2025年5月28日水曜日

2023 Blue giant 劇場版アニメ映画

  アニメ映画です。漫画原作。

 

 以下クソネタバレ含むので注意。

 

 青年達が、ジャズバンドを組んで頑張るというクソシンプルな映画なり。

 

 演奏シーンなどは3Dモデリングが多用されていて、それ以外のシーンは手書きが多め、ジャズの演奏ががっつりあって、ほぼ三分の一はジャズの演奏かってくらい、ゴリゴリのジャズアニメ。

 

 逆じゃね??とワタシは思った、演奏シーンがこのアニメのコアなんだから日常シーンは3Dで誤魔化して、もはやストップモーションでもいい。演奏シーンだけ手書きで全力投入にするべきなのでは・・・?

 

 でもサックス、手書きでアニメーションするのまじで無理ゲー問題はありますね。まじで構造が複雑すぎる、ドラムもきつい。ピアノもこれもきつい。サックス描けって言ってちゃんとかける人いないですからね。

 楽器は3D技術がなきゃ成立しませんわね。 


 楽器だけ3Dでそれに合わせて手書きって感じでやるしかないけど合成とかクソ面倒・・・仕方ない演奏は3Dでやるかってことなのでしょう。

 

 こういう音楽マンガって、音をつけるってのが不可能問題があります。

 マンガですから大抵天才的ギタリスト、とか登場するわけですが、その天才ギタリストの音、どうすんねんってことになる。

 マンガの天才キャラ問題ってやつですね。天才キャラ、作者の知識以上のこと言わない問題。作者はもちろん数学の天才じゃないですから、科学の天才キャラって薄くなってしまいます。未来が舞台のSFも同様、薄い。

 知らないことを描くな、が創作の鉄則です。

 

 音楽もむずい、最高のカリスマロックバンド・・・、いやそいつらの曲どうすんねん。ってことで。

 

 ジャズ、ってのが、うまいことその意表を突いてますよね、みんなジャズ詳しくないから、これが天才のソロ、って聞かされても。ふっふーん、やるじゃん・・・・。って感じで納得してしまいます、上手いかもしらん、って。

 上手い下手の区別がつきませんのでね。特に歌ものだときついので、歌なしのジャズ、は非常にビターっとハマってる。

 クラシックだと、クラシックはさすがに玄人も多いから、バレてしまうけどジャズはまずバレない。チャーリー・パーカーとマイルスの区別すらできんでしょう。

 

 シナリオはですね、まじでなんのヒネりもないというか、100万回は見た青春部活ものと同じですね。仲間との軋轢あり、喧嘩あり、ほいで交通事故、最後は感動のフィナーレ・・・

 

 交通事故、病気、怪我、記憶喪失・・・

 

 ちょっとあまりにもこすられすぎてる感はある。また交通事故かよ・・また記憶喪失かよ・・・また親がいない主人公かよ・・・

 

 ってわけでシナリオはすごいダサい。でも王道は王道。 むしろシナリオなどどうでもいい、ジャズを聞いてくれや!ってことなのだと思う。

 

 作中にもありますが、ジャズはもはや死にかけのジャンル。普通の努力じゃないも変わらねぇ、死ぬほどの努力、いや1万回死ななきゃ、誰にも届かない。 


 すごくいいところがあってですね、このマンガのキャラたちはずっとアルバイトばっかりしてるのです、確かにジャズでお金なんか稼げるわけない。バイト、バイト、バイト・・・しかも深夜の肉体労働とか警備とか、しんどいバイトばっかりなのも、うわー、わかるって感じです。それでも夢を見る、そこに説得力があると思いました。

 なんの苦労もない女子高生がはにゃーん、って感じで音楽やるのとは違う。まじで音楽やるってのはそういうことよね。

2025年5月26日月曜日

2001 0321 悪魔城ドラキュラ Circle of the moon

  いわゆる探索型悪魔城、「メトロイドヴァニア」系のゲームの二作目。

主人公は全然知らない男、敵はもちろんドラキュラ。

 一作目に引き続き巨大な悪魔城を探索してレベルをあげ、アイテムを集め、突破していくっていう感じのゲームです。

 

 DSSシステム、というカードで魔法を使うというシステムが特徴。

 

ようするには二枚のカードを組みあわせると様々な魔法が使えるよってことです。武器は鞭で固定なのですが、魔法によって剣だとか色々な武器が使えるようになる。

 

 けどこのカードってのが厄介で、ボスを倒したら入手とかではなくて

 

ザコ敵からのレアドロップ 

 

なんですね。これが非常に困る。運が悪いと一生魔法が増えない。このゲームのヴァラエティみたいなのは全部この魔法が担っているのでカードが無いとすっごい単調なゲームになってしまう。

 カード1枚につき8個魔法があるみたいなことなので、一個取り逃がすだけでゲームの面白さがかなり減ってしまいます。

 絶対これはイベント入手にすべきだと思いますね。

 もちろん攻略情報無しではどのザコがカードを落とすのかもわからんし。

 

ゲームの半分はレアドロ回収の周回をすることになります。(カードだけでなくて装備品もレアドロなので)、そこでドロップ率を上げる運、が重要にるわけで、運というステータスが非常に重要なゲーム・・・ 、運が死にステータスになってないとも言えるけど・・・装備はじゃあレアドロでいいとして魔法はボスドロでいいでしょう。


 ボスの難易度など特に高くはないんですけど、マップがひじょーに広いし、ザコがうじゃうじゃいるのに回復手段がほぼまったくない、のでむずくはないのだがどんどんHPを削られて死ぬってことになります。魔法でうまく凌ぐしかない。

 

 

  携帯機として時間潰すには最高のゲームでして、携帯機でこんなの遊べるのかよ、無敵じゃない、っていうゲームですね。据置器より若干ボリュームダウンしてますが、それでも十分なボリュームだと言えます、色々隠し要素なども豊富ですし。

 

 ワタシはやっぱ3Dよりも2Dゲームが好きなのですが、昨今の2Dゲームって、特に洋ゲーの2Dゲーム、グラフィックがめっちゃいまいちなのですよね。インディゲームだからグラはどうでもいい、みたいな感じ。いや、2Dこそ、グラが命だろとワタシは思うのですが・・・。

 ほいで悪魔城はグラもいいけど、やっぱ音楽、がインディゲームとは一線を画してますわね・・・。

 このゲーム海外のほうがよく売れたみたい、海外勢は好きよね、メトロイドヴァニア。グロとリアル路線が好きな海外勢になんでこれが受けるのかはよくわからん、まぁ確かに萌え、美少女って感じではないですよね。キャラも12頭身くらいあるしな・・・。 



 ラスボスはバチクソ強い。強すぎだろこれ・・・。

 ウラヌス、というほぼ隠しカードがあってそれが無敵で全体攻撃っていうクソチート武器なんですけど、それなしでどうやって勝つのかわからん・・・。これまともにやって勝てるのか??

 まぁそのウラヌスのカードを見つけるくらい探索しろよってことなんでしょうけど、攻略情報なしでは無理キングだと思うけど・・・。 

2025年5月24日土曜日

2001 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 時空の章

   というわけで大地の章に続いて時空の章を二本目にクリアしました。

 

大地の章のパスワードで二本目をスタートするといろんな合言葉や指輪が持ち越せます。たいした指輪を持ってなかったので恩恵はほぼない。

 この時空、でいろんなパスワードを手に入れれば、大地の章で更にパワーアップができるのですが・・でももうクリアしたゲームでパワーアップしてなんの意味があるのか・・?

 ちなみに大地の章でパワーアップすると、時空でのパワーアップのパスワードも手に入るらしい。何だその三度手間は。

 実はこのふしぎのきのみ、三部作として想定されていたらしいのですが、途中で二本にカットされたとのこと。

 もうアドバンスが出てしまったし、ゲームボーイカラーのソフトとして、早く出さないと完全に時代遅れになっちまうからでしょうね。

 だからなんだか奇妙なシステムになったのではないかと

 

 

時空、のほうはボスとかのアクションが難しくないのですけど、謎解きはめっちゃしんどい、過去と未来を行き来して謎解きするのですが、ひじょーーーーにわかりにくい。

 さらに水中のダンジョンの難易度もえぐい。

 

 二本目の最後に、もちろんガノンとの戦いになるのですけど、これもすっげーむずい。ゲームボーイのアクションゲームでこんなに難しいのは初めてですわ。

 ちゃんとパワーアップすれば楽なのかもしんない。Lv2の剣だとかなーーりきついです。Lv1だとゲキムズレベル。ガノンもババァからの二連戦なのでこれは相当な強者でないとクリアできん。

 

 二本セットとして一つのタイトルだと考えると、莫大なボリューム。ゼルダシリーズのナンバリングとしても何ら遜色ないです。

 ただ難度は高い、とにかくめんどくせーイベントや謎解きも非常に多いので暇なヒトにしか向きませんが・・・。

 

 リメイクがあったらこれは楽しみ。 まじでゲームボーイとしては操作性が悪すぎるのですわ。リメイクすれば操作がかなり楽になるはず。

2025年5月17日土曜日

2001 ドラクエモンスターズ2

   モンスターズの二作目、ワタシがやったのは1と2がセットになったPS版。

内容はなんだか改悪されてるとか評判はよろしくないみたい? レアモンスターを作るのが難しくなったみたいですね。

 でも別にレアモンスターなんか作らなくても、そのへんの野生モンスターで簡単に攻略出来ます。

 ボリュームがあんまりなくて10時間くらいで終わると思います。

 

 1のテリーはもっとボリュームがあったような気がしたのだけど?というより2はボスが弱いのですわね、1はボスであるミレーユが強いおかげでかなり強化しないとクリアできないわけですが、2のストーリーボスはかなりザコなのでこっちもそんな強くなくても終わってしまうというわけ。まじでグリズリー、とかそのへんのクラスのモンスターで余裕で勝てる。

 もちろんクリア後にどんどん強くしていくこともできますし、2でもミレーユと戦えます。でもクリア後のお楽しみ扱いなのでそこまでやるかどうかは微妙。

 

 システム面などでは、便利になっていて、というかもうドラクエのシステムはほぼ完成してますので、ちょっとやりやすくなったという程度。

 

 ふ~む・・・。1のほうが面白かったのでは・・・?

 

 ゲームボーイとはいえストーリーが薄い気がしますね・・・・。うーん、でもこんなもんかも・・・? ポケモンと比べると悪いのかもしんないけど、ポケモンのほうがはるかにゲームとして厚みがある希ガス・・・。

2025年5月11日日曜日

2020 リアル 15巻

  今更ですが、16巻が出た、らしくて、15巻が出たことも知りませんでした。これも何年ぶりやねんってくらい空いてるのでね。

 

 ちょっとびっくりしたんですけど、井上雄彦氏、絵が下手になってますね、レイアウトというか、画面の構成もスカスカ・・・一体どうした・・・

 

 井上雄彦は絵が下手になるようなことはない、どんどん上手くなっているタイプだ、と思ってたので、ちょっと度肝を抜かれた。

 基本毎日描いてれば、うまくはならないかもしんないけど下手になるこたぁないもんです。年とって絵が下手になった、ってあんまり聞かない、そりゃヨボヨボの老人になれば別だろうけども。

 ミケランジェロ晩年になって下手になった、みたいなことは全然ない、ダヴィンチだってそうでしょう?体力は落ちるけども・・・

 

 描いてないんじゃないのか・・・?

 

 どうかしてしまったのかもしんない・・・、内容もなーんかやばい感じがしてますね、家族愛・・出たよ・・・。たいていの物書きってのは、家族愛に行き着きますよね。ワタシはそういう作家は終わったと思っている。満たされてしまったか。裕福になり、ぶくぶく太り、大事なのは家族、はいおめでとう、あがり、です。人生ゲームの上がりマスみたいなもの、あとはルーレット回してカネを稼ぐだけ。何も起こらない。


 ワタシは井上雄彦はそういうことにはなるまいと思ってたので、うわぁ、と思ってしまった。

 願わくばスランプ、ここから起死回生をしてほしいものですね。でもあらゆるものをもう持ってしまってる、こっからなにか必死に作るってのはまぁ難しそうです・・・環境問題に取り組むとかそういうのだけはヤメてくれよって感じ

 

 ドストエフスキーはギャンブル狂で、最晩年まで全然カネがなかったわけですが、それも全部計算だったのではとワタシは思ってる。常にギリギリの状況にいないと何も書けなくなってしまう

 

 太宰も言ってました、生活のための作品だけが本当の作品だ、と。

カネのために仕方なく、といいますが、カネのために仕方なく作ったもののほうが、なにか痛切なものがあるもの、大金持ちがじっくり時間をかけて作ったものってのは大抵クソです。クソというよりだいたい完成しないんですわね。途中で飽きて投げてしまう。 


 鳥山明でさえそうだったものなぁ・・・

 

そう思うと、やっぱ荒木飛呂彦の無尽蔵のモチベーション、は特異点すぎるってことになります、やっぱ仮面の力なのでしょうか・・・

2001 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章

   ゲームボーイカラーの最終盤に出たソフト。だからあまり知らないヒトもいるのではないですか?

 もうちょっとするとゲームボーイアドバンスが出るし、っていうかもうPS2が発売されとるんですわ。っていうかなり時代錯誤になってしまったゲーム。

 

 でもカプコンと任天堂、のコラボ開発、という夢のようなタッグで開発されております。が、カプコンが本当に参加したのか???っていうくらいゼルダそのもので、カプコンらしさというと、ヒロインのディンがちょっとエッチで任天堂には無いデザインなこととくらい。あとはちょっとだけロックマン的消える床が出てくるぐらい。カプコンらしさはまったくの0。ヘリも出てこないし、リュウも出てこないし、もちろんゾンビも出てこない。

 ただラスボスだけは完全にカプコンでした。

 ゼルダというものが完成されていて、カプコンの入り込むスキは無かったという気もする・・・

 

 開発の経緯もややこしいのですが、ソフト自体もややこしくて、大地、と空、は内容が全然違う別のゲーム、というよりゲームエンジンは同じで別シナリオといった感じ。

 ですが、片方のソフトをクリアするともう片方のソフトの裏面を解放できる、っていう仕掛け、リンクシナリオ、というものがあります。

 つまり両方買え、っていう抱き合わせ商法・・・。

 

 でもそんなことよりもみんなPS2に夢中で忘れていたと思う・・・

 

 されどゲームの出来はやっぱほんとゼルダチームすげぇわっていう手堅さで、ゲームボーイの最終盤のソフトということもありますが、よくゲームボーイでここまで詰め込んだ、っていうくらいギッチギチに内容が入ってます。パンパンです。 

 難易度も絶妙、というか普通にむずい。謎解きもむずいしアクション自体もかなりむずい。当時はまだまだネットで攻略見るのが当然ってことでも無かったので、かなり詰んだヒトも多かったのでは?

 ラスボス普通にめっちゃむずい。いやむずすぎだろっていう感じ。ビンに入った妖精とかそういう回復アイテムが一切ないのでプレスキで突破するしかない、イエローデビル的なむずさがある。この時期のゲームとしては異例のむずさ。

 じつは隠し要素として攻撃力が倍になるっていう指輪があるのでそれはまぁチートアイテムですね。

 

 いかんせんボタンの数が少ないので操作が煩雑という欠点があります、バーチャルコンソールで遊べるらしいのでそっちがオヌヌメ?不思議の卵もリメイクされたのでこのふしぎの木の実もリメイクされるの秒読みって感じですけどね。 


 間違いなく良く出来たゲーム。ほんとゼルダってのは外さないでさぁね。

2025年5月7日水曜日

2014 インターステラー Interstellar

  なんだかいろんなところで話を聞くので元ネタ回収。

 

タイトルの通り宇宙に行く話なんですが。冒頭の40分まじでいらないです。

 オレには娘がいるんだ、オレには家族もいる・・農園もある・・・・

 

オレの娘はどうした!

 

娘に挨拶をしなきゃ・・

 

娘と約束するんだ・・・

 

おい!オレの娘はどこにいるんだ!

 

ずーーーーーーーっっっっっと呪われたみたいに娘が、娘が、ってうじうじするだけの時間です、とっとと宇宙行け!!まじでここで見るのやめようかと思った。テイルズリバース並のしつこさ。

 映画が3時間近くありやがるのですが、三分の一は本当にただの家族大切アピールのためだけの時間。

 でも冒頭10分で予算を全部ぶっこんで少しでも客の興味をひくってのがハリウッドのやり方なので、ノーラン兄弟はまじで相当な権力を持ってるのですね。 

 ワタシじゃなくても普通のプロデューサーなら冒頭の一時間カットして宇宙から始めろ!って言いますもの。 


 あといちいちしゃべるのに毎回そんなかっこつけてしゃべらないといけんかね、普通にしゃべれ、とワタシは思った。

 

 そして次の一時間は21世紀宇宙の旅の現代版、ここはなかなか楽しめます、ほーん、今の映像技術だとこんな感じか・・・

 

 でもクリストファー・ノーランはなるべくCGを使わない主義らしいので、別に現代の技術ってことでもない。もちろんなるべく、でして、ブラックホールなどはごりごりのCG、実写で撮る方法なんてあるわけねーものね。

 

 ほいで最後の一時間からはぶっ飛び超展開です。これは賛否両論ありましょうが、まぁ・・ベタ、ではないのは確かです。 めちゃくちゃですやん、とも言えるし、新しいとも言えます。

 ワタシ的には、やっぱ家族愛ってのは最後まで鬱陶しかったですね。少女と若い女だけは助かるっていうお約束も納得いかない、またそれかよって感じ。

 

 総じてワタシはクリストファー・ノーランとは気が合わないですな・・・昨今の映画賞はほぼノーランが独占しておりますけども、なんか、肌が合わないですねぇ。

 

 でも悪い映画、ではない、ただあと90分は短くできるけどね・・・。

2025年5月5日月曜日

2024 THE GREATEST UNKNOWN    King Gnu

  一体こいつは何を今更いっとんのじゃ、と思われるでしょうが

 

最近King Gnuの新しいアルバム  「THE GREATEST UNKNOWN」

 を聴きました。

これがなかなか良いです。

 

 その一個前のアルバム Ceremony はおそらく大ヒットして「白日」などがカラオケなどでこすられて、認知された感じなんでしょうが、ワタシも聴いてみたけどいまいちピンとこなかったのですわね。

 もちろん曲のクオリティなど高いですし、よく出来てました。ただなんか心に響くものがない、カッコつけすぎなんじゃないかな・・・

 でもまぁ人気出るのはわかるし当然かな・・と。

 

 だからこの最新作もあんま知らなかったのですが、これは良いのです。曲のスケール感が非常にでかい、拡がった。開かれた地平線って感じで、このバンド、まだまだ成長していけるっていういい感じのフィーリングがあります。このこっからまだ伸びるぜっていう作品が実は一番良かったりしますからね。

 完璧だ、このアルバム、もう言い残すことはなにもないっていうのはちょっとさみしいものがある。

 

 そういうわけで、King Gnu、あんましピンとこないなぁって人にこそおすすめしたいです。聴きやすくもなっている。過去作は音がキツくてジャギジャギしてまして、若いねぇって感じでしたが、今回はまろやかにされてます。 


 最近邦楽のほうが音楽はアメリカよりもレベル高い、というよりアメリカの音楽のレベルだけが落ちてほかが上がってるって感じでしょうか。

 でもそれだけ危機的な状態ってことでもある、社会が不安定な時こそ、いい曲ってのは生まれるものですから。