2015年12月31日木曜日

ルイヴィトン 2016 SS  ニコラ・ジェスキエル

http://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/stories/womens-spring-summer-16-show

いきなりファッションショーの話を初めてなんじゃらほいと思うかもしれませんが、今回のヴィトンのコレクションはすっげーかっちょいいです。
 マンガとかファンタジーのコスチュームを考える時にやっぱし、リアルクローズよりもモードのランウェイを見るほうがすごい参考になります。


 いきなりピンクのレザーに、ピンクの髪、なんていうんでしょう、ついにやられた。コスプレのハイモード化、っていう感じ。
 Iは近いうちにコスプレってのがキワモノとかイベント的な衣装じゃなくて、普段着に入ってくるんだろうなって予感してましたがついにヴィトンが手を付けたことで、一気に加速しそうですね。アマチュアのレイヤーがつくるようなテロンテロンの生地じゃなくて、プロがコスプレをスタイリッシュに進化させていくでしょう。ストリート文化が飲み込まれてるっていう気がしなくもないけど、退屈なファッションをぶっ飛ばして、新しい波が生まれたらいいですね。


 Iはほんとみんながみんな同じような背広を着てるのを見ると吐き気がする。なんやねん!リクルートスーツってやつも反吐が出る。この国の、っていうかこのセカイのそういう保守的なところが死ぬほど嫌い。Iの変な夢の1つにど金髪にしてホームレスになって、犯罪を犯してしまい、刑務所でムキムキになるっていう野望がありますw アウトローあこがれですね、かなり屈折してるが・・。



 後で解説を読んでなるほど~、だったんですけどジェスキエルの発想はファイナルファンタジーから来てたんですって、なるほどね。確かにFFライクな感じであります。

BGMにはトロン・レガシーが使われてます。繋がりました~、つながったというのはたまたまIが最近トロン・レガシーを見たからですね。こういう偶然の繋がりってよくあって、それが時代のエートス、感覚なんだと思います。ニコラス・ジェスキエール、と偶然ハマったわけですわね、これから注目ですこのデザイナー・・・調べてみたらもうめっちゃ有名なヒトなんですね・・・。マークジェイコブスの後任というわけで・・・。やりおる。

2015年12月26日土曜日

1990  柊あおい 耳をすませば

 一番好きな映画は?って聞かれるとすごい困りますよね。アホな質問なんです、一番なんとか~~~、ってのはわかりやすいけど結局嘘です。それは自分ってのはコロコロ変わっていくものだから、朝の自分も夜の自分も違う、朝の自分が好きな映画も、夜の自分も、明日も、去年も、来年も。全然違う。ステーキが好きだからって朝っぱらから食えないし、老人になったらステーキなんて食えたもんじゃない。

 そういうわけで一番好きな映画は、次の自分の映画、とこたえることにしてます。映画に限らず、好きな本は次の自分の本。


 そうなんですが、Iが一番好きな映画は耳をすませばだ、ってめんどくせー時は言うようにしてますw なんじゃそりゃ。初めて原作のマンガのほうを読みました。Iはもっと原作とアニメは全然違うんだと思ってましたが、前半のほうは特にけっこう忠実に駿氏はコンテ切ってますね、なんかあのアニメ宮﨑駿っぽくないカットがいくつかあって、それはこのマンガからとってるからなんですね。小説からとってたら場面は全部創作しないといけないけどマンガ原作だからちょっと違うのですね。特に高坂先生が駿氏っぽくないんですね。性格も、あぁいう感じのキャラって他にいないです、駿氏自信は使わないタイプのキャラなんです。


 あとしずくの姉ちゃん、汐の性格が全然ちゃうのですね、アニメだとツンデレですけど、原作では文化系の良い姉ちゃんです、これは駿氏のほうがやっぱ上手ですね。マンガのほうは基本的にみんな優しくていい人ばっかしです、それだとちょっとぬるいっていうか、物語のテンションがゆるくなってしまいますものね。Iのルールなんかもしれませんが、家族ってのは仲が悪くて普通、仲が悪いっていうか表面的には言葉使いとかもきつくて当たりもきつく見えるもんです、底の底には絆があるんですけど、それをちゃんと上手く出したいものです。

 そいで姉ちゃんはセイジの兄ちゃんとできています。これもまったく違う、アマサワコウジはアニメでは完全に削られた。

 最後の朝焼けのシーンはIはちょっとマンガのほうが好きかも。いつのまにか寝てしまって起きたら朝まだき、その朝四時半ごろに不意に目覚めたあの感じがマンガほうが出てましたね。、アニメはちょっとw こっちが恥ずかしいって感じでしたから。


 あとセイジ君はマンガでは絵描きでアニメではヴァイオリンメーカーになっております。これはちょっとむずかしーとこですよね。ただカントリーロードを使いたかったからセイジ君はヴァイオリンをつくることで音楽、っていうのに結びつけたわけですが、ちょっと飛ばしすぎてるっていうか、あの地球やのジジィがヴァイオリンを作ってるってのは設定として無茶な気がするし、地球屋が金持ちの道楽の店みたいに見える。もっとこじんまりした素敵な店なのに。あんな市街地でヴァイオリン弾いてたらうるせぇです、Iはヴァイオリンやってたからわかる。アンサンブルなんて弾いたら即効苦情の嵐。ただアニメの中で絵描きを目指すニンゲンを描くのはちょっと、劇中劇みたいで変。写真ってのも安易ですね、Iは写真を芸術だとは認めない(!)w  じゃあどうすりゃいいかっていうと・・・いい案はすぐには出ませんw 
 





 アニメの耳すまを好きなのは、しずくが何を食べてるかってのがすごいわかるからですね。まず牛乳をがぶ飲みしたことを母になじられ、コンビニに買いに行かされ、家で作った麦茶を飲み、父と同じであろう弁当を保健室で食べて、創作にドハマりして何も食えずにカロリーメイトをかじり、地球やで月見うどんを作ってもらう。

 ここまでちゃんと何を食ってこのヒトは生きてる、っていうのがちゃんと描かれてるので、食べ物をテーマにした映画でもない限りないです。でもいい映画っていうのは、そういうこのヒトはどうやって生きてるの?っていうのが見える映画が良い映画なんだと思います。


 それともう一つ、ワーキングクラスの女の子っていうのが描かれてる映画って他に無い気がする、だいたいはオシャレで馬鹿でかい金持ちの家に住んでるか、スタイリッシュなマンションみたいなとこに住んでる、自分の部屋も無いようなワーキングクラスの感じってのをちゃんと描いてるってのはまぁほんとーーに少ない。真逆におしん、みたいな赤貧、クソ貧乏の貧乏話みたいなのはくさるほどあるんですけどね、そうじゃない、びみょーな貧乏な感じ、それと女の子ってのはすげー難しいんですよね。ダサい女の子になってしまう・・・。でもほんとのところは殆どの♀ってのはワーキングクラスでこれが大多数の実情なんです。
 それに殆どの作品ってのは生活感がまったく無いものが多いです・・・・




2015年12月20日日曜日

SONGS 松任谷由実

http://www.dailymotion.com/video/x3ipt7v_songs%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%AB-%E6%9D%BE%E4%BB%BB%E8%B0%B7%E7%94%B1%E5%AE%9F-12%E6%9C%8819%E6%97%A5_tv


 あれですねまぁ映画番宣なんですが、NHKのクセに・・、ハリウッド映画なので予算がたっぷりあるっていう感じです。サンテックスの生家ってのがすげー興味深くて、複雑な名前からして貴族ってのはわかってましたが、あんな超弩級のボンボンだとは知りませんでした。ちょっとサンテックスが嫌いになった・・・。
 まぁボンボンが清貧というか清いものに憧れるってのは宮沢賢治や太宰も同じで、やっぱボンボンのほうが才能人の割合は多いですわね・・・。



 松任谷由実は生歌が安心して聞ける数少ないアーティストだなって思いましたね、オケ有りき、ルックスありき、みたいなのとは違って、それとIボイトレやってます。みたいなボイトレ風の歌い方も嫌味ったらしくて嫌です、自然でちゃんとしてる、プロです。取り上げる曲も「やさしさに包まれたなら」「瞳を閉じて」という、いいとこをついてますね。


 若い人は松任谷由実の全貌ってのがよくわからないと思いますが、Iは一応全部聞いてるはずなのでわかります。結婚して松任谷、になる前、荒井由実時代はほんとーーにすごくて、恐ろしい速度で名曲を乱発してました。ルージュもそうだし、ひこうきぐもとか、代表曲はだいたいそのデビューして三枚目くらいのアルバムまでで、そっからなんかリゾートだとかカトマンズだとか、ぽかーん、っていうところに行ってしまって、ちょっとスキーブームにのってリバイバル、ちょこちょこいい曲は出してますが、荒井由実時代のセンスは見られません。今回の新曲もいまいちですねw


 だからこれから聞こうってヒトは初期のアルバムは全部必聴です。

 他のアーティストでもこのデビューして何枚かまで、が伝説的な功績でそっから昔の自分に勝てないってのがたくさんいますよね、一発屋ではないにしても、若い時が一番良いっていう、特に音楽っていうジャンルはそれが多い、小説家や映画監督で処女作が最高傑作ってのは少ない気がする、マンガやアニメ、絵描きってのは処女作はド下手でひどい、ってのがむしろ多い。絵ってやつはやればやるほど上手くなるので、おっさんの活躍が多いですね。

 なんで音楽だけはだんだん良くなるってのが少ないんでしょうね。数少ないそのだんだん良くなるタイプは、ベートーベン、レッチリ、グリーンデイ、とか・・あとビートルもそうですね。音楽だけはアスリート的なものなんでしょうね、旬がひじょーに短い。

WEBマンガ ノストラルギア Ep3 無修正版
























 最近思うのはIの感覚ってのは世間とはズレズレだってことですね。Iは世間の人が面白いっていうものは全然いいと思わない、テレビもほぼクソみたいに面白くない。それはIがズレてんですね。だからこのマンガも世間の一般、とはズレてるはず。修正する気は全然無いので、ズレてるほうに振り切っていきまっしょいw

2015年12月18日金曜日

WEBマンガ ノストラルギア Ep2 無修正版


























このカットが無修正のほう。お気づきかと思いますが(?)この舞台は1996年の渋谷をモデルにしてるので、もののけとE-EVAのポスターがあるんですね。これは印象的なプロップなんですけど著作権的にアウトというわけでした。109の横にポスターを設置してみました、ほんとは109の近くの東宝はもうちょっと先だし、1996年には映画館じゃなかった気がする・・・。

2015年12月17日木曜日

1983 プロジェクト A

 ジャッキー映画です。香港映画。ですがかなり綺麗に撮れてるますし、オカネも相当かかってます、80年台ってのはバブリーな時代だったんですわね。

 ジャッキーが30才くらいで油が乗り切ってるころでして、すげーカラダしてます。サモ・ハン。ユンピョウの三人がしっかり活躍することでも有名なこの映画、でも今となっては若い人はあんまり知らないでしょうね。あの時計台から落ちて大怪我っていう有名なシーンもあります。いやいや!ダメだろ!っていう落ち方してますがそれをカットしないで使うところなど、カラダ張ってるなぁ、って感じがすげーします。ストーリーは香港の海賊がうんちゃらかんちゃらっていう話なんですが、ストーリーなんてまったくどうでもよくて、アクションシーンのアイデアの引き出しの多さを鑑賞しようってとこですね。香港映画は台本を作らず即興で組み立てる取り方でした、まぁ事前にあのアクションを考えろっていうほうがムリってものです、色んなセットを持ってきて、こうしようあぁしようってその場でやってくわけですね。


 脚本家っていう種族、あるいは小説家、ってのはアクションが描けません。物語をつくるのとアクションをつくるの、これって全く別の才能なんですけど、小説を映画化、とかよくやりますよね。いや小説にはアクション無いから・・・、脚本家に絵コンテが描けないのも同じです、絵コンテで物語を語る技術と、小説とはまったくの別物。しかしなかなかこの、優秀な絵コンテ師っていうのはいないもんなんですね、まず絵コンテ師っていう職業が成立してないっていうか、そんな名前の仕事ないですもんね。けど動画はコンテなんです、コンテがすべてってくらい。もっとコンテアーティストを評価してあげるべきです。


 この映画特に自転車アクションのシーンが気が利いてて良い感じですね、自転車あるあるっていうのかw スポークに棒を差し込んで前宙するってのは、わんぱくこぞうには一度はある経験じゃないですかね、ほんとにあっ!死んだ!っておもいますからねw

 ただ敵の親玉の海賊途中までびっこをひいてたのにいきなりアクションになったら普通に動き出したのはなぜ・・・、まぁそういう辻褄の合わなさ、斬新なカット割りが香港アクションなんでしょうけどね。


 ブルース・リー、ジャッキーに続くスターって出てきそうで結局出てこなかったですね、いろんなのありましたけど・・最近の香港は映画とか作ってるのかすら謎です・・・

 というわけで調べたらすぐにわかりました、さすがグーグル師匠w 。香港返還されて、中国の一部となって規制されてダメになったんですね。それにそれを嫌ってアメリカに亡命?したクリエイターも多数だったんですって。なんてわかりやすさ。

 Iはいっつも思うのですけど中国の人は何が面白いんですかね。まぁ実際には日本のアニメもハリウッドの映画も、かなりの程度は中国人が作ってますので、エンタメ業界を席巻してるのは中国でして、ただパッケージを日本やアメリカが作ってるだけなんですけど。ファッションにしたって電化製品にしたって。クールジャパンといいつつ、パケ写を撮ってるだけです。中国人が爆買いとかやってますけど、よく考えると超無駄です、日本が中国で作って輸入してるものを中国人が日本に来て買ってるのですもん。なんじゃそれ。

でもやっぱし、なんかおもんなさそう・・・って思いますね。まぁほかにもおもんなさそうな国は山程ありますが。

2015年12月8日火曜日

2010 Tron legacy トロン:レガシー

 トロンというディズニーにしては超エッジの効いた映画の続編です。

しかしびっくりこいたのは、すべての情報がフリーのグリッドというデジタル世界を夢見た親子の話なんです。フリーのOSを作ろうとしたが、ソフト販売で金儲けをする集団と戦う・・・
 うぉいうぉい、世界一著作権にうるさい知的権利主張ゴリ押しの権化のディズニー様が作る映画か?それとも痛烈なジョークなんでしょうか・・。そのENCOMという会社のロゴは任天堂の丸パクリなんですが、ディズニーと任天堂、まさにこの巨悪はw めちゃくちゃ権利にうるさいことで有名でして、超高速でYTから消されることで有名です。ものすごいダークなジョークなんですかね。

 まぁそんなのは最初のちょこっとだけであとはグリッド内のSF映画なんですが、プラグスーツみたいなのをやっぱ生身の人間が着るとやっぱしちょけたおっさんにしか見えないのはIだけなんでしょうか?w アニメだから成立するんで・・なんかどっか悪ふざけのコスプレにしか見えん・・・。
 アニメでしか成立しないものっていろいろありますね、ツインテール、緑とかブルーの原色系の髪色(特に寒色系)。顔の半分くらいあるでかい目。赤い目・・・などなどなど。

 

ただアマチュアレイヤーが一杯日本にはいますし最近はどこにでも出没しますけれども、ハリウッドのレイヤー職人はやっぱ技術が違うな。質感がいぃなって思いますね。ペランペランの生地ではない。
 グリッドのスーツは後ろにディスクがついてて、ディスクで戦うのが基本なんですが、これはすごいダサい。CGはそりゃよく出来てるに決まってますけども、CGが綺麗なんてのはもはやなんのポイントにもなりませんからね最近は、そりゃそうだろって感じ。問題はデザインなんですね、デザインのセンス。センスだけはコンピュータは教えてくれませんから。
 ん~~。やっぱバイクはかっこいいッて感じですかね、というかDUCATIのバイクが一番カッコ良かったようなw それはDUCATIの手柄ですが。



 いわゆるプラグスーツってクロッチの部分のデザインが肝なんですが、♀が着る分にはレオタード、ハイレグみたいなことにすれば別にすんなりいくんですが、♂のクロッチのデザインってまだ答えが出てない気がするのですよね、ぴっちりしてると超だせー。でもズボンっぽくすると、プラグスーツの基本から外れてしまうのですよね、肌にピッタリしている、ってのが基本ですから。ジレンマなんです。パンツとかブリーフっぽくしてもものすごいダサい。プラグスーツってのは♀が着るもので、♂が着るものは新しく全然違うものを考えないとダメなんかもしれませんね。もっとカチカチのアーマーっぽくしたほうがいいのかもしれない。


 この映画自体はストーリーはほぼ無いに等しいアクション映画ですのでかる~い感じで見れます。そんな注意してストーリー追う必要は全く無いです。あぁやっぱりそうなったかっていう感じw おかしなところをツッコミだしたらキリがないですが、まぁまぁ、そんなことじゃないじゃんってことでしょう。