65才でカフェが潰れて一文無しになったカーネルに残されたのは、
オンボロのフォード
月100$ぽっちの年金
そして11種類のハーブを使ったフライドチキンのレシピだけだった・・・
彼はレシピを売り込む旅に出る・・・
おもろすぎる旅立ちw こんな最高のロードムービーの始まりってあるかよ。もう映画化不可避っていうくらい引きがありますね。
逆転劇ってのは色々ありますけど、このカーネルを超えるのは不可能に近いのでは?それも誰もが知ってる、ケンタッキーの物語なのだし・・・
これはまぁ伝説にありがちな誇張でして、本当は別に持っていたものもあります
まずカーネルの像を見ればわかりますが、その頑強な肉体。カーネルは6才から働いていたらしいのですが、一日、朝から深夜までずっと働いてもへばらないフィジカルモンスター。これがなければ始まらない。
そして、いきなり0からレシピを売り始めたのではなくて、レストランを20年近く経営してきた、経験、もあります。
じゃあなんで潰れたかというに、カーネルは運がいいのか悪いのか、何度も破滅、無一文、そこからの再生、を繰り返してるのですね。
若い頃はいろんな理由により、すぐにクビになったり止めたり、転職を繰り返す。その後始めたガススタも順調にいきかけたところで世界恐慌により破産。
次に始めたレストランも順調にいってたのですが、火事ですべて消滅。また無一文に。さらに長男も20で夭折。普通ここで折れてしまうでしょう。
それでもまたレストランを再開したカーネル、65になるまで、カフェはまぁ順調だったのですが、近くに高速道路が通り、カーネルのカフェの前はほとんど人通りがなくなってしまい、売上は激減、結局店を畳むことに・・・
引退しようかと迷っていたが、年金はなんと雀の涙・・・
ちなみにカーネルってのは名前じゃなくて、名誉称号だったんですね。サンダース大佐、ってことですね。
その後の物語は、典型的サクセス・ストーリー。
カーネルは車に寝泊まりしながらレストランに直接直談判、もちろん無視されまくるが、あの白スーツとステッキ、というコスチュームに行き着き、ピートという、ケンタッキーフライドチキンの名付けの親との出会いなどもあり、1010件目で初めて契約を獲得・・・、このカーネルのフライドチキンの伝道者の旅は伝説となっているようです・・・
レシピをそのまま売るのではなくて、フライドチキンが一個売れるごとにロイヤリティを払う、その代わりに秘密のスパイスを提供する、というフランチャイズ、という新たなビジネスモデルを生み出し、ケンタッキーはわずか数年で爆発的に拡大、たった10年ほどでサンダースは億万長者に・・・しかし、死ぬまで現役、をサンダースは貫き、美味しいフライドチキンの伝道者として働き続けましたとさ・・・
これがケンタッキーの物語。
ちなみに、その後、ケンタッキーはコスト削減のために、フライドチキンを劣化させて、サンダースのオリジナルレシピを裏切って、低迷したものの、サンダースのレシピに帰ることでまた復調を始めたとのこと・・・
サンダースは、利益やコストよりも、とにかく美味いフライドチキンと店のクリーンさ、にこだわった。創業者とはまさにそういうものかもしれませんね。
ほいで後輩はそれを守らないと。でも後輩もわざと守らないのじゃなくて「コストを削減して利益を上げろ」という仕事として雇われてるから仕方ないのですよね、だってそういう仕事だし、それを達成できないとクビなんだもの。
アメリカはすぐ裁判起こす、っていいますが、だって弁護士はそういう仕事なんだもの。誰かを訴えて慰謝料を給料としてもらうのが仕事・・・
サンダースは運が良いとは決して言えないですね、だって運が良かったならはじめっから金持ちの家に生まれて、そのままダラダラ生きて終わり。サンダースは貧しい家に生まれて、ずっっっっっと働き詰め。何度も破滅を繰り返しても、決して諦めない不屈の男。諦めなきゃ成功するなんてことは言えませんが、諦めたらそこで終わり・・・ってことです。ん?