2026年7月25日土曜日

2024 『カルキ 2898-AD』(Kalki 2898 AD)

  インド映画史上最高の予算を注ぎ込んだ大作映画。


 ようするにインド版のスター・ウォーズですね。確かにめっちゃ金かかっていて、めっちゃちゃんと作っております。


 クルクシェートラから6000年後の2898年が舞台。


 やっぱりインドのヒトって、マハーバーラタを読んでるのだなぁと感心。国民的神話という情報だけのことで、実際に本当に読んでるのかは謎でしたが、当然の知識、としてこの映画では描かれているので、そうなのか、と思いましたね。


 つって日本人は古事記を読んでるか?っていうとまったく読んでないのですがね・・・


 やっぱりインドでも、アルジュナはどっちかというと敵側であり、カルナが主人公なんだなってのもほほうと思いましたね。一節によれば、インドではビーマセーナのほうが人気だって言ってましたが、やっぱし、バーラタといえばカルナ、なんですわね。

 バーラタ自体としては、ユディシュティラが主人公なのですが、現代の感覚では、やはり主人公はカルナということになる。


 映像はほとんどスター・ウォーズ、なんかスター・ウォーズで見たことあるなぁってのも多いし、あとマッドマックスっぽさもある。それに神話が絡んでくるのでインドだなぁって感じもある。


 ただ、映画として、クオリティが高すぎるというのか、ちゃんとよく出来すぎてるっていうのか、インド映画っぽさ、型破りな感じってのがあんまりなくなっているのが残念ではあります。ダンスも歌もめっちゃ少ない。ハリウッド映画すぎるか・・・


 インドではもちろん大ヒットして興行収入ランキングを塗り替えたりもしたそう、日本では・・・誰も見てないっすね。公開されてたのかどうかも怪しい。


 バーラタを知らないとわかりにくいのもありますね。でもハリウッド映画よりかは面白いので暇があれば見てみるよろし。

2003年12月18日 『グローランサーIV』(GROW LANSER IV -Wayfarer of the time-) 2011年8月18日 グローランサーIV オーバーリローデッド

 グローランサーの四作目。

 えっ2と3は?と思われるでしょうが、2、と3はあんまり評判がよろしくない。ほいでこの4も、悪くないけどやっぱ1が一番面白かったな・・・という評判。


 それにキレた?開発が絶対1よりもおもろいものにしてやる、という気概で作ったのが、PSP版のリメイクであるオーバーリローデッドで、ワタシはこのオーバーリローデッドをプレイしました。


 なんか序盤の物語が、FEの蒼炎とめっちゃ似ている・・・。傭兵団で拾われた主人公?いきなりクソ強いやつが現れて主人公ともう一人以外ほぼ全滅・・・


 デザインはかわらずですが、時代の流れ?なのか女性キャラはみんな胸部装甲が肥大化して、アニメーションも結構セクシーカットが多めになりました。これはまぁ世間の流れということなり。このグローランサー、は硬派なゲームだったと思うのですが、やっぱややマイナーゲームで、一切エロ要素なしで戦うのは難しいですよね。


 ちなみに、だんだん乳のでかさがインフレしてる、ってのはワタシはハッキリそうではないと言えます。2000年代のエロゲとか、エロゲ全盛の時代は超乳のエロゲなどもたくさんあって、自分のカラダよりもでかい、みたいなの一杯あった。ものによってはもっともっとでかかった、現代の爆乳なんて足元にも及ばない、ハイパーインフレ。

 あそこがどう考えてもピーク。現代のソシャゲの爆乳化は、ギリギリ、現実に存在しうる範囲に収まる程度、で大きくしようということですね。そのギリギリ、のせめぎあい。荒唐無稽にならない限界をさぐっている。

 ただ過去のエロゲの超乳は、一部のもの好きだけのいきすぎたピークでしたが、昨今の爆乳化は全体としてでかなってはいる。過去のピークは特異点でしたが、現代は、平均値が大きくはなっておりますね。



 さてゲームの話に戻りますと


 まず軍隊で魔法を教えてもらう、ってのがわりと斬新ですね。この世界、魔法なんて無い、っていう感じなのですが、軍に入ると魔法を教えてくれます。今までに無いですね。


 もちろん軍は悪いところなのですぐに脱走兵になりますがw 


 バトルシステムは1からほぼそのまま、ですが、範囲魔法がなくなって単体魔法ばっかりになりました。よってこの手のストラテジー系ゲームではやはり最強魔法は スリープ、です。寝たらずっと起きないので最強です。


 武器、がなくなって防具と、なんかマテリア?みたいな感じになりました。マテリアみたいなのをずっとつけてるとアビリティを習得して、って感じなのでほぼマテリアですね。マテリアシステムの亜種というべきか、よくあるやつですが、やや自分好みに育てられる自由度があるのでそこそこ良いというべきでしょう。

 ほいでもそもそものステータスの適正、特に、武器、が変えられないのでそれぞれの役割はほぼ決まってます。

 まず主人公は絶対に囮で壁、ヒロイン枠のフレーネは魔法で固定、あとは自由にって感じですね。

 このマテリアシステムの弊害は、後半に入ってくるキャラクターが育成が全然間に合わないってことですね。どうしても序盤からいろんなアビリティ覚えるやつのほうが強い。

 少なくとも中盤までには加入してないと育成めんどすぎる。



 このゲーム、武器の射程がめっちゃわかりにくい。弓の射程がとんでもなく広いです、でも無限ではない。あとRTSあるあるですが移動がアホなので、すぐにスタックしてオロオロします。よって基本的にはやはり主人公単騎特攻とあとは全員魔法連発が安定。

 中盤から、協力魔法が撃てるようになり、範囲魔法は協力魔法でしか撃てないので、お察しの通り、これが攻略の要石

 防具がめっちゃ高いので主人公だけで、あとはみんなおさがりってことになると思う。


 戦闘はなかなか歯ごたえがあって面白いです。さすがATLUSなのか?ある程度しっかりレベル上げして、戦略、装備を整えないとあっさり負ける。

 負けるといっても、だいたいは死んで負けるのではなくて、ミッション失敗で敗けます。今回も圧倒的に不利な状態の戦闘ばっかり。4人で40人ぐらい相手にするハメになる。こんな用兵してる時点で負けだろって感じ。



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 プロット

 物語は、古代文明の生き残りである、ルインチャイルド、と呼ばれる主人公たちが、悪い軍隊に実験体にされそうになりながら、世界を滅ぼそうとする、天使、たちと戦う・・・のかしら??って感じです。

 もちろん天使たちが真の敵ではなくて、愚かな人間を天使が滅ぼそうとして・・・みたいな。これも結構ありがちな感じでしょうか。

 その天使たちとの戦い?と平行して3カ国の戦争が起こっており、戦争が激化するにつれて禁じられた技にも手を出し・・・っていう話。

 悪くはないですね。まぁまぁ。という感じ。けどなにかが物足りないような・・・、それはやっぱ悪役、の魅力じゃないですかね。悪役がいかにも野心家でクズの悪いやつなんですが、当たり前すぎて、薄い。

 では魅力的な悪役とは?パッと思い浮かぶのはセフィロスですね。ビジュが良いってのはまぁおいておいて、セフィロスは、最初はいいやつなのですが、自分が実験で生み出された生物だと知って、世界に復讐することにする・・、ほいで主人公はセフィロスのクローンでもある。っていう設定。これは二度ともうコピーできない設定ですね。


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 問題点

・ルーラ的魔法がなくなり、ゲートでの移動になりました。過去より退化・・・。もちろんどこでもルーラ可能にすると、いちいちここは禁止、っていう管理が面倒なので、ゲートにしたんでしょうけど、やっぱりめんどい、移動は素早く!これが原理原則。


・アイテムのソート機能がない。

 一体なんで!?って感じなのですが、ソート機能がないのです。魔石やリングがめっちゃ大量になるのにソートがないのはまじきつい。これはまじで意味わからん。


・武器がなくなったのやはりさみしい。武器種が変えられないので、非常にやりずらい。弓は強いのだが、AIがアホなのか、斜線が通らないのかなんなのか、機能しずらい。やはり今回も魔法最強。それもレベルの低い魔法の連射が一番強い希ガス。


・移動ルート設定の動きが非常に遅い。

なぜかこれが非常におっせーのです、これはバグ??


・リングシステムがかなりわかりにくい。しかもドロップなので、思ったとおりのやつを手に入れるのが非常に厄介。魔石の付け替えも面倒。


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 ラスボスは正直めちゃくそ強いです。最初やった時はまじでコテンパンにやられた。どうやらこれはPSP版で追加されたボスらしくて、通常版、のラスボスのあとに、連戦で ボスに突入します。真ボスってことなのかしら?一応体力とかは回復するのですが、問題はアイテム切れです。このゲーム、回復はアイテムだよりなので、アイテム切れするとすぐに崩壊する。

 みんな、初見は嘘だろ、強すぎんだろ・・・。って感じると思われます。


 勝つ方法は、闘技場に籠もる。これにつきます。闘技場で全部マスターランクに到達すると、強力な装備やらなんやらが手に入るし、そのころにはボスを倒す力もついてるというわけ。闘技場とかがやり込み要素になってるゲームが多いですが、このゲームは闘技場全制覇と、ラスボス攻略難易度が同じくらいなので、ゲームをしっかり遊び尽くすと、ちょうどクリアになるという、ある意味良い難易度になってると思いますが、まぁライトユーザーにはきつすぎると言えるかも。

 しかもこのゲームキャラも多いし、攻略対象ヒロインも多いので、全部コンプするには、膨大な時間がかかってしまう。


 ラスボスの勝ち方ですが、やはりこれはメリーヌ頼りですね。メリーヌというのもどうやらPSPで新たに追加されたキャラでして、このゲーム遠距離攻撃は当たりにくいのですが、なぜかメリーヌの攻撃だけは遠距離なのに必中、というチート性能。さらに万能キャラで、物理も魔法も使えて、覚えられるアビリティもほぼすべて、というお助けキャラ。こいつでボスを倒せと言ってるようなもの。

 苦行者改、ヴァンパイア改、強打封印で、道具から強打封印を使うことで、連射して攻撃出来ます。あとは削りきれなかった分を、主人公などが、バーサーカーをかけてぶんなぐるって感じですね。

 ボスにたどり着くまで、が大変なので、遠距離のメリーヌがやはり強い。ヴァレリーとか他の遠距離物理は外しまくる。

 

 そういうわけでかなりボリュームのある作品ですが、結構よく出来ているのでおすすめ。ただ、ちょっと地味ではあるか・・・。このRTSっぽいシステムもなかなか初心者向けではない。慣れてないヒトがやるとめっちゃストレス溜まるかもしらん。

2026年7月22日水曜日

2023 スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Across the Spider-Verse)

  スパイダーバースシリーズの二作目。


 前作からの続き。3DCGですが3DCGっぽくない、ミニオンズとかドリームワークス系とはまったく違った、手書きっぽいっていうのか、なんていうのか、いろんな手法のミクスチャースタイルとなっております。


 2Dを3D空間に配置すればえぇやん!!っていうことですね簡単に言えば。


 物語はぶっちゃけつまんない、マルチヴァースもの、タイムリープものってストーリーは無茶苦茶です、理屈をつけようとしてもうまくいかんし、辻褄を合わせようとすると、面白みも失われる。とにかく自由ではある。


 それに結局のところ、家族が一番だよね、っていういつものオチなのもだるくてワタシの趣味ではない。


 でもやはり映像として、パンチ力があるっていうのか、ただ映像見てるだけで面白いですね。ありとあらゆる手法、スタイルを試してみているので、絶対どれかピンと来るものがあるはず。SFもいれば、ロボットもいるし、赤ちゃんも恐竜も、レゴもノアールも、ハードボイルドも、線画も、スケッチも、油絵も、水彩もガッシュも、アニメも、アクリルも、CGも、猫も牛も、犬もダイナソーもいる。おじさんもおばさんも、バンドマンもいる・・こんだけスパイディーがいれば、どれか好きなやつがいるでしょう。

 これでも全部好きじゃない、ひとつも好きなキャラいないっていうなら、そもそももう、視覚情報が嫌い、文字だけがいいっていう文字過激派か、エンタメすべてが嫌いという異常者でしょう。


 なにかしら、好きな部分が見つかる映画だと思う。


 ただ140分!? 長すぎだろ。アニメ映画で140分はいかつすぎ。


 ほいで前編なんかい!!!


 後半に続く・・・で終わります。うそやん。子ども140分我慢出来ないって。

なぜか最近長い映画多いですよね・・・


 映像も常にぐるぐるとカメラが動きまくるので、頭がふらふらする・・・


 面白いっちゃおもろいので是非見てみるよろし。


 続編は2024年に公開の予定でしたが、3年延期され、2027年に公開の予定

 

 延期しすぎw どういうことやねん。

 

2026年7月17日金曜日

1170 『ローランの歌』または『ロランの歌』、仏: La Chanson de Roland)

  だいたい中世文学で最初に名前が出る本、ローランの歌。


 シャルルマーニュ軍の英雄、ローランの活躍を描いた物語。


 ローランよりも、ローランの愛剣である「デュランダル」、が一番知名度が高いのではないでしょうか?

 デュランダルがどういう剣か?みたいな説明はほとんどなし、なにか魔法じみた特殊能力があるわけでもなく、ともかく名剣で、折れない、というのが特徴と言えるかもしれません。 


 シャルルマーニュというと、800年頃、フランス創世記の英雄ですので、それよりも300年もあとの物語ですので、もちろん話はほとんど創作ですが、シャルルマーニュ伝説、としてもとになった物語がすでに一般に広まっていたと考えられます。

 

 1170としては? すごいスッキリとした、ちゃんとした構成と構造で書かれていて、無駄がない、名作と言えます。だからこそ800年後にも残り続けているというわけですね。

 作者は不明。


 シャルルマーニュがスペイン戦争をしている時の話で、ガヌロンという男が、殿軍として使命されたことを、自分に死ねという命令ではないかと怒り、ローランを売って自分が生き残ろうとします。ローランは自分が変わりに殿軍となり、スペインにとどまって戦うことになり、多勢に無勢で必死に抵抗するが死ぬ。シャルルマーニュは裏切りに気づいて引き返すがすでにローランは死に、復讐戦を展開する。シャルルマーニュは結局勝利し、サラゴサまで支配を拡大。

 ガヌロンは裏切り者として処刑され、シャルルマーニュはまた新たな戦場へと赴く・・・


 という話。

 

 シャルルマーニュはカール大帝とも言われますが、対イスラム、に対するキリスト教の守護者であり英雄、っていうアイコンにされたのは中世になってのことだと思われり。


 千年以上もキリストとイスラム、ユダヤは争い続けてるのだから、むしろ、いつか平和が訪れると考えるほうがおかしくて、永遠にわかりあえないと考えるほうが合理的と思えますね。


 しかして、イスラム側、が書いた物語ってのを読んだことがないのですよね・・・お察しの通り、イスラム系の本ってのはめっちゃくちゃ少ない・・・しかし手を出してみるか・・・

 


 

2012 ハンターハンター キメラアント編

  何を今更言ってるのだ、というでしょうが、ようやく最近、ちゃんと読みました。

前も、ちらっだけ読んだ気がするし、拾い読みで読んでいる。

 

 なんでしっかりちゃんと読んでなかったかというに、もちろんそれは、途中までリアルタイムで追ってたけど、連載が激遅になり、間隔が空き、次の話が出た、と言うと、もう完全に話を忘れていて、また読み返さないといけなくなり・・・を繰り返して、いつしか完全に忘れていたというわけですね。


 ハンターハンターとEVAは、功罪がとても大きすぎて、複雑な感情ですね。もちろんとってもいい作品、完璧とも言える作品、文句なしにおもろい。でも悪い部分もいかつすぎて、マンガ業界のみならず、エンタメ業界に甚大な悪影響を与えてるとワタシは思う。

 まずそのグロ描写ですね。「新しいと言われるものはほとんどただのエログロ」鬼才、天才、奇才、怪作、結局のところエログロでしかない。

 この作品は、エロもグロもナシでもめっちゃおもろいのに、無駄にエログロが多く、でもそのエログロのおかげで喜んでいるファンも多い。

 結果として、残ったのは、劣化版ハンターハンター、劣化版EVAみたいな無数の作品群。模倣者たちは、作品の悪い因子だけ引き継ぐので、ただのエログロのおもんないもの、が蔓延することになってしまった。それがかなりアニメ、マンガ離れ、を起こしてると思う。

 ゴールデンタイムとか見やすい時間からアニメが消えて、マンガはおんなじような異世界転生ものばっかり。

 エログロは、劇薬、です。ステロイドです、ドーピングです。一度使うとあとはエスカレートするばかりで、もう元には戻れない。

 この二作品がバチバチにガンギマリ状態にさせてしまったために、どっしりした、スローな物語とか、壮大な物語ってのは絶滅に追い込まれてしまった。

 すぐに虫けらのように重要人物の頭がふっとぶような話ばっかしに・・・

劇薬でズブズブにしたおかげで、エンタメの寿命を激減させたと言えます・・・ベートーヴェンがクラシック音楽を終わらしたように・・・



 まぁそれはいいとして、実時間で長い時間が経過しまくってるために、キャラのデザインがめっちゃ変わっていくのですね。ゴンとかキルアは少しだけ変わってるくらいですが、猫は最初は怖いキャラだったのにどんどん萌えキャラになり、パームは一話ごとにまったくの別人、こいつ誰?? 正確や、キャラ設定、喋り方などもガンガンと変わっています。


 すごいワタシがいいなと思ったポイントは、まずイカのキャラの成長ですね。デザインは簡単なタコのキャラなのにすごいシリアスで重要な役割を抱いている。

 もう一つはやっぱりネテロ会長ですね。一応人間の正義側?のボス的な役割で、しかも能力は仏像なのに、性格は割と攻撃的というか


 「そりゃ悪手じゃろ。アリンコ」


 とまったく悟りとは別のアグレッシブな性格。老人で最強で、悟った人物、というつまんない造形じゃなくて、老いてなお人間味があって、面白みのあるキャラになっておりますね。これが完成されたキレイゴトだけ言うキャラだったらすっごいつまんない。

 逆にパームはデザインも性格もブレブレで、ちょっと失敗してるかもしんないですね・・・

 

 というわけで、問題ありありなんですが、構成やらデザインやら、作画やら、これはまた一つのマンガの完成形が出てしまったという感じですね。スポーツマンガの「答え」がスラムダンクで出てしまったように、「能力者バトル」、みたいなスタイル、このキメラアント編がもう「答え」な気がします。もうやる事が残されてない。下手したら、マンガ、というメディアの終わり。なのかも、前述のように、ベートーヴェンがクラシック音楽、を終わらしてしまった。どう考えても、もう「第九」が答え、でそれを超えることができそうもないから。

 だからもっと別の、なにか、を考える必要があります。まぁ普通に考えればそれはゲームなんですが、今までと同じようなゲームじゃなくて、なにか別の、スタイル、ジャンルを考える必要がありそうです。


 ハンターハンターの続きの暗黒大陸編、誰もこれが完結するなんて期待してませんでしょ?w


 でもやっぱ、このマンガ、万人に読め、とは言えないですよね~・・一般人向けじゃなさすぎる。ワタシは必要な、グロ、なら必要だと思う、別にグロ描写全否定派ではない。でもほんとただの無駄なグロが多いのですよなぁ、特に序盤。作者の趣味なんですが・・・このコマなんの意味があるん??ってのが結構ある・・・

 そういう意味では、まだ完成まで、まだ一歩だけ、やることが残されてるのかも。この熱量、構成、面白さ、を維持したまま、もっと不必要な要素を削っていけるかもしれません。あとはでも、整える作業というか、ディテールの仕上げって感じ。

 でも模倣者たちは、劣化させてるだけですね。ちっとも良くなってない。2012年はマンガの終わり、として後年記憶されるかも


 ワンピースもなんか終盤、全然面白くなくて、最悪な尻窄みで終わりそうで恐ろしい・・・あんだけやって、がっかりエンドはダメージいかつすぎる・・・

2026年7月13日月曜日

2004年2月26日 鬼武者3

  もちろん鬼武者の3作目で、一応明智左馬助三部作の完結編となっています。


 戦国と現代のパリをタイムリープしながら攻略を進めるっていう、ちょっと何言ってんすかねっていうシステム。でも現代ではもはやこのタイムリープしていろんな時代を飛び越えるってのが、クロノ・トリガー以降、もはやベタとなっていますね。


 あと操作がラジコンだけでなく、いわゆる普通の3Dアクションの操作が出来るようになって、完全に現代の3Dアクションと、システム、は変わりませんね。もちろん売りが一閃、あいての攻撃にカウンター、さらに弾き一閃っという防御ではじいてから一閃を決めるという、つまるとこパリィシステムが大事。

 これも現代の3Dアクションは全部これですね。


 つまるとこ3Dアクションゲームってほぼここですべて完成してるとワタシは思いますね。ぶっちゃけ20年前からほぼ進化してない。

 ワイヤーアクションみたいな、スパイディーアクションとかが出来て機動性が高いものとか、ワープなど、ちょっとした違いはあれど、劇的な違いはまじで無い。

  ここで完成したと言えると思います。


 ちなみに戦闘以外は本当にただのバイオですw 途中で女キャラになって銃を使うとバイオ以外のなにものでもない。まったく同じエンジンを使ってますねw

 特に今回はキャラを入れ替えつつ謎解きしないといけないので、めちゃくそバイオです。結構めんどい。


 難易度はそこまで高くないのですが、ガートルードというボスの二戦目、だけが鬼門、というか罠です。いくら攻撃しても死なない!こいつ体力どうなってんねん!硬すぎんだろってなりますが、実は、すべてのパーツを撃破したあとに本体を攻撃しないとダメージが通りません。

 ダメージ通ってないなら通ってない、ってエフェクトにしてほしいのですが、効いてるような効いてないような、よくわからん。ここで回復リソース全部消費してしまうことになりがち。

 その後のボスは、ほぼカウンター以外の攻撃は当たりませんが、それがわかれば簡単。このゲームはカウンターゲームなので。

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 問題点

3作目だけあって、ほぼ完成されてるとはいえ、ちょっとした問題もあり。


封印扉が面倒

 この封印扉、ある一定以上武器のレベルが無いと開きません。開けると宝がある、とかならいいんですけど進行上必ず必須。

 つまるとこ、一定以上のレベルになってないと進めない、みたいなもの。レベル上げを強要してくるのです。それってナシじゃん。

 武器や防具、などどれを強化するのか、自分で選べるように見せておいて、武器を強化しないと進めないってのは、えっ???っていう感じ。これは前作も全く同じですので、この扉はワタシは許せぬ。

 低レベル攻略とか、武器レベル縛り、みたいなのがこのせいで出来ないのですよね。

 一閃を駆使して効率よく経験値稼いでねってことなんでしょうが・・・


一閃のタイミングわかりにくすぎる

 やはりここに帰って来るのですが、パリィが出来るタイミングがわからんのです。トライ・アンド・エラーしてみるにも、このゲーム一応回復リソースがしぼられているので、何度も挑戦してたら普通に死ぬ。もっとなんかちょっと色が変わるとか、何かしらここだよ!ってのを見せてくれないと全然わかんねーっす。弾き一閃も同じく。あともちろんパリィ不能攻撃もあって、それの判断もわからぬ。

 パリィのタイミングは、短くてもいいから、わかるようにせよ

 これがこのゲームの教訓。ほいでたぶん鬼武者は受付時間も短い。ダクソ系はパリィの受付が相当ゆるゆるで簡単にパリィ出来る。鬼武者のパリィはまじで、パリィ出来そうもない感じです。

 実は!この一閃タイミングを知らせるアイテムがあります。隠しアイテムですし、それを装備出来るようにするコストも高い・・・・

 隠すなw 出来るんやんけ! 


 それで一閃のタイミングを見ると笑ってしまいます。いや猶予数Fじゃん!まじで言ってんのかよ、道理で出ないはずだわ。噂によると2F、弾き一閃で4F・・・


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 ダークソウルなどのソウルシリーズも相当この鬼武者3の影響を受けてると思われます。マーセラスのモーションと、ソウルに出てくる騎士のモーション、ほぼそのまんまです。丸コピー。でもワタシはそれで良いと思う。

 スクウェアやエニックスがパクりはだめ!とか言ってると、いや誰が言ってんねん!って思います、昔のゲームはフリーでしたやん・・。


 この手のゲームが好きなら手にとって見るべき作品、ですが、リメイクやリマスターが無くてPS2オンリー。まぁPS2なら手に入るでしょう。PS2手に入らないやつはゲーマーとは呼べないですね。

2026年7月10日金曜日

2021 中世ヨーロッパ全史 下巻 想像と革命 Powers and Thrones: A New History of the Middle Ages   Dan Jones

  下巻なりけり。

中世をまとめたベストセラー。


 中世について書かれた本自体が少ないので、さっと全体像を見るにはうってつけの本かと。うってつけというか、他に無いので一択かと。

 

 まじで日本はヨーロッパだけでなくて、世界の中世の歴史がほとんど欠落してるし、これから本を誰も読まなくなるので、さらに情報が少なくなるでしょう。

 英語で読むしかないですわね。


 ベストセラーだけあって、かなり読みやすく、一般人にもわかりやすく書いてあります。


 ほんと中世ってわからないことだらけ、知らないことだらけ。そしてひじょーーに複雑です。

まずほとんどの日本人は、中世がいつ終わったのか知らないでしょう。そんなにわかりやすい線引きがあるのか?というと、かなりハッキリしたイベントがあるのです。

 まず476年に西ローマ帝国が滅びて、ローマ帝国が終わります。これが暗黒時代、こと中世の始まり、非常にわかりやすい。

 中世の終わり、は1527ローマ劫掠、とされてます。まず「ごうりゃく」と読みます。これはかっこつけて昔の日本人が名付けた歴史的イベントの名前。

 そう、こんな誰も知らない漢字を使うくらい、大昔の資料ばかりということ。

 この時に、カール5世によって、ローマは焼き払われて、カトリックの教皇はつかまり、1000年続いた「神の国」、カトリックの千年は終わりまして、ここから近世、が始まるのです。わかりやすい。

 でもこのローマ劫掠、について一切教えられた記憶が無い。教科書に乗ってないか、ルネサンス、新大陸の発見!みたいな明るいテーマばかり教えて、こういうどす黒いテーマはスルーされてるのかもですね。

 476~1527年、と本当に予言の通り、「神の国」だいたい千年なんですね。これは神罰と誰もが言いたくなる。

 いわゆるローマ帝国、も伝説じみた王政ローマを抜かした共和制ローマも

ー507年から476年まで、とこれもだいたい千年なのです。


 現在の新たな文明、も2500年頃に崩壊するって予言が出来ます。そりゃ崩壊するだろって感じで、そんな持たないだろ、とも思えるし、だいたいそのくらいかもとも思える。人間が完全に機械に置き換えられるか、それともなにがしかの破滅が訪れるか・・・



 カトリックはみなさんご存知、免罪符、という変えば幸福になれますよ、っていう御札??みたいなものを地獄の悪鬼のごとく大量に印刷し、今生きてる者のみならず、すでに死んだ人間にも効果があります!として現代の詐欺師ですら驚愕する商売を行い、さすがにそれやべーだろ!!とルターが始めた宗教改革によって崩壊していくことになる。

 中世の人間ですら、さすがにやばすぎると思ったのですわね。


 ほいでこのプロテスタント、という集団。非常に現代のSNS中毒者に似通ってるのですよね。つまり、他人の良くない行為を、あげつらって、とにかく自分は正しい、として他人をこき下ろす。つまりは、ネガキャン集団なのです。他人が少しでも悪いことをすると、一斉に飛びついて引きずり降ろして袋叩きにする。


 プロテスタントは、印刷術、というマス・メディアと一緒に登場して、現在もい続けてる。別にキリスト教とか、宗教とは、関係なく、とにかく誰かを引きずり降ろしてリンチにしてやりたい、という邪悪な欲望に根付いていて、ワタシが思うには、帝国主義や奴隷貿易よりもはるかに良くないものです。


 中世というと、不潔で貧しく、略奪と拷問と虐殺と疫病っていうイメージで、実際そのとおりなのですが、やはりそこに魅力があります。闇の中でこそ光が輝く。まだまだもっと掘り下げていかなきゃいけませんね。