2013年10月4日金曜日

random review Simone Weil liberty and opression シモーヌ・ヴェイユ 抑圧と自由 1934

  整理してませんがまとめってことで。I自身のノートもあります(*がついてるもの)



 

現代はあらゆる希望が絶たれた時代である。

 科学は進歩しても、一般人は科学の成果を盲目的に受け取るだけで、それを利用することも参加することもできない。科学は権力によって独占されている。それは教育の不備ではなく科学の本質である、インテリでさえ、科学の独占の弊害をまぬがれない。

*社会とはそもそも抑圧である、社会と抑圧は同義であって、社会に対して自由を求めるのは矛盾である。抑圧の無い社会が実現出来るのなら、そもそも社会、が必要ではなく、個人が国家のようにふるまうことが出来る。それは個人がリセットボタンくらすの武力を持つことによって可能だが、そのような社会はあらゆる個人が最高レベルのニンゲンたちで構成されていない限り即座に滅びる。
 逆に言えば、ある一定の技術レベル以上が使用出来る社会は天才だけで構成される必要がある。核融合、エテルナ技術、はまさにそれ。


1919~のドイツ情勢
 破産から植民地なしの資本主義国としてどのように国家を運営していくかという窮地。
 それには経済の合理化しかない=カルテル、トラスト、独占(つまり産業の軍国化)に加えて労働搾取と失業者の群れ。弱者切り捨て。(これもつまり国家の軍隊化)
 社会保障削減、増税、国益優先政策=右派政策

 *産業の合理化、成長の為の戦力とはつまりそれ。独占企業と、弱者を殺すコト。それを言い換えたものが経済成長政策、あらゆる経済誌が勧めるもの。

 29~恐慌。 失業者の兵士への変換。兵隊のファシストへの転換

 すでに選択肢は2つしか残されていない、革命か、ファシズムか・・
 


*行動は、常に死罪である。行動するということは死罪を覚悟するということ、国家は、権力はあらゆる行動を禁止する。行動は禁止されている。行動しない、という批判者はそれを無視している。行動とは命を捨てるということである。


・ヒトラーとは組織的虐殺とすべての自由とすべての文化の圧殺を意味する。

・ファシズムはマルクス主義からは導けない現象。
*ファシズムはカトリシズムである  DOCT

・アメリカのテクノクラシー(科学技術独裁、天才独裁)

・自然発生的労働者の運動は無力であり(パリ・コミューン)、組織された労働者は新たな抑圧の装置である(ソ連)。
  
  闘争を続けるべきか? 革命は無駄であり闘争も無駄である。反革命・・

・戦争は平和時の政策の別の手段による継続にすぎない
              ――クラウゼヴィッツ

・戦争をそれ自体として否定する真摯な社会学者はいない。しかし一般には、支持を集めたり宣伝のために、虚偽が選択され、無根拠で無意味な平和論を左派は展開する
 *無根拠な平和論は、裏をかえせば無根拠なファシズムと同じである。ただ丸呑みで教えられたコトをしゃべっているだけで、ゼッタイ平和主義者をゼッタイ的ヒトラー支持者に変えることも、過激派宗教テロリストに変えることも至極用意である。つまり彼らは考える力を持ってないし、考える意思もない。

・ファシズムを打ち砕くのは力によって虐殺するしかなく、平和主義はただの惰性の力で混乱以外のなんでもない。


・歴史はどんどん強い選択を市民に強いる。国家による自由の完全な抑圧か、国家すべてへの終わりなき闘争か。
 戦争状態ではそれがもっと先鋭化し、軍事への妨害(テロ)か、虐殺への協力か、である。

・ブルジョア国家のくわだてる戦争は権力を独裁と虐殺に変えることしかできない。

・真の的は目の前の敵(他国の失業者)ではなく、ワレワレの保護者であると称して、人々を奴隷にしている者達である。

・権力闘争が存在し、勝利の要因が軍事産業である状態では、永久に搾取は起こる(そして搾取しない国家は奴隷にされる)

*海里はすべての聡明な人がそうであるように反革命論者である。
 真面目に考えれば方法は、すべてを滅ぼすか、すべてを見捨てるか、である。どちらにしろ、人類の公平で平等な社会などという希望はまったく実現不可能で、すぐに捨て去るべきである。


・資本主義は道義的に破棄されるのではなく、さらなる進歩と発展の為に時代遅れになったら破棄されるシステムの1つにすぎない。
 革命とは社会の生産力を高める以外の社会を倒置させることは出来ない。(革命は生産力の解放であって、抑圧階級の解放ではない)正義や道徳ではなく生産力(軍事力)の優れた社会のシステムが常に選択されるというだけである。

*マルクスは生産力がいつか無限大となり、労働がほとんど必要なくなれば分配が
なされると考えた。しかし生産が無限になっても分配は行われない。それはアダム・スミスの考えといっしょである。いつか善意による分配がなされるだろう、それはなされない。
 なぜならそれは生産力を高めないからである。むしろ労働が必要なくなれば、役に立たないニンゲンをすべて殺すほうが無駄が無い。彼らに平等に分配する理由がない。
 ニンゲンには(一般として)善意は無い。まったくそれを見誤っている、ヴェイユですらそれをわざと無視している。善意は強制的に作られねばならない。


 「土地はあなたの為に呪われてしまった・・・(人生というただの地獄を経て)あなたは土に帰る、土くれは土へと帰らねばならない」
                     ――GENESIS



・工場で働いた後のヴェイユのコトバ
「哲学的信念には何の変更もないが、ある種の明るさをまったく失ってしまった」


・宗教は全て生き物を神の道具とする(抑圧の形態である)

・平等な分配によって社会の公平は現在の技術(核以前)でも十分出来る。だがそれにはすべての国家が資本主義的生産、と武力を同時に破棄しなければならない。これは夢物語である。 

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 PEREATの社会の仕組み
 *平等な分配は偶然にまかせていては行われない。
それには一度世界を完全に滅ぼして、天才だけの社会を再編成しなければならない。
その社会のディテールはどうでもいいが、根幹として
・その社会はただひとつの社会であって、敵対する社会を持たず、すべての武器は破棄される。
・完全な、デス、バース・コントロール、人口制限が行われ、天才、だけの社会であること。新たな世代も愚劣である限り処分される。あるいは、寿命を伸ばし、新たな世代、を産まない。
・持続可能で環境と調和する、サスティナブルの社会であること。
・凍結技術の解放がされる、これまでのあらゆる社会よりも、生産性、宇宙探検に特化した社会である(核融合、エテルナ、ソーラーフード、ロボットレイバー)


 細則は規定しないでも、知能の高いニンゲンだけなので、ディテールは不要である。紳士協定で十分。
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*WEILは技術、生産性には限界があると感じていたが、これは間違いであることが、核爆弾によって証明される。生産性、エネルギーは無尽蔵足りうる。だがそうなっても分配はなされない。分配は生産ではなく、個々人の武力に依存する。


・国家というニンゲン粉砕機は誰の手にゆだねられても、同じコトをする。(国家自体にニンゲン破壊が組み込まれている、指導者の問題ではない)


・すべての勝利は相手の全滅をしないので、本質的に敗北を含んでいる。しかし殲滅は権力の低下を招くので、権力は本質的矛盾を含んでいる(だから幻想が必要となる)
 1人のニンゲンが群集すべてよりも協力な武力を持つのでない限り。
*現代はそれが可能なので、完全な権力、が可能である。


*飽和経済の本質は、危機を生み出し、その解決策を独占的に販売すること。PEREATシステム、とその防止のルーエルはまさにそれ、マッチポンプこそ、錬金術である・・・・、経済はループであって、終わりなき徒労と無駄遣いにその本質がある。それが無い経済は滅びる。


・原初状態では人は自然に隷属して自然をコントロール出来るようになるとその社会に隷属することになり、ニンゲンは常に隷属する運命にある

「千の腕にも1つの精神で十分である」
          ――ファウスト
  *必要なのは精神ではなくて、力であるということ
 
 「隷属はそれを奴隷に愛させるほどにニンゲンの知能を損なう」
               オーギュスト・コント
 
・強力な手段は抑圧的で、穏便な手段は効果が無い。弱者は単体ではまったくの無力で、しかしそれが組織されると、それが倒そうとする組織とまったく同じ抑圧をもたらす。



ヴェイユの解決策
・すべての個人が全知となり、利他的な天才だけの集団になることでユートピアは可能になる(それがあまりにも夢物語だとしてもそういう理想を描くことが大切だ)

 *WEILはかなり誠意と勇気を持ってマルクスを批判して、反革命の理論をきちんと導いているけれど、ではどうするのか、という段になるとまったくの心理学者で具体的には何の内容もなくて、上の結論は結局、すべてのニンゲンはイエス・キリストになればいい、というキリスト教的結論、まったく実現されないであろう、ただ可能であるだけの希望、ただの信仰とも言えるものを繰り返すだけである。そして実際にWEILはキリスト化したし。同じように反革命の理論化であるドストとまったく同じ道筋をたどった。
 Iは断言できるけれど、すべてのニンゲンが、イエス・キリストのような全知で、死を受け入れ、完全に利他的なニンゲンであるような社会は何もしないでは絶対に訪れない。それを信じてる奴は気が狂ってるか、ただ、恣意的にセカイを直視しないで、考えるコトを止めてるのと同じである。
 但し!そういう社会を実現する手段が無いわけではなくその為の方法はある。ともかく何もしないでそういう社会が自然に訪れることがありえない。

 WEILも相当程度誠意があるけど実は嘘つきで、明らかに、知らないフリをしているか、実際には毛嫌いをして読まなかったのか、ニーチェに始まる、価値の普遍性批判。相対価値論をまったく無視している。知らないわけは無いのである。ニーチェの善悪の彼岸は19世紀の作品だし、この時代にはニーチェの本は確実に出回っていた。20世紀論理学や相対論は1905年にはもう出ているのである、これが書かれたのは1934年である、明らかに意図的に無視したとしか考えられないし、相対論的考えを科学と技術を重視すると口ではいいつつまったく理解できていない。
 善、とか悪、人間の尊厳、自由の価値、などという、絶対価値がさもあるようにふるまっている、これは優しさや正義感ではなくて、欺瞞である。

 社会には悪、があると冒頭から言っているわけで、いきなり間違っている。
社会には悪、は無い。個人が悪と思うものがあるにしても、悪かどうかは個人の価値観に依存する。ファシズムも悪、ではない。ファシズムを悪と思う人間がいるというだけである。ファシズムを善とする人間だっている。
 人類を全滅させたら悪だろうか?
誰もそれは悪と判断する人間はいないのに。人間がいなくなってもその人類を全滅させたものと悪、や罪が残るのだろうか?そんなことははっきり言ってまったくありえないし、科学の根幹。自然世界には物質だけが存在する、というのを全く無視して霊魂論から始めているのである。こんなものは科学でもなんでもない。

 WEILはそもそものはじめから、宗教的な絶対価値にもとづいている。ヴェイユは逆行したといわれるけれど、まったく最初から最後まで、キリスト者であったといえるのだと思う。
 ただそれを認めるか認めないかだけである。


 そしてWEILは本当に誠実で、世界をちゃんと見つめる勇気があったなら、世界にはまったく何の希望もないので自殺するのが一番早いと、言うべきだった。

 実際WEILは自殺したので、WEILはやはり誠実な人間だったとIは思う。この時点ではその結論を出せていないだけなのかもしれない。
 WEILが自殺したことをもって、Iは彼女を尊敬します。自分の考えることをちゃんと行動に移せる勇気を称えるから。たとえ、その考えがまったくIとは異なっていても。自分自身で考え、行動、したということだけでも、あらゆる人間の中でも最高の価値を与えられるべきだと思います。

2013年10月3日木曜日

MUSABI イメージライブラリー 映画100選抜

http://img-lib.musabi.ac.jp/other_info/hikken_eiga.html#1910


 武蔵野美術大学の図書館が選んだ映画のリストなんです。MUSABIってローマ字で書くとムーサっぽくてそれっぽいですね。




 映画100選抜というよりは、映画監督100選抜って感じですね、1人の監督につき一本だから。


 キューブリックも宮崎駿も選ばないところがすごいですねw 気合が入ってます、エンタメ映画は一切拒絶、アカデミックな映画だけしか取り扱ってないです。どうせ紹介しないでも知ってるわって話なのか。
 

 普通の映画100選抜ならば、黒澤、キューブリック、駿、の三人で20本、キャメロン、コッポラ、スピルバーグの大衆映画がバカの票が入るので6人でたぶん30本になってしまうでしょうね。
 それで小津、溝口、タルコフスキー、フェリーニ、あたりの白黒の巨人たちが入って、もぉ100です。


 これはインテリが選んでるのでそうはならんのですが、100も無いってことですよね、ほとんど駄作です。

でもほとんど8割はもう観てましたね。知らないってのはほとんど無かった。


 こうしてリストにすると、60年台以降には、ほとんどまったく映画は衰退したってわかりますね。だって、映画の歴史についてのドキュメンタリーとかが入ってるんですよ。そんなん創りだしたら終わりでしょう。
 メタ映画です、メタってことはもう終わってるってことじゃん。

 2000年台からはなんとたったの4本しかも、劇映画は1つだけで、後はドキュメンタリーという、というか90年台からはアニメ以外はドキュメンタリーばっかしです。(それもありがちな、戦争もの、精神障害もの、自殺もの、カルト宗教もの、政治もの。キレイ事いうけど、結局ただの覗き見趣味ですね、けどくそしょーもないっていうと怒られる奴。ユダヤ人虐殺とかね。どうせやるなら全滅させてくれればよかったのに、とかいうと怒られるw)




 けどちょっと偉いと思います、真面目に選んでる。これは逃したらダメだ、ってのは抑えてると思います。えっこの監督でそれ?そっちじゃねぇだろ!ってのはちょこちょこありますけど。攻撃的な作品もちゃんと選んでるし・・・ゆきゆきて神軍・・・、




 もっと言えば60年台以降の映画って、ほんとなんか、なんじゃそれ?ってのばっかしですね、退屈しのぎにもなんない。キワモノばっかし。鬼才、天才、秀才、新たな発想、奇抜なアイデア、斬新なカメラワーク(子供の純粋な感情、熱烈な恋愛、家族愛、老人と子供の心の交流・・・これもサイアク・・・ここはホスピスか?)
 
 そんなんどうでもいいからもうちょっとマシな、楽しく観られる映画が見たいものです、まじめにちゃんと映画とってほしいです。キワモノはいいや、気持ち悪くて肩がこるだけです。ただ、キワモノのほうが安いのですよね、それはある。真面目に良い物をつくるには時間もカネもいる・・・そんなん無いですからねぇ・・・・


 そいでもう終わった芸術ならそんなに、知る必要も無い気がするけどな・・・死んだ芸術には、もちろん素晴らしいものはたくさんあるけれど、今を生きる人に役に立ちはしないでしょうね。だから死んだのだろうし・・・・昔は良かったなといってもしゃあないでしょうしね。温故知新だっつっても、無理なものは無理です、予算が無いんだもん。

2013年10月2日水曜日

LEVEL 5 CHRIS MARKER 1997 / セーヌ左岸派 と 五月革命

 この映画って、ひどく、アレなんですよね。


 アレなのです、説明しがたいあの感じ・・・・・



コトバが無いですね。かすってるコトバも無い、けどその感じを持ってる映画です。



 映画自体を説明するとぶっ飛んでいるのですけど。

 ローラという女性が、あるプログラマーから与えられた、沖縄戦のシュミレーションゲームを、解読することによって、歴史を変えようとするという話です。

 そのためにOWL、というネットワークセカイに入る事によって、沖縄戦の情報が与えられるというわけです。

 しだいにそのネットワークで沖縄戦の集団自決と、殲滅戦が明らかになってきて、ローラは自殺することが、次第に、もう一人、のある人物、へと続く手がかりになると感じる。もう二度と会えなくなった誰か・・・・・・・・

 
 レベル1はキヲクを消した人
 レベル2はキヲクがあるが思い出せない人
 レベル3は・・・・

 
 誰もレベル5には届かない、このゲームを、変えられるものは・・・




  という、恐ろしくかっとんだ映画ですが、それが押井守と違っていいところですよね、押井守はなんか衒学的で、ひけらかしくさくて、そして説教臭い。けどMARKERは何も主張しないというか、投げっぱなしで、説明も全然しない。理由も明らかにしない。



 しかし映画としては、ちょっと長すぎて疲れます・・・もっと短くまとめられたのでは・・・それか70代のニンゲンとテンポが合わないのか。


 沖縄戦というと岡本喜八の沖縄戦映画があったけど、あれもなんだかIはよくわかんなかったなぁ・・・。




 MARKERっていう人物自体はまったくのところ、つかめない人物ですが、それでも60年台までは消息はそこそこ知れてて、共産主義者として、活発な活動をしてましたが、突然そこから姿を消し、あとは、編集だけで映画を作る、超内向的な作風に変わったようです。


 だからたぶん、典型的な挫折・・?幻滅して逆行(神秘家)した戦後の世代の1人なんですよね。そういうニンゲンばっかしです、ある程度知能がある人は、現実に幻滅して、キヲク・・感覚・・へと戻っていく。



追記ですが、
マルケルはよくゴダールと比較されますね、Iはゴダール大嫌いですが。ともかくアラン・レネなど同時代人、あとはスペクタクルの、ギー・ドゥボールも加えて、五月革命の理論的部分を作った人々がいるわけです。(もちろんその源泉は(ハイデガー)、サルトルだと思います・・)
 デリダ、ドゥルーズ、フーコー、メルポン、レヴィナス、ETCのIに言わせれば、カフェでのおしゃべり用のくだまき哲学者たちはその後の世代です・・・・ 


  言うなればマルケルはボルシェヴィキで、ゴダールは社会民主党的です。マルケルはいくとこまで行って最終的に、すべてに幻滅した。ゴダールはスイスイと左派から、体制側に乗り代わった。



 五月革命は、先進国においても、ゼネストによる、社会革命が実現可能であることを示した、と言われますが、結果として何が変わったのか、ほとんどわかりません。

 ド・ゴール体制、あるいは自由フランス体制をぶっ壊して、反革命の資本主義的組織に変わっただけですよね、五月革命はむしろ反革命の運動だったというか・・・実は内容の無い、狂騒でした。



 反革命がもたらしたものは、いわゆる、アメリカ化です、すべての国家のアメリカ化。そいでフランスはあまりにもアメリカ化したわけで、どんどん右化して90年台には極右化、排外主義化した。(現在はサルコジが負けてまた社会党です 2013)


 フランスは世界の一等国から三等国へと、転落した。生活もそれに比例して、不安定で未来の無いものとなった。

 と「素粒子」に書いてありますけど

 五月革命は、産業の合理化へ、逆行しただけで、ドイツに工業力で(また)差をつけられ、有力な産業を潰して、結局失業を増やしただけなんちゃう・・・



 断絶してるんですね、指導者層は、現実的ではなくて極度に観念的なイデアリスト、がほんの一握り。あとはカネが無くて退屈で、ともかく何か社会が変わるならこれ以上何も悪くならないから参加する、無教養な群衆。って感じです。それがやっぱし、建設的な何か、を生み出すことは、無いでしょうね。


 
 

2013年10月1日火曜日

自主制作アニメ Op9 making109







 4枚ダー、ですね。


 集中力が持たないですね~今日は。天気が悪いからか・・蒸し暑いからか。脳みそぐったり・・・夏バテかぁ?



  妙にPSのファイルセーブが時間がかかるのはなぜ?ファイルの名前が悪いのか?



 あぁデフラグで数時間食ったからだ! 
 忘れてましたw   そうだった・・・  

2013年9月30日月曜日

雑談 総入れ替えのアイデア / 松本紳助  クスリの話

防災グッズ

 何より必要なのは武器なのじゃないですかね、何も無くても他人から奪えばいいし。数日で救助が来るくらいなら、何も無くても、いいし。ほんとにシャレにならん災害だったら、必ず武器が必要だと思います。サバイバルでもね、3日分食料と水というけど、3日なら多少絶食でも大丈夫です。でも防戦、だったらどうするん?


オレオレ詐欺の原因と原理

 最近キンコンカンコンの放送で、詐欺にだまされないように、と放送されています。けど犯罪を場当たり的対症療法をしたところで何にもならないですよね。その犯罪者はなぜその犯罪を犯すのかの原因を取り除かないと何にもならない。
 ただ単に、カネのない若者、失業者が多すぎて未来への金銭的見通しがなさすぎるんでしょう。だから老人からカネを奪い取るほかない。もし、詐欺を根絶することに、なんかATMのメカニズムでその家族にすぐに通知が行くようになったり、プールを一回させたりするようにして、かりに成功したら、もっと直接的な強盗殺人がそれに変わるだけじゃないですか。詐欺をわざわざやってるだけマシだって気がしますけどね。普通に盗むほうが早いもの。


 あるいは集団虐殺による、富の世代間分配が行われるだけじゃないですか。 手段はエスカレートしていくだけで、その原因である、富の欠乏は少しも改善されていない。ユダヤ人を絞め殺したように、高齢者が集団施設に入れられて虐殺されることになる。といって、話し合いでは高齢者は富を分配したりしない。ユダヤ人もそうであったように。すでに民主的解決は閉ざされているんですよね、国家の強制が無い限り。といって民主主義で多数決原理では、頭数でそれも出来ないと。

 結果的には、暴力的手段で、富の平均化はいつか行われるか、あるいはもっと完全に、破産によるハイパーインフレで富自体が喪失されて、破滅する。



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 CDが売れないの理由

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130929/k10014898651000.html

 コピー禁止でも、売上が減少のまま、ってニュースですが。ざまあ!っていうよりもw
 だってグロスで市場が減ってるのだからアタリマエじゃんという気がするのですけどね。人口は少ししか減ってないけど、しっぽが伸びてるだけで、カラダはガリガリです。
 音楽買うような世代は、毎年50万人づつくらい減ってますしね。


 そいで、その中でしかもCDが変えるような小金持ち(前には無かった携帯代、スマホなんて月5000円以上でしょう?Iがガキのころなんて、月小遣い3000円でしたから、携帯代で終わりです、赤字です。)、バイトしてるにしろなんにしろ、月1万5千は小遣いなきゃ音楽なんて買わないって考えるとそんな、ブルジョアのガキは、全員集めても80万人くらいしかいないんじゃないですか?ライブにくるようなニンゲンも。というかどんな若者向けの文化市場も。市場なんて無いんですよね。アジアやらにはあるというけど、それも嘘です。じゃあアジアやヨーロッパでどんな作品があるの?っていうと無いですもの。どこも状況は同じです。フランスやドイツの映画で最近何か観ました?ハリウッド映画面白いですか?台湾、中国、アジアの文化で何か今優れたものがある?無いもの。ほんとはすこ~しだけあるけど。


 潜在購入者が全員買っても、ミリオンに届きやしませんから、売れるわけないに決まってるじゃないですか、仕組みとか著作権とかそういう問題じゃなくて。


 アイドルとかのものを買ってるのは、キチガイの気持ち悪いおっさんのオトナ買いですから、まだ売れるのだろうけどね。数字としては、それはおっさんが1人で10枚買うのも、ティーンが1人づつ10枚買うのも同じだけど、内実は全然違うもの。おっさんは文化を作ろうっていう意思は無いし。言ってしまえば誰ともつながってないから、カネを出して、パトロンになって擬似的に何かとつながってる感が欲しいのではないですか、世間が言うように単にエロい目的ではないと思う。つまるとこキャバクラです、風俗ではなくて。セックスじゃなくて、誰かと何か接触したい。その感覚をカネで売ってるんですなぁ。

 
 ともかく真面目に音楽やっても売れるハズが無いのですよね。


 ふと思うのですけど無くてもいいんじゃないかって思いますね、国産の音楽なんて。というかテレビも。もちろんその中にはほんの少しいいものはあるのかもしんないけど、99%は無くなってもいいものだから。
 テレビ業界も、音楽業界も一人残らず全員無くてもいいと思うのですけどね。全員いなくても、1%しか変わらないんだから。全員クビにしていいのじゃないですか。総入れ替え。

 テレビ欄とかをちらりとみて、1つも見るもの無いなと思うといっつもIはこれを思っています。総入れ替え出来ないのかな?全員、新しく変えられないか?そしたら10%くらいは面白いものが出来るじゃないか?と。

 今芸能界にいるヒト、全員変えられないのか?って思います。失われるものがあまりにも少ないんだもの。



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http://www.youtube.com/watch?v=HMqY1L7VhRU

松紳でクスリの話をしてます。こんなんテレビで出来るんだ。すげぇなおい。普通にびっくりした。そいでマジで、親身な話をしてますね。クスリ、ダメゼッタイ。っていうのじゃなくて。あんな最低なポスター見たことないですよね、全否定かい。悪いことする奴全否定したら、全反発ですよ。全否定で素直に受け取る奴って、死んでますからね。黒人、ダメゼッタイ、ユダヤ人ダメゼッタイと同じレベルの話だぜそれって、っていうのに気がついてないんですよね、あぁいうのを書く奴って。


 松紳ってなんでI、同時代に一度も見たことなかったんだろ?やってなかったのかな・・・、いっっっっかいも、本放送を見たことない。結構最近なのに?一体なぜ?まっつんのテレビだったらまずチェックするのにな


 完全にただのラジオですけどねw ラジオをテレビで流してるだけ。


 そいで放送してる時代が放送室の時代とかぶってて、話の内容もかぶってるので、あぁたかっちゃんか紳助かで同じ話がどう転ぶのかっていう、比較ができて面白いなぁ・・・。本当に紳助には最後の面白いテレビ番組だったんだなぁ・・・・・感慨ぶかし。




2013年9月29日日曜日

monty python live at hollywood bowl 1982

PYTHONの舞台です。

 PYTHONが板ではどういう風になるんだろうという。

オールスターキャストっていうか、まぁPYTHON勢ぞろいですが、ギリアムが板についているのが、珍しいですけど、スケッチ(台本)も、おなじみのものを取り揃えていて、知ってるヒトにはすぐわかる笑いやすい構成となっていて、ロックミュージシャンのコンサートと同じですね。


 
何よりも、やっぱPYTHONのネタは、客への要求レベルが圧倒的に高いですよね、ハイデガー、ジャスパー、ベルグソンを読んでることを前提にしたギャグなんて、ありえないもんw

 よくごっつと比較されますが(勝手にしてるだけかもしんないけれど)、パイソンのほうがやっぱインテリ向けのネタで、ごっつはワーキングクラスのネタですよね。ごっつはしかもブレーンはほぼ松本人志とそのアシスタント高須光聖の二人だけですから、ネタを書けるやつが何人もいるパイソンのほうが、ネタとしての幅が広いし、ギリアムのアニメーションも抜群に冴えてるわけで、天才1人に対して天才6人では分が悪いところがあります。


 音楽もできるから歌ネタも使えるしな・・・



 よってI的にはやっぱパイソンのほうが、一枚上なのかなって気がしますね、残念ながら。そして英語ってことで、理解出来る層が圧倒的に広いし。(このコンサートだって、イギリスからアメリカへの遠征ライブなわけで、日本語では絶対それは出来ないですしね)、市場が広いからえぐいネタでも通るわけで。

 そいてやっぱパイソンのほうがセンパイだってのも、パイソン評価が高い理由になるでしょうね、やっぱはじめにやったやつのほうが点数高いものなぁ・・テレビでこんな面白いことできるよっていうフォーマットを作ったわけですから。




 たぶんフライングサーカスだったと思うけど、裸のオンナの集団が男を追っかけるなんてネタは日本ではまったく無理ですからね。この時代の検閲の緩さもパイソン有利です。


 でもトークっていう部分では、パイソンはあんましトーク力ではないので、トークではまっつん圧勝でしょうね。フリースタイルっつーのか即興演劇。ガキトークみたいな、スタイルは、それまで無かった笑いですよね。


 笑ってはいけないシリーズとかが、中国、英語圏でもサブタイトル付きで人気がありますし。あぁいう企画物の笑いってのでもまっつんが勝ったと思います。

 
 しかれども、作り込みのスケッチ(コント)、長編ではやっぱ1人で全部やるのはキツイですよね・・・パイソンは完成笑いの作りこみ笑いで、やっぱまっつんは無手勝流の即興笑いなんでしょう。



 というわけでまっつんの、新作がもうすぐ公開ですねw


 PRしておきましょう、来週の土曜だっけ?



 まっつんの不幸はやっぱ天才二人だったってことですよね、5人くらいのチームであったら・・・・もっともっと色々出来るのに・・・



 笑いってのはやっぱチームプレーであって、天才1人では難しいのですね、ふつーのドラマの映画監督なら天才1人でもやりようがあるけど。まぁそれでも俳優がタレント不足では辛いとこもある・・・







RSS #24 and NOTE fot part 6 henry 6

http://youtu.be/cgKmnukN4Lk




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 第六回
SCENE IV. Orleans.
 オーレォン(フランス語だとこういう発音らしい)

[Enter, on the walls, a Master Gunner and his Boy.]
 門のところへマスターガンナーとそのガキが登場

MASTER GUNNER.
Sirrah, thou know'st how Orleans is besieged,
And how the English have the suburbs won.
 シー!THOUは知ってるだろうOrがどうやって包囲されて、Enが郊外で勝利したかを

BOY.
Father, I know; and oft(=often) have shot at them,
Howe'er unfortunate I miss'd my aim.
 Fa、知ってるよ、だからいくらかお見舞いしたんだ、残念ながら狙いは外れたけどね

MASTER GUNNER.
But now thou shalt not. Be thou ruled by me:
 だが今はTHOUはそうじゃない、Meが司令をするからな
Chief master-gunner am I of this town;
Something I must do to procure(獲得する) me grace.
 この街のMagとしてその栄誉を得るために何かせねばな
The prince's espials(監視) have informed me
How the English, in the suburbs close intrench'd,
 Prのスパイが知らせてくれた、Enがどうやって郊外を塹壕としているかを
Wont(ウォーント 常に~~する) through a secret grate(格子) of iron bars
In yonder(向こうの) tower to overpeer(上から望む) the city,
 鉄格子から向こうの塔に向けて街を監視しているらしい
And thence discover how with most advantage
They may vex us with shot or with assault.
 そうしてどのようにすれば最も効率的に砲撃とアサルトで被害を与えられるかをみつけるってわけだな
To intercept this inconvenience,
A piece of ordnance(大砲) 'gainst it I have placed;
 その不都合を阻止するために、Iはある大砲を備え付けた
And even these three days have I watch'd,
If I could see them.
 そして3日も観察した、どうにかThemが見えないかとな
Now do thou watch, for I can stay no longer.
If thou spy'st any, run and bring me word;
And thou shalt find me at the governor's.
 でも今からはTHOUが見張りにつけ、Iはもうここにはいられないから、何か見たら走ってIに伝えろ、ガバナーのところにIはいるだろうから

[Exit.]

BOY.
Father, I warrant you; take you no care;
I'll never trouble you, if I may spy them.
 Fa、保証するよ、手間は取らせない、邪魔はしない、もしIが見張りにつくならね

[Exit.]

[Enter, on the turrets(小塔), the Lords Salisbury and Talbot,
Sir William Glansdale, Sir Thomas Gargrave, and others.]
 タレットの上に、L-Sl、Tal、Si-WG、Si-TGその他が登場

SALISBURY.
Talbot, my life, my joy, again return'd!
How wert thou handled being prisoner?
タルボット、Iの人生、喜びよ、また舞い戻ったか。捕虜としてどういう扱いを受けたんだ?
Or by what means got'st thou to be releas'd?
Discourse, I prithee(願わくば), on this turret's top.
  そしてどういうわけで釈放されたんだ、説明してくれ(ディスクールしてくれ)、たのむから、このタレットの上で

TALBOT.
The Duke of Bedford had a prisoner
Call'd the brave Lord Ponton de Santrailles;
 DuBが、勇敢なLo P d Sというやつを捕虜にしていたのです
For him was I exchanged and ransomed.
 彼と捕虜交換されたというわけです
But with a baser man of arms by far
Once in contempt they would have barter'd me:
 もっとひどく下賎なものと、Iに軽蔑をもって交換しようとしたのだけれど
Which I disdaining(軽蔑して) scorn'd, and craved death
Rather than I would be so vile(下賎な)-esteem'd.
 そんなものは軽蔑して無視して、むしろ死を願いました、そんなことでIの自尊心を穢されるくらいなら
In fine(インファイニ ラテン語=要するには、罰金で、ではない), redeem'd(買い戻す、償還する) I was as I desired.
 最終的には、Iの望む形で、償還は行われました
But, O! the treacherous Fastolfe wounds my heart,
Whom with my bare fists I would execute,
If I now had him brought into my power.
 だけど、クソ!あの裏切りのファストルフめ、胸がむかむかする。ステゴロでぶちのめしてやるぞ、もしIの指揮下に戻ったなら・・

SALISBURY.
Yet tell'st thou not how thou wert entertain'd.
 ねぇまだTHOUはどういう風に楽しませてもらった(茶化してるのです)のか言わないじゃないか

TALBOT.
With scoffs and scorns and contumelious(無礼な) taunts.
 罵詈雑言と無礼な振る舞いによってです
In open market-place produced they me,
To be a public spectacle to all:
 広い場所にIをつれていきました、公衆の晒し者にするためにね
Here, said they, is the terror of the French,
The scarecrow that affrights(恐れさせる) our children so.
 やつらはいいましたね、これがフランスの恐怖で、子供をビビらせる、カカシ様だってね
Then broke I from the officers that led me,
And with my nails digg'd stones out of the ground
To hurl(放り投げる) at the beholders of my shame;
 そこでIはOfから逃げ出して、自分の爪で地面から石をつかんで、Iを辱めるやつらに投げつけました
My grisly(ぞっとする) countenance(顔つき) made others fly;
None durst come near for fear of sudden death.
 Iのぞっとするような顔つきをみて、ヤツラは散り散りになりました、誰も即死を怖がって寄ってきませんでした
In iron walls they deem'd me not secure;
So great fear of my name 'mongst them was spread
鉄のカベでさえも安全ではないように思えたのでしょう、Iの名のすごい恐怖がヤツラの中に広がっていきました
That they supposed I could rend(引きちぎる) bars of steel,
And spurn in pieces posts of adamant(壊れないもの):
 THEYはIが鉄柵を引きちぎりどんな固いものでも粉々にすると思ったのです 
 
Wherefore a guard of chosen shot I had,
That walk'd about me every minute while;
And if I did but stir out of my bed,
Ready they were to shoot me to the heart.
 そこで狙撃隊がIの守りにつきまして、一分間ごとに見張りをするようになりました、ちょっとベッドからもぞもぞと動くだけで、Iの心臓を撃ち抜こうとしてね

[Enter the Boy with a linstock(導火線).]
 (オーレオンの)ガキが導火線を持って登場

SALISBURY.
I grieve to hear what torments you endured,
But we will be revenged sufficiently.
 IはUが受けた責め苦を聞いて煩悶するが、そのリベンジは十分なされるだろう
Now it is supper-time in Orleans:
Here, through this grate, I count each one,
And view the Frenchmen how they fortify(要塞化する):
 オーレオンでは今は食事の時間だ、ほらこの大砲を通して1人づつ確認できるくらいだ、そしてFrがどのように要塞をこしらえているかも見ることができる
Let us look in; the sight will much delight thee.
Sir Thomas Gargrave and Sir William Glansdale,
Let me have your express opinions
Where is best place to make our battery(砲列隊) next.
 見てくれ、この長めはTHEEを喜ばせるだろう、STG、SWG、意見を聞かせてくれ、どこが砲撃を加えるには最良の場所だろうか。

GARGRAVE.
I think, at the north gate; for there stand lords.
北門が良いでしょう、ロードたちがいるから 

GLANSDALE.
And I, here, at the bulwark(土塁) of the bridge.
 Iは橋の土塁です

TALBOT.
For aught I see(よくはわからないが), this city must be famish'd,
Or with light skirmishes enfeebled(衰弱させる).
 たぶんこの街は餓死寸前だし、小さな小競り合いで衰弱している

[Here they shoot. Salisbury and Gargrave fall.]
 ここで砲撃(さきほどの導火線をもった少年が) SaとGaは倒れる

SALISBURY.
O Lord, have mercy on us, wretched sinners!
 ロードよ、慈悲をたれ給え、あのクソ罪人め!

GARGRAVE.
O Lord, have mercy on me, woful man!
ロードよ、助けてくれ、この敬虔なIを!

TALBOT.
What chance is this that suddenly hath cross'd us?
 これはどういう機会だっていうんだ、いきなり砲撃なんて
Speak, Salisbury: at least, if thou canst speak:
How farest thou, mirror of all martial men?
 Saなんとかいってくれ、しゃべれるなら。THOUは戦う男たちの鏡のように誠意のあるヒトだったぞ
One of thy eyes and thy cheek's side struck off!
Accursed tower! accursed fatal hand
That hath contrived this woful tragedy!
 片目と頬が吹き飛ばされてしまってるじゃないか!!呪われたタワーだ、呪われた運命の手が、こんなひどい悲劇を引き起こすとは!
In thirteen battles Salisbury o'ercame;
Henry the Fifth he first train'd to the wars;
 13もの戦争を闘いぬいたSa、ヘンリーⅤが最初に戦の手ほどきをうけた男
Whilst any trump did sound, or drum struck up,
His sword did ne'er leave striking in the field.
 どんなトランペットや太鼓の音を聞いての彼のソードは戦場にこだまするのをやめなかった
Yet liv'st thou, Salisbury? though thy speech doth fail,
One eye thou hast, to look to heaven for grace:
 まだ生きてるかSa?話す力を失っても、残された1つの瞳で、天の美しさを見ろ
The sun with one eye vieweth all the world.
 太陽もまた1つの瞳で世界をくまなく見ている
Heaven, be thou gracious to none alive,
If Salisbury wants mercy at thy hands!
 天よ生きてるものすべての栄誉を与えないでもいい、Saの手に恵みを与えてくれ
Bear hence his body; I will help to bury it,
 彼のカラダをオレが持って埋葬する手助けをしよう
Sir Thomas Gargrave, hast thou any life?
Speak unto Talbot; nay, look up to him.
STG THOUも息はあるか?タルボットに話してくれ、イヤただ見てくれるだけでいい
Salisbury, cheer thy spirit with this comfort,
Thou shalt not die whiles--
 Sa、魂を奮い起こしてくれ、THOUはまだ死なな・・・
He beckons with his hand and smiles on me,
As who should say 'When I am dead and gone,
Remember to avenge me on the French.'
 彼は片手をあげて微笑みかけているじゃないか、そしてこう言うんだろう。もしIが死んでいなくなっても、Frに復讐するのだけは覚えていてくれ
Plantagenet, I will; and like thee, Nero,
Play on the lute, beholding the towns burn;
Wretched shall France be only in thy name.
 プランタジネット(Saはランスター公の四男?JOAN の息子で王家の血?)、おれはやるぞネロのように街が焼け落ちるのを見ながらリュートを奏でよう、THYの名をもってフランスよ呪われろ

[Here an alarum, and it thunders and lightens. ]
 突撃の音、そして雷鳴が轟く

What stir is this? what tumult's in the heavens?
Whence cometh this alarum and the noise?
 この地鳴りはなんだ、この天の轟は?この轟音とやかましさは何の前触れだ?

[Enter a Messenger.]

MESSENGER.
My lord, my lord, the French have gather'd head:
The Dauphin, with one Joan la Pucelle join'd,
A holy prophetess new risen up,
Is come with a great power to raise the siege.
ロードロード!Frが固まって兵をあげました。Daはジョアンラプセルが加わりました、新参の聖なる預言者です、ものすごい力で包囲を突破します

[Here SALISBURY lifteth himself up and groans.]
 ここでSaは頭を上げて苦悶する

TALBOT.
Hear, hear how dying Salisbury doth groan!
 聴いたか!聴いたか!死にゆくSaの嘆きが
It irks his heart he cannot be revenged.
 復讐できないことが彼のこころをかきむしったのだ
Frenchmen, I 'll be a Salisbury to you:
Pucelle or puzzel, dolphin or dogfish(小型のサメ),
 Fr、IがUのSaとなるぞ、プセルだか、パズルだかドルフィンだかドッグフィッシュだか知らないが!(ダジャレ)
Your hearts I 'll stamp out with my horse's heels,
And make a quagmire(沼地) of your mingled brains.
 Uの心臓をIの馬の蹄で潰しだしてやる、腐った脳髄をぶちまけてやる
Convey me Salisbury into his tent,
And then we 'll try what these dastard Frenchmen dare.
 Saの陣営へとIを導け、そのあとで、あのクソッタレフレンチが何が出来るのか試してやる

[Alarum. Exeunt.]
 アララム、退場。





SCENE V. The same.
 シーン5 同場(オーレオン)

[Here an alarum again:  and Talbot pursueth the
Dauphin, and driveth him:  then enter Joan La Pucelle,
driving Englishmen before her, and exit after them:
then re-enter Talbot.]
 アララムがもう一度、タルボットはDaを追いたてる、そこへプセルが登場、Enを追い立てて退場、またタルボットが登場

TALBOT.
Where is my strength, my valor, and my force?
Our English troops retire, I cannot stay them:
A woman clad(=clothed) in armour chaseth them.
 Iの力は、勇気は、軍勢はどこへいったんだ、Enの軍隊は撤退していく、Iはとどまることができない、武装したオンナに追い立てられている

[Re-enter La Pucelle.]
 プセル再登場

Here, here she comes. I 'll have a bout with thee;
Devil or devil's dam(メス親), I 'll conjure thee:
 来たぞ、Cが。THEEと決闘する。悪魔か悪魔のメス親か、その呪いを暴く
Blood will I draw on thee, thou art a witch,
And straightway give thy soul to him thou servest.
 血を引きずり出してやるぞ魔女め(魔女の魔力はその血にあるという伝説)、そしてTHOUが従うべきものへその魂を送り込んでやる

PUCELLE.
Come, come, 'tis only I that must disgrace thee.
 こいこい、IだけがTHEEに土を踏ませるものだぞ

[Here they fight.]
戦い






TALBOT.
Heavens, can you suffer hell so to prevail?
 天よどうして地獄が栄えるのを許しておける
My breast I 'll burst with straining of my courage,
And from my shoulders crack my arms asunder,
But I will chastise(穢を取り除く) this high-minded strumpet(売春婦).
Iの胸がIの勇気で爆発しても、腕が肩から引きちぎれようとも、この高慢ちきの売春婦という汚れを(この世から)取り除いてやる

[They fight again.]
再戦

PUCELLE.
Talbot, farewell; thy hour is not yet come:
I must go victual Orleans forthwith.
 タルボットよ、お別れだ、THYのの命数はまだ残ってる、オーレオンに勝利をもたらすために行かなくては

[A short alarum:  then enter the town with soldiers.]
 短いアララム、街へ兵隊が入り込む

O'ertake me, if thou canst; I scorn thy strength.
出来るものなら追ってこいIはオマエの力など屁にも思っていない
Go, go, cheer up thy hungry-starved men;
Help Salisbury to make his testament:
This day is ours, as many more shall be.
 ゆけゆけ、THYの飢餓軍団を励ましにいけ、Sawo助けて遺言を書かせてやれ、今日という日はワレワレのものだ、そしてこれからも多くの日がそうなるだろう

[Exit.]

TALBOT.
My thoughts are whirled like a potter's wheel;
I know not where I am, nor what I do;
 考えがろくろのように回ってるぞ、どこにいるのかも何をしているのかもわからん
A witch, by fear, not force, like Hannibal,
Drives back our troops and conquers as she lists.
 魔女め!力ではなく恐怖を利用した、ハンニバルのように、Cが言ったようにワレワレの軍隊を撤退させ勝利を収めた
So bees with smoke and doves with noisome stench(悪臭)
Are from their hives and houses driven away.
 ハチやハトが煙や悪臭で彼らの家や巣からいぶし出されるように
They call'd us for our fierceness English dogs;
Now, like to whelps(いぬっころ), we crying run away.
 Enの猛犬と歌われたUsが、今では狆ころのように泣いて逃げ出している

[A short alarum.]

Hark(聞け), countrymen!  either renew the fight,
Or tear the lions out of England's coat;
Renounce(断念する) your soil, give sheep in lions' stead:
 聞け国のものよ、新たな戦いを始めろ、そうでなければEnの紋章からライオンを引きちぎれ、土壌を捨てろ!そしてライオンの代わりに羊でもつけろ
Sheep run not half so treacherous from the wolf,
Or horse or oxen from the leopard,
As you fly from your oft-subdued slaves.
 羊でさえオオカミからその半分も逃げ出しはしないぞ、馬や牛だってヒョウからそれだけ逃げはしない、Uが、いつも奴隷としていたものたちから逃げるよりは

[Alarum. Here another skirmish.]
 アララムまた小競り合い




It will not be:  retire into your trenches:
 もうここまでか、塹壕へ引き上げろ
You all consented unto Salisbury's death,
For none would strike a stroke in his revenge.
 UはすべてSaの死の共犯だ、誰もHEの復讐のために剣を打ち下ろそうとしない
Pucelle is ent'red into Orleans,
In spite of us or aught that we could do.
 プセルはオーレオンに入った、ワレワレがそうするべきであったのに
O, would I were to die with Salisbury!
The shame hereof will make me hide my head.
 くそっSaと共にしていればよかった、こんな恥辱ではこれから顔を隠して生きねばならん・・

[Exit Talbot. Alarum; retreat; flourish.]
 タルボット退場、アララム。退却、ファンファーレ








SCENE VI. The Same.

[Enter, on the walls, La Pucelle, Charles,
Reignier, Alencon, and Soldiers.]
 城壁に、P、Ch、R、A 、兵士たち登場

PUCELLE.
Advance our waving colours on the walls;
 行って、城壁から、旗をなびかせろ
Rescued is Orleans from the English:
Thus Joan la Pucelle hath perform'd her word.
 オーレオンはイングランドから救われた、プセルは約束を果たしたぞ

CHARLES.
Divinest creature, Astraea's(ユピテルの娘、乙女座のコト、処女で無垢の象徴) daughter,How shall I honour thee for this success?
 最も神聖な生き物、アストライアーの娘よ、どのようにその名誉を称えればよい

Thy promises are like Adonis' (ギリシャの有名な美青年)gardens
 that one day bloom'd and fruitful were the next.
その約束、はアドニスの庭のようだ、ある日に花咲けば、次の日には実がなっている
France, triumph in thy glorious prophetess!
Recover'd is the town of Orleans.
More blessed hap did ne'er befall our state.
 フランス、勝利はその栄光ある預言者に、オーレオンは回復された。我が国家にこのような幸福は起こっただろうか

REIGNIER.
Why ring not out the bells aloud throughout the town?
 どうして街中に鐘を鳴り響かせないのですか
Dauphin, command the citizens make bonfires
And feast and banquet in the open streets,
To celebrate the joy that God hath given us.
 Dayo、市民に命じてかがり火をたかせて、祝祭と祭りを大通りでさせましょう、神がWeに喜びを与えたことを祝して

ALENCON.
All France will be replete with mirth(陽気さ) and joy,
When they shall hear how we have play'd the men.
フランス全土が陽気さと喜びに満ちるでしょう、Weがどのように男を演じたのかを聞けば

CHARLES.
'Tis Joan, not we, by whom the day is won;
For which I will divide my crown with her;
 これはジョアンのおかげだ、Iのせいではなく、今日という日の勝利は、よって、Iは王冠を彼女と分けたいと思う
And all the priests and friars(托鉢修道士) in my realm
Shall in procession(行列) sing her endless praise.
 プリーストとフライアーはIの国家にいるものは行列を組んでCに永遠の誉を歌わなければならん
A statelier pyrami(d)s to her I 'll rear(建立する 古英語)
Than Rhodope's(エジプトの王女らしい) of Memphis ever was;
 立派なピラミッドを建てる、メンフィスのロドペのものより
In memory of her when she is dead,
Her ashes, in an urn(骨壷) more precious
Than the rich-jewel'd coffer of Darius,
 Cが死んだときはそれを記念して、Cの灰は骨壷は、ダリウスの絢爛豪華なものよりも豪華なものとする
Transported shall be at high festivals
Before the kings and queens of France.
 大きな祝祭の時には運ばれるよう、フランスの王と王女のもとへ
No longer on Saint Denis(サンドニ、フランスの初代司教で守護聖人) will we cry,
But Joan la Pucelle shall be France's saint.
 サンドニに涙することはやめて、ジョアン・ラ・プセルがフランスのセイントとなる
Come in, and let us banquet royally
After this golden day of victory.
 さぁ王侯の祝いを始めよう、今日の黄金の勝利の後で

[Flourish. Exeunt.]
 ファンファーレ、退場。