2025年7月16日水曜日

2002 0131 ファイナルファンタジーX インターナショナル

 FFXのインターナショナル版。

つまり北米版の逆輸入、音声は英語で、いくつか追加要素なども入っております。

 

 HD版、はこのインターナショナル版がベースで、音声は当然日本語なり。だから今インターナショナル版をやる人は限りなく0、かなりレアなゲームというわけ。

 

 そんなことはいいとして、XはⅦ、と並んでFFで最高のゲームや!って言われることが多いゲームですね、海外ではⅥ、ワタシはドット絵が好きなのでⅤがフェイバリットですけど。

 

 それ以降のFFシリーズ、そこそこいい・・けど・・・おや?・・とか・・・ん??みたいなことを言われる賛否両論多いですわね。

11はオンラインなので、オンラインゲームやらない人は知らない。12は主人公が空気、13は三部作、ワタシはストーリーがいまいちかなと思った。13ー3、のライトニングリターンズは斬新なシステムで結構おもろいけど、今までのFFとは全くの別ゲー。

 14は最初これ以上ないほどボロクソに叩かれたけれどそっから復活した稀有なゲーム。15はまだやってませんが、なんかそれほど話題にあがらないような・・・

 

 とにかくこのXには非常に名作とされとる、実際その通りだと思います。正直X以降の作品はXを超えることができてないと思われます。15まだやってないですが。

 このゲームが3DのJRPGの1つの完成形といえるのかもしれません。以降のRPGって根本的なシステムはこのXとほぼ変わってない。25年ほど、ターン制のRPGはこっから何も進歩してないとも言える。 ターン制のRPG自体がなくなってきていますし。

 だいたいのRPGがアクションロープレにシフトしております。

 

FF7はカメラ固定でしたがXはカメラが割と自由。結構大事な点だと思うのですが、ミニマップでどこに進めばいいのか矢印が出るようになりました。Ⅶはマップ見づらいのが弱点んだったので、これで一切迷うことはなくなった。Hooray!!

 ゲームが苦手な人でも誰でもクリア出来るようになりました。これが女性とかライトゲーマーでも出来るようになった最大の点だと思います。

 

 こっちは賛否両論だと思いますが戦闘システムについては、かなりシンプルに簡略化されてます。

 装備は武器、と防具、の一個ずつのみになり、さらに武器防具はアビリティがあるだけでステータスは変わらない。

 ATB、ではなてくいCTB、であり、いわばグランディアと同じシステムで、コマンド選択中は時間は経過せずに、コマンドによって行動順が変化するって感じ。でもグランディアのようにディレイさせる技みたいなのは多くなくて、さらにグランディアのような、場所、位置取りによる戦略みたいなものもない。

 きほんぶんなぐってれば勝てる。というかこれで攻撃してね、っていうヒントが常に表示されてる、ペルソナっぽいというのか。

 指示にしたがってれば簡単に勝てるようにできてる。これもやっぱライトユーザーの取り込みってことでしょう。ノーヒント時代から、ヒント過剰時代に変わって行きます。これがやがて、一本道すぎる、自由がない、ってことになるのですけど、Xにおいては、まだ自由とレールのバランスが取れていると言えますでしょう。

 

 成長システムだけが特殊でして、スフィア版という成長マップを自分で埋めていくってことになってる。でも基本適当に進めていてもなにも問題ない。たしかに最短で進めれば便利なアビリティなどが早く手に入りますが、どうせ最後には全部埋まるので何も考えないでもよし。

 あと召喚獣がつえーので、召喚獣に戦ってもらえば何も問題ない。

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 シナリオ 

FFXの最大の評価点はやっぱシナリオだと思いますね。

 シナリオは(レーシングラグーンでおなじみのw)鳥山求。

 

 まず主人公のティーダ、褐色金髪の見事なチャラ男でして、正直最初全然好感を抱かない。ここが非常にポイントで、主人公ってのは絶対に嫌われてはいけない、だから味の薄いキャラにすべしってのが鉄則であります。DQ主人公みたいに一切しゃべらないとか。とにかくキャラを薄くする。するとだいたい色白黒髪ショート、色白金髪イケメン、地味で目立たない普通の女の子、みたいな、ひじょーにベタなキャラになるわけ。 

 主人公が気に入らないとやる気がなくなってしまうから。でもティーダは相当味の濃いキャラ、むしろ初見ではあまり好感持てない。

 けどもだんだんと好きになっていくって物語のわけです。これは恋愛漫画的ですけど、恋愛漫画の主人公、じゃなくて恋人、のほうのキャラ設定ですわね。そうじゃなくて主人公、がこういうキャラ。

 これはかなりリスキーな物語。 

 

 ほいで簡単にいうとこのシナリオはティーダとユウナの恋愛ものなんですけど、8みたいになんじゃあそりゃあ、って感じではなくて、みんな受け入れやすいものとなってる。

 そりゃやっぱユウナのキャラによるものなのかも。ユウナはありがちな美少女優等生聖女みたいな感じ・・と思いきや、それ以上のもので、つまりはいい奴です。現実には存在しないもの、性格の良い女というわけ。

 それもあってX2でキャラ崩壊したときに、みんな拒絶反応したのはうなづけますね。

 

 あとこれも珍しい点なのですが、主人公の親は死んでいて、物語には出てこないってのが多いけど、このシナリオはティーダ、ユウナ、も両方、親、が伝説の英雄でして、親子の物語でもある。 

 

  ざっくりしたあらすじをいいますと、ザナルカンドという機械文明は発達した街があったのですが、機械が発達しすぎて戦争が起き、自分たちの文明を滅亡させるほどの兵器が作られた・・・世界の終わりか・・・と思いきや「シン」という謎の巨大生命体が現れて機械文明を全部ぶっ壊した。

 ティーダはなぜかそのシン、に飲み込まれて千年後の世界「スピラ」へ。そこでもシンが暴れまわっていて、召喚士がそれを倒さないといけん。その召喚士の1人がユウナ。

 すぐにピンと来ると思いますけど、召喚士が「シン」を倒すには、自分の命を犠牲に最終召喚をしないといけん。さぁティーダ君いかんとすべし。っていう、この流れだけだと、けっこうありがちな話ですね。なにか使命を持ったヒロインは自分の命と犠牲に世界を救うと相場は決まってますのでね。 

 

 FFXが発明したと思われるものも多数有り。

アルベド族、は目がグルグル模様なんですけど、この瞳にグルグル模様があるっての、結構こっから始まった気がする、あとユウナはオッドアイ。アルベド族とのハーフだから。このヒロインオッドアイになりがちってのもFFXからかも・・・。

 さてこのアルベド族、は機械、マキナを使う、というわけで、エボン、というこの世界の宗教と対立している。ワッカ、というやつは典型的いい奴なのですが原理主義でエボン人々はアルベド族を人種差別しておりやす。

 この「善良でいい人達」が原理主義的で排他的でレイシストである。ってのが非常に現代の急所をえぐる、FFXのシナリオをグっとレベルを上げているポイントだと思います。これがないとまぁ自己犠牲のヒロインとそれを救うヒーローの話っていう結構ありがちな物語なのですが、この真面目で善良なレイシスト達が物語に深みを与えています。

 一面的じゃない多面的な広がりってやつですね。 FFXの主人公はワッカだとワタシは思っている。

 

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その他グッドポイント

 ・いわゆる一本道シナリオなのですけど、それでも結構自由にもどれたりしてそこまで窮屈な印象は受けない。

 というより聖地を目指して二度と戻れない巡礼の旅、というシナリオとマッチしていて、基本戻れない、というのが不自由に感じません。 

 

・やれること、隠し要素、やりこみ、裏ボス、などとんでもなく多くて、やろうと思えば死ぬほど遊べます。まぁこんなんわかるわけねーだろ、という隠しやふざけんなってくらいむずいやりこみも多い。雷避けだの、モンスターキャプチャーだの、レアアイテム、ドロップ、盗み収集・・・キリがないぜ・・・。

 ほとんで80%くらいのアイテムは盗む依存で、通常プレイだとこのゲームの育成要素的には20%くらいで終わってしまう。それにしたって改造のコストがえぐすぎる希ガス・・。まぁクリアするだけなら必要ないんですけどね。 やりこみとカジュアルプレイで全然見え方が変わってくるゲーム性。

 

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 もちろん改善すべき点もありまする。

 

ワールドマップ無い

 ワールドマップ大好き勢にはこれが一番辛い・・・、飛空艇で世界を飛び回るってのがFFの醍醐味だったのに・・・

 ただワールドマップをモデリングする、ってのがこの時代的に色々容量とかメモリの関係で不可能なのは致し方ないところ。 

 

エンカ多すんぎ

 某うさぎさんも言ってましたが、エンカ率高すぎ。そうしないとすぐ終わってしまうからなのか知らないですが、ちょっと敵が多すぎます。ザコのバラエティも多いとは言えない。これが3Dロープレの宿命と言えますか、敵ザコ一個増やすだけでも偉い労力なので(モデリングして、テクスチャ、アクション、AI・・・)、ザコの種類が少ないのです、色違いとかで水増ししてますが、基本7種類くらいしかパターンが無いような・・・  

 エンカを減らすアイテムとか魔法もなぜかない。 

 

・マップ見づらい。カメラが移動できなかったりしてマップがやっぱり見づらい。 

 

・戦闘のテンポ悪い。これは3Dロープレすべてがそう。いちいちアクションがあるので1戦闘が長い。ウィズみたいなハクスラのスピード感に慣れていると、戦闘が非常に長い。演出の長い技などスキップできませんし。

 

・召喚獣の演出長すぎ、スキップさしてくれぇい。 

 

・戦闘のバランスいいとは言えない。めちゃくちゃくらうか、全然通らないか、みたいなバランス。ほぼすべての戦闘がギミックみたいな感じ。ほいで終盤になるとほぼ全部即死できるようになる。

  ボスなどは召喚獣を雑魚戦でドライブゲージをためておいて、ぶっぱすれば相手に何もさせずに勝てます。ボスが弱すぎるのか召喚獣が強すぎるのか・・・

 

・アビリティ覚えない、戦術の幅が狭い。

 9では武器のアビリティを習得できましたがXではそれはない。武器を改造してアビリティをつけていくだけ。シンプルだといえますけど戦術や攻略の幅があんましない。スフィアで強化の幅が出るといってもそこまでじゃない。誤差程度。

 しかも改造、であって合成、はできません。改造はアイテムを消費して行うので、武器同士を合成、はできん。だからほとんどの武器防具はただのガラクタです。 

        

・スフィア成長させるの結構面倒くさい。オート成長があっても良かった。特に主力じゃないキャラ育てるのがめんどい。 

 

・ブリッツボール面白くない・・・

 まぁサブのミニゲームなんですけどこれが非常に中途半端なサッカーゲームというかアメフトゲームというか・・カードゲームのほうが良かったですね。とにかく面倒なんですこれ・・・

 

・キマリの出番ない・・・

 キャラそれぞれに飛んでる敵に強いとか、硬い敵に強いとかあるのですが、キマリだけそれがなくて、代わりに青魔法覚えるってのがありますが、ほぼ出番皆無。

 物語が進むに連れて、相性関係なくアーロンが無双します(アーロンだけ最強装備が簡単に作れるしレベル上げも容易、すぐにゲームがぶっ壊れるぐらい強くなります)・・・これではキマリは通されないw 

 実は石化ブレスが厄介な敵を一撃で殺せる、とか使い道があるんですが、それは知ってればの話でして、攻略情報無しでは出番ないですわね。 

 盗むを覚えさせてリュックと盗む要員になるくらいですね・・。リュックもリュックで盗む以外基本なにもせん。 

 

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 ラスボスは強くも弱くもなく、まぁ初見ではやられるでしょうけど頑張れば勝てるちょうどよきバランスかと。ユウナレスカも初見はまず死ぬる。 

2025年7月13日日曜日

2020 American Utopia アメリカン・ユートピア デヴィッド・バーン

  映画、なんですが、ミュージカルをそのまま映像化したものであり、そのミュージカルもライブ・コンサートを舞台版にしたものであるので、実質、映画とかドキュメンタリーっていうより、ライブ映像ですね。

 

 ライブとちょっと違うのは、全員がワイヤレス楽器で立って演奏しつつダンスもやるっていうくらい。

 

 これは、舞台・・・なん?

 

 けども舞台としてかなり評価されてるみたいです。アメリカの舞台文化、ってのはあんまし理解できない世界ですわね。

  

 曲はデビッド・バーンの曲もあるし、トーキング・ヘッズの代表曲もあって、ライブって感じです。

 

 まず驚くのはデビッド・バーン60代後半なのに元気すぎてやばいってことですね。ほいでそんな60代後半の人の舞台を見に来るほど成熟した観客がいるっていうこと。

 ダンサーも結構なおじさんというか、老人もいる。

老人のダンサーってのを許容するほど文化っていうのが、偉いですね。年取ったダンサーっての、日本ではいないでしょう?

 

 ほいでまぁ、トーキング・ヘッズの曲、ってのも文化レベルが高いんですわな。ガキんちょや若い世代にはちっともわからないと思う。いわばニューウェーブってことなんですが、あんま音楽聞かない人には、変な曲、としか受け取れないと思う。 

 サザンのライブに人が集まる、とは全然違うのですわね。 

 

 演者も客も、レベルが高いです。やはりニューヨークの舞台はレベルが高いってことなのでしょう。舞台でなにかしたいならニューヨークを目指すしかないってわけですの。

 

 ほいでちょくちょく語りのパートがあるのですが、まぁこれはどこでも同じでして、現代は1930年代に似てる。世界恐慌の代わりにコロナショック、気候変動、どんどん右傾化が進み、ナショナリズムが進み、極右の台頭そして経済不安、戦争、という流れ、どうにか阻止できたらいいよな。ってこと。

 でもまぁどうにもできないのです。 

 

1930年代の人たちだって、全員クソバカ野郎だったわけではなく、というか今よりもむしろ真面目に、真摯に、未来を憂えていた人もいたというわけ。けど結局は何もできんかった。 

  

2025年7月6日日曜日

2001 0125 鬼武者

  カプコンがPS2最初期に出したゲーム。

 

ようするには、剣で戦うバイオハザードと思っていただければ間違いない。

 

 ムービーやモデリングのグラフィックなどPS2の初期とは思えないグラで、PS2ってここまで出来るのか!っていうショーケース的な作品であります。

    

 いわゆるプリレンダリングってやつでカメラ固定で移動すると視点が切り替わるっていうアクションゲームとしては死ぬほどやりにくい視点、さらに操作性もバイオハザードのラジコン操作でこれも操作性激悪。

 別に敵AIが強かったり複雑な行動をするわけではないのですけど、視点と操作性が邪魔してなれるまで非常に難しい。敵の強さではなくてUIで難易度を上げてくるというカプコンらしい?システムです。

 ただこれアクションゲームとしては非常に相性が悪いような・・・

 

 とてつもなく操作性の悪いダークソウルって感じですかね。

 

 これはわざと、やりにくくしてますので、クソゲーだとは言えないのだが・・・。

ほいでボリューム薄い、ってことがよく言われます。まぁでも3Dアクションゲームってたいてい短いものです、バイオシリーズだって1~3くらいはすぐ終わりますものね。

 4がボリューム満点で最高だぜ!ってことになっただけど、当時としてはこんなもんでしょう。急げば3時間、普通にやっても4時間くらいで終わる・・・やっぱ薄いか・・・。

 

 ほいで声優棒読みすぎ、はこれは擁護できません。

 

作曲は・・えーと・・・「佐村河内」・・・・ 、あれ・・、聞こえないなぁ・・・

 

 っていうわけで、グラフィックに関しては当時としては非常に良き、それ以外は改善の余地ありまくり、でも初めてなんだからしょうがないじゃない!っていう若々しいゲームと言えます。

 

 最近リメイクが出たらしいけどボリュームは増えたのかしら?操作に関しては普通に操作出来るようになってるのは確かのようです。でもそれだと簡単すぎるしすぐ終わる気がしますがはてさて。

 

 今となってはあんまりやる意味のないゲームかもしらん、当時だったらわー、すごいグラだ!ってだけで遊べたゲームでしたが・・・。 

2025年7月5日土曜日

1995 2008 クロノ・トリガー DS版

  知らないヒトなどいないであろう超名作。

 

もちろんやったことあるのですが、記憶の彼方へ消えてしまったのでもう一度再訪。DS版を触るのは初めて。

 下にミニマップが表示されるのは非常に助かります。オリジナルにアニメーションも追加されてます、まぁ3分くらいなんですけど。

 あと戦闘UIが下画面に出せて戦争画面を塞がないようにできて、グラフィックが見やすいのも良き。

 音質、音楽が云々に関しては知らん。高音質で聴きたいならCD買って聞けばよか。 

 

 オールスタースタッフを全部集めて見たっていうゲーム。

ゲームデザインはFFの坂口氏、脚本はDQは堀井雄二氏、デザインはもちろん鳥山明、音楽は光田氏の植田氏。

 すべてにおいてオールスター。ですが、こういうスーパースターをとにかく集めたってのは、実際はうまくイカない場合が多いですよね、カネだけでスター集めたチームがあんましうまくいかなかったりする。

 

 でもこのケースでは全てが異常に上手くいった、なぜかはわかりません。だいたい天才ってのはぶつかるものなんですけど協調性のあるタイプもいる。

 混ざりあった時に何が生まれるかはとにかくやってみなきゃあわからんってことですわね。 

 

 現代だったら誰でしょうか・・・ワタシが考えるなら

ゲームデザインはサクラーイでしょう、ここは多分誰も異存なし。

脚本・・・ここが難しい

デザインはやっぱ尾田栄一郎になるでしょうねぇ・・・ワタシの趣味というより世間的に

音楽・・テーマ曲はBump、若手ならVaundyとかですか?BGMは・・・久石譲・・・よりももっと若手を起用したい、Pumpeeとかでどうですか?新しくていい感じ。ゲーム音楽ってだいたいクラシック系が多いので、ここでがっつりやっぱHIPHOPでしょう。

 

 やっぱ脚本がむじーですね、このオールスターで作る作品の脚本、コジマ氏でもいいんですけどやっぱここも若手を起用したいですが、今物語を作られたらこのヒトが一番勢いがあるってのが思い浮かばない・・・。脚本も尾田氏にしたらただのワンピースになってしまう・・

 荒木飛呂彦が現役では一番のストーリーメーカーだとワタシは思ってますが、何度も言うけどやっぱもっと若手にやってほしい・・・、宮崎英高氏(ダクソの脚本のヒト)・・・ってことになるのかなぁ?エルデンはもはやFFよりもビッグタイトルですし。

 でもやっぱそこまで若くない、新たな天才脚本家、この席が今空いてるってことですわね。

 というより、やはり物語っていうものは、若さ、ってのがアドにならないということなのかも。知識ゲー。高校生の書いた本とか読む気にならないものね・・・。 

 

 

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 ワタシ的にはやっぱり、曲の良さ、が図抜けていいと思いますね。もちろん全てにおいてレベル高いんですけど。

 曲は良すぎる、それぞれの曲で色が全然違っていてバラエティ豊か、ゲームの雰囲気にビタビタビター!っとマッチしてます。これはゲームBGMの最高傑作と言われても納得ですね。そんくらいまーじで良すぎる。音楽なんて降りてくるかどうかの運ゲーですので、これはほんと天啓としかいいようがない。

 もちろんデザインも良い、イメージボードみたいなのがあるんですが、クオリティやばすんぎ。この頃の鳥山明のスタイルが一番良いですね。デジタル作画になってなんか厚みがなくなってしまった・・・。

 絵って基本死ぬまでうまくなりそうなものだとワタシは思ってますが、そうでもない場合も多い。よくあるパターンとして簡略化していって、どんどんシンプルな絵になる場合、それが悟りっぽくていいとも言えるけど、やっぱ勢いが無いのは困る。そもそも描くことを止めてしまうってのも多いですけどね。 

 

 バトルシステムはFF4を横視点じゃないトップダウンという感じにしてれんけい、というのが出来るってのが持ち味なんですが、横視点じゃないおかげで、エフェクトとか敵のグラフィックとかが迫力が無い気がする。やっぱ横視点でドット絵を見るってのがFFの醍醐味であるので。トップダウンだと敵が小さい。

 

 それでもやっぱここ改善すべきだなって点もありますね。

1ワープゾーンがダンジョンの中にあって移動がめんどい。

 時間をワープして様々な事件を解決するってことで、時空の移動が多いのですけど、ぐるぐる移動させるのにワープゾーンが微妙に遠くて煩雑です、もっと簡単にワープさせてほしい。

2キャラのバランス

 クロノ・トリガーに限らず、ヒーラー、がやっぱり固定になってしまうし、クロノはほぼ外せない上に圧倒的に強いので固定、全体回復持ちであり攻撃も出来、キャラもストーリーも一際優れてるカエルを外すわけにはいかない。

 パーティメンバーは3人なので、実質3人で2人固定されてしまうので自由度が低いです。ほいでシナリオの流れや装備の優遇度合いでほぼ8割のヒトは、クロノ、カエル固定、あとマール、ロボ、魔王のどれかになってしまうのではないでしょうか。他のキャラも別に弱いわけではないし使いたいのだけど、バランス的にこうなってしまう。


 最後まで育てるとキャラのバランスは良くなっていきます、更にDS版では追加要素でエイラの強化イベントが実装されてるので不遇だったエイラにも光が当たる、ただルッカがフレア覚えるまで使ったり、エイラをそこまで育てるまでいかずに終わってしまうので、やっぱクロノ、カエル、魔王のむさくるしいパーティになってしまう・・・勇者と勇者と魔王っていうエモいパーティではあるのだが。

 しかしながらワタシは魔王っていうキャラめっちゃ好きですね、魔王が一番好きです。

 

 そいでもマテリアやアビリティの付け替えでヒーラーのロールを切り替えれるみたいなほうがやっぱ自由にパーティ組めていいですよね。 

 ワタシは全員ヒール能力はデフォにして、ヒーラー、っていうロールは削除すべきだと思う。 もしくはヒール自体をなくして、回復魔法の無い世界のほうがいいと思う。ヒール魔法ってチートすぎる。

 等価交換がぶっ壊れてる。自分の魔力で自分を回復して元気になる、って永久機関すぎますもの。 

 

3ワールドマップのグラが見づらい。

 単純にどこが入れるのかようわからん。DQ方式でもFF方式でもどっちでも良かったのに、なんでこの絶妙に見づらい感じなったのか・・・

 

4バトルで、キャラ送り、ができない。次のキャラに行動を回すってのができないし、ぼうぎょ、も存在しません。何もやりたくない時に困る。なんでぼうぎょが無いのか非常に謎。 

 

 

2025年7月2日水曜日

2021 the journey ジャーニー 太古アラビア半島での奇跡と戦いの物語

  おそらく日本ではほぼ誰も見ていない映画。

 

 サウジアラビアのスタジオと、日本の東映アニメの共同制作。

 

 というより、サウジのオイルマネーによって日本で作られた、 宗教映画。

 

イスラム、とは言ってません、聖書に基づく宗教映画、と言ったほうがいいでしょう。

 

 内容はともかく、相当きちんと作られたアニメ映画です。

予算がたくさんあったんだろうなぁ・・・。声優の名の通ったベテランばっかりの手堅い作り・・・これ日本の劇場で流れたのかしら・・・?

 

 なんでそんな映画を見たかというに、やっぱりサウジが考える世界観ってのも気になるものです、見方が変われば世界は全然異なる。

 出来ることなら、中国やロシア、北、の視点では世界がどう見えてるのかも知りたいもの、でもあっちの作品はほとんど市場に流れて来ないのでね。

 

 イスラムというと怖い、みたいなイメージがありますが、イスラムを知ってるヒトに言わせれば、イスラムほど親切で善良な人々はいない、とも言います。立場によって両極端なんですよね。

 真実、イスラムがどうなのか?ってのは結局わからん・・・

 

 なんにせよ絶対に最後まで諦めずに戦い続けろっていうのは、非常に危険だってことですよね、妥協ってのものを知らないから。 

2025年6月28日土曜日

2016 龍が如く6 命の詩   レビューと感想の混同

   ワタシは龍が如くシリーズ苦手でして、大空スバルさんの実況動画を見ていまする。

  

プレイヤーでもなんでもないやんけクソが!っていう批判はごもっとも。

 

 でも言いたいことがあってちょっとここに記す。

 

この「6」レビューサイトなどでは結構ボロクソ書かれていて、シリーズで不評とされています。

 

 でもワタシは全然そんなこと思わなかった。5が長すぎたので、コンパクトにまとめたってことなんでしょう。ボリューム減りすぎ!ってことがまず批判の一つなのですが、でもこんなもんじゃね?とも思う。5の容量がクソデカすぎたのですわ。決してボリューム不足ってことはないと思う。

 確かにFFとかだったらボリューム不足だったら怒るのはわかる、でも龍が如くってそういうゲーム?ヤクザドラマを再現するってことで、龍が如くにそんなバチバチのアクションゲームとしてのゲーム性を求めてるのはお門違いのような・・・。 

 ドラクエ7も長すぎって怒ってるヒトがいたけど、こっちも、何をキレてるのか意味不明でしたね、長すぎって怒るやつもいるわけ??

 

 だが!それはまぁどうでもいいことなんですわ。

 

結局のとこみんなが不満なのは、ヒロインである遥がいきなり母親、しかも出来ちゃった出産みたいなことをしてるってとこのようです。

 FGOでもそんなことがあって、シナリオクソおもんない、辻褄が全然あってない!っていう批判ならわかるんですけど、マシュが寝取られた!みたいなわけわかんないことにキレてるヒトのほうが大半だったんです。いやそこはどうでもええやろがい!!

 ってワタシは思ったのですが、世間はそうじゃないらしい。

 

 やれ推しが、カップリングが・・・公式が・・・、みたいな色恋が絡むとまじでレビューってのは独りよがりになるものなんです。 

 それがゲームのレビューに反映されるのは、良くないとワタシは思うもなり。そういうストーリーが気に食わないかどうかはあんたの勝手な意見、それを批評に反映させるな。

 ストーリーがよく出来てるかどうかじゃなくて、ストーリーの結末が自分が気に入ったかどうかでレビューを、しないでほしい、感想、とレビューがごちゃまぜになってる。

 

 別にこの龍が如く6のストーリーが良く出来てるとはいいませんが、そんな低評価を受けるほど悪くはない。そこそこです。もっとひどいものなんていくらでもある。 

 

 結論を言えば、まじでレビューとかって当てにならんって話。有象無象の意見、ではなくて、信頼できる誰か、一人、の意見のほうが1億倍信用できるというわけです。 

 

 あと批判、批評、っていうコトバがすでに良くないですわね。批判って悪口を言う事ではないのですけど、批判ってコトバが悪口とほぼ=になってる。 

2025年6月25日水曜日

1975 Arzach Moebius アルザック メビウス

  メビウスのコミック?といっていいのか、アートブックというか。

 

 とにかくこの作品、めっちゃくちゃすごい。メビウスの画力爆発時代。うますぎる。これは絵描きならぜっったいに読むべき。読むというか、見る、べき。

 画の構図と密度、書き込み、すさまじいです。えぐすぎる。50ページくらいの短い作品ですけど、この作品はマンガの世界に革命というか、レベルを三段階くらい引き上げたと思います。まじか・・・、マンガってこのレベルなんだ・・・ってぶっ飛びますね。

  

 こういうことをいうと、とにかく書き込めばいい、写実的に描けばいいんじゃないかと思われがちですが、そうじゃなくて、ここはやっぱセンスなんですよね。写実的、というわけではないけど、リアル、なんです。

 

内容はセリフ一切無しでして、何も語ることはない。ただなんか戦士みたいなのが、なんかに乗ってファンタジーっぽい謎の世界を飛び回るって感じです。テキストが一切ないので、自分で見ろとしかいいようがない。

 

 しかしまじでメビウスの画力やばすんぎ。これはデューラーとかラファエロとかそういう伝説クラスのアーティストと並べられてしかるべきなのかもしらん、バンド・デシネ、コミック、というあらたな媒体における、古典的作家。

 

 宮崎駿がこの作品を読んでナウシカのインスピレーションを得たというのは有名です、読めば一目瞭然、これがあれじゃん!って相当影響受けてます。

 宮崎駿が影響を受けるって、そんなことあるんだって感じでもありますよね、ビートルズみたいに、そこが始まり、みたいな感じがしてその前、についてあまり語られない存在ですから。

 でもよくこれを見つけたものだと思う、なんでも簡単に手に入る現代でも、ヨーロッパのデシネをチェックしてるヒトなんてプロでも少ない。70年代とか80年代にデシネを手に入れる方法なんてあったのかしら?