2019年6月7日金曜日

2013 真・女神転生IV

 メガテンの超久々のナンバリングで3dsで出た作品。
携帯機なので、メガテンというよりも、ストレンジジャーニーに近い感じですね。SJ、がメガテン4として発売されることになりそうだったという噂もあり。デモニカスーツも登場するし、SJ2って感じ。
 
 メガテン3ノクターンの評価はゲーマーの中ではひじょーーーに高くて最高のロープレ、に推す人もたくさんおります。逆にそれで、4を出すのが難しくなったのかなとも思いますね、やることだいたい全部やっちゃったしなぁ・・っていう。

 基本システムはいつものメガテン。ただターンの最初にすべての行動を選ぶんじゃなくて、順番になったやつが行動選択できるので、ちょっとだけ使用感は異なります。そのほかにも、主人公が死んだだけでは全滅扱いにならず、開幕ムド、全滅ってこともなくなり、さらに死んでもカネを払えば復活出来たり、さらに難易度、を変えることも出来ます。いろいろ微妙な変更点がありまする。
 が、ボスの強さはノーマルでもアトラスクオリティ。


 最初のボスに一撃で昇天させられて

「あっ・・、これは長い戦いになりそうだw」

 っていういつものアトラス先生の洗礼をくらいます。いつものことですが、ザコもボスも火力が爆発的。一撃で死ぬのなんか普通。生き残ったらラッキーってくらい。しかし、最初、のボスからこれですかw

 実は最初、のボスから、これというよりは、最初、のボスが強いゲームです。奈落、を超えるまでがしんどい。まさしく奈落。なぜかアトラスは最近この序盤がむずい、序盤ゲームにバランスを調整してます・・なぜなのかはわからん。



 奈落を超えるとかなりスイスイ、テトラ、マカラで反射しまくればどんなボスでも楽勝、で終盤プルート、くらいまではそれでいけますが、プルートはいわゆる壁ボス。このくらいから、マカラで反射出来ない万能属性連発ってのが主になってくるので、反射から積みステ戦法に以降しないとダメです。
 プルートはさらに万能全員麻痺といういやらしい攻撃なので、精神無効がないとすぐに死ぬ。


 SJのような3Dダンジョンではなくて、ペルソナっぽい普通のダンジョンになり、オープンエンカウンターです。ワタシも含めて最近のゲーマーには3Dダンジョン苦手っちゅー人が多いと思うのでこれは良いですね。SJとの最大の違いはそこかな。


 一つ前のアークライズファンタジアがレベル上げがめんどくせー、と書きましたが、メガテンがレベル上げがめんどくさく感じないのはやっぱり、合体、できるからでしょうね、育成要素、これがあるとレベラゲがあまり面倒じゃなくなる、こいつを強化して、こいつと合体させて・・・って考えながらできるから。

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 最近巷で見ることが多いペルソナ5でもそうなんですけど、アトラスってキービジュアル、が男、なんですよね。たぶん昨今90%以上のゲーム(ゲームに限らずあらゆる媒体)がだいたいは美少女、がポスターとかの前面に出てるのに、アトラスだけ、がメガテンでもペルソナでもSJでも、♂が前なんです、しかも男しか写ってないってこともある。それがアトラスの志の高さだと思いますね。うちは美少女に頼らなくてもゲームの出来で売ってみせる、という。


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 ネタバレ


 さてメガテン恒例のルート分岐があるのですけどワタシは攻略情報みないで素直に進んだ結果

 無ルート、に入ってしまいましたw


 このルートは突然終わります。えっ!?終わった!って感じで。だからバッドエンディングなんでしょうけど、妙に説得力がありました。

 LAWルート、秩序を重視する
CHAOSルート 弱肉強食の世界にする

 っていうことなんですが、無、ルートは、どちらのルートを選んでも破滅のミライしかない。すべてを無にすることでしか、神、が与えた運命から逃れる術はない。という選択です。


確かに・・・。


 いや確かに、じゃないだろ、っていうのが普通の人の選択なんでしょうけどワタシは、そのとおりだ、と思ってYESにしてしまいました。そしたらエンディングへ。


 でもまぁそういうことなのでせう。みなさんも自分に素直にやってみるのがいいと思います、狙ってニュートラルとかにしなくても。 ロープレとして考えた場合ラスダンにまったく行かないで終わるので、ゲームのデータとしてはかなり無駄にしてるのですけど。

 ゲーム制作者としては、ホワイトエンド、もあり、だと思ってるフシがあると思います。 「ほんとにこの選択肢でいいですか?(バッドエンディングですよ!)」っていう注意みたいなのも無かったので。

2019年6月3日月曜日

1966 ギャビン・ライアル  本番台本 shooting script

 なんというのですかね、スリラー・・・かな?

 元戦闘機乗りのパイロットがひょんなことから(このひょんなことから、っていうことばあらすじではよく使われるけど、だせーコトバですよね)、カリブ海の革命に巻き込まれることになり、オンボロのB29で戦闘機と戦うことになる・・・
 もちろん都合よく美女が現れ、恋に落ちて・・っていうやつです。

 
 なんかハリウッド映画の台本を読んでるみたいな感じ。ひとつ違うのは飛行機のうんちくが非常にまじっぽい、それもそのはず、このギャビン・ライアルっていう人は元空軍のパイロット、そのへんのただの戦闘機好きとは雲泥の違いがあるというわけです。


 戦争経験、ってのはサンクチュアリでして、戦争行ったことが無いやつが何を言っても

「オマエに何がわかる!机上の空論だ!!」

で一蹴されて終わりです。言ってることが正しいとかはまったく問題にならない。経験したものだけにしかしゃべる権利が無いっていうふうにされるのです。その中でもさらに、戦闘機乗りと潜水艦、は門外漢には一切口出し無用って感じで、自分たちだけのサンクチュアリを作り出すもの。
 さらに実戦経験がある、のは、ほとんどアメリカ、とロシアにごくわずか。しかおりません。というか現在はほぼいないんじゃないですかね、ちゃんとした戦闘機の実戦、があったのは朝鮮戦争まで、ですものね、ヴェトナムは一方的に森を燃やしてただけだし、中東戦争だって、一方的に戦闘機は虐殺してただけです。


 朝鮮戦争、これはタブーになってるのかしらんけど日本のメディアでは一切!扱われることがありません。日本が経済大国になった大きな原因、は朝鮮戦争なのに、なんかなかったことにされてる節がある。
 まぁ取材出来ないっていう理由もあるのですけどね、朝鮮戦争はどうでした?なんて韓国や北、中国、ロシアに聞きにいくわけにはいかんのですな。


 朝鮮戦争ってのはジェット戦闘機、が初めて(そして最後)活躍した戦争で、セイバー、ヴァンパイア、MIG、ってのは初期も初期のジェット戦闘機。MIGは性能は高かったけれど操作性が悪かったらしくてセイバーに結構ボコにされてしまったようです。



 そんなことはいいとして、結局これはサンクチュアリものだから、戦闘機に乗ってた人間がそうだ!っていえば、そうなんだ・・・って言うしかないのです。そうなんだ・・・って思って読むしかないですね。


 その戦闘機うんちく、の要素を除くと、かなりダサいハードボイルド小説なんですが、そりゃ50年前の物語なんだからダサくて当然。

 ただやっぱり、実戦、の時代の戦闘機乗りの時代のコトバは全然ちゃうってことです。イギリス本土防衛戦、ノルマンディー、朝鮮戦争、もはや伝説の物語みたいな感じですからね・・・