2024年12月31日火曜日

2018 ~90巻 ワンピース トットランド編 (ビッグマム編)

  今回の主人公はサンジでして、実はジェルマという国の王子だったサンジ。ビッグマムの娘と結婚させらせる羽目に。

 それをルフィは助けに行くが果たして?


 というお話。死ぬほどひっぱり散らかしていた四皇とついにまにえるってわけで、ようやくメインストーリーが動きだして終盤戦が始まったという感じですね。


 なかなか面白いですが、問題もやっぱ多数抱えてまする・・・・


 まずはジェルマってのがクローン人間の兵隊をあやつる軍事科学国家というのですが、正直陳腐なアイデアと言わざるをえない。

 現在の戦争を見てすぐにおわかりかと思いますが、もう無人兵器の時代なんです。AIが結局何に使われるか?もちろん兵器です。兵器以外に使い道なんて無いですからね。


 AI無人兵器がAI無人兵器と戦うという、まさに徒労。核兵器後の世界の行き着く先。


 クローン人間兵器、なんていうものは、まさしく無用の兵器なんですわね。そんなのまったく必要ない。なのにこすり倒されてる。これはがっかりと言わざるをえない。


 話の流れもスムーズじゃなくて、結局ルフィはすぐ捕まってしまうのですが、例によってなぜか処刑されない。

 他の奴らはめちゃくちゃ簡単に殺しまくってるくせに、ルフィ達だけは生かしといてやるかって、なんかおかしくない?

 何度もいいますが、この捕まるがなぜか殺されずに脱出できるっての、もう50年以上007とかでアクション映画のお決まりとしてやってますが、もうやめようぜ。

 まだデウス・マキナ。突然都合の良い無敵の助っ人が現れて助けてくれるってほうがマシ、それもシナリオでは最悪の解決策と言われてますけど、捕まったけどなぜか殺されない、よりはマシ・・・


 

 ってなわけで、あの伏線がここで!とか、こういう構造か!みたいなのは決して上手く出来てるとは言い難いのですが、それを力で!パワーで!ねじ伏せていく、まさに少年漫画という感じの物語となっています。

 

 これ小説だったらまぢで意味わからん。ウェディングケーキが食べたくて暴れ出すビッグマム、美味しいケーキを作ってその暴走を止めるのだ!

 意味わからんて。


 でもマンガなら押し通せる。小説で面白い物語と、マンガで映える物語、映画で映える物語ってのはそれぞれ実は別個のものだってわけです。


 総じて、ワンピースがまたパワーを取り戻しつつあるとも感じられる、起死回生感のあっておもろいというか、おもろくなりつつある、夜明けを感じる出来で良いのではないでしょうか。新世界編つまらんニキも認めざるを得ないであろう。


 ただ89巻の終わり方と90巻の始まり方は、完全な詐欺じみた吊りで下品だと思いましたけどね・・・なんだこれは・・・集英社の差し金か?

 ひどいことするね・・・しかなくなっちゃったよ



 この辺、コマ割りもあれで見開きを使って自由にコマ割っている、これは本の形態だと実際読みづらい、特にジャンプみたいなでかい本はすげー読みにくい。さらに電子書籍ではまったく読めない。

 でも描いてるほうとしてはこうやりたいのはすげーわかる。縦長のページだと構図が上手く決まらない、自由にならない!ってことはめっちゃある。

 描いてるほうは本の形態ではなくて1ページずつ描いてるわけですからね。


 この本の形、っていうメディア端末問題って未だに解決作が出てない。

紙の本は廃れていってますが、タブレットはやっぱ画面小さくてインパクトが出せない。デスクトップの大画面で読むのもいいけど、それって目も肩もめっちゃ疲れる。

 もちろんVRディスプレイみたいなのはまず取り付けるのが面倒な上に目がクソ疲れるので問題害。


結局のとこ、やっぱ紙が一番読みやすいのも事実。ウォーリーを探せみたいなばっつり開ける本が一番いいのですが、カラー印刷でそれをやるとめっちゃ高い。


 折りたたみのノートみたいな電子リーダーで真ん中のディスプレイの継ぎ目が目立たないもので、A4サイズ。っていうこれぞ電子ノートだ!っていう決定的なものが全然生まれませんね。まず折りたたみスマホとかもクソ高いし、やっぱコストがきつすぎるんだろうか・・・。

 調べて見るとあるにはあるみたいですが、40万、キャー。しかもとにかく使いづらいという悪評ばかり、売れてもないみたい・・・


 マンガどう読むか問題に解決策は見えぬ・・・

2024年12月26日木曜日

1985 コマンドー

  一部界隈で大人気のコマンドー


内容0のアクション映画として完璧な仕上がり。


 まず時間、測ったかのように90分ぴったし。

アクション映画は90分、これは厳守です。


 だるいセックスシーンや絡み、恋愛要素などはほとんどなし。

登場人物は7人まで。


 とにかく爆破、撃ちまくり、マッチョなアクション。中だるみシーンも非情に少なく、すぐにどかーん!です。会話もすごく短い。


ツッコミどころ満載、めちゃくちゃですw


やっぱりアクションはCG無しのほうがいいです。CGとアクションは相性が悪いということがわかるのに20年近くかかった。


あと吹き替え版が秀逸なことでも有名なので、見るなら吹き替えで。こんなんオリジナル音声にこだわる必要など1ミリもないぜ。

 

2024年12月22日日曜日

2015 ~79巻 ワンピース ドレスローザ編

  さてルフィ達は、ドフラミンゴファミリーと対決する為にドレスローザへ・・・


 このドレスローザ編。出来は悪くないと思います。おもちゃの国、家族愛・・・(おぇっ)、ほいでドフラミンゴとローの悲惨な過去、という話。


 これは趣味の問題なんですけど、ワタシは好かないですね、この話。なんだか魚人島編から良くない方向に行ってるなぁ・・・っていうのがもろに出ていると思います。


 家族愛、これはただ単にワタシがファミリーものが嫌いなので、ワタシに原因が100あります。ただ単に恋愛と家族ものがでぇきらいなのです。


 問題は、ドフラとローの悲惨な過去編なんです。


この不幸自慢、ネガティブモチベーション、ってワタシは好かないのです。


 この悪者は過去にこれこれこういうひどい過去があったから、こういうひどいことをするようになってしまったのだ。

 逆もあります、例えば「今食べるのにも困ってるやつがいる、だから好き嫌い言わないでなんでも食え」っていう他人の不幸をモチベーションにするっていうやり方。


うるせぇ!


 とワタシは思うのです。


 でもこれはワンピースじゃなくて、この時代、の雰囲気なのかもしらん。東日本大震災のあとから、SNSが流行りだして、露悪的、というが、まぁこれもネガキャンですね。

 なにか話をするときに、こういうふうにしたい、っていう建設的な意見だったり、理想を語っても誰も耳を傾けず、そんなことより、あいつはこういう悪いことをしてた!あいつはいぢめっ子だった!あいつの家族には犯罪者がいる!みたいな個人攻撃やスキャンダルばっかりをして、自分がなにかする、のではなく、相手を下げる、ことに重点を置くようなことになってしまった。

 

 なんでそういうことになったかというに、別にSNSのせいでもないと思うのです。言うなれば時代の流れとしかいいようがない、人心が荒んでいく、滅びのターンに入ったってことなんじゃないでしょうか・・・



 さて、世間の声に耳を傾けると、ワタシみたいに、不幸自慢すんな、とか、人間の悪い部分ばっかにフォーカスしてて、カス取り週刊誌みたいだ・・・っていうことを言ってるヒトはいなくて、長すぎるだろ!ってとこに怒っているヒトが多いみたいです。


 ワタシは長さは別に気になりませんが、連載で読んでるヒトは、いやドフラにあったらまた地面が崩れてやりなおし、戦ってはすぐにつかまって振り出しに戻る、ドフラのいるとこまでずっと走ってばっかり。何ヶ月もずっと走ってばっかりやんけ!!とっとと戦えや!って思うのかもですね。

 ・・・確かにちょっとくどいなってとこはあるかもね・・・


 他にはワンピース新世界に入ってからおもんなくなった、みたいな暴言吐いてるやつもいます。いやさすがにそりゃ言い過ぎだろ・・・。


 でも確かに、新世界になってから魚人島編しかり、ワンピースが良くない方向に行きだしたとも言える・・・・ワンピース良いこと言ってるやん、みたいなのはほぼ序盤に集中してる気もする。序盤のルフィのほうがかっこよかった、帰ってきたルフィは強くなったからただわがまま言ってるだけのようにも見える。どうせルフィ勝つしな・・・


 でも物語のスケールの大きさとか、信じられないくらいの新キャラの出す手数、ほいで長大な物語を書き続ける忍耐力、ここはどう考えてもすごいです。

 よしこっから新章はじめんぞ、新キャラ50人作って、って言われて出来るかって話。

2024年12月21日土曜日

2013 ~70巻 ワンピース パンクハザード編 

  こっからまた超長大なストーリーへ入っていきます・・・・信じられないぜ、この話10年以上かかりやがる・・・

 いわばこっから、対カイドウ、という超長大なストーリーで、その中にそれぞれまたなっがい話ががあるという構造です。


 まずパンクハザード編。

カン十郎が仲間になり、ローと同盟し、シーザーを捕まえて、ドフラミンゴと敵対することになる。


 このあたりから、ワンピースの方向性が群像劇っぽくなってまいりました。確かにルフィ達が主人公なのだけども、ローとキッド、さらに黒ひげは准主人公的な扱いとなっています。ワンピース好きを名乗る輩どもは、黒ひげが最後の敵に違いないと言っておる。

 たしかに黒ひげは面白いキャラで、ワタシはワンピの中で一番好きかもしらん。単なる悪ではなく、独特の信念、スタイルを持っている。いわばロキみたいな存在ですね、悪ですが、単純な悪ではない。


 旧世代の元4皇、海軍、ルフィ達新世代などなど、それぞれの勢力が戦うのだ・・・っていう話になってくる。


 正直小学生にはもはやついていけない複雑怪奇な話やで・・・

 とんでもなくスケールのでかい話ってわけで、これは今までに見たことないマンガとなったと言えると思います。三国志のほうがよっぽど単純でスッキリしている。


 面白いのか、面白くないのか、まだそれを判断出来ません、でかすぎて見えない。

よって今はまだワンピースを語らず。ですね。


でもこの前散歩していたら、中学生がしゃべりながら歩いてました


「サボめっちゃ強え~~!!」

「あぁ、エースよりサボのほうがクソ強え」

と大声でしゃべってました。20年前から同じ光景、それだけでワンピースはその役割を果たしているなと思った。

 ほいでその中学生は

「Nikkeっていうゲーム知ってる?」

「知ってる!ケツが揺れるゲームだろ!」


って言ってました。やはり口コミにまさる情報はなし。

 今流行ってるのは、ワンピースとNikkeらしい。

2024年12月18日水曜日

1996 アークザラッドII

  PSのほぼローンチとして、SONYの肝いりで作れらたゲームがアークザラッドI。

当時としては最先端のグラフィックで、ボイスも搭載されていて出来は良かったのですが、かなり短い、というボリューム不足が残念なゲームでした。


 それに応える形で作られたのがこのアーク2、PS1屈指の名作と呼ばれていて、その通りの傑作となっています。未だにRTAをやってるヒトがいるくらい。


 その一番の売りはボリュームです。RTAでも10時間、普通にクリアで70時間、やり込めば普通に100時間は遊べます。シュミレーションゲームは1戦が長いので長時間になりがちとはいえ、このゲームはほんとにめっちゃ遊べます。

 せっかく強化したのに使い所がない、っていうゲームが多いですが、このゲームは使えるぜぇ・・・。ラスボスもつえーし。


 モンスターを仲間に出来るドラクエVのシュミレーションRPG版って感じです。戦闘にシームレスに移行するのが斬新、最初期のシームレスバトルだと思う。PS1にありがちなロードが全然気にならない。

 バランスもよくてなかなか歯ごたえがあり、なんのレベル上げもしないとなかなか手ごわく、強くしようと思えば無限に強くできるし、レベルも1000!まで上げられます。

 やりこみ勢のためのエンドコンテンツなども充実してます。

モンスターの数も200種類もいて、ひじょーーーーーに遊びごたえがある。

 キャラのバランスも良くって気に入ったキャラで全然クリア出来る。こいつはクソってのは一部しかいない。チョンガラが連れて来る召喚獣くらい・・・。

 この当時としてはグラフィックもとてもいい。


1からコンバートすると1のキャラが強くなり、ちょこという最強隠しキャラも仲間になります。これも当時としては斬新。もしやるなら絶対1からコンバートすべし。


名作なのですが、ここが改善されれば!って惜しい部分もある

・アイテム欄が少ない上に倉庫もない。

アイテム欄がすぐニモパンになる、捨てられない物も多い。特にヂークベックの装備が邪魔、頼むから倉庫作ってくれー。

・キャラの並べ替えが出来ない。

 戦闘に突入するときにキャラを選択するのですが、スタメンを上に固めるみたいなことが出来なくていちいち選ぶのが面倒です。パーティをセット出来るようにしてくれい。

・タイトルが非情にダサい

アークザラッド・・・?英語的にもほぼ意味不明。聖櫃のガキ?なんじゃそれ・・アークという子ども?は?


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 自由に強化出来るのですがやはり強キャラもいます

アーク 1の主人公  戦士キャラと見えて、最強のデバフ持ち。デバフと回復という珍しい勇者

サニア 強気の占いっ子。 そんなのはどうでもいいがいわゆるファイアーエムブレムの踊り子ロール、他のキャラに行動権をゆずって二回行動させる。常にシュミレーションゲームにおいてこの踊り子キャラは最強格。

リーザ  強くはないのですが、モンスターを捕まえるという唯一無二の能力があるので使わざるをえない。

 この3人だけはどう考えても固定枠。

ほいで最終的には持つ武器が優秀なグルガが最強アタッカー。


あとはアタッカーなのですが、ちょこ、という隠しキャラはバランスブレイカー。まぁ隠しなので当然ですが。

 攻撃力でいくとグルガとトッシュが頭抜けます。ただタイマン専用。他にドラゴンだの、死神などの飛行モンスターが有能。

 ぶっちゃけ誰だっていい。そんくらいアークのデバフがすごい威力。アークをサニアで二回行動させてデバフをばらまく、というなかなかトリッキーな戦略が強いゲーム


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 シナリオはハードボイルドで結構鬱要素が多い、誰かを助けに行ってもだいたい死ぬ。音楽もなんだかハードボイルドでジャジー感じです。

 ですが、ワタシはかなり好きですね。ネタバレしてもさすがにいいと思うのですが、結局最終的に世界は滅ぼされてしまいます(!)

 ほとんど誰も救えない、というのがこのゲームでして、本当に次々人が死んでいく。でもそこがリアルでいいと思いますね。実は生きてた、とか生かしといてやるか、みたいなのはない。すーぐに殺すやん。ってくらいすぐに殺します。

 敵が、もう弁解の余地の全くないゴリゴリの悪です、結局正体は化け物で人間じゃないんですけどね。子どもをさらって人体改造してモンスターに変えて戦わせる、という100人中100人がクソ野郎というであろう、クソ野郎どもです。逆に清々しい。本当の悪はどっちだ?みたいな問いは全くない。1000%悪です。非情にわかりやすい。

 ギルドでサブシナリオもあるのですが、こっちもだいたいバッドエンドが多い。結構小学生とかにはキツかも。難易度的にも。

 

 そして最終的にはほんのわずかな人間しか残らない、シェイクスピアもびっくりの全滅エンド。アークもククルも死ぬ。けど残された人間でまた1から始めればいい、0からだって始めればいいじゃないか、っていうことで終わります。

 このほとんど何も救えず、世界は滅び、でも希望を持って頑張ろう、ってのはなんだか今の時代に合ってる気がしますね。人間はきっとわかりあえる!みたいなキレイゴトはない。何もわかりあえず、ほぼ全員死ぬ。ハッピーエンドとは程遠いがいい終わり方です。エンディングの曲もしぶい。


 音楽もなかなか評価が高く、なんかゲームっぽくない、アダルトな感じの音楽です。渋い。ハードボイルドですね。


 プレステはオトナのゲームだぞ!ってのをSONYが打ち出したかったのかも。任天堂との差別化のために。


名作の条件だと思うのですが、細かいフラグ管理が行き届いてます。このイベントが発生したのにこいつに話しかけると見当違いなこと言ってる、ってRPGだとよくあるし、これを整理するのはすごい大変。でもアーク2はそのへんが見事、間違って変なとこに行ってもここじゃないな、みたいな説明をちゃんとしてくれるし、どこ行けばいいんだって?っていうときにフォローもちゃんとしてくれる。

 飛空艇に乗ると、わざわざ世界地図の説明をしてくれます、この大陸はこういうところで・・・みたいなの。相当親切です。


 すべてにおいてほぼ完璧な出来、ターミネーター2みたいな理想的続編。

ただし完成度が高すぎた故に、これ以上のものをは作れないで3はややコケてしまいました・・・これはT3も同じ。

 さらにアークザラッドっぽいゲーム、ってのも作られなくなった・・・、ディスガイアが近いのでしょうか?でもあっちはパズルゲームっぽい要素が強い。シュミレーションRPGとしてはほぼ完成してしまった感がある。



 ちなみにラスボス、めちゃクソ強い。ラスボスというか、途中から敵のパワーインフレがすごいのですけど、それにしてもラスボスは強い。

 界隈ではアークザラッド2のラスボスは最強ボス、として有名。でもそこまで強いってわけじゃあない。でも倒し方を知ってればの話ですね。チートとか武器錬金とかそういうテクを使えば簡単に倒せるようですが、攻略情報無しでもバカ強いと言っていい。この時代なんてまだそれほど攻略情報が充実してた時代じゃないのでね。

 *ただし最近レトロゲーの攻略HPはほとんど閉鎖されて来てます。デジタルデータは基本半永久的とかぬかされていましたが、デジタルデータはほぼ25年で消滅すると言えます。もし未来に言いたいことがあるなら、石に彫って埋めるのが正解。


 とにかく耐久戦をしかけてきます、激烈に長い。なんてったってHPが9999ありますからね。シュミレーションゲームとしては破格のボスや、普通に1時間くらいかかる。さすがにウィークエネミーも効かない。ここまでそれだけで頑張ってきた人には最後に試練が訪れる。

 倒し方と対策が練れてないとすぐに死ぬ。

打開策はぶっちゃけ一つ。敵の正面じゃなくて側面から攻撃すること。正面から殴って反撃受けてたりすると回復がいくらあっても足りない。だから剣は使うな

 このゲーム最初のほうに槍よりも剣がおすすめだよ、って説明されるのですが、それは嘘だ

 でも正面右から攻撃すると、なんと魔法しか使って来ません、それもたまにしか使ってこない。だから棒とマシンガンが良き。

 よってシュウかグルガってことになるけど、当然グルガ。グルガが棒で殴りまくる。あとはストライクパワーなどバフを維持して、グルガを回復しながらひたすら殴りまくるだけです。回復役はMP自動回復装備にすること。やはりシャンテが適役かと。バフ要因はモンスター以外だとヂークベック。

 ヂークベックは装備によって技を変えられるし、戦闘中に装備を変えられるので実質ほぼすべての術が使えます。回復だって出来る。


 だからワタシのおすすめは

グルガ、シャンテ、ヂークベック、シュウ、サニア ですね。もちろんちょことかが育ってればちょこですが、そこまで極めてる人には攻略法なんていらない。


 レベルは他の攻略サイトとかだと120とか言ってますがそれはやりすぎ。90あれば勝てる。敵の魔法で一撃で沈むようだとどうあがいても無理。80?くらい。でもそれもネックレスのドーピングありきなので、ノー攻略情報だと100は必要なのかしら・・・


 何度も言いますがこのゲームは屈指の名作ですね。ドラクエ5、とかと同じレベル。でもそこまで知名度ないのはやっぱシュミレーションって女は全然やらないですよね。非情に女性受けの悪いジャンル

2024年12月13日金曜日

2012 ~66巻 ワンピース 魚人島編

 ・・・悪名高い魚人島編・・・

 

 そこまでのエース編が最高に面白かったのも手伝って、急激なブレーキで頭キーンなるわ!って感じであります、これは空島編よりもひどい。一番面白いパートの次に、ひどい出来のパートが来るなんて・・・


 つまらない、というよりも、がっかりしたって感じですかね。あー・・・こうなってしまったかってやつ。

 バトルマンガで、主人公がもう戦いたくない、ヒトを殺さないで生きる道を見つけよう!みたいなことを言い出す感じ。

 あぁ・・・、そうなってしまったか、またこれかよ・・・じゃあもう読みません。


 わたしこういうのって、実際に戦ったことが無いからなんだと思います。コトバに実体が無い。三国志で曹操が、もう戦いなんて無益なことは止めよう、なんて言いますか??

 自分の目で見て、自分の体で戦って、人間や世界や社会を観た人間は、実体の無い虚飾のキレイゴトなんか吐きません。


 テーマはわかりやすく、人間に差別されたり奴隷になってた魚人、という人種差別がテーマ。


 大金持ちのアーティストが、環境保全を訴える感じですね。はぁ・・・、あなたみたいにそりゃ大金持ちでロサンゼルスに別荘があって、移動は自家用ジェットでみたいな人間が、森を大事にしようなんて言われましてもね・・・、なーーーんにもココロに響かない。


 何も持たないボロボロのホームレスが、ワタシのことはいいから森を守れと言うなら、おう、ちょっとは省エネしようかなって気にもなるけど。


 でも戦争のない平和な国に住んで、いちども困窮したことのない大金持ちの成功者に、人種差別がうんぬんって言われても・・・


 今ガザで攻撃を受けてて病院で物資もなくて死にそうなヒトが、それでもイスラエルを許すっていうのなら、すげぇよあんた、立派だよって言います。

 でもそのヒトに向かって、平和的に対話で解決しましょう、なんて口が裂けても言えませんよ、どうかしてる、そんなやつ。

 そう、どうかしてるんです、宗教にやられてるとしか思えない。


 本当に差別がイヤなら、日本でマンガなんか書いてないで、今イスラエルに行って、是非対話で解決できるか試してみりゃいい。

 戦争が本当に許せないなら、ロシアにいって、戦争なんか馬鹿らしいよ、って言いに行ってみたらいい。本当に思う、ってのはそういうこと。人間の意思ってのはコトバじゃなくて行動なんだから。


もちろん歌とか創作っていうのは、現実に出来ない夢を描くものなんだから、現実では無理な差別のない世界やら、本当の平和やら、そういうものがあったっていいじゃないという人もおるでしょう。

 だとしたら、非常に虚しい・・・、どうせ無理だけど歌だから平和の歌でも歌うか・・なんて虚しすぎるだろうて


 このあたりでワンピースがなんか良くない方向に行ってしまって、読むの止めようかって気になる。


これだけは焼印を体に彫ってでも覚えておきたいこと。


説教するな!


 偉そうに説教始めたら人間終わりです。


 どう考えても作者は、一つ大きな仕事を終えて、疲れ切っていた。誰かが縛ってでもおい!もういい休め!って半年くらい休ませるべきでしたね。集英社は絶対そんな気が効いたことはしねぇけども。疲れてるとどうしても暗くてネガティブなことを書いてしまいがち。

 だいたい週刊連載なんてそもそも無理スケ。漫画家って死ぬのが早いですけど無茶しすぎなんですよ。隔週連載くらいがベスト、15日と月末発売でええでしょう。

2024年12月12日木曜日

2023 君たちはどう生きるか 宮崎駿

  ついに見ました。


 聞くつもりはなかったのですが、いろんなところから悪評を聞いておりましたw


確かにまっっっっっっっっっったく意味わからんし、面白くもない。


 でも意味をわからせる気もないし、面白がらせてやろうという気持ちも無いんでしょう。すごい作品を作って褒められたいとか、誰よりも面白いもの作ってやってオレが一番だと証明したい、みたいな野心もない。 

 どうせもうすぐ死ぬんだから確かにそんなものはいらないものなのかもしれない。いわばポストモダン、ってことですね、合理性とか物語の型とか、そういうものから自由になりたいというわけ。

 夏目漱石の晩年の作品もそうでした。もう読者を面白がらせてやろうって気が無い。黒澤明の晩年の作品も意味わからんかったしな・・・


 死にかけの老人が見ている夢をそのまま映像化したみたいって誰かが言ってましたが、すごい的をえておりますね。

 気が狂う寸前って感じで非常に危うい。でも確かに誰も表現してこなかった領域なのかもしらん。


 でも作画とか、色使いとか、絵づくりは結構面白いです。シュールレアの絵画のオマージュが多くて、モダンでアカデミック。おしゃれです。

 なんか全体的に背景がドロドロしていてぐにゃあっと歪んでいるのが非常に怖い。でも駿氏が背景塗ってるわけじゃないと思うので、背景描いた人たちはそれを汲み取ってこういう奇妙に歪んだ狂気みたいなのを反映させてるんだとしたら、背景美術の人たちはやるなって感じですね。


 認知症とか精神障害のヒトには世界がどう見えてるんだろう?っていうサイコホラーなのだと思います、作ったヒトにはそういう狙いは無いと思うけど・・・。


 まぁ見るのはおすすめしませんw 意味わからんし面白くもないので。


あとジブリにしては音楽はイマイチ・・・。声優もあんまり良くない。