2026年8月7日金曜日

2004年7月22日 ペーパーマリオRPG

  ペーパーマリオRPGシリーズの二作目。


 マリオRPG、マリルイRPG、とペーパーマリオRPG、は別のシリーズという扱いらしい。そういうわけでは同じシステムでめっちゃゲームを作っている。


 システムは基本同じです。より、ペーパーっぽくなって、紙、っていうのが強調されたアクションなどになりました。


 これはさすがというかやはりというか、非常に手堅い作り。一定以上のクオリティには必ず乗せてきます、これが任天堂クオリティ。なんだか知らないけどめっちゃクリアしたくなるゲームです。

 気づいたら長時間やっている。


プレイヤーの腕次第ではレベルなど関係無しに押し切れる。ぶっちゃけレンゾクジャンプを無限に連続できるならすべてワンキル可能と、RPGだけどプレイヤースキルだけで突破可能なのも練られたバランスといえます。


 ですが、そのぶん、キャラはぜーーーんぜん成長しないので、やってもやっても強くならない、むしろ敵は強くなる一方なので、マリオはどんどん弱くなってく感じもしますので、普通の、RPGとは逆ですね。マリオの強さは基本一定、敵だけ強くなる。

 もちろんド下手でもアイテム、やスペシャル、などでゴリ押しも可能。レベル上げよりも、カネ、アイテムゴリ押しでやるのが一番イージー。


 ただ非常に面倒なギミックも多い


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要改善点

 全体的にテンポが悪い。バトルがアクションを含むのでテンポが悪いのはいいとして、会話とかアクションとかシーンの切り替えなど、すべてにおいてノロいです。

 前作ではスピンダッシュ移動が出来たのですが、今回は移動もおっそい。チビヨッシーに乗るとようやくダッシュできるのですが、チビヨッシーに乗り降りするのが遅いので結局ノロイ。仲間を切り替えてギミックを解くのですが、仲間の交代もトロい。

 マリルイRPGのほうがよっぽど快適です。

 

 さらにピーチパートがあるんですけど、これもただただ面倒なだけで、まっっったく面白くない。本当にいらない、ピーチが嫌いになる。バイオハザードの面白くない部分だけ抽出したって感じです。(クッパパートは短いしおもろい)

 道順も同じ場所を何度も往復したりお使いしたりと、GCの頃の任天堂はやはりちょっと精細を欠いていて、煩雑で面白くないものがある。

 2024年と、ごく最近リメイクされてまして、かなりそのへんは改善されてるようです。

2021 Spider-Man: No Way Home スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

  いまやってる、スパイダーマン、の一個前のやつなり。


 5年も前のやつだったのですね。今やってるスパイダーマンがめっちゃ面白いという噂なので、お勉強ってわけですね。

 この実写スパイダーマンもマルチヴァース、マルチスパイダーマンです。話の流れも同じような感じであります。この世界だけでもマルチヴァース、マルチスパイダーマン、いくつもスパイダーマンがいすぎてよくわからないですね。

 

 はっきりいってもうマルチヴァースは食傷気味であります。

つってもこれは5年前なんですけども。


 でも思ったより悪くなかった、って感じですね。ハッキリ言って長過ぎるし、ダルい会話シーンなども多いんですけど、アクションシーンなどなかなか凝ってるし、ストーリーも少しヒネリが効いていました。


 めっちゃネタバレですが、要するに、マルチヴァースからやってきたヴィレイン達を、更生して、元の世界に返そうとするのだけれど、裏切られて失敗してしまう。

 結局のとこ、スパイダーマンの記憶をこの世界から根こそぎ消去して、元に戻す、っていうオチです。


 つまるところ、まったく何も出来ずに、ただただ、スパイディーの叔母が死んだってだけなのですが、逆に新鮮ですね。何にも出来なかったんかいっていう。

 誰かを救おうとしたのに、逆に最悪なことになる、ひどい話ですが、リアル、な話でもある。移民を受け入れたのに、移民がマフィアになって犯罪ばかり犯すみたいなこと。

 いいことしたのに何にもならないどころか、どんどん悪くなる、非常にリアルな話ですね。

 

 スーパーヒーローもこじれてここまで来たかって感じ。


 マルチヴァースのスパイディーとして、トビー・マグワイアが出てるんですけどもトビー・マグワイアの老けなさ加減が一番のサプライズですけどね。童顔ってのもあるけど、トビー若すぎんだろ。CG合成なのかってくらい。

 初代を演じていたときも、25なのに高校生役だったらしく、こういう変わらない系の顔ってのがいるものですね。


 まだ最新作を見てませんが、つながってる話らしいので、興味がある人は見てみるがよろしかと。

2026年8月4日火曜日

1869  月世界旅行 月を回って Around the Moon (French: Autour de la Lune) ヴェルヌ

  地球から月へ、が発表されてから、4年後、にようやく、月世界旅行の続編が登場します。本来は続編を書く予定は無かったのかも知れませんね。

 続編の計画があったら4年はちょっとかかりすぎですから。


 ほいでなんで4年もかかったのかは一目瞭然で、月の世界を描くにはあまりにもネタがないというか、未知すぎて、いくらヴェルヌにも手が負えなかったからですね。そのほとんどを空想で埋めることになる・・・


 そういうわけで、この小説は、一応わかっている科学の知識を羅列してるだけみたいな感じになってしまい、しかも150年後のワタシタチには、それはあまりにも時代遅れな情報なので、あまり意味がありません。

 当時の人々だったらもう少しは楽しめたんでしょうけど・・・


 ぶっちゃけ出来は良くないと言わざるをえない。前編が大人気になったから、書かざるをえなくなったってことですわね。


 ヴェルヌはエッツェル、という編集者とタッグを組んだというか、かなり強制的に働いたというか?「驚異の旅」シリーズとして連載作家のように次々を発表していくことになる。


 まぁ編集にせっつかれるというのも良し悪しですよね、けつを叩かれることで誕生した傑作もあれば、とにかく売れりゃあいい、っていう駄作も生み出すことになる。


 無理やりホテルに缶詰、みたいな神話もありますが、それでうまくいくことだってある。結局は運次第、ですね。


 

2026年8月3日月曜日

2004年4月23日 『ロックマンゼロ3』(ROCKMAN ZERO3)

  ロクゼロシリーズ3作目にして完結編。


 基本はこれまでと同じですが、エルフが、使い捨てのこれまでのエルフ、装備できるサテライトエルフ、合体することでゼロの能力がアップするフュージョン型のエルフ、と分けられて、特にエルフが死ぬのが嫌で使えん、っていう人達へ、なら合体するならどうか?

 という答えが与えられています、これで心置き無く使える・・かな?


 難易度は高めですが、ゼロが最初から強化状態で、溜ブレードが最初っから使えるので、これでひたすら敵をぶった切るぶった切りアクションとなってます。


 このゼロシリーズは先にやったもん勝ちの先手必勝ゲーミングなので、避けることよりもとにかくぶった切るを優先したほうが簡単だと思われます。


 これどうやって避けんねん、っていう以上にむずいパターンを持ったボスもおる。特にカマキリとキツネ、ノーダメを狙うと鬼畜のむずさだと思う。

 そのなかでもキツネですね、なんかロックマンっぽくない動きの攻撃で、これがひじょーに避けにくい。


 ラスボスまでいけば、これまでの溜め込んだ使い捨てエネルギーエルフをぶち込んでゴリ押しで勝てるでしょう。

 それまでに使い切ってると、最後の三連戦は結構苦戦必須かも。


 これまでのシステムの完成形ですし、ボリュームも比較的たっぷり。はじめっから強化が済んでいて、やりたい放題ぶった斬れる爽快感もあって、シリーズでも最高傑作との呼び声高し。

 もちろんストーリーは続き物なので、初代からやるのがおすすめ(初代が一番むずいのだが・・・)


 オレは2Dロックが一番好きだっていう、変わらないオールドスタイルとゲーマーには是非やってみるべきゲームですね。

1995年12月9日 ドラゴンクエストVI 幻の大地

 もちろんやったことあります。


 ですがワタシがやったことあるのはおそらく20年以上前。ガキのころにやったので何も覚えてない。

 でもなんで6だけもう一度やる機会がなかったのだろう?ドラクエ5はワタシPS2でやった覚えがある・・・、あれ?ドラクエ6って・・・


 そう、実はドラクエ6、DSでリメイクされてるんです。だがこれがドラクエのリメイクの中でも、最悪レベルに評判が悪い劣化版となってしまって大不評。だから6をもう一度やるってならなかったのですね。

 そもそもなんでDSにリメイクしたのか。普通にPS2でいいでしょ・・・。


 ほいでDSはモンスターが仲間にならない、っていうまさかのダウンコンバートされてるようです。えっ?5ほどではないにしろ、6でもモンスター仲間にならないってのはさみしい以外の何者でもない。



 ほいでそもそもドラクエ6、好みが別れている気がします。

5が、JPRG史上に残る名作、という不動の地位を確立してるのも要因。5までドラクエは次々と新システムを導入していった、パーティ、転職、仲間が集まるストーリー構成、モンスターを仲間に出来る・・・、で6で新しいシステムは何なのか??

 

 何もない。

 

 そう、システム的には、6は5と何も変わらない。同じゲームの別ストーリーと言えます。もちろんいろんなところにブラッシュアップがかかり、モンスターのアニメーションのクオリティも高い。ある意味、完成したから変えなかったといえます。唯一の追加点はかっこよさ、というパラメータが追加されたくらい。でもサブイベで、ほとんど戦闘には関与しない。性格システムがある、ドラクエ3SFCのほうがまだ追加要素が多いといった感じ。


 じゃあもうドラクエに進化の余地は残されてないのか??

 7も基本的に6を踏襲していて何も変化なし。7もまた、長すぎる、石板集めダルすぎる、主人公のデザインどうなってんねんと、賛否。

 ワタシデザイン的には、6が一番好きです、主人公も良いし、他のキャラのデザインもいい。5の主人公はターバンダサイし、4はブロッコリー、7以降は鳥山明仕事してない。

 6のころが鳥山明全盛期の画風。この頃のバード、神がかって上手い。DB連載終わって以降、やはりラクするようになったって感じで、デジタル作画になってからはもっとです、まぁ死ぬほど金持っててそんな必死に描く必要ないものね。ある程度の金は必要だけど、もう人生楽勝チャンネルになってしまうと、大抵のヒトはダメになる。

 何事もバランスが大事。 


 さらに6は、5がかっちりとした大河ドラマのような重厚なストーリーだったのに比して、やるべきことを自分で見つける、っていうかなりなフリーシナリオとなってるのも賛否両論。

 すぐに船が手に入り、行動の自由が多いのを好むヒトもいるが、ストーリーが薄い、と感じるヒトもおる。

 これも二律背反。好みの問題。ただどちらかというと、ある程度一本道でドラマティックなほうが、名作とされ、人気な傾向があるとワタシは思う。FFX、DQ5、基本一本道シナリオです。ロマサガ、ワタシは大好きですが、だいたい好きなゲームランキングとかでは負けがちですね。 

 やはりストーリーが薄いのは否めない。ロマサガはフリーシナリオでありながら、独特のロマサガ節、によって、非常に一つ一つのシーンが印象に残るのですが、DQはシナリオが王道で尖ってないので、全然何も覚えてないってことになりがち。

 特にムドーを倒してからのボスがあんまし強くないってのも印象に残らない理由かも。ムドーが一番苦戦するが、そのあとはすーーーっと終わってしまう印象。


 ただし、デスタムーアはむちゃんこ強い。歴代DQボスの中でも裏ボスなどを抜かすと最強といえると思います。特に第二形態がやばくて、デスタムーアは自分にバイキルト、スカラとバフをてんこもりにして攻撃するという、いつものこちらの戦法をやってきて、こっちにいてつくはどうがないと容易に詰む。

 ほいでこのいてつくはどうを覚えるのが、勇者だけなので、勇者に転職してから挑戦してねってことなのでしょう。

 ドラクエ6はレベルよりも職業熟練度の熟練度ゲーで、これまでのようにメタルだけ狩っていても強くなりません。

 たぶんそのメタルだけ倒せばいいってのを覆すためのシステムなんでしょう。これはなかなかいいと思いますね。知ってるヒトは、熟練度上げを魔術師の塔ですればいいと知ってますけど、知らないと地道に戦って稼ぐしかない。逃げないでコツコツ戦っていくと、自然とラスボス直前に凍てつく波動を覚えるようにぴったり調整されてると言えます。

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 要改善点

いまさらなにを言ってるんだって話ですけど一応。


・道具を一括で売買出来ないのがだるい、一個ずつ買わないといけん。


・ふくろから道具使えないのダルい、出してから使わないといけん


・装備のパラメータ上昇率がわかりにくい。一回わたす、で確認しないといけん。


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 総評

 というわけで何十年かぶりにやったのですが、これは文句なしに名作です。ボリュームもたっぷりあって、普通におもろい。確かにいろんな問題はあるにせよどでかい欠点ではない、大作RPGとしてこれはグッドゲーム。デザイン、に関してはやっぱわたしはこの6が最高峰だと思う。 歴代主人公でもワタシはこの6主人公が一番好きですね。シンプルで誰にも嫌われずに、飽きのこない万人向けのデザイン、まさに主人公って感じ。青い髪、エメラルドグリーンの上着に白のパンツ、と、ゲームでしかありえない配色で、それが良い。現実感が無くて。

 同年にクロノ・トリガーが発売と、エニックス最盛期といえるでしょう。

 

 ただ前述のようにリメイクが失敗して、未だにSFCで遊ぶしかないという非常にやりにくい環境なので、まぁシステム面のちょっとした改善と、テクスチャのアッパー、あとはベタ移植でスイッチなどで出すといいのではないですかね。

 3D化は止めて欲しい。ドット絵が6の売りなんだから。

2016 『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(-みちのせかい、原題: Stranger Things) Netflix

  ネトフリの連ドラ。


 連ドラ見るときに非常に億劫なのは、ダラダラと引き伸ばして、シーズン10・・・みたいに誰も追わなくなるまで続けようとする、いわゆるジャンプ方式になってないかってことです。

 見てないですがウォーキング・デッドとかがまさにそうでして、見る気が失せる。24とか、プリズン・ブレイクとかもですね。金が儲かる限りいつまでも続けようとして、クソみたいな終盤になる。


 このストレンジャーシングスもそうなんじゃないか、って思って、みんなおもろいというのですがなかなか手が出なかった。


 けど安心してください。確かにまだ続くよっていう伏線はありますが、それでもかなり95%くらいは綺麗に終わります。シーズン1だけ見てみようって人にも安心。


 このドラマなんですが、結局80s Fucking Goodってことに尽きる。携帯もない、スマホもない、PCはおろか、なんとビデオゲームもない。


 子どもたちはD&Dという、アナログボードゲームで遊んでおります。ほいで使われてる音楽は70Sロックやパンク。主にClash。

 オタク君がClashを聞くってのはどっちかというと妙な現象、Clashは一応パンクスであり、不良サイドの音楽ですからね、まぁClashはどんどん進化していき、パンクには収まりきらないものになったのですが。

 ワタシも、一番偉大なロックバンドというと、同率首位で、ビートルズとClashと答えますね。Clashがなんでそんな重大なバンドかっていうのは、もちろん一言で語り尽くせるものではない。単なる音楽以上のもの。

 わかりやすくいうなら、ビートルズがサザンとミスチルを合体させたようなものだとして、ClashはBumpとRadを合体させたようなものだと考えるとわかりやすいでしょう。

 単なる音楽性とか、そういうことだけでなく、生きる目的とか、そういうレベルのバンド。Clashは、パンクキッズ達がライブに来られるように、プロモーターと戦って、チケットの値段を安くし続けたし、金持ちしか来られないショーには出演しなかった。

 このエピソードだけでも、そういうことなんです。


 英語わからない人が、音楽、だけを聞いてもあんましピンと来ないのもしょうがない。このドラマが、Clashの音楽をメインにフィーチャーしてるっていうこと、それはつまりそういうことなんです。おもろいってこと。


 でもワタシはもっとファンタジー寄りで、割とハリー・ポッターみたいなことなのかなと思ってたら、結構ホラー、クリーチャー寄りで、なんかデビット・リンチ味を感じるのと、全体的にはやはり80s、スピルバーグが最高に面白かった頃のあの時代の物がいいよねってことに尽きる。

 鉄道を歩くのも完全にスタンド・バイ・ミーです。


 まじでスマホとかはドラマにはヒジョーに厄介で、誰かがいなくなった!ってなった時に現代だとすぐにスマホの位置検索、衛星からの画像分析でつまんねーのです。ドラマにならん。これは探偵やミステリーも同様で、ミステリーってのは、やはりあの、蒸気と場所の時代、にしか成立し得ないものだと言えます。スマホとか探偵が使ってもめちゃくちゃ冷める。

 インターネット黎明期ならまだオタクハッカーとかでちょっと良かったけれども、現代で、なんでもAIで解決、なんてのドラマにならん。だからみんなスーパーパワーに塗り替えられてしまって、リアル、なドラマはつくられなくなった。



 連ドラなのでか知らないけど、キャスティングに関しては、うーん?ってのも多い、マイケルの姉、美人っていうキャラ設定なのにキャスティングとあってない。やはり予算が少ないと美人つかまえるのがむじーのですよな。ウィルの母親はいちいち芝居がしつこい希ガス。

 ヒロインのエルももうちょっと可愛げがあったほうが良かったのでは・・・まぁこれは難しい役ですわね。

 しかし、マイケルの子役は最&高。制作陣としては、この子役をツモれたので勝ち確って感じだったでしょう。このドラマの成功の7割はこのマイケルにおっていると思う。


 まぁ結局のところいつもの家族ものなのですが、白人の子どもはやはりカワイイという誰もが動かしがたい事実がある。結局はそれに尽きる。

 うなぎは美味い、なんで他の魚を食わないのか?と聞かれても、うなぎは美味い、ソレ以外にはない。


 ほいで成長するとだいたいカワイクなくなる。これもうごかしがたい現実。成長してもずっと変わらない、ディカプリオだの、ジョニデだのは本当特異点的例外。男だけでなく女性もそう。白人女性は、いぢりまわさない限り老けるのめっちゃ速い。

 

 なんにせよ、ドラマを作るなら、ワタシだって60~90sを舞台にする。さすがに第二次大戦はもういい加減にしろって感じなので。でもいつまでも永遠に20世紀に閉じ込められるのもなぁ・・・。誰もまだ解決作を見いだせない問題ですね。21世紀世紀の世界がドラマの舞台としてクソつまんないってことは。

 

 

2026年8月1日土曜日

1865 月世界旅行 地球から月へ From the Earth to the Moon: A Direct Route in 97 Hours, 20 Minutes (French: De la Terre à la Lune, trajet direct en 97 heures 20 minutes)  ジュール・ヴェルヌ

  タイトルが恐ろしく長いのですが、日本語にいたってはこの小説、タイトルがついてないのですね。

 便宜的に月世界旅行、という名前になっているというだけで、恐ろしく長いこと、翻訳が無かった。

 ヴェルヌの月世界旅行、といえば、メリエスに映画化もされ、めっちゃ有名なのに。


 正確には、この小説は、二部作になっていて、その前半が

「地球から月へ」  De la Terre à la Lune 


 です。


地中に超巨大な大砲を作って、それで月に弾丸をぶち込む。


という単純ですが、ぶっ飛んだアイデアで月を目指すという、話。今で言うところのマスドライバーってやつですね。

 これが1865年の小説ってのがまじでたまげますね、日本はまだ江戸時代。その時にヴェルヌは月を目指していた。なんていう先見の明。

 今だったらなんでしょうか?宇宙船でケンタウロス座を目指すとか、ブラックホールで別世界を目指すとか、異世界への扉を開けるとか、そういう次元ではない、そんなの誰でも思いつきます。

 

 もっと信じられないくらいのアイデアですね。


 小説とありますが、これが小説なのかは謎。ほとんどは、数字の記述ばかりです、月まで届かせるにはこれぐらいの火薬、材質は?バレルの長さは?場所は?時期は?みたいな計算をずっと続けます。

 まさにこれがすごいところで、普通の小説家は計算なんか絶対しません。ヴェルヌは計算するし、その費用、運送、労働力まで計算する。

 この情熱、ヴェルヌの科学に対する熱量、それが一番誰にも真似出来ない。こいつが一番科学が好きなんですわ。

 

 この壮大な実験の結果がどうなったかは、もちろん自分で読んでたしかめろとしか言えないのですが、本当にぶったまげた想像力と熱量です。

 これが小説なのかどうかもあまりわからない。


 現代にヴェルヌがいたら、一体どんな物語を書いたのかまぢで気になりますね。