2025年4月26日土曜日

2000 エターナルアルカディア

「オレはもう生きるのにはうんざりだ、死んだほうがマシだね、死んだら腹も減らねぇしよ」

「オマエは沈没する船に乗ったら、なんでこんな船に乗っちまったんだって文句を言うだけの人間だ、オレは最後まで生き延びる方法を探す、生きるのに飽きたなら一緒に来い、面白いもんを見せてやるよ」 

 

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ドリキャスで発売されたRPG。

ドリキャスというマイナーハード、しかも末期に出たゲームというわけで、あんまり売れなかったのですが、のちのち評価され、特に海外で人気のタイトル 

 上のセリフでわかるように、主人公がまっすぐに主人公、ゴリゴリの主人公で逆に新鮮ですね。こいつ主人公じゃん。

 もともと主人公とはこういうやつだったのですが、だんだんとねじれていってしまったのですわね。ルフィとか悟空とかだって、ちょっと天然、っていうふうに濁してますけど、このゲームの主人公はバカでも野生児でも女に興味がないわけでもない、ただまっすぐ前向きなやつ。

 バカわかりやすい。だから海外でも受けるのかも、やっぱわかりやしーのが好きなんですわ。

 ド直球に王道をゆく王道RPGです。 

 世界は浮島しかない空の世界で、主人公は空飛ぶ船に乗る空賊・・・

 

ん?

 

 なんかめっちゃ同じようなゲームがあるような・・・・。 


テキストは名言の宝庫。  これは教科書に乗せるべきですね

 

「無謀だと言われても、危険を恐れず、諦めずに進んだら、世界はどんどん広がっていくんだ」 


「やりたいことが見つかって旅立つ時、親に断る必要なんかない」

 

 

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 改善点

・なんだか会話とかの当たり判定が悪い。人に話しかけたり、ドアをあけようとするのですが、当たり判定がズレてるのか小さすぎるのか、なかなか出来ない。これは細かいですが非常に重要なストレス要因

 

・3Dマップ激烈わかりにくい。 まだミニマップがあるだけマシなんですが、構造がめっちゃややこしいダンジョンやタウンが多く、迷いまくります。

 

・オート戦闘、マクロなどがまったくない上にエンカウント率が高い、序盤なのに即死攻撃、物理無効、弱点属性以外通らない、など面倒な雑魚が非常に多いし、逃走の成功率も高くないのですっげー時間がかかります。戦闘のテンポもあまり良くないので、かなりきつい。 


・船に乗って戦うのですが、ほとんどイベント戦闘なうえに、選択肢を間違えると死ぬって感じなので絶妙にだるい。必殺技以外ほぼ当たらないので意味ないし。

 

・戦闘システムはガッツを溜めてそれで行動するって感じ、魔法や必殺にはガッツを消費するので溜めないといけない。

 バランス的に90%必殺技ゲーです。普通に攻撃しても外れるし反撃もされる、必殺は必ず当たるのでとにかくガッツ溜めて必殺。それ以外にない。女二人はほぼガッツ溜めしかしません。

 ちょっと戦闘システムは奥深さが足りないかもですね。簡単すぎる・・・でも新しいゲームシリーズってわけでいきなりそんな練り込まれたものが出るはずもなく・・・続編があればってことなんですが、それは叶わずというわけ。

 

・発見物、というのがワールドマップに隠されていて、隠し探索要素なのですが、ストーリーで必須なものもあるんですが、見つけるのはかなりむずい。ヒントはあるんですけどそれにしたって、もうちょっとわかりやすくしてほしい。ワールドマップなんですが、3Dで高さがあるので、これがとってもわかりにくくしている。 


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 総評 

いかにもRPGっていうRPG、王道で勝負する潔さですね、胸糞悪い系のものが席巻した世紀末で、前向きで明るい、いい気持になれるゲームです。これは非常に続編やリメイクが作られてほしい作品・・・・まぁ無理ですわね。ハードごとポシャってしまったのだから。

 ある意味セガの最後のハードを飾るにふさわしい、旗、となったと言えます。

 

2025年4月19日土曜日

2000 グランディア2

  ドリキャスで出たRPG

 

グランディアシリーズのもちろん二作目

 

グランディアはブルー・・・シリーズから同じ用な感じで続いているので、実は二作目ってわけでもないのですけど・・・

 

 グランディア初代やこのゲームアーツの今までの

「冒険に飛び出そう!!」

っていう明るい話ではなくて、主人公もヒロインもトラウマを抱えているし、シナリオもかなり重めでシリアス。全然今までとカラーが違います。

 

 正直ワタシは初代のほうが好きでした、たぶんみんなもそう。グランディアっぽくない。どっちかというとテイルズみたいな話。

 

 主人公はクールな一匹狼、ヒロインは悪魔に体を乗っ取られた巫女?みたいな感じで、テイルズであったぞこれ・・って感じ。

 

 でもこういうふうになったのは、やっぱり時代、エヴァの影響だと思いますね。エヴァの負の遺産というか。トラウマとか破滅的な世紀末感、みたいなのがこの時代の特徴なのであります。

 正直今でもエヴァの残した負の遺産みたいなものは残っていると思う。もちろんレガシーとして正しい遺産も残しました、アニメとかそういうものの、表現の幅、こんなこともしていいのか?子供向け、という制約はもはやないのだっていう自由さ、をもたらした。

 でもあさーい理解では、エログロ、ということにしかならない。特にグロ、ですね。

 

 脱線しましたが、ゲームとしては良く出来てる、1のシステムを着実に進歩させてる、ゲームアーツってのは本当に手堅い作りの会社なり。

 ゲームシステムもそうだし、難易度もヌルすぎてたたかうだけ押してりゃ勝てるってこともなく、ちゃんとゲームシステムを理解し、強化すると勝てるっていうちょうどいいバランス。逆に適当にやってると結構すぐに死ぬ。でも全体としてはややヌルかも。特に後半強化がちゃんと出来てくると、主人公の必殺連発ゲームになる。

 グランディア初代の時もそうでしたが、このゲームは「防御」、が結構役に立つ稀有なロープレです。

 強化システムも結構自由が効いて面白い。反面、最初育て方がわからないで苦戦することも・・・。

 

 

 ただドリキャス、PS2で発売されたにしてはグラフィックがかなりしょぼめ・・・、あれ?PS2ってこんなガシャガシャだったっけ??っていう感じのグラです。

 今までのセルアニメから3Dアニメになってしまったのもかなりクオリティ的には下がっておりやす・・・。

 でもイラストはけっこう垢抜けていて2000年にしてはスッキリしてていいデザインだと思います。

 

 しなりも暗くてダークではあるのですけど、悪いわけではありません、ちゃんとしてます。ただグランディアっぽくないってだけ。

  でもちょっと恋愛要素が多いのが鬱陶しい・・・けどそれは個人の趣味の問題なのか?・・・マジョリティは恋愛ものが好きなようですし・・・

 終盤はやや超展開・・・、というかこの時代のゲームは全部こんな感じのお話ですね、全部あの伝導者、の伝導によるもの。その影響を免れたもの無し。

 

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改善点

 ・まずみなさんすぐに思ったと思いますが、ミレーニアに変身すると装備やスキルがすべてはずれてしまってそれをつけかえるのがクソ面倒です。変身は何度も起こるのでかなりダルい。

 

・AIがアホです。いつものことなんですけど、AI命令じゃなくて、マクロ(この行動をしろっていうセット入力)ができるようにして欲しい。特にアイテムを使用して使う魔法をAIはアホなので一切使わないし、敵が寝ててもおかまいなしに睡眠魔法連打したりします。正直AIなんていらない。マクロにすべて置き換えてほしいですね。

 

・マップがクソ見づらい。3Dマップなのですが、ミニマップなどもなくひじょーにわかりにくい。コンパスがあるんですが、このコンパスもまたわかりにくい、というかミスリードしてきます。

 3Dマップの弱点。見づらくてわかりにくい・・・。もちろん町並みが綺麗だったりしたら嬉しいですが前述の通りこのゲームはグラがあまりよくない。

 やっぱワタシはトップダウン、もしくは一枚絵などで施設を選択する形式がいいと思う。 


・バトルシステムなんですが、移動、が自動なのが困る。位置取りをバラけさせる、みたいな操作が難しいです。いちいち攻撃したあとに帰ってこなくていい。敵も動くので結構運まかせ。

 

・やや短い。

 全部でまぁ普通にやって30時間、急げば25時間くらい終わる。

 ワタシはロープレは最低50、できれば100時間遊べるべきと思ってる勢なので、やや短い。裏面みたいなやりこみ要素も一切ない。 


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総評といたしまして、決して悪いゲームじゃないし、良ゲーなんですけど、やっぱ初代グランディアのほうが良かったですね・・ゲームの雰囲気が、夢があった。夢があるファンタジーってのがグランディアだと思われるので、これは真逆な気がする・・・。

 何度もいいますが、時代のせいだと思う。1999年、2000年ってそういう時代でした、2001年から、なにか本当に別の時代になったなって気がしましたけどね。現実が作り物を追い抜いてしまったっていう。

 現実の戦争が始まってしまったおかげで、作り物で戦争を描くのがなんかちょっと違うなって感じになった。

 こっからグロ、シリアス路線から、現実逃避路線へと変わっていくのですわね。

 

2025年4月7日月曜日

2019 スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け Star Wars: Episode IX - The Rise of Skywalker

  スター・ウォーズ映画の最終章。


 つまんないとは聞いていましたが、8まで一応見ましたし、最後まで一応見てみないと、他人の評価だけで決めつけるのは良くない。


 まぁ結果的にはつまんなかったですね。


 CGはもちろん金かかっててキレイですが、例によって画面が暗い。まじで最近の映画、画面が暗いのばっかり。


 ほいで綺麗なCGで、すごいスケール感で・・・っていうの。正直もう見飽きましたね。初めて見た頃はわぁーすげー!だったのですけど、もう15年以上同じの見てますのね、まだこの画面づくりか・・・・はいはい、CGすごいすごいって感じ。

 CGのソフトも編集も同じだと思うので、どれもこれも似通ってますわね。もうノウハウができてるというのか。

 綺麗なのは間違いないけど個性も才能のセンスもないというのか。


 ほいでストーリーがスッカスカですね。最終章なんだから怒涛の展開!ドドドドン!って感じにしなきゃいけないのに、なんだかちんたらちんたらしてます。

 エンタメ作品なんだからもっと、めちゃくちゃでいいと思いますけどね、どういうわけかこれまでのジェダイが全員登場!敵のシスのやつも全員登場!大乱闘だ!みたいなアホな展開でいいじゃないですか。ヨーダとかも復活させて・・・

 なんだか地味で、誰やねん・・って感じです。


 ほいで俳優が軒並み悪いですね。


 これはいいたかないけど、ポリコレってやつなのでしょうか。主人公は女、仲間は黒人、スパニッシュ、中国人・・・。なーんだか、逆差別っていうのでしょうか。なーんだか・・・、とにかくおもんないですね。

 ものづくりにポリコレは悪影響以外ないですわね・・・。

 いい俳優が1人もおらん。そんなことある??こんな超巨大予算の映画で・・・。だるーいです、全編通じて、とにかくダルーイ。


 やっぱアクション映画で、女主人公ってのは良くないのかもしらん、特に実写。顔面ぶんなぐったりできないものね。やったらやったでうわぁってこっちが引いてしまう。

 ヒーローはやっぱシュワちゃんみたいなマッチョのほうがよっぽどわかりやすいですわ。

女に負けてる敵の男も、なんだか軟弱だなぁ・・・って思うだけ。


 こんな長いことやってきて、超大な物語の最後が、こんな出来か・・・ってのはすげー残念です。アンチクライマックス、昔のジャンプマンガみたいな終わり方・・・

 ただただ残念です


2025年3月26日水曜日

Vaundy 知ってる?

  昨今流行りのVaundyというアーティスト、ご存知でしょうか?

 

 見た目が芸人のマユリカのヒトに似てると言われておる。

 

正直イケメンではない。

 

 でも音楽は久々に現れた本格派です。

 

 見た目がそれほど良くないのに売れてるってことは

本物だってことですわね。

  ほいでそういうクリエイターがやっぱめちゃくちゃかっこいいよなぁ

っていう話。ガワじゃなくて、作品だけで勝負。

 こういうクリエイターが売れていると、あぁまだまだ

まともな人間がいるんじゃないかと未来に希望を持てます

 

というただそれだけの話でした。

 

 

2025年3月16日日曜日

1573? 封神演義

  謎の本。封神演義。


 中国四大ほにゃらら・・・みたいなのには含まれず、文学として評価は高くないが・・・という枕詞がいつもつきます。

 といって名文学とされてるものが確かに文章はいいのかもしれないけど内容はただのエロ本でセックスのことしか書いてないくそつまらない本ってこともよくあります、源氏物語みたいに。


 ようするには、今で言うところの大衆漫画、400年前のワンピースみたいなものだと言えます。文学的な芸術作品ではなくて、大衆のエンタメ。


 殷の終わりの殷周革命が舞台のはずなのに、その何百年もあとの老師とか釈迦とかが登場して、時代がメチャクチャだとか言われますが、そういうこっちゃなくて、フィクションで、エンタメなのです。


 時代考証などどうでもいいのだ。第◯巻、みたいな連載になっているのからも明らか。


 作者も不明であり、明らかに複数人によって書かれています、文体とか一貫性がないし、何より、なにか元ネタとか、そういうものがないとおかしい。一人の人間が適当に思いついたと考えるには、内容が奇妙すぎるのです。


 ですが、とてつもない人気となったのは明らか。じゃなきゃ400年後の現代にまで残ってるはずがない。ワンピースだって400年後に残ってるかと言われると非情に怪しいといえるでしょう。


 この封神演義はただの歴史小説では全く無くて、いろんな仙人だとか神々が戦う、東洋ファンタジーとなっています。非情に斬新。


 中国の神話ってのが厄介で、これにすべて書いてある、みたいなバイブル的存在がほとんどないのです。ギリシャでいうイリアード、だの神統記、日本だったら古事記みたいなものが中国にはない。

 それは秦の始皇帝が本を焼いて過去を抹殺する、というすごい斬新な政策を行ったこともあるし、史記を描いた司馬遷が、神話などよりも事実、を優先する。という合理的歴史観を世界でも稀なほど早く打ち立てたからです。だから神話とかが追放されてしまったわけ。

 中国神話は断片的にさらっと残ってるだけで、全体像は見えない。

 

 始皇帝の本や記録を全て焼いて過去を無くす。っていうのは、とんでもない暴虐、知識への冒涜、だと言われますが、何百年も戦争が続き、憎しみや恨みを消すことができなくなっていたので、過去をすべて消し去るという方法を取ったと見れば、始皇帝の、合理的、な考えが理解できようと言うもの。


 そういうわけで、この封神演義、が何を元ネタにしているのか?ってのが誰にもわからない謎の本なのです。

 とてもこの作者が自分で考えただけとは思えないけど、誰も知らない神話体系を持っている。

 新しい神話を作るってのは、クトゥルーの先駆けでもある。確かになんで過去の人間だけが神話を作り、現代の人間は神話を作っちゃいけないのか?というルールはないわけです。



 大きな物語の流れとして、歴史上の事実である殷の悪王紂王を、周が倒して周王朝を立てるという話。ですがその戦いは、ただの戦いではなく、仙人の術などが飛び交うファンタジー大戦になるというお話。

 封神ぼう、なる、神となるべき人間のリストが決まっていて、それに従ってこの大戦で英雄たちが死に、神として迎えられる、という北欧神話のヴァルハラ的な話にもなっています。もちろん北欧神話を知っていたとは到底思えないわけで、このへんの設定も不思議です。


 周の文王こと、姫昌は聖人、聖王とされていて、実在が確実視される最古の聖王です。その文王の政策

「貧しい未婚の男には、金を与えて結婚させるべし。貧しくて娘を結婚させられない家にも金を与えて娘を嫁がせるべし」

 確かにこれは名君。三千年後にも通用する政策です。

 ただ金をばらまいてるだけじゃないか、と思われますが、文王は28年後に殷王朝が倒れるのと予見していて、来るべき戦乱のために兵員を確保したのです。


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 一応主人公は後の太公望こと、姜子牙 72歳


現代の高齢化社会ならまだしも、こんな大作小説の主人公が72歳とは、封神演義がいかに奇妙な本かわかるもの。ちなみに妻は68歳の生娘 おいおい。

 しかも実際に戦争が始まるのは90歳になってから、まぢかよ。

2021 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

  ガンダムの映画

 

 なんの予備知識もなく見たのですが、おそらく、逆シャアの続編にあたる作品みたいです。

ガンダムはもう色々出過ぎててちっともわからん。

 主人公はブライト・ノアの息子のハサウェイ 


 この話の前日談があるみたいで、ハサウェイにはクェスという恋人がいたとかなんとか・・・

  でも、いや逆シャアに出てたような気もする、クェス・・・、でももうわすれちまってます、原作の小説は30年も前の作品なんですもの・・・

 

 ほいでクェスは死んだらしいです、シャアももちろん死にました。・・死んだんだよな?確か・・・?

 

そしてそのあと・・・っていう話。

 

 ネタバレはまだ新しい作品なので控えますけども、リアル路線らしくて、とにかく暗いです、話も暗いし、画面もずっと暗い、夜ばっかし。

 この夜だからって画面めっちゃ暗くするのは止めたほうがいいとワタシは思うんですけどね・・・、暗いだけで色々ごまかせる、情報量増やさなくても、キレイに見えるっていう手抜きなんですけども・・・

 

 ガンダム的なものももちろん出てくるのですが、とにかく暗くってデザインもよくわからん。

 ほいで映画の8割ぐらいは会話シーンばっかりで、これほんとにロボットアクション映画?ってくらい地味な話。

 まぁそもそもガンダムってのがロボットアニメなのに陰気な主人公、っていうのが個性なのですが、地味、ではない、この映画は暗くて、地味です。

 

 確かに宇宙に飛び出して、技名を叫んで、全弾ぶっぱするというのは、合理的に考えると意味不明の行動ですし、パイロットの感情でロボットの性能が変わるのも意味がわからんのですけど、そもそもガンダムなんてロボットがめちゃくちゃファンタジーなものなんですから、リアルに描くっていう路線はどうなのかな・・・・、あとリアル、現実的であれば、リアリティが増すってこともない。

 

 別に悪くはないのです、でも・・・面白くはない・・・。

とにかくしゃべりすぎ。全然話が進まない。アクション映画なんてセリフは少なきゃ少ないほどいいですのに。

 ガンダムシリーズのいつもの流れとして、パイロットがニュータイプのヒロインと出会って、それに溺れていくって話ですが、今回はそれが特に長くて鬱陶しいと思いましたね。

 マンガや小説なら、その長さでいいけども、映像で長いセリフはダメなんです。

 

 でもこのハサウェイに限らず、最近のアクション映画って、エンタメ性が薄くて、暗いってのが多い、砂の惑星とかまさにそうでした。誰に褒められたいのか・・・、レビューサイトはそういう暗い路線のを評価してます、あいつら本当にアホばっかり。コマンドーとかには絶対高得点はつけないのです。

 

 なんにせよもっと面白くして欲しいと思いましたね。

 

 それと最後に、ロボットはもちろん、メカがだいたい3D作画なんですが、メカは3Dで作画するのに一番適したものなんですけど・・、それでもやっぱ・・小綺麗すぎるというのか、プラモデルみたいだし、な~んか、覇気みたいなものがないですよねぇ・・。 メカなんだからそれでいいじゃないってことなのですが・・・

 まぁこれはどうにも出来ない問題ですわね・・・手書きするのは地獄だし、人手や予算的にも無理でしょう

 

 三部作らしいのですが、これ本当に完成出来るのかしら・・・?

2025年3月7日金曜日

2024年ベスト・アルバム 

  毎年恒例ベストアルバム発表


 まず言いたいことがあります。


くたばれ音楽批評家


 最近の音楽批評家の評価はクソです。音楽評価サイト、一切信用できない。All musicもクソ、Pitchfolkもクソ、Rollig stoneはアホ、NMEもゴミ


 だいたいランキング上位はこむつかしくて暗い感じのアルバムばっかり


これなんだろう?と最近ずっと思ってたのですが、これは現代音楽、が陥った状態と同じです。

 聞きやすい古典的なクラシックから、わけのわからん、現代音楽を批評家が良し、とした。でも一体誰がメシアンだのシェーンベルクだのシュトックハウゼンだの聞いてるのか?って話。誰も聞いてねぇよ!

 バッハ、ベートーヴェン、ワーグナーしか誰も聞いてないじゃない!!

このアホの批評家どものおかげでクラシック音楽自体が衰退してしまったのです。


 今のポピュラー音楽もその状態に陥ってる。


 オマエラ、本当に聴く、曲を評価しろよ!本当に聴いてるのか?

批評家の評価してるのは、数年後には誰一人聞いてない。

 ランキング1位とかにするからには何十年後もプレイリストに入れるようなものにしなきゃいかん。聴かない曲評価すんな!


OK、批評家はクソ、だったら売れてるアーティストを聞けばいいじゃない。


だがTOP40みたいなランキングは更にクソ


 売上上位は全部韓国アイドルだの、テイラー・スウィフトだの、アイドル、アイドル、アイドル。あとTIKTOKとかで流行っているカスみたいな音楽。

 これ統計の嘘でして、アイドルはチケット応募券みたいなのを抱き合わせ販売しやがって一人が何枚もアルバム買ったりしてるのです、実際聞いてる人間はその10分の1。Youtubeで再生数が多い曲も、だいたいエロい女がケツをふってるものばかり。やり方が汚いよ!!


 ドラクエ3と抱合わせ販売したクソゲーが売上ランキングに入るみたいなやり方。

 それと再生数を金を払って伸ばすという行為も当然のように行われている。サブスクサービスで上がってくる、おすすめ、とやらのアルゴリズムも100%、操作されてます。

 

 まぢで何度も言いますが、アイドル、と音楽、を別物として欲しい。カレーと寿司を一緒にするな!

 

 別にアイドルが好きなヒトはそれでいい。寿司が好きなヒトもいるし、カレーが好きなヒトもいる、それでいいじゃない。でも音楽祭、とかいって寿司にカレーをぶちまけるようなことはするな。アイドルフェス、音楽フェス、でいぃじゃない


 去年グラミーもテイラー・スウィフトが三連続でしたが、いかにアメリカの文化が低迷してるかって感じですね、ロクなタレントもいない上に、批評家まで馬鹿ばっかりかよ。アメリカの文化、というかアメリカ全部が落ち目だと思う。


 でも日本のメディアはさらにそれ以下です。音楽祭?・・、いや誰も楽器持ってすらいねぇじゃん。ガワだけのアホがダンスの真似事してるだけ。学芸会以下、学芸会のほうがマシ、まだ学生のほうが真摯さ、がある。


 そう、つまり、音楽も大暗黒時代。信頼できる情報源が全くない。


 ちなみに、売上的には、テイラー・スウィフトがほぼ全部総なめ、誰がどう考えても2位に3倍以上の差をつけて売れてまして、音楽賞もまぁほぼ全部取るでしょうね。Fuxx it

 

 要約すると、クソアイドルしか聴かない大衆のカスと、わけわからんyoutubeで3000回くらいしか聴かれてない曲を評価するクソ批評家に断絶されて、普通のいい音楽の探し方がわからないのです。

 まさに現代の縮図、極端なノータリンのアホと、キチガイじみた過激派しかいない、ちゃんとした、まとも、なやつはいないのか?


 でもいい音楽は探せばある


探せばあるのです、だが見つけるのはまぢで難しい時代になった。数年経ってからこんなすげぇの出てたのか!って見つけたりする。

 suiseinoboaz とかまさにそうでした、嘘だろ!こんなすごいの出てたの?数年経ってからやっと見つけた、今回もそうあってくれと願う・・・・


さてクソ長い前置きを終えて、ついにアルバム紹介

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ランキング入り

1 Bump of chicken Iris

 まぁ圧倒的ぶっちぎりで1位なのですが、ほとんどの曲はタイアップ、新規として曲は二曲しか入ってないので、新アルバムという感じは薄い。シングルズって感じですね。だから正直忘れてもいた。説明する必要もないでしょう。

 ちなみに点数でいうと92点くらい。


(2) 宇多田ヒカル Science Fiction

 もうすでに例外的二位ですね。このアルバムはベスト盤なのですが、昔のままそのままで収録されてる曲のほうが少なくて、リアレンジ、再録、そして新曲も入ってて、ベスト盤?っていう旧来のくくりでは扱えなくもあり、でも新譜とは言えない。

 再録した曲もよくなってるものもあるし、ん???っていうものもある。

けど何も考えずにこのアルバム単体というものとして聴いたら、どう考えても素晴らしい出来です。クロノ・クロス現象ですね。クロノ・トリガーの続編とされると、どう考えても荷が重いけど、単体で評価したらどう考えても名作だろっていう。

 まぁこれもワタシが紹介なんてしなくても誰でも知っとるわって話ですよね。


3 Fred Again Ten Days (album)

Fred Again はここ数年でUKのクラブシーンを代表する存在になった今ノリノリのDJ?。まぁコラボ相手を見よって感じ。エレクトロのビッグネームが勢揃いしてこの新星を認めてるってわけです。

 アルバムのコンセプトはなんでもない普通の10日間、を曲で表すっていうコンセプト・アルバムになってます。

 暗くて重苦しい話題ばっかの世界ですが、生きる喜びみたいなのが感じられる。絶望の時に希望の歌を、世間が浮かれてる時には、絶望の歌を、それが芸術の役割。と太宰治が言ってました。

 どうかんがえても現代は絶望の時代。八方塞がり、しかも延々と続いて終わりも見えない。あと何十年もこの暗夜行路でしょう。どんどんすべて悪くなっていく。どういう作品を作るべきかわかるであろ?

 

 これもちょっと別の話なんですが、あるヒトが「どうせ明るい人間が評価されるんだ」って言ってました。明るくて元気なヒト募集、気が滅入るよ・・・って。

 ワタシはでも、そうだ、と言いたい。だって世界はクソです、笑えることなんてないし、未来に希望なんてない、全部悪くなっていくばっかり、その中で明るく、笑っているなんて、それだけでとんでもなくすごいこと。それだけで偉業です、そいつを評価しないほうがおかしいってものだろう?

 今の時代に、明るく、前向きになれるものを作れるなんてそれだけで奇跡的な偉業だと思いませんか?


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特別賞

*Eminem The Death of Slim Shady /Curtain call2

 このアルバムが名盤というわけではないのですが(そこそこの出来)特別賞です。 

正直エミネムは終わった・・・とワタシも思っていました。申し訳ない。ワタシがEminemを追っていたのはEncoreまで。

 でも最近、Curtain call 2 っていうベスト盤をたまたま聞いたのです。正直信じられないことにEmimemはまだみんなの代弁者だった。今年も新譜を出しました。

 もう50超えてるのに。ワタシが上のほうに書いた音楽業界への不満をズバリとラップにしていた。誰も知らねークソみたいなアーティストに音楽賞をやってる、ふざけんな、批評家のカスども。

 口を開けば大衆は言う「Eminemは終わった」「Eminemなんて誰も聞いてない」、ふざけんな。

 まじでその通りで、Eminemは終わってはいなかったのです、まじですいません。Eminemがディスってきたライヴァル達はどこへ行った?

 JayZは引退してビヨンセの尻にしかれている、Kanye Westは宗教にイカれてしまった、ブリトニー・スピアーズ?は?同世代のアイドル達は記憶の彼方へと消え、マルーン5?レディオヘッド?コールドプレイ?ロックバンドは全員落ち目もいいとこ。

 他のアーティストたちも10年に1枚アルバムを出すかどうかみたいな仮死状態

 Eminemだけがコンスタントにアルバムを出し続け、なんでもオワコンにしたがるクソどもに、悪口しか言わない脳みそ空っぽのSNS世代の若者どもにつばを吐き続けてきたというわけ。

 ビリー・アイリッシュがこれから50歳になるまで3年に1枚くらいのペースでアルバムを出し続け、若い女達のカリスマのままのいられるか?って話。まぁ難しいと言わざるを得ないってわけ。

 エミネムは30年、最前線でヒールをやり続けてきた、これはハンズアップ、降参だぜ。ラストマン・スタンディング。最後まで生き残ったは誰だい?

 ベスト版であるCurtain call 2、これをおすすめします。これは金を出す価値がある。34曲も入ってやがる。エミネムから離れた人に是非ちょっと振り返って見てほしいのです。


Fleetwood Mac

 今年の曲でもなんでもないのですが、ここ数年ずっとFleetwood Macのリヴァイバルブームがとどまるところを知らない。今年の曲ではないが今年流れていた曲、です。

 現代の音楽業界を見限って、昔の曲をディグる傾向が続いてます。シティポップブームもそうだし、耳馴染みのよく、明るい、曲を探してるわけですね。複雑化しすぎた現代の曲よりも、一緒に歌える、楽しい曲です。BGMとして流すのにちょうどいい。

 80sというと、思想のない商業主義のクソみたいな時代と言われてましたが、実際危機の時代になるとその能天気な前向きさが染みるというわけ。

 ワタシはこのバンドに関してはちっとも詳しくない。でもどうやらFMが流行ってるのも、テイラー・スウィフトがファンだって公言してるとこから来てるみたい。まぢでどこにでも顔だすね、でも最初はおぢさんのSNSから火がついたとかなんとか・・・

 正直このバンドは奇妙としか言いようがない。男3人、女2人、という他にまったく聞いたことがない編成だし、そのうち二人が男女の兄妹、で妙に美形で、なんか・・・妙な雰囲気。カーペンターズみたいな妙な気配。歩く昼ドラと言われるスキャンダルバンドでもあり、女が好きそうなものをすべて持っているバンドであります。

 初めての女性、のロックスターという評価もあります。確かに。バンドクラッシャーである女性のバンドってのは長続きしないものです。

 録音が、結構雑、というか、ラフです。今なら確実にリテイクしてる、みたいなテイクがかなりある。でもこれが打ち込みのかっちりしすぎたリズムよりも、レイドバックでカラダに馴染むチルい感じを出してるのかも。派手で尖った音がないってのが特徴ですね。

 しかし長いキャリアで時代によってサウンドが全く異なっていてとてもじゃないが一言では語れない、でも2020年代を象徴するサウンドなのでせう。

 音楽というと新しいものが売れる、というのが至極当然のことでしたが、サブスク時代になり、ランキングのほとんどが昔の曲だったりする。時代ですね。

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次点

*Charli XCX - BRAT 

 おそらく他のレビューサイトなどで今年のベストアルバムになっている作品。チャーリーもアイドル路線ですが、そのなかでは頭一つ抜けている。曲は全部が良いとは言いませんが、キラーチューンをちゃんと放り込んできます。

 このアルバムではないですが1999っていう曲は秀逸。

 耳心地が良くて聴きやすい。でもずっと残り続ける名盤かと言われると微妙なライン。78点くらい。確かに今年の洋楽で選べというと他に候補がない。


*TYLA  Selftitle

  新人。そこそこ良い。だけど飛び抜けて良い、ってわけじゃない。曲がシングル、みたいな感じじゃなくて、全体を通して、チルく聞けるっていう感じです。こういうチル系の音楽って評価難しい。確かになかなか気持ちよく聞けるし、邪魔にならないけど、名曲?って言われると、ん~って感じ。77点くらい


*SZA SOS /LANA

 かなり成功したアルバムSOS、の続編、みたいな感じで出たのがLANA、というアルバム。両方ともそこそこ良い。これは売れるのも当然という感じ。 

 けどもこれもどっちかというとチルラップ、みたいな感じでして、一曲ずつ聴くというよりもだらーっと流し聴きするのに適したアルバム。

 これも77点くらいでしょうか。

 SuperBawlのハーフタイムショーにも出てたし、もうそのランクで認知されてるのでせう。