ゼノギアスと並んで、スクウェア「怪ゲー」の一角。
鬱ゲー三銃士としては、フロントミッションを含める場合もある。
ゲームとしては、爽快感のない三國無双+パンツァードラグーンっていうゲームで、悪くないにせよ、なんかもさもさした独特の3Dアクションなんですが、本作の持ち味はそのシナリオというか展開。
鬱ゲー、と言われることも多いですし確かにそうなんですが、DODの鬱は、暗くて胸糞悪いっていうよりも、非常に攻撃的でアグレッシブなのが特徴。まだそういうコトバが存在しない、暴力的鬱、みたいな感じですね。
ミッションが、皆殺しにしろ!殲滅せよ!絶滅させよ!みたいな感じで、ゲームが過激な指示を送ってくる。今だったら審査通らないだろってくらいコトバ使いも悪い。
もちろんエロも過激派で、ネジの飛んだ意味のわからなさもある。まさに怪ゲー、ってのがしっくり来る。
ぬるくなってしまったゲーム業界に放たれたガリガリに尖ったゲームなのですが、これが後にNierシリーズとなって、かなり一般性を持った大ヒットタイトルになるとは誰が予想したことかって感じ。でもデザインのセンスとかは間違いなくDODです。NierはDODに比べればもちろん相当マイルドになってますけども。
もう一つの怪ゲーである、ゼノギアスも、後にゼノブレイドっていう大作タイトルになったので、こういうバチバチに尖ったゲームがマイルドに調整されると大ヒットになるっていう流れがあるのですね。
もちろんコアゲーマーは、マイルドになった大作ゲームよりも、バキバキに尖ったこういうゲームを愛するわけであります。
ワタシはこれをトモダチがプレイしてるのをたまたま見て、その絵面に衝撃を受けました。ちょうどあの地獄の音ゲーをプレイしていて、一体これはなんのゲームなのだって戦慄を受けました。
何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!
というセリフはプレイヤーとキャラクターがシンクロするセリフとしてあまりにも有名。本当に誰もが度肝を抜かれました。こんな衝撃は、End Of Evangelionで突然実写が始まった時の衝撃以来。あるいはゼノギアスのソイレントシステム以来の衝撃。
アクションシーンのモデリングはなんか頭身が低くて絶妙にダサイのですが、ムービーの、特に女性キャラのモデリングはこの時代としては非常にクオリティが高い、強烈なこだわりを感じる出来。後のニーアなどを見るとなるほどと思いますね。
全体としてデザインは結構いい感じだと思います。独特の雰囲気がある。なんといったらいいのか、ミニマルな暴力性みたいなのがある。でも遊び心も実はある、みたいな。
このゲーム、珍しいことですがEASYを推奨します。このゲームに限らず、この時期の無双ゲーって敵AIがシンプル極まるモブなので、戦っても全然面白くありません。難易度を変えても、ただ面倒さが変わるだけなので、EASYでサクサク進めるのが良き。空中戦もぶっちゃけ作業ですし、タイムアタックとか、隠しアイテム探しはクリア後などの強化が前提なのでなおさら、最初はEASYでサクサクと進めるのが非常におすすめ。
ぶっちゃけ、特に今となっては、ゲーム自体は大しておもしろいゲームではないです。むしろクソゲーとすら言える。
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シナリオ
このゲーム最大の売りのプロットなんですが、これはちょっと自分で体験してみろって感じですね。ワタシの口からはとても・・・w
好みが当然めっちゃわかれると思いますが、そこに光るものがあるのは確実です。
他の生命と契約者、となると、何かを失う、っていう設定。とても良いですね。
それで主人公はドラゴンと契約することで、いきなりしゃべれなくなるのですが、これはとってもいい。こうでなくては、って感じ。力を得るにはリスクがある、そうじゃないと面白くないものね。生まれながらのスーパーマンとかよりもずっと好感が持てる。
あとはずっとドラゴンのアンヘルがしゃべってくれるのですが、こんな過保護なドラゴンは見たことないw。このゲームで唯一の良心ですし。
ただPS2でやるしかないのでね・・・、といっても今リメイクしたら絶対にいろんな部分を削られてしまって、DODの良さが全部消えてしまうのも目に見えてるし、そんなことよりニーアの続編作ったほうが売れるだろうし・・ってことでしょうね。
ネタバレですが、マルチエンディングで、A~Eまであります。
まぁDエンドまでは通常攻略、Eエンドは、隠しエンドって感じです。有名な新宿エンド。
一応Dエンドが、真エンドってことなのかな・・・物語的には?
どんどんバッドエンディングになっていくという気が狂った構成なのですがw Dエンドは一応救いがあるの・・・かしら???
Eエンドは武器の全入手というかなり厳しい条件なのでワタシは断念、これは実際攻略情報なきゃ無理だし。
DODの攻略本は7種類くらい出ていて、出過ぎだろってかんじですし、この時期はまだまだ攻略本全盛期なんですね。
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ちなみに海外での評判は全然悪い。聖書に手をあわせて大統領になる、宗教国家が好きそうなものですが、逆にこういうのは評判が悪いのがあの国。
でもよく言うことですが、あの合衆国は、いくつもの国が集まって出来てると考えたほうがよくて、場所によって全然違うのでしょう。本当に州ごとにカラーが全く異なる。
ほいでこの時期、アンチ日本ゲームみたいなノリがあったと思います。HaloやHalf lifeみたいなFPSゲームが席巻していて、もう日本ゲームがトップを走ってた時代は終わったぜ。
コンソールはXboxでFPSをやる、コレがアメリカンスタイルや!日本のゲームは保守的!クソや!みたいなの。
この風向きが変わるのはやはりデモンズソウルからだと思います。
あまりゲームのレビューやらゲーム賞ってのが信用できないのもそういうとこです。DODはレビューだと低評価だし、もちろんゲーム賞とかも取ってない。こういう尖ったゲームは評価されない、結局売上が物を言って、同じようなゲームばかりになる。ゲームに限らず賞ってのはそういうもんです。ユーザーレビューのほうがよっぽど参考になる。
やはりこのDODも随所にEVAの遺産が残っていて、EVAチルドレンの一つと言えると思います。
ゲーム自体は結構めんどいし、PS2でしか出来ないし、とてもじゃないが万人向けじゃないし、精神衛生上よろしくないので、どう考えても、おすすめってわけにはいかないけども、ゲーマーなら、DODを避けては通れないのではないでしょうかw 怖いものみたさってことですね。力作なのは間違いない、禍々しい力かもしれないが。
ほんとこれが後々ニーアとなって、世界で大ヒットするとはとてもじゃないが予測がつかない。海外ニキは遡ってこれをプレイしたら度肝を抜かれたんじゃないでしょうか
最後になりますが、精神的に落ち込んでる人は絶対にこのゲームやるな。持ってかれるぞ。