2025年9月29日月曜日

1933 エッジウェア卿の死 原題:Lord Edgware Dies  アガサ・クリスティ

  ポアロものの長編。

  

 第二次大戦前はアガサ・クリスティーの全盛期。毎年のように歴史に残る作品を連発している無敵時代です。

 

 この作品も知名度はそこまでなれど、やはり全盛期の作品でして、非常に読み応えがある。

 

 ネタバレしないように書くのは難しいのですけど、非常に沢山のレイヤーが折り重ねられていて、緻密な構成となっています。

 

 あの証言がここに繋がり、あの発見がここにつながり、あの発言の本当の意味は・・・っていうふうに、ものすごく複雑、な構造をしていて、これはエクセルとか表にしてみたら、一つの小説なのにこんなたくさんの仕掛けがあるのか、と思いますね。

 それに色々セットアップや、プロットの運びなども斬新です。 

 

 ほいで種明かしもたぶん、ほとんどの読者には予測不可能でありながら、十分きちんと推理出来てればたどり着ける、という探偵小説の模範とも言える作りになっています。ここおかしくない???ってのがワタシ的には一個しかない。

 普通長編だと、なんじゃあそりゃあ、っていう部分がいくつかはあるものですが、この作品は非常に少ない。

 

 探偵小説はトリックだけじゃなくて、雰囲気、ってのも大事。トリックなんかない、雰囲気だけのミステリだってある。

 このエッジウェアは、これはアガサ独特の雰囲気作りですね。

 

 まさに女性作家ならではって感じ。男は絶対こういう作りにはしないだろうなっていう。

 

これは是非読むべき作品。 

1992年1月31日 ソウルブレイダー

  クインテット エニックスによる「神様シリーズ」第二作。

 

 どうぐは ひとのせいかつを べんりにするためのもので どうぐに ふりまわされるようになると ぶんめいは すいたいをはじめ ひとは ふこうに なるのだ 

 

 

前作アクトレイザーからゲームシステムは大幅に変更されて、ゼルダみたいなトップダウンアクションゲームとなりました。

 ゼルダの謎解きは街発展システムで、ダンジョンを進めると街が発展していき、街のイベントをこなすことで道が開けたりなどして、進めるようになる。

 自分が神様の使いとなって、街を発展させる、という、神様シリーズの根幹は残しつつも別ゲーとなりました。

 

 正直、アクションパートはゼルダを数段面白くなくした感じw 敵のバリエーション、ギミックが乏しいし、魔物の巣を封印するというのも、何体も魔物を倒すという反復作業で正直めんどうでしかない。

 しかしゼルダと比べるのが間違ってるともいえます。特に神々のトライファースト、あれって完全にオーパーツでして、爆発的な完成度、嘘じゃん、こんなのすごすぎるって。って感じなので、アレを2Dアクションで超えるってのが不可能と思われる。

 なぜかゼルダ自体も、そのあと携帯機にうつってしまって、面白くはあるけども、神トラを超えるゲームは現れなかったといえます。トップダウン2Dアクションの破られないレコードですね・・・

 その後もリメイクとか出てますが、まぁシステム的には同じです。 

 

 だから神トラライク・・、を作るのは勝てない無謀な挑戦といえます・・・。

 

あとアクトレイザーと比べても、まぁ普通のアクションゲームだなって感じがしますね。街発展というシュミレーションとアクションという異質の組み合わせだったアクトレイザーと比べて、これはまぁこういうゲームあるよねっていう普通のゲームに落ち着いてしまった感が否めない。 

神トラよりは劣るんですが、そこそここのゲームも面白い。 

2025年9月27日土曜日

2002 2月7日 不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参! for windows

  これは世間では幻のゲームと言われている。

もともとはドリームキャストで出たゲームでこっちもこっちで、ドリームキャスト実機で持ってるやつなんて今ではほぼ皆無だと思うのですが、その完全版がPC版として発売されました。

 ドリキャスも持ってるやつがそもそもいないし、当時はまだまだPCでゲームするなんてのは一般的じゃない時代、そもそもの存在数が少ない。 

 

 現在は入手もプレイも困難、ソフトはプレミア化しており、さらにWindows7に対応してないので、普通に考えるとWindowsXPのパソコンが必要、とプレイするためのハードルがバカ高い。

 シレンシリーズなんて今でも続いてるのだから普通にSteamとかで出ればいいとおもうのですが、頑なにこのゲームは出ません。 

 どういうわけかわかりませんが、チュンソフトはこのゲームの権利をフォーチュン?なる会社に譲ってしまったらしいのです。なんでそんなことを?? 

 そもそもこのゲームがPS2とかで出てれば、出荷本数も出てこんなレアゲーとはならなかったはず。 ドリキャスという絶滅したハードで出たことがこのゲームの数奇な運命の始まり。

  

 現在でも熱烈なファンがいて、ローグライクのRTAなどのイベントでは必ずラインナップに入ります。Win10などに対応したパッチ、さらにオフラインアップデートのデータが公式によって配布されてます。

 

 相当なレアゲームなのですが、いわば不思議のダンジョン系ゲームの最高傑作だと言われております、これはレアゲー特有の多少誇張があると思いますが、シレンのゲームとしては一つの完成形というのはやぶさかではないでしょう。

 

 レアゲーですが、この程度のレアさならゲーマーとしての入手難易度はEランク・・・いやグリードアイランドかい!

 

 PCゲーならでは注意ポイントがあって、まずパッドの操作やら、Windowsの設定やら相当ややこしいし、セーブのされかたも結構なぞいです。

 ダンジョンに入るときに自動でセーブされるのですが、これはセーブされていません(!?)、メニューから中断して終わる、を選択して初めてデータが残ります。

 ダンジョン入ってセーブされたから切っていいやと思ってウィンドウを閉じると、すべてを失って青ざめます 。

 不思議のダンジョンの掟として死ねばすべて失う。もちろん失わないための方法はたくさんあるけど事故は起こる。

 レベルなど基本保存されないので、武器防具の強化だけがこのゲームの生命線。事故でその装備が消えると、何十時間 もの努力が全くの0。非常にストイックなゲーム。まぁそれがローグライク、最近のがローグライトすぎると言えます。

 

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 外伝とあるようにシレンですがシレンは出てこず、アスカ、というストイックな女剣士が主人公。アスカは全然遊びのないキャラというのか、生真面目で一本気な女剣士。 

 

 ストーリーは忍者村の忍者の様子がおかしくなっていたが、それは変な花が忍者を操っていて、その変な花は、世界中のアイテムを吸い込むことで完全体になり、人間を支配するとのこと・・・それを倒す、ってのが基本ストーリー。

 

  アイテムを吸い込む・・・・???

なんだそのメタい生き物は・・・

 

 って感じですがギャグではなくて、普通にシリアスな物語で、ダンジョン2つをクリアするとエンディング。

 ダンジョン2つと書くと短いですが、これでも十分お腹いっぱい遊べます。

 

ほいでクリアすると、別の街での物語がスタート。封印された8つの神を解放してまつりを行うってことになり、ダンジョンが8つあります。クリア後のボリュームがすっごいやん・・・

 

 で!さらにそれをクリアすると、さらに裏の裏、クリア後ダンジョンの強化版。魔界編みたいなのがスタート。それもクリアしてようやく、白蛇ダンジョンという恒例の99回エンドコンテンツが出現。

 

さらに! 

 

 それまでクリアするとWindows版限定の、裏白蛇ダンジョンが登場。

 

いやどんだけあんねん!!! 

 

すさまじいほどのボリューム。廃人にしかクリア出来ない、裏ダンジョン。このゲームが熱狂的ファンを集め続けるのはそういうところでしょう、まさに魔窟。

 全ダンジョン踏破のRTA、記録が一つしかありませんが、600時間  

 は?

 

 まじで普通に全ダンジョンクリアだけで1000時間余裕でかかると思います。もちろん下手くそにはクリアは不可能。RTA勢がみんなプレイ時間1000超えてるのも納得。やり込んで1000というより、普通に1000です。

 そんくらいすさまじいゲーム。1000回遊べる、を超えて、1000時間遊べるゲーム。それも全然単調作業ではなくて、つねにスリルと隣り合わせです。

 

 ワタシみたいな普通ゲーマーには表ストーリークリアが限界でした。普通にこれでも並のゲームと比較するとかなり難しいレベル。ローグライクガチ勢に言わせると、これは簡単の部類みたいですが、シューターのいう簡単みたいなもんで、普通の人の観点からいうとむっちゃむずい。

 

 人生の30分の1くらいをこのゲームにぶつけてやろうという覚悟の決まったゲーマーなら手を出してみてください。まずそのくらいの覚悟がないモノには手に入れることすら出来ませんからね。

 

 

2025年9月26日金曜日

1990 年12月16日 アクトレイザー

  クインテット、エニックス、による、神様シリーズ、の第一作。

神様シリーズ、ってのは公式の呼称ではありませんが、クインテットはだいたい神様が主人公となって人間の文明を発展させるというゲーム性なのです。

 

 簡易版シムシティみたいな、街発展パートと2Dアクションパートが密接に絡み合って進んでいくという、ペルソナ3を20年先んじた、2つのジャンルのゲームを組み合わせる系ゲームの開祖といえる作品かもしれません。

 1990年というとスーファミの創世記、それなのに非常に野心的作品。二重の意味で神ゲーだし、創世記、ジェネシスゲームであります。ジェネシスじゃなくてスーファミなのですが

 

 正直グラフィックやシステムなどは、まだまだファミコン時代ですが、音楽が異様に進歩的で、スーファミ初期でありながら、すごいクオリティが高いのです。FFがこのアクトレイザーの音楽に影響を受けたというのは有名な話。 

 

 それぞれのゲームパート単体では、アクションゲームはクソデカ当たり判定で操作性も悪く爽快さがまったく感じられないものだし、シュミレーションも、かなりシンプルなものです。だが組み合わせるということで、独自の味、旨味が出ています。街を発展させると神様が成長してアクションパートが充実します。なにかとなにかを組み合わせることで新しいものが生まれる、ケミストリーゲームですわね。

 

 ただ売れ行きはまったくよくなくて、すぐに投げ売りされてしまったんですが、その投げ売りされたものをやったユーザーからじわじわと人気が出る、という非常に珍しい売れ方をしたゲームです。なんと30年後にリメイクも出ました。

 

 売れ行きのよくなさは、まぁタイトルとパッケージだと思います

 

アクトレイザー、って何?? 

 

 そんな言葉はないので完全な造語、その意味は今になっても誰もわからない。

ほいでパッケージも銀色の戦士の像が佇む謎のパッケージ、はっきりいって面白そうな気配がまったくしないし、なんのゲームなのかまったくわからない。

 

  ちなみに2が発売されたのですが、シュミレーションパートがなくなり、ただのアクションゲームに・・・。

 でも海外は2のほうが人気らしいです。シュミレーションパートは不評だったらしい・・・これはでも昔の話で今では世界中のゲーマーのレベルが高くなっているので、この斬新なシステムのほうが評価される・・・んじゃないかな??

 ほいでこの海外、ってのはようするにアメリカのことで、ヨーロッパはシュミレーションパートのほうが好まれる、と思います。 

2025年9月17日水曜日

2001 年11月15日 BUSIN ウィザードリィ Alternative

  アトラスが作ったウィザードリィの派生形。

 

それですべてを言ったといってもいい。

 

 でもただのウィズだと思ったら結構違います。

 まず目玉として アレイド 

という連携システムがあります。

 6人の連携によって様々なアクションを起こせるというわけ。これはまじで画期的なシステムでして正直おもろいです。 どういうシステムなんだというに、これは自分でやってみろとしか言えません。ただ物理でなぐったり、ティルトをぶっぱするだけのゲームではなくなりました

 

 他にも細かく色々違っていて、魔法はアイテムでしか覚えませんし、魔法覚えるアイテムは素材の合成で作ります。さらに魔法アイテムを積むことで強化が可能。

 

 デザインは寺田克也。ワタシは寺田克也のファンじゃないですけど、やはり名が売れてるだけあってイラストなどは非常に良き。末弥純もいいけど寺田克也もいいかも。ウィズの雰囲気がちゃんと出ている。 

 

 難易度も、厳しいながらも、理不尽ではない、上級者向けに絶妙な何度といえます。ラスボスの強さも、バランスが取れていると思います。

 ワタシの感覚では、手裏剣持ちの忍者、フィールズのレベルMAXの僧侶、だけは必須です。実はほかはどうでもいい。転職してもレベルが1にならないので、誰かは魔法使えるし、サムライにだってなれる。実は魔法必須ではない。もちろん対雑魚では必須ですけど。魔法使い、はいらないってことですね。サムライで十分。魔法を鍛えるのは一人に集中させるべきです。司教はレベルが上がりにくいので、普通のクリアでは不要というか、むしろいらない。よっておすすめパーティは 

侍  騎士  侍

忍者 僧侶 忍者 

だと思います。忍者はホビット中立虫嫌いから転職がよい。

 

 

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ただ、非常に惜しいゲームでして、なんで!?っていうシステム面の問題があります。

誰しもが思ったでしょうが、アイテムを交換できません  

荷物がいっぱいのキャラにアイテムを渡そうとすると、一回他のやつに渡して空きスロットをつくってから渡さないといけないので非常に不便。装備ができるかどうかの確認もできん。

 アトラスにその程度のシステム作るノウハウが無いわけがないので、本当になんで!?っていう感じです。

 っていうかそもそもアイテム持てる制限って必要ですか?

  サバイバルゲームとかでもよくあるけどアイテム整理ほど人生の無駄は無いと思う。全部持てるでえぇやないの。

 それで戦闘時にはアイテム数に制限がかかる、もしくは使えない、または装備してるアイテムしか使えない、でいいと思う。 持ち運びは無制限でえぇやないの・・・。

 このゲームは初代WIZのようにアイテム預けるためのキャラを作らないといけん・・そこまで再現しないでえぇてw 

 

 

 あとこれは個人の趣味かもしれませんが、戦闘が3Dなのが良くないと思う。まず敵が動くのでテンポが悪い。ウィズの戦闘といえば、ババババっとスピーディな文字送り、ティルトウェイト、はいリセット!っていうテンポの良さが肝。

 このゲームの3Dバトルは非常にちんたらしていて、ハクスラアイテム回収ゲームであるウィズとは相性悪い気がしますね。さらにアレイドの入力など、戦闘に時間がかかる。あと戦闘でマクロも組めないし、オートバトルもない・・・普通のロープレならこれでいいのかもしんないけど、ウィズってそういうゲームじゃないから・・・・。 

 しかもオープンエンカですが雑魚敵がむっちゃ多いので非常に時間がかかる 

 

 

・むずい、というか、わかりにくく、厳しい。

まぁWizってそういうものなんですけど、このゲームは相当キビシーです。ストイック。ダンジョンのギミックもわかりにくくて容易に詰む、敵の攻撃えぐい、バステえぐい、エンカ多い。ボス強い、隠し要素のフラグ激烈わかりにくい、取り返しつかない要素めっちゃ多い・・・。とにかくキビシーっす。

 とくにダンジョンギミックに関してはこれはわからんて・・・・ってものいくつかある。ショートカット見つけられないときのデメリットもでかすぎ。

 いちいちダンジョンのそこに行くまで、で何十分も使ってしまう。

特にワタシがわかりにくいと感じたのは、信頼度、システムですね。本作の目玉でもあるアレイドを使うには信頼度が高くなくてはいけない。

 で、この信頼度。どうすればあがるかというに、基本戦闘で勝ちまくるしかないのですが、上がり方は性格  に依存してます、上がりやすい性格、もあればどんどん下がっていくものもある、そして、性格は変えられない  性格を理解してないとせっかく育てたキャラも使えなくなってしまう。もちろん最初はこのシステムを理解してるわけないので、使えない性格のキャラを作って育ててしまいます。

 ほいでこの性格、によって、善パーティ固定になります。善パは友好的なモンスター逃がすだけで信頼度が上がる。悪パはぶっちゃけどうやっても信頼度が下がっていく。

 信頼度とアレイドがこのゲームのすべてなので、信頼度低くなるやつは使い道ない、ぶっちゃけキャラが弱くても信頼度が高ければ戦える。

 正直、人間・善・正義感、あるいはエルフ・善・知的。種族と性格はこの二択以外ありえないと言えます。これはゲームバランス的にむっちゃ良くない。 

 あとバステを放置するとぐんぐん信頼度下がるのもえぐい。バステ回復手段がめっちゃ限られてるのに、毒にならないと進めない場所とか普通にある。普通にポイズンブレスとかうってくるし。  

2025年9月8日月曜日

1928 『青列車の秘密』(あおれっしゃのひみつ、原題:The Mystery of the Blue Train) アガサ・クリスティ

  アガサ本人が、モチベがまったく上がらない時にいやいや書いた失敗作、と言っている曰く付きの長編。ポアロものです、ヘイスティングスは出てきません。

 

 本人が言うならまぁ そうなのか・・・でも、逆にそういうものって興味が湧くものです。

 

 で、実際読んでみると、そこまで完全な駄作、って感じは全くしない。やっぱりメンブレしていても、アガサはプロの作家、いやメンブレしてるからこそ、プロの作家なのかもしれませんが。

 

 確かにでもプロットは錯綜しているし、トリックはチープトリックだし、なんだか冗長だったりセンチメンタルだったりと、決して名作といえないことも事実。

 

 すごい気になるのは、女が描く男って、女のために人生すべてを投げ出して愛するみたいなのがおるのですよね、いやいやそんな男いるわけないやんって思う。

 ほいで男が考える女ってのは、自分のやりたいことや夢を健気に応援してくれるっていう女なのですわな、いやいや、アホも休み休み言ってください、そんな女いるわけないやん。

 

 つまるとこ両方相手に自己犠牲を求めてるのですわね、愛するってそういうことじゃないの??みたいなことで。

 恋愛ってのはくだらねー話ですわ。

 

 でもこの本失敗作にしかない、雰囲気ってのがあると思います。なにか希望に追いすがる必死さみたいなのがある。特に最後のシーンなど、全然アガサっぽくない、爽やかな終わり方をして、なんか良いと思いました。 

 

 ワタシの個人的なベストな小説のラストシーンは、夏目漱石の「それから」。この小説の終わり方はそれにちょっと似ております。 

  

2001 0621 タクティクスオウガ外伝 The Knight of Lodis

  レベル10 クエストでアイテム回収

 

セイレーン 範囲魔法で同時に複数のユニットを倒す 


デネブを仲間にすると、港町なんちゃら(最初に訪れた街)のショップの店員がカボチャに変わり、いくつかの特殊なアイテムを購入することができるようになる。更にこの店ではガラスのカボチャを1つ2000gothで買い取ってくれ、5つ売却すると、かのファイアクレストが購入できるようになる。 

 

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 概要 

タクティクスオウガのGBAのゲーム。

 前作のようなRTSではなくて、FFタクティクスみたいなベーシックなターン制のシュミレーションゲームに。

 というかもろFFタクティクスですこれは。前作みたいなRTSを期待していたユーザはがっかりだったみたいですが、ワタシはこっちのほうが好き。惜しむべくは携帯機ですのでグラやボリュームはやっぱりそれなりです。 

 

ワタシはこのFFタクティクスみたいなゲーム好きなんですよね、スパロボみたいにユニットの強さがほぼ固定なのと違って、自由にクラスチェンジして育てていける。敵ユニットも仲間にして育ててゆける。

 もちろん固定ユニットはユニーククラス持ちで強かったりしますが、自前で鍛えたユニットでも十分戦えます。 

 

 

ただ育成はやや難しいので注意

本作品AGIが高くても結局なんの意味があるのかわからん、命中や回避に関連してそうだがあまり補正がないような??

 というわけでAGIを上げても意味がないです。成長はクラスで決まるので、HPが上げるならソルジャー、STRはナイト、INTはプリースト、ウォーロックでレベル上げしないといけません。

 だけどユニットとして忍者が優秀すぎるので、特に序盤は忍者ばっかりで戦ってしまいます。けど忍者でレベル上げしてもステータスはAGIばかりが伸びて弱いユニットになってしまう。

 だから育成ユニットはシナリオ戦で育成せずに、後半一気にドーピングアイテムなどもぶっこんで強化するのが吉です。

 あと男ユニット、女ユニットでなれるクラスが違うのが厄介。正直女ユニットはすべて火力不足、というか基本的に敵の防御はカチカチでHPもバカ高いので、火力は基本魔法か召喚になります。

 物理ユニットが必殺を覚えるとようやく物理も活躍できるようになる、魔法ユニットは固定クラス持ちが強いので結果的に

 

1主人公(負けるとGameOverなのでカチカチの物理、ソードマスターかドラグーン)

2イナンナ 必殺持ちの物理

3ユフィール HPMP変換が強すぎ

4ハイプリーストのあいつ こいつの固定クラスはサマナー兼ヒーラーなので強すぎ

5プリースト ヒーラーですが神聖魔法は火力も高い

 でまぁ5ユニットはほぼ決まり。そして残り3席ですが、まぁやっぱり機動力こそ正義。バードマンとか妖精とか飛べるやつ、ということになるので実質、自分で育成しなきゃいけないユニットは一体だけです。

 だから一体に全ブッパで育成することにしますと、やはり火力全開のソードマスター以外ありえないです。 あるいは転生してリッチで最強魔法ユニットを目指すのもありか。普通の魔法ユニットは防御は紙ですがリッチだけは別格の防御を誇ります。

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プロット 

 物語は外伝というだけあって、人魚の住む小さな島が舞台。

 ここに人魚の守る伝説の槍があるとかないとかで、いろんな勢力が勢力争いをします。昔ある教団が、虐殺をしたとかなんとかでそれを恨んでるやつがたくさんおります。

 内容は結構複雑でシリアスですが、いきなり人魚??というドファンタジーもぶっこまれ、なかなか頭が追いつかないです。 

 さらに後半になると人間同士の争いはなりをひそめて天使だとか悪魔だとか、というゴリゴリファンタジーになります。 

 ワタシは人間同士の戦いだからそこに葛藤やら迷いやら、ドラマがあると思うので、敵が天使や悪魔、神っていうふうになるのはちょっとなぁと思うのですが、このオウガシリーズってのが、過去にオウガバトルという神々の戦いがあった・・・というのが物語の始まりなので仕方無いことなのかなとも思うのであった・・・ 

 

難易度はわりかし高め、とにかく敵が硬いこっちは火力不足。属性がじつは非常に大事で、武器の攻撃力ではなくて、自分の属性と武器魔法の属性、相手の属性をきちんと揃えないとちゃんとダメージがでないみたいです。シャイニングなどの魔法を駆使しないとめっちゃ時間がかかる。 

 

 まともに戦うよりも空中暗殺部隊で一気に敵リーダーを殺すほうが現実的かも。

ラスボスも全体バステがきつくて対策できてないと詰む。さらに四連戦で、はじめからだと2時間くらいかかる・・・。デネヴのゆうわく、という裏技もありますがこれはチートすぎるか・・・

 

 難易度は高いのはいいですが、連戦で途中で装備とか変えられないのはきつすぎる。はじめっからやり直すしかなくなります。 

 でも難しくないと育成の意味がないので良いバランスかと。