一体こいつは何を今更いっとんのじゃ、と思われるでしょうが
最近King Gnuの新しいアルバム 「THE GREATEST UNKNOWN」
を聴きました。
これがなかなか良いです。
その一個前のアルバム Ceremony はおそらく大ヒットして「白日」などがカラオケなどでこすられて、認知された感じなんでしょうが、ワタシも聴いてみたけどいまいちピンとこなかったのですわね。
もちろん曲のクオリティなど高いですし、よく出来てました。ただなんか心に響くものがない、カッコつけすぎなんじゃないかな・・・
でもまぁ人気出るのはわかるし当然かな・・と。
だからこの最新作もあんま知らなかったのですが、これは良いのです。曲のスケール感が非常にでかい、拡がった。開かれた地平線って感じで、このバンド、まだまだ成長していけるっていういい感じのフィーリングがあります。このこっからまだ伸びるぜっていう作品が実は一番良かったりしますからね。
完璧だ、このアルバム、もう言い残すことはなにもないっていうのはちょっとさみしいものがある。
そういうわけで、King Gnu、あんましピンとこないなぁって人にこそおすすめしたいです。聴きやすくもなっている。過去作は音がキツくてジャギジャギしてまして、若いねぇって感じでしたが、今回はまろやかにされてます。
最近邦楽のほうが音楽はアメリカよりもレベル高い、というよりアメリカの音楽のレベルだけが落ちてほかが上がってるって感じでしょうか。
でもそれだけ危機的な状態ってことでもある、社会が不安定な時こそ、いい曲ってのは生まれるものですから。