2025年5月11日日曜日

2001 ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章

   ゲームボーイカラーの最終盤に出たソフト。だからあまり知らないヒトもいるのではないですか?

 もうちょっとするとゲームボーイアドバンスが出るし、っていうかもうPS2が発売されとるんですわ。っていうかなり時代錯誤になってしまったゲーム。

 

 でもカプコンと任天堂、のコラボ開発、という夢のようなタッグで開発されております。が、カプコンが本当に参加したのか???っていうくらいゼルダそのもので、カプコンらしさというと、ヒロインのディンがちょっとエッチで任天堂には無いデザインなこととくらい。あとはちょっとだけロックマン的消える床が出てくるぐらい。カプコンらしさはまったくの0。ヘリも出てこないし、リュウも出てこないし、もちろんゾンビも出てこない。

 ただラスボスだけは完全にカプコンでした。

 ゼルダというものが完成されていて、カプコンの入り込むスキは無かったという気もする・・・

 

 開発の経緯もややこしいのですが、ソフト自体もややこしくて、大地、と空、は内容が全然違う別のゲーム、というよりゲームエンジンは同じで別シナリオといった感じ。

 ですが、片方のソフトをクリアするともう片方のソフトの裏面を解放できる、っていう仕掛け、リンクシナリオ、というものがあります。

 つまり両方買え、っていう抱き合わせ商法・・・。

 

 でもそんなことよりもみんなPS2に夢中で忘れていたと思う・・・

 

 されどゲームの出来はやっぱほんとゼルダチームすげぇわっていう手堅さで、ゲームボーイの最終盤のソフトということもありますが、よくゲームボーイでここまで詰め込んだ、っていうくらいギッチギチに内容が入ってます。パンパンです。 

 難易度も絶妙、というか普通にむずい。謎解きもむずいしアクション自体もかなりむずい。当時はまだまだネットで攻略見るのが当然ってことでも無かったので、かなり詰んだヒトも多かったのでは?

 ラスボス普通にめっちゃむずい。いやむずすぎだろっていう感じ。ビンに入った妖精とかそういう回復アイテムが一切ないのでプレスキで突破するしかない、イエローデビル的なむずさがある。この時期のゲームとしては異例のむずさ。

 じつは隠し要素として攻撃力が倍になるっていう指輪があるのでそれはまぁチートアイテムですね。

 

 いかんせんボタンの数が少ないので操作が煩雑という欠点があります、バーチャルコンソールで遊べるらしいのでそっちがオヌヌメ?不思議の卵もリメイクされたのでこのふしぎの木の実もリメイクされるの秒読みって感じですけどね。 


 間違いなく良く出来たゲーム。ほんとゼルダってのは外さないでさぁね。