ゲームキューブで出たゼルダの伝説。
モデリングの方向性がガラっと変わって、逆にローポリ、アニメ調?というか、原始神話テイストっていうのか、 これまでリアル路線?から、新ハードなのに、逆にローテク、時代を逆行するようなスタイルへと向かった、意欲作。
ムジュラも相当尖ったゲームだったのですが、タクトは別の方向に尖ったゲーム。当時は、なっなんで??って感じだったのですが、今となれば、ローポリ、レトロ、への回帰も時代を先どったスタイルだと思えます。これは先見の明ありすぎて周りがついてこれない。
ゼルダの新作どんなんだろう?と思ってやった人々はみんなたまげたと思われます。なっ何このリンク?
ゲーム自体もかなり攻めていて、これも賛否両論別れている。
一番言われるのは、海マップでかすぎ。移動クソ面倒ふざけんな。ということが言われます。本当に海のマップは想像の10倍はでかく、こんな広い必要ねぇだろって思いますね。風を操って大海原を旅する、ってのがタクトのテーマなのでこういうふうにしたのですけど、やりすぎましたね。
海のマテリアルが限界までシンプルな単色なのも、海が単調に感じる理由かも・・・。
あと操作もわかりにきぃのがいくつかある。鉤爪の使い方、非常にわかりにくくてこれで詰む可能性大。鉤爪は一度静止してからではないと昇り降り、方向移動できません。でも方向移動しようとすると他の方向へ入ってしまってうまくできないということがめっちゃ起こる。
全体的には、やはり惜しい、という印象を受けます。
テンポがなんか遅い、何をするにも、タクトをやって、音楽を流して、ってやんないといけないのでいちいちキャラを切り替えるだけで30秒くらいかかります。ボタン一発で出来るのと雲泥の違い。
風向きをいちいち変えるのも非常に面倒くさい。あとタクトがタイミングよく振らないといけないおかげでオカリナみたいにササッと入力できないのもダルい。何十回とタクトを振り回すのにこれはもたもたしすぎ。
謎解きは、いくつか、まぢで??ってのがあるけども、そこまで理不尽ではない。最重要の曲である疾風の曲の入手がむずいのはこれは明らかにマイナス点。
戦闘に関してはめっちゃ簡単、ボス部屋に回復がめっちゃ落ちてる、相当下手じゃなきゃ倒せる。ムジュラ、と比べればゲームとしての難易度がぐっと下がってる。だがとにかく動作がもたもたしていて、テンポが悪い。船の操作性もわざとですが悪いしとにかく遅い。まぁ普通船ってそういうものなんですけどゲームなんだから。
このゲーム最大の問題として挙げられるのが、最終盤の
トライフォース集め
これが最悪のおつかいイベントとでもいうべきもので
8つのトライフォースを集めるには
8つのトライフォースのマップが必要で
8つのトライフォースはそれだけでは読めなくて
一つ約400ルピーで解読をしなくてはいけなくて
つまり約3000ルピー、が、ただ解読、のためだけに必要で
さらにトライフォースのマップを見て
宝物をサルベージして、ようやく
トライフォースのかけらが見つかります
それで見つかるのは5つで
他の3つはさらに複数のステップが必要で
トライフォースのマップ5に関しては
宝のマップを5つサルベージして
ようやくみつかります
はい、普通に投げますこれは。ひどすぎ。
特に、マップの解読に一枚400ルピーってのはどう考えても頭おかしくて、ルピー集めるだけで数時間単調な稼ぎをしないといけない。
いわばドラクエ3のオーブ集めが、まずオーブを集めるためにオーブのマップを集めないといけなくて、オーブのマップを解読するために、一つ 40万ゴールド必要。みたいなことです、そもそもオーブ探すのが面倒で大変な作業なのに、それを探すためのオーブのマップを探して、さらにオーブのマップを解読させるなんてどう考えてもおかしいです。
これが批判殺到、風のタクトの評判が低い理由となっております。これに関しては擁護できません、これはクソです。
ワタシも珍しくここでゲームを投げた。多少のクソお使いイベントはこなすほうですが、とにかくこのゲームはそもそもテンポが悪いうえに、この作業はまじで無理です。とんでもなく暇でもない限り。
嫌なコトバですがタイパ最悪。
ゲームってのは、楽しい、ものであるべきで、楽しいものを作ろうとしてるはずなのに、ただ退屈で面倒なだけのものが出来てしまう、これは一体どういうことなのでしょう。
HD版では、なんと三分の1の1000ルピーでトライフォースが集まるようになっております。さらに移動速度も上がったようです。
宮本氏もこのゲームの問題を認識して改善したとのこと。
ゼルダチームはこういうミスは基本しない集団なので、なんでこんなめんどうなだけで面白くないものを作ってしまったのかは謎。
GameCubeが苦戦していたおかげで、このタクトもいまいち売れませんでした。
この時代の任天堂はPS2の勢いに押されて苦境に立たされていたので、なんとしてもGCを売るためのキラータイトルとして開発を急がされた、のかもしれません。これは全部予想でしかない。とにかくこの当時、任天堂は冴えてなかったのです、あの宮本茂でも、なにか狂いが生じていた。こういう理由はわからないが、すべてなにか冴えないってことがあるものですよね、逆に何をやってもうまくいく、黄金時代ってものもある、スクウェア黄金時代みたいに。理由を求めればたくさんあるんだろうけど、逆に理由はないともいえる。時代の流れ、運の流れ、としか言えません。
いまとなってみると、任天堂が苦戦してた時代があったなんてあまり想像できないですね。でもいつまた逆風になるか誰にもわからぬ。
WiiUでHD版が出ていて、いろんな不満点がめちゃくちゃ改良されていて、めっちゃいい感じになってるようなので、絶対そちらをやるべきでしょうね。
だが、なぜかこのHD版、スイッチでプレイ出来ないらしいです、GC版もつい最近スイッチでプレイ出来るようになりましたが、なんかサブスク会員のみという謎仕様。
まぁいずれHD版がスイッチ2でプレイ出来るようになると思われるので、待ったほうがいいかも・・・といいつつ、出ないことも考えられるが、今更WiiU買えってのも無理な話で、現状プレイする環境が無いっすねこのゲーム。