートさせたように。
 デフォルトは大金持ちには実は痛くないのですよね、どうせ彼らは海外に資産を飛ばしてるし、すぐに海外に逃げることも出来る、痛いのは資産が1億程度の小市民です。彼らは一気に元の何ももたない無資産者に逆戻り。もともと預金の無いワーキングクラスは、失業するでしょうけど。それはチャンスでもある。暴動で権力を握れるかもしれない。
 種銭は海外逃亡者の不動産差し押さえとか、預金凍結とかね。やりようはいくらでもあるのです。ともかく既存の権力者層を叩き潰すことです
 

2013年9月5日木曜日

PEREAT making #1 / バンドデシネ入門 玄光社









PEREATという、Op9と対になる作品にいよいよ本格的にとりかかろうというこってす。
で今日一日かかって、どういう風にフォーマット書いていこうかなと、思案した結果。やっぱ縦にコマを並べるのがいいだろうと思いました。左読みでも右読みでも縦は同じだから。
 そしてテクスト部分と絵は分離する、じゃないと読みづらいから。

そしてサイズの問題です、二段組か三段組か。4段だと、コマが狭すぎる気がした。というかデジタル画面だと、コマが少ないほうが良い。
 よって基本二段のほうが良さそうですね。A4として、15*21でした2センチテクストにして、13*21だとアスペクトで1.66、フルハイビジョンで1.77だからまぁよいでしょうって感じです。
 つまるとこOp9はフルハイの二倍3860*2160で描いてるので、だいたい2/3くらいのサイズですね。だからどうやって塗ろうかなぁ・・・・



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 ってフォーマットを色々考えてたのですがそれの参考になるかなと思って今までのマンガなどを見てますが、やはりカラーじゃないのであんまり参考にならない。そういうわけでバンド・デシネいわゆるフランスのマンガだけど、フランス語だけじゃないので、ユーロマンガでしょう。デシネっていわないでユーロマンガって言えばいいけど、向こうはマンガって呼ばれるのを嫌うだろうからデシネで行こう。


そいでこの本読んでみました。



初めてのヒトのバンドデシネ 玄光社

 デシネの紹介本です、メビウス、ホドロフスキー、エンキ・ビラル、ヒメネスなどなど有名どころから新しいところまで色々と乗っています。が、インタヴューやら翻訳家のハナシなんてどうでもいいからもうちょっと本と中身のスタイルがどんなものか載せろや。って気が大いにする、しかれども、ようやくマンガが落ち目になったところで、アメコミやらBDやら、と外国のものが流れ込んできてこれは良いと思います、というかどこの国も海外にどうにか市場を持たないと存続出来なくなってるというのは前回人口と文化で述べた通り。特に一番見る目があるヒトが支持者の質の高いもの、アート市場なんてのはまぁ!微々たるものですから。けど熱心さは凡人の数倍はあるのが唯一の救いですね。
 名著やら名書ってのが何冊も売れてないのに後世に残るのは、熱心なユーザーがしつこく保管するからです。ベストセラーは読んだらポイだけど。

 おそらくデジタル化が進むと、マンガのカラー化がどんどん進むと思うので、そして印刷用のトンボだの、なんだかわけわかんない、出版社のルールだのを無視できるので、フォーマット的に自由なデシネは大いに参考になります。
 Iが描いてるものも、たぶんこれはデシネって言ったほうがわかりいいものですよね。ただ音楽を使いたいってのがIは強い(全然使い切れてないけど・・)から・・・・

 ただデシネ自体はIは結構読んでるほうだと思いますが、なんか理論やら、頭でっかちで、肝心の内容がペラペラって感じを受けますね、もちろんスタイルや色の付け方、純粋に絵、としてはさすがにゲージュツの国だよね、って感じです。
 まぁ短いからそんながっつりとストーリーを語れないというのもあるけど、短篇にはやっぱ限界があってですね、ようするにキワモノにならざるを得ないですよね。だからまったく読めなくても読めるといえば読める、どうせ大した内容ないので、描線とか色彩、構図に目が行く・・・

けど1人で書いててあのQの絵を書き続けるってのもしんどいので長編はまぁ無理です。前書いたことがあるかもしんないけど、短篇で戦争とか戦いを扱うと、ただの戦争賛歌か、一面的な反戦のくだらない平和主義になってしまう。重層的に書くってのが出来ない。けどリアリティってのはその多様性にあるのだと思います。同じ人物だけど全然性格が変わってきたり、一貫性が無い、それがリアルなんでしょう。ずっと同じやつってのはつまんない。そんなやついねぇし。



でもフランス人ってもともと物語を作るのは得意のはずなのにね。バルザック、ユゴー、カミュ、セリーヌ、サンテックス・・・マンガを書かせると内容がない。絵を書く才能と、ストーリーを作る才能は両立しないのか、それともただフランスという国が、周辺国へ堕落したってことなのか・・・

2013年9月4日水曜日

自主制作アニメ Op9 making 101  日焼けが痒くて死にそう / IBF SPF 亀田大毅












 やぁやぁ仕事したなぁ。っていうか色々事件があったのですよ。

 日焼けがなんか治りかけらしくて、めちゃくちゃ痒くてほんと、いてもたっても遠藤状態になってしまって、腕を切り落とそうかと思うくらい。
 あぁこれが、禁断症状の蟻が毛穴から這い出してくるっていう感覚か・・・っていう感じで。ジャンキー気分で一晩苦しみました、で気を紛らわすために夜中に作業したので、仕事は相当進んだというわけです。

 ドラッグストアでアロエジェルを買ってきてつけると大分ちがいます、多少はまだかゆいけど、耐えられないほどではない、今日は寝れそう・・すでに眠い。

 SUNBEAR?なるくまのマークの緑色のやつです、400円くらいやったです・・・。

 拷問で痒さってのはほんと最強なんじゃないかと思う、よくXXXに、山芋をすり込んで放置プレイというのがありますけど、マジであれって頭がおかしくなっちゃうくらいの効果があると思います。


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大毅先生はあれですね、エンターテナーやなぁと思います、優しいんでしょうね。観客のコトをちゃんと気遣ってる。負けないボクシングじゃなくて勝ちにいくボクシングというか。
 なんか客も一番ファンが多いんですね、なんかファンが強いなぁって気がした・・
 無敗のボクサーよりもやっぱ負けても立ち上がるボクサーがいいですよね、負け国根性ってのもあるけれど、愛されるボクサーです・・・。

やっぱボクシングだけは、なんかもぉ両手をあげて褒めるしかないですよね、だって頑張っとるもの・・・、キタナイとか、やらしいとか言えない。あんなパンチ怖え~もの・・・


 でもやっぱボクシングって実際やったらめちゃめちゃおもしろいんじゃないかとも思いますね~もっと若い時に出会ってたらな。


 今月にはメイウェザーの引退戦かもしんない試合もあるので、要チェックです。ウェザーのショルダーブロックは鉄板だからなぁ・・・ほんとパンチ当たんないのですよね。

 判定狙いでつまらんという人もいるけど、でも36分間、パンチ避けるって、どんだけ~ですよ、どんだけ~!

 ちょっと試してみるといいです、30分殴ってきていいよ、全部ガードするから。そんなん無理にきまってるもの・・・

 タコ殴られて負けるのも見たいし、パッキャオとも結局戦わないで幻の天才として歴史に残るのもいいですね・・・

2013年9月3日火曜日

自主制作 Op9 making 100 / 特別企画 人口圧力と文化  なぜ最近の文化はくだらないのかへの回答








 さてさて特別企画を何にしようか迷ってたのですが良い企画が入りました。



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 人口統計から見る 文化の市場


これからの文化ってのをちょっと人口で考えようってハナシです。

 さぁこちらの統計をご覧下さい。

 ここ25年ほどは、だいたい1年で120万くらい、オトコはその半分。さて文化の担い手は15~25くらいとすると、1200、その中でまぁ理解力があるのはおまけして半分の600万として。オンナの中でも物分かりがいいのが200くらいいるでしょう。
 とすると800万です。 これがいわゆる、文化、の市場のすべて。
35~45が二次ベビーブーマーでして、これが世紀末文化90~96年文化の担い手であって、だから景気が良かったわけですね。

 なんですべてが面白くないのだ?特にテレビと。
 理解力のある800万をすべて動員しても視聴率でいうと8%だからです。笑いや芸術がわかるニンゲンをすべて動員してもまぁおまけして10%、実際はそんなわけないので家にいる半分で4%です。
 面白いものを求めている人は4%しかいないのです。たった800万の市場にむけてみんなが作品を作ってる、そりゃ売れないし、アニメも映画も衰退するに決まってますわ。800万の中でオカネだして買おうなんてのは、100人に1人くらいだから、実質潜在ユーザーは8万です。たった8万人ですよ、どんなに良い物を作っても。

40才以上はニュースとスポーツしか見ないし、ババァはワイドショーと健康だの長生きだのクソ番組です。でもクソ番組は市場が5000万あるんだもの、50%もあるんだもの。つまり紅白歌番組みる50%と同じってこと、あれが全部クソ番組支持者だから。

 あとは死ぬまでただ安定して暮らしたいっていう保守派で70%超えてるんだもん、一体何をどう頑張ればこの国がよくなるというのですかね?

 民主的な手段とやらで。

それは先進国のすべてで同じです、だからつまんないのだ、だから文化の質が低下してるんだ・・納得、他の先進国でも戦争世代、戦争ベイビーと人口分布は同じだから。
 あと五年もすれば第二次ベビーブーマーも40を越えてますます保守化するわけで、まっっっっっっっっったく何一つ面白くないものを放映するでしょうね。メディアは。
 だって新しい文化の市場なんて3%くらいなんですよ?

その第二次ベビーブーマーが支持してるものが今でも続いてるってだけなんです、ダウンタウン、EVA、水曜どうでしょう、電波少年、ドラゴンボール、スラダン、ドラクエ、FF、エトセトラ、全部90年台前半の文化、今はその続編しか出てないでしょう?

 終わってるね。ただの悲観じゃなくて、こうして人口で見ると非常によくわかる、事実、終わってるのですよ。大衆に根ざした文化ってものは。これからもし質の高い文化が生まれるとすれば、それは市場が小さくても存続できる、小さなフォーマットの文化です。マス市場にはクズしかいないから。

 

 諦めないで頑張れというけれど、ちょっと待て。現実を見ようとしないのはあなたたちでしょう?Iたちは逃げ出すか、あるいは・・・・・・




 あるいは・・・・・

まぁ海外に売るってのは戦略でもなく、もう死活問題でそれ以外に方法がないってことです、けど先進国に売ったところですぐに腐ってしまう、新しい国の新しい市場にファンを獲得しなきゃ・・。


ともかく世界が総保守化、右傾化、自分が死ぬまでよければいい、という短視界の保身保身にあふれている、これが世界の不寛容と環境破壊の原因でしょう。


 えらい時代に生まれたものです、高齢化と若年市場が縮小してく社会での生き残り方なんて誰もまだ確立してないんだから、というかこれは確実に金融危機と、内戦になるのじゃないですか?



2013年9月2日月曜日

自主制作アニメ Op9 making 99








 あっと、次がキリ番なのでまた何か企画を考えないと・・・滞ったアップロードをちゃんとやろうってことですかね。今日は6枚ですが、LOもけっこうやったので仕事しました。

 次のシーンからがらっと背景が変わるのでモデリングに時間がかかると思われるので、しばらく何も上げるものが無いでしょうね。3Dモデルのアレをあげればいいか。


3Dってあれですね、たぶんとうしろうは、1つのシーンをガガっと全部創ればいいとお思いでしょうが、部屋ごと、場所ごとに変えたほうがよいです、じゃないとレンダー時間掛かり過ぎる。静止画ならそこまで時間気にしなくてもというかもしれないけど、合成との兼ね合いもあって、結局アングルを何度も変えたりするので、ひじょーーーに不便です、重いと。そしてそんなに背景だけリアルでも浮いてしまうしね。よく3Dソフトのアピールでこんなにリアル、とかやるけど、現実世界はあんなに安っぽいピカピカしたものではない。キレイすぎるんです、気持ちわるぃ。なんかゲームのCGとかもそうですよね、ディテールが見えすぎて、安っぽくて気持ち悪い。高解像度のなんか化粧品とかのCMとかもそう思うな、なんじゃこの、フォトショ感のある肌、みょーにピカピカしてる髪の毛。・・・サメかなにかみたいで気持ち悪い。ほんとうにあんなふうになりたいか?
 韓国中国は整形天国らしくて、そのアンドロイドみたいな女が結構いるというのが向こうのメディアを見るとわかりますが、オー、これが共産主義か・・・・って気がして、左派をやめたくなりますね。

 といってきったないババァとかおっさんを見ても腹が立つのですけどね・・・味が無いのですよね~、渋さが・・・。黒人とかラテン系は味があるのだけど・・


 マルクスは好きだけど共産主義はってヒトが結構いますよね、キリスト教とイエスみたいなもので、イエスはすごいのかもしんないけどキリスト教なんて奴隷貿易くらいにしか役立ってないよってね。

2013年9月1日日曜日

michael jackson man in the mirror /プールに行ったハナシ  

 歌詞を訳す必要もないでしょう。ほかのページもあるし、まぁなんか、いろいろそいつの価値観で語られるのが腹立つってこともあるでしょうけど。

 えらくシンプルなベースシンセが使われてるな!って感じがしますねw MJをIが好むのは、MJはいっつも新しい音を探していたからです、ずーーーーーっとエレキギターばっかしのロックとは違って、いっつも新しい音を作ってた。それがすごい、成功するかしないかはあるけど、チャレンジ精神があった、それだけでポイント高し。マイルスもそうです、どんどん新しいものを志向しないと・・・



 それと向こうには鏡の中に、もう一つの世界があるっていう発想があるんですよね、こっちにはあんまそれってない。白雪姫の魔女とか、鏡の国のアリスとかそういうやつ。


 そして、確かに、MJが死んで、批判されるにしろストレートに、世界平和を歌うようなヒトっていなくなりましたね。U2?はヨーロッパ限定だし、もっと批判的です、ネガティブっていったらいいのか。BEPとかにしろ、ラップにしろ、もっと攻撃的で、暗い。
 
 Iの勝手な持論ですけど歌ってのはありえないコトを歌うべきなんじゃないですかね、現実は厳しい。なんてことを聞かされても困る・・・


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今日は9/1が日曜日で、夏休み最後の日が1にくるという、学生としてはうわーあしたから学校行きたくねーーー!!っていう日でしょうが、暑いとかのレベルじゃない、暑さで、Iも今年の夏どこも行かなかったな(毎年どこにも行かないのだけどね、去年は葬式で海に行ったけど)・・・とおもったので市民プールに行ってきました。今日でプールも終わりだったのですけど鬼のように混んでたなぁ。

 日焼けいた~~・・・

 でもなんか帰り道に見た青空が、あぁやっぱ来てよかったかもなと思いましたね。なんにせよ、夏はもう終わりつつあるでしょう、そう信じたい。そしてこれが最後の夏かもしんない、来年まで生きてるかわかんないし。と思ってまぁまぁ、良かったということにしようやっていう感じです。

 プールって帰り道が気持ちいいのですよね、塩素がカラカラに焼かれている感じ。プールに限らず旅とか、すごいひどい仕事とか、めちゃくちゃなハードスケジュールとか。帰り道の気持よさは格別です、それでコンビニでジュースと肉まんを食べるみたいなことが、じつは一番なんだろ、嬉しかったりする。




 よく将来が不安だ、みたいな決まり文句に出会うのですけど。将来が不安なんて言ってるやつはダメですね。老後の安心とか言ってるのもバカかと思う。
 
 死ぬ覚悟はいつでもしなきゃ、あした死ぬかもしれない。今日あしたかもしんない、将来なんて言ってる奴は何の不安もないってことでしょう。今日か明日なんだ、って思ってもっと面白いことをしましょうよ。

 そぉいうわけでさぁて明日からしごとちゃんとやろってカンジです・・・・・

Radio summer sky ラジオサマースカイ #21 HENRY Ⅵ  part 3 note


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 第三回

MESSENGER.
My honourable lords, health to you(複数だからTHEEじゃない) all!
 恐れ多き方々、ごきげんよろしゅう
Sad tidings(便り) bring I to you out of France,
 フランスから悲しいお便りをお持ちしました
Of loss, of slaughter, and discomfiture(壊走):
 敗北の虐殺の、完全なる壊走の・・
Guienne, Champagne, Rheims, Orleans,
Paris, Guysors, Poictiers, are all quite lost.
 ・・・・はすべて甚大に失われました。

BEDFORD.
What say'st thou, man, before dead Henry's corse?
 なんてことをTHOUは言うのだ、ヘンリーの死体の前だぞ
Speak softly; or the loss of those great towns
Will make him burst his lead and rise from death.
 もっと柔らかく話せ、それかそれらの素晴らしい街が失なわれたということが、HEを死から目覚めさせるとでもいうのか

GLOUCESTER.
Is Paris lost? Is Rouen yielded up
 パリが負けて、ルーエンが降伏した?
If Henry were recall'd to life again,
These news would cause him once more yield the ghost.
 もしヘンリーが目覚めても、このニュースはHeをまた、亡霊たちに降参することになるだろう

EXETER.
How were they lost? What treachery(背信、裏切り) was us'd?
 どのようにして負けたのだ。どのような裏切りが行われたのだ

MESSENGER.
No treachery; but want of men and money.
 裏切りではありません、人材と予算を求めているのです
Amongst the soldiers this is muttered,
 兵隊はこのように言っています
That here you maintain several factions,
And whilst a field should be dispatch'd(急派する disー 無くす、patch 障害) and fought,
You are disputing of your generals:
 このように、Uたちは、ここでいくつかの派閥を維持し、戦場は救援軍を送られて戦わないといけないのに、将軍は誰にするかでもめている

One would have lingering wars with little cost;
 あるものは少ないコストで戦争を耐久しようとか
Another would fly swift, but wanteth wings;
あるものは素早く飛び立とうとするが翼がない
A third thinks, without expense at all,
By guileful(策略により) fair words peace may be obtain'd.
 またあるものは出費など全然なしで狡猾で公平なコトバ、平和なるものが手に入るという
Awake, awake, English nobility!
 目覚めよ、イングランドの貴族たち
Let not sloth(怠惰な) dim(薄暗い) your honours new-begot( (まずいことを)起こす) :
Cropp'd are the flower-de-luces(白百合=フランス王室の紋章) in your arms;
Of England's coat(coat of arm で紋章のコト) one half is cut away.
 イングランドの紋章の片方はすでに剥がれ落ちている (フランスを失っているということ)

EXETER.
Were our tears wanting(欠けている) to this funeral,
These tidings (知らせ) would call forth their flowing tides.
 もしこの葬式が涙に欠けているとしても、この知らせは涙の洪水を引き起こさずにはいられん

BEDFORD.
Me they concern; Regent I am of France.
 これはIの問題だ、IがフランスのREGENTなのだからな
Give me my steeled coat.  I'll fight for France.
 Iに鎧をよこせ、フランスと戦う
Away with these disgraceful wailing robes!
 このようなみじめでしめっぽい服はうんざりだ
Wounds will I lend the French instead of eyes,
To weep their intermissive miseries.
 フランス人には目玉でなくて、致命傷を与える、しばらくの悲劇の休止に涙するよりはな(?)

[Enter to them another Messenger.]

MESSENGER.
Lords, view these letters full of bad mischance.
France is revolted(反乱を起こす) from the English quite,
Except some petty towns of no import:
 LORDたちよ、この悪いことばかりの手紙を観て下さい、フランスはイングランドの小さな重要でない街以外のほとんどから反乱を起こしています。
The Dauphin Charles is crowned king in Rheims;
 チャールズDAUPHINはレイムで王冠を受け

The Bastard of Orleans with him is join'd;
 オルレアンの私生子も合流
Reignier, Duke of Anjou, doth take his part;
 レニエ、DUKE アンジュー、も加わりました
The Duke of Alencon flieth to his side.
 DUKE アランソンも馳せ参じました

EXETER.
The Dauphin crowned king! all fly to him!
O, whither(ウィザー どこへ) shall we fly from this reproach(恥辱)?
 DAUPHINがKINGに? みな飛ぶように集まった!
うわぁ!!ならweはいったいこの恥辱からどこへ飛び去ればいいのだ

GLOUCESTER.
We will not fly, but to our enemies' throats.
Bedford, if thou be slack(グズグズする), I'll fight it out.
 逃げ去りはしない、ただ敵の喉元に食らいつくだけだ
ベッドフォード、THOUがグズグズするなら、Iが代わりに戦う

BEDFORD.
Gloucester, why doubt'st thou of my forwardness(前進する意思)?
グロセスター、どうしてTHOUはIの意思を疑うんだ?
An army have I muster'd(呼び集める) in my thoughts,
Wherewith already France is overrun.
 もうIの考えの中では軍隊は消臭されてフランスはもう逃げ去っている

[Enter another Messenger.]

MESSENGER.
My gracious lords, to add to your laments,
Wherewith you now bedew King Henry's hearse(棺),
気高いLORDたちよ、Iの嘆きも、Uたちが涙で濡らしているヘンリーの棺の上に加えます
I must inform you of a dismal fight
Betwixt(=between) the stout Lord Talbot and the French.
 しかしあのロードタルボットとフランスの間に怒った惨めな戦いについて申し上げないといけません
  

WINCHESTER.
What! wherein(どこで) Talbot overcame? is't so?
 なに!どこでタルボットは勝ったのだ?それともなんだ?

MESSENGER.
O, no; wherein Lord Talbot was o'erthrown:
 あぁ、残念ながらロードタルボットが敗退したのです
The circumstance I'll tell you more at large(自由に、十分に).
The tenth of August last this dreadful lord,
Retiring from the siege of Orleans,
 状況をもっと詳しく申します、8月10日のオルレアンの囲みから退却したこの恐るべき勇将は
Having full scarce six thousand in his troop,
By three and twenty thousand of the French
Was round encompassed(囲まれる ーcompass 範囲) and set upon.
 わずか6000ほどの兵隊しか持ち得ず。320,000のフランス軍に包囲されて襲撃を受けました。

No leisure had he to enrank(? 隊列を整える?) his men;
He wanted pikes(槍部隊) to set before his archers;
Instead whereof sharp stakes(杭) pluck'd(引き抜かれる) out of hedges(生け垣)
They pitched in the ground confusedly,
To keep the horsemen off from breaking in.
 Heは軍の隊列を整える暇もなく、槍部隊を弓部隊の前に配置したかったのですが、生け垣から引き抜いた杭を乱雑に突き刺す程度の用意しか、敵騎乗部隊を防ぐために出来なかった有り様でした 

More than three hours the fight continued;
Where valiant Talbot above human thought
Enacted(演ずる) wonders with his sword and lance:
Hundreds he sent to hell, and none durst stand him;
 三時間もの間、戦いは続き、勇猛果敢のタルボットはニンゲンの考えの及ばない剣と槍の乱舞を演じ、数百の敵兵を地獄へ送り、誰も彼の前に立ち得ませんでした

Here, there, and every where, enrag'd he slew:
The French exclaim'd, the devil was in arms;
All the whole army stood agaz'd on him.
 ここそこで、猛り狂った彼は殺戮しフレンチは悪魔が武器を持ったと叫んだ、すべての軍が彼を唖然とみつめていました

His soldiers spying(をよくみて) his undaunted(くじけない) spirit
A Talbot! a Talbot! cried out amain(全力で),
And rush'd into the bowels(はらわた、中心部)of the battle. 
 彼の兵士たちはそのくじけない魂をみて、タルボット!タルボット!と全力で叫びつつ、戦いの中心へと切れこんでいきました

Here had the conquest fully been seal'd up,
If Sir John Fastolfe had not play'd the coward.
 ここで征服は官僚したようなものでした、もしサージョンファストルフが臆病をしたりしなければ
He, being in the vaward(=vanguard 前衛) plac'd behind
With purpose to relieve and follow them,
Cowardly fled, not having struck one stroke.
 前衛部隊の後ろにいたHeは前衛を助けて後方を受ける立場にありながら、一太刀もふるわずに臆病にも逃げ去ったのです

Hence grew the general wreck and massacre;
Enclosed were they with their enemies:
 ここに大規模な崩壊と虐殺が怒って、theyは敵によって囲まれてしまいました
A base Walloon (ワルーン人、ベルギー付近に居住) to win the Dauphin's grace,
Thrust Talbot with a spear into the back;
 あくどいワルーン人がDAUPHINの栄誉のためにタルボットの背中をスピアで切りつけました
Whom all France with their chief assembled strength
Durst not presume(推定する。~しようと思う) to look once in the face.
 あのすべてのフランスの上官がチカラを合わせても顔を観ることもできなかった
(タルボットを)

BEDFORD.
Is Talbot slain? then I will slay myself,
 タルボットが殺されたのか?ならIは自分を殺す
For living idly here in pomp(見せかけの壮麗さ) and ease,
Whilst such a worthy leader, wanting aid,
Unto his dastard(卑怯な) foemen is betray'd.
 卑怯な裏切りにより、あのような有能なリーダーが援軍を待っていたのに、こんな見せかけの壮麗な場所で安楽にぶらぶらしていたのだから

MESSENGER.
O no, he lives; but is took prisoner,
And Lord Scales with him, and Lord Hungerford:
Most of the rest slaughter'd or took likewise.
 あぁイヤ、彼は生きています、しかし捕虜としてです、ロードスケールス、ロードハンガーフォード、他の大部分も弑逆されたか、同じように捕虜にされました

BEDFORD.
His ransom(捕虜交換金) there is none but I shall pay:
 Heの身代金は他のだれでもないIが払うべきだろう
I'll hale(引きずりだす、フランス語) the Dauphin headlong(まっさかさまの) from his throne:
 Dauphinを王座からまっさかさまに引きずり落とす
His crown shall be the ransom of my friend;
 his王冠が、Iの友人の身代金になるだろう

Four of their lords I'll change for one of ours.
 ヤツラのロード四人分で、ワレラの一人分と釣り合うだろう
Farewell, my masters; to my task will I;
Bonfires(かがり火、原意は骨を焼く炎) in France forthwith(直ちに) I am to makeTo keep our great Saint George's feast withal (=with):
Ten thousand soldiers with me I will take,
 ではさらばだ、マスターたちよ、直ちにフランスにセントジョージ(イングランドの守護聖人、4/23日、シェイクスピアも同日の生まれで、死んだ日も同じ、という伝説がある)の生誕祭のかがり火をたくという仕事があるのでね
Whose bloody deeds shall make an Europe quake.
 一万の軍隊を率いてIはいこう、彼らの血なまぐさい行いはヨーロッパをゆるがさずにおかん

MESSENGER.
So you had need; for Orleans is besieg'd;
 そうですUにはその必要があります
The English army is grown weak and faint:
 オルレアンは囲まれて、イングランド軍は弱り果てています
The Earl of Salisbury craveth supply,
And hardly keeps his men from mutiny(暴動),
Since they, so few, watch such a multitude.
 アールサリスベリーは補給を死ぬほど欲しています、暴動を抑えるのもままならないほどのに、彼らはあんなに少数で、アレほどの軍勢を監視するのですから

EXETER.
Remember, lords, your oaths to Henry sworn,
Either to quell(鎮圧する) the Dauphin utterly,
Or bring him in obedience to your yoke(くびき).
 ロードたちよ、思い出せ、ヘンリーへの誓いを、ドウフィンを徹底的に鎮圧するか、Uらのくびきとして従順にさせて連れてくるとした誓いを

BEDFORD.
I do remember it, and here take my leave
 忘れるものか、ではお別れといこう
To go about my preparation.
 準備をせねば

[Exit.]

GLOUCESTER.
I'll to the Tower with all the haste I can,
To view the artillery and munition(軍需品  munito=城壁);
And then I will proclaim(~と宣言する) young Henry king.
 Iも出来るだけ早くロンドン塔へゆき、武器と軍用品を調べねば、そして若きヘンリー王子の即位を宣言せねば

[Exit.]

EXETER.
To Eltham will I, where the young King is,
Being ordain'd(~と叙任する) his special governor;
And for his safety there I'll best devise(~と工夫する。遺贈する、分け与える).
 Iは若き王のいるエルタムへ行こう、スペシャルガバナーに任じられているから、Heの安全を図ることだ

[Exit.]

WINCHESTER.
Each hath his place and function to attend:
I am left out; for me nothing remains.
 それぞれに行くべき場所とやるべきことがあるのだな、Iは置いて行かれて何も残らない
But long I will not be Jack out of office(? :
The King from Eltham I intend to steal,
And sit at chiefest stern(いかめしい) of public weal(富、国家).
 

[Exeunt.(退場する、の複数形、演劇用語)]