2025年3月26日水曜日

Vaundy 知ってる?

  昨今流行りのVaundyというアーティスト、ご存知でしょうか?

 

 見た目が芸人のマユリカのヒトに似てると言われておる。

 

正直イケメンではない。

 

 でも音楽は久々に現れた本格派です。

 

 見た目がそれほど良くないのに売れてるってことは

本物だってことですわね。

  ほいでそういうクリエイターがやっぱめちゃくちゃかっこいいよなぁ

っていう話。ガワじゃなくて、作品だけで勝負。

 こういうクリエイターが売れていると、あぁまだまだ

まともな人間がいるんじゃないかと未来に希望を持てます

 

というただそれだけの話でした。

 

 

2025年3月16日日曜日

1573? 封神演義

  謎の本。封神演義。


 中国四大ほにゃらら・・・みたいなのには含まれず、文学として評価は高くないが・・・という枕詞がいつもつきます。

 といって名文学とされてるものが確かに文章はいいのかもしれないけど内容はただのエロ本でセックスのことしか書いてないくそつまらない本ってこともよくあります、源氏物語みたいに。


 ようするには、今で言うところの大衆漫画、400年前のワンピースみたいなものだと言えます。文学的な芸術作品ではなくて、大衆のエンタメ。


 殷の終わりの殷周革命が舞台のはずなのに、その何百年もあとの老師とか釈迦とかが登場して、時代がメチャクチャだとか言われますが、そういうこっちゃなくて、フィクションで、エンタメなのです。


 時代考証などどうでもいいのだ。第◯巻、みたいな連載になっているのからも明らか。


 作者も不明であり、明らかに複数人によって書かれています、文体とか一貫性がないし、何より、なにか元ネタとか、そういうものがないとおかしい。一人の人間が適当に思いついたと考えるには、内容が奇妙すぎるのです。


 ですが、とてつもない人気となったのは明らか。じゃなきゃ400年後の現代にまで残ってるはずがない。ワンピースだって400年後に残ってるかと言われると非情に怪しいといえるでしょう。


 この封神演義はただの歴史小説では全く無くて、いろんな仙人だとか神々が戦う、東洋ファンタジーとなっています。非情に斬新。


 中国の神話ってのが厄介で、これにすべて書いてある、みたいなバイブル的存在がほとんどないのです。ギリシャでいうイリアード、だの神統記、日本だったら古事記みたいなものが中国にはない。

 それは秦の始皇帝が本を焼いて過去を抹殺する、というすごい斬新な政策を行ったこともあるし、史記を描いた司馬遷が、神話などよりも事実、を優先する。という合理的歴史観を世界でも稀なほど早く打ち立てたからです。だから神話とかが追放されてしまったわけ。

 中国神話は断片的にさらっと残ってるだけで、全体像は見えない。

 

 始皇帝の本や記録を全て焼いて過去を無くす。っていうのは、とんでもない暴虐、知識への冒涜、だと言われますが、何百年も戦争が続き、憎しみや恨みを消すことができなくなっていたので、過去をすべて消し去るという方法を取ったと見れば、始皇帝の、合理的、な考えが理解できようと言うもの。


 そういうわけで、この封神演義、が何を元ネタにしているのか?ってのが誰にもわからない謎の本なのです。

 とてもこの作者が自分で考えただけとは思えないけど、誰も知らない神話体系を持っている。

 新しい神話を作るってのは、クトゥルーの先駆けでもある。確かになんで過去の人間だけが神話を作り、現代の人間は神話を作っちゃいけないのか?というルールはないわけです。



 大きな物語の流れとして、歴史上の事実である殷の悪王紂王を、周が倒して周王朝を立てるという話。ですがその戦いは、ただの戦いではなく、仙人の術などが飛び交うファンタジー大戦になるというお話。

 封神ぼう、なる、神となるべき人間のリストが決まっていて、それに従ってこの大戦で英雄たちが死に、神として迎えられる、という北欧神話のヴァルハラ的な話にもなっています。もちろん北欧神話を知っていたとは到底思えないわけで、このへんの設定も不思議です。


 周の文王こと、姫昌は聖人、聖王とされていて、実在が確実視される最古の聖王です。その文王の政策

「貧しい未婚の男には、金を与えて結婚させるべし。貧しくて娘を結婚させられない家にも金を与えて娘を嫁がせるべし」

 確かにこれは名君。三千年後にも通用する政策です。

 ただ金をばらまいてるだけじゃないか、と思われますが、文王は28年後に殷王朝が倒れるのと予見していて、来るべき戦乱のために兵員を確保したのです。


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 一応主人公は後の太公望こと、姜子牙 72歳


現代の高齢化社会ならまだしも、こんな大作小説の主人公が72歳とは、封神演義がいかに奇妙な本かわかるもの。ちなみに妻は68歳の生娘 おいおい。

 しかも実際に戦争が始まるのは90歳になってから、まぢかよ。

2021 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ

  ガンダムの映画

 

 なんの予備知識もなく見たのですが、おそらく、逆シャアの続編にあたる作品みたいです。

ガンダムはもう色々出過ぎててちっともわからん。

 主人公はブライト・ノアの息子のハサウェイ 


 この話の前日談があるみたいで、ハサウェイにはクェスという恋人がいたとかなんとか・・・

  でも、いや逆シャアに出てたような気もする、クェス・・・、でももうわすれちまってます、原作の小説は30年も前の作品なんですもの・・・

 

 ほいでクェスは死んだらしいです、シャアももちろん死にました。・・死んだんだよな?確か・・・?

 

そしてそのあと・・・っていう話。

 

 ネタバレはまだ新しい作品なので控えますけども、リアル路線らしくて、とにかく暗いです、話も暗いし、画面もずっと暗い、夜ばっかし。

 この夜だからって画面めっちゃ暗くするのは止めたほうがいいとワタシは思うんですけどね・・・、暗いだけで色々ごまかせる、情報量増やさなくても、キレイに見えるっていう手抜きなんですけども・・・

 

 ガンダム的なものももちろん出てくるのですが、とにかく暗くってデザインもよくわからん。

 ほいで映画の8割ぐらいは会話シーンばっかりで、これほんとにロボットアクション映画?ってくらい地味な話。

 まぁそもそもガンダムってのがロボットアニメなのに陰気な主人公、っていうのが個性なのですが、地味、ではない、この映画は暗くて、地味です。

 

 確かに宇宙に飛び出して、技名を叫んで、全弾ぶっぱするというのは、合理的に考えると意味不明の行動ですし、パイロットの感情でロボットの性能が変わるのも意味がわからんのですけど、そもそもガンダムなんてロボットがめちゃくちゃファンタジーなものなんですから、リアルに描くっていう路線はどうなのかな・・・・、あとリアル、現実的であれば、リアリティが増すってこともない。

 

 別に悪くはないのです、でも・・・面白くはない・・・。

とにかくしゃべりすぎ。全然話が進まない。アクション映画なんてセリフは少なきゃ少ないほどいいですのに。

 ガンダムシリーズのいつもの流れとして、パイロットがニュータイプのヒロインと出会って、それに溺れていくって話ですが、今回はそれが特に長くて鬱陶しいと思いましたね。

 マンガや小説なら、その長さでいいけども、映像で長いセリフはダメなんです。

 

 でもこのハサウェイに限らず、最近のアクション映画って、エンタメ性が薄くて、暗いってのが多い、砂の惑星とかまさにそうでした。誰に褒められたいのか・・・、レビューサイトはそういう暗い路線のを評価してます、あいつら本当にアホばっかり。コマンドーとかには絶対高得点はつけないのです。

 

 なんにせよもっと面白くして欲しいと思いましたね。

 

 それと最後に、ロボットはもちろん、メカがだいたい3D作画なんですが、メカは3Dで作画するのに一番適したものなんですけど・・、それでもやっぱ・・小綺麗すぎるというのか、プラモデルみたいだし、な~んか、覇気みたいなものがないですよねぇ・・。 メカなんだからそれでいいじゃないってことなのですが・・・

 まぁこれはどうにも出来ない問題ですわね・・・手書きするのは地獄だし、人手や予算的にも無理でしょう

 

 三部作らしいのですが、これ本当に完成出来るのかしら・・・?

2025年3月7日金曜日

2024年ベスト・アルバム 

  毎年恒例ベストアルバム発表


 まず言いたいことがあります。


くたばれ音楽批評家


 最近の音楽批評家の評価はクソです。音楽評価サイト、一切信用できない。All musicもクソ、Pitchfolkもクソ、Rollig stoneはアホ、NMEもゴミ


 だいたいランキング上位はこむつかしくて暗い感じのアルバムばっかり


これなんだろう?と最近ずっと思ってたのですが、これは現代音楽、が陥った状態と同じです。

 聞きやすい古典的なクラシックから、わけのわからん、現代音楽を批評家が良し、とした。でも一体誰がメシアンだのシェーンベルクだのシュトックハウゼンだの聞いてるのか?って話。誰も聞いてねぇよ!

 バッハ、ベートーヴェン、ワーグナーしか誰も聞いてないじゃない!!

このアホの批評家どものおかげでクラシック音楽自体が衰退してしまったのです。


 今のポピュラー音楽もその状態に陥ってる。


 オマエラ、本当に聴く、曲を評価しろよ!本当に聴いてるのか?

批評家の評価してるのは、数年後には誰一人聞いてない。

 ランキング1位とかにするからには何十年後もプレイリストに入れるようなものにしなきゃいかん。聴かない曲評価すんな!


OK、批評家はクソ、だったら売れてるアーティストを聞けばいいじゃない。


だがTOP40みたいなランキングは更にクソ


 売上上位は全部韓国アイドルだの、テイラー・スウィフトだの、アイドル、アイドル、アイドル。あとTIKTOKとかで流行っているカスみたいな音楽。

 これ統計の嘘でして、アイドルはチケット応募券みたいなのを抱き合わせ販売しやがって一人が何枚もアルバム買ったりしてるのです、実際聞いてる人間はその10分の1。Youtubeで再生数が多い曲も、だいたいエロい女がケツをふってるものばかり。やり方が汚いよ!!


 ドラクエ3と抱合わせ販売したクソゲーが売上ランキングに入るみたいなやり方。

 それと再生数を金を払って伸ばすという行為も当然のように行われている。サブスクサービスで上がってくる、おすすめ、とやらのアルゴリズムも100%、操作されてます。

 

 まぢで何度も言いますが、アイドル、と音楽、を別物として欲しい。カレーと寿司を一緒にするな!

 

 別にアイドルが好きなヒトはそれでいい。寿司が好きなヒトもいるし、カレーが好きなヒトもいる、それでいいじゃない。でも音楽祭、とかいって寿司にカレーをぶちまけるようなことはするな。アイドルフェス、音楽フェス、でいぃじゃない


 去年グラミーもテイラー・スウィフトが三連続でしたが、いかにアメリカの文化が低迷してるかって感じですね、ロクなタレントもいない上に、批評家まで馬鹿ばっかりかよ。アメリカの文化、というかアメリカ全部が落ち目だと思う。


 でも日本のメディアはさらにそれ以下です。音楽祭?・・、いや誰も楽器持ってすらいねぇじゃん。ガワだけのアホがダンスの真似事してるだけ。学芸会以下、学芸会のほうがマシ、まだ学生のほうが真摯さ、がある。


 そう、つまり、音楽も大暗黒時代。信頼できる情報源が全くない。


 ちなみに、売上的には、テイラー・スウィフトがほぼ全部総なめ、誰がどう考えても2位に3倍以上の差をつけて売れてまして、音楽賞もまぁほぼ全部取るでしょうね。Fuxx it

 

 要約すると、クソアイドルしか聴かない大衆のカスと、わけわからんyoutubeで3000回くらいしか聴かれてない曲を評価するクソ批評家に断絶されて、普通のいい音楽の探し方がわからないのです。

 まさに現代の縮図、極端なノータリンのアホと、キチガイじみた過激派しかいない、ちゃんとした、まとも、なやつはいないのか?


 でもいい音楽は探せばある


探せばあるのです、だが見つけるのはまぢで難しい時代になった。数年経ってからこんなすげぇの出てたのか!って見つけたりする。

 suiseinoboaz とかまさにそうでした、嘘だろ!こんなすごいの出てたの?数年経ってからやっと見つけた、今回もそうあってくれと願う・・・・


さてクソ長い前置きを終えて、ついにアルバム紹介

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ランキング入り

1 Bump of chicken Iris

 まぁ圧倒的ぶっちぎりで1位なのですが、ほとんどの曲はタイアップ、新規として曲は二曲しか入ってないので、新アルバムという感じは薄い。シングルズって感じですね。だから正直忘れてもいた。説明する必要もないでしょう。

 ちなみに点数でいうと92点くらい。


(2) 宇多田ヒカル Science Fiction

 もうすでに例外的二位ですね。このアルバムはベスト盤なのですが、昔のままそのままで収録されてる曲のほうが少なくて、リアレンジ、再録、そして新曲も入ってて、ベスト盤?っていう旧来のくくりでは扱えなくもあり、でも新譜とは言えない。

 再録した曲もよくなってるものもあるし、ん???っていうものもある。

けど何も考えずにこのアルバム単体というものとして聴いたら、どう考えても素晴らしい出来です。クロノ・クロス現象ですね。クロノ・トリガーの続編とされると、どう考えても荷が重いけど、単体で評価したらどう考えても名作だろっていう。

 まぁこれもワタシが紹介なんてしなくても誰でも知っとるわって話ですよね。


3 Fred Again Ten Days (album)

Fred Again はここ数年でUKのクラブシーンを代表する存在になった今ノリノリのDJ?。まぁコラボ相手を見よって感じ。エレクトロのビッグネームが勢揃いしてこの新星を認めてるってわけです。

 アルバムのコンセプトはなんでもない普通の10日間、を曲で表すっていうコンセプト・アルバムになってます。

 暗くて重苦しい話題ばっかの世界ですが、生きる喜びみたいなのが感じられる。絶望の時に希望の歌を、世間が浮かれてる時には、絶望の歌を、それが芸術の役割。と太宰治が言ってました。

 どうかんがえても現代は絶望の時代。八方塞がり、しかも延々と続いて終わりも見えない。あと何十年もこの暗夜行路でしょう。どんどんすべて悪くなっていく。どういう作品を作るべきかわかるであろ?

 

 これもちょっと別の話なんですが、あるヒトが「どうせ明るい人間が評価されるんだ」って言ってました。明るくて元気なヒト募集、気が滅入るよ・・・って。

 ワタシはでも、そうだ、と言いたい。だって世界はクソです、笑えることなんてないし、未来に希望なんてない、全部悪くなっていくばっかり、その中で明るく、笑っているなんて、それだけでとんでもなくすごいこと。それだけで偉業です、そいつを評価しないほうがおかしいってものだろう?

 今の時代に、明るく、前向きになれるものを作れるなんてそれだけで奇跡的な偉業だと思いませんか?


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特別賞

*Eminem The Death of Slim Shady /Curtain call2

 このアルバムが名盤というわけではないのですが(そこそこの出来)特別賞です。 

正直エミネムは終わった・・・とワタシも思っていました。申し訳ない。ワタシがEminemを追っていたのはEncoreまで。

 でも最近、Curtain call 2 っていうベスト盤をたまたま聞いたのです。正直信じられないことにEmimemはまだみんなの代弁者だった。今年も新譜を出しました。

 もう50超えてるのに。ワタシが上のほうに書いた音楽業界への不満をズバリとラップにしていた。誰も知らねークソみたいなアーティストに音楽賞をやってる、ふざけんな、批評家のカスども。

 口を開けば大衆は言う「Eminemは終わった」「Eminemなんて誰も聞いてない」、ふざけんな。

 まじでその通りで、Eminemは終わってはいなかったのです、まじですいません。Eminemがディスってきたライヴァル達はどこへ行った?

 JayZは引退してビヨンセの尻にしかれている、Kanye Westは宗教にイカれてしまった、ブリトニー・スピアーズ?は?同世代のアイドル達は記憶の彼方へと消え、マルーン5?レディオヘッド?コールドプレイ?ロックバンドは全員落ち目もいいとこ。

 他のアーティストたちも10年に1枚アルバムを出すかどうかみたいな仮死状態

 Eminemだけがコンスタントにアルバムを出し続け、なんでもオワコンにしたがるクソどもに、悪口しか言わない脳みそ空っぽのSNS世代の若者どもにつばを吐き続けてきたというわけ。

 ビリー・アイリッシュがこれから50歳になるまで3年に1枚くらいのペースでアルバムを出し続け、若い女達のカリスマのままのいられるか?って話。まぁ難しいと言わざるを得ないってわけ。

 エミネムは30年、最前線でヒールをやり続けてきた、これはハンズアップ、降参だぜ。ラストマン・スタンディング。最後まで生き残ったは誰だい?

 ベスト版であるCurtain call 2、これをおすすめします。これは金を出す価値がある。34曲も入ってやがる。エミネムから離れた人に是非ちょっと振り返って見てほしいのです。


Fleetwood Mac

 今年の曲でもなんでもないのですが、ここ数年ずっとFleetwood Macのリヴァイバルブームがとどまるところを知らない。今年の曲ではないが今年流れていた曲、です。

 現代の音楽業界を見限って、昔の曲をディグる傾向が続いてます。シティポップブームもそうだし、耳馴染みのよく、明るい、曲を探してるわけですね。複雑化しすぎた現代の曲よりも、一緒に歌える、楽しい曲です。BGMとして流すのにちょうどいい。

 80sというと、思想のない商業主義のクソみたいな時代と言われてましたが、実際危機の時代になるとその能天気な前向きさが染みるというわけ。

 ワタシはこのバンドに関してはちっとも詳しくない。でもどうやらFMが流行ってるのも、テイラー・スウィフトがファンだって公言してるとこから来てるみたい。まぢでどこにでも顔だすね、でも最初はおぢさんのSNSから火がついたとかなんとか・・・

 正直このバンドは奇妙としか言いようがない。男3人、女2人、という他にまったく聞いたことがない編成だし、そのうち二人が男女の兄妹、で妙に美形で、なんか・・・妙な雰囲気。カーペンターズみたいな妙な気配。歩く昼ドラと言われるスキャンダルバンドでもあり、女が好きそうなものをすべて持っているバンドであります。

 初めての女性、のロックスターという評価もあります。確かに。バンドクラッシャーである女性のバンドってのは長続きしないものです。

 録音が、結構雑、というか、ラフです。今なら確実にリテイクしてる、みたいなテイクがかなりある。でもこれが打ち込みのかっちりしすぎたリズムよりも、レイドバックでカラダに馴染むチルい感じを出してるのかも。派手で尖った音がないってのが特徴ですね。

 しかし長いキャリアで時代によってサウンドが全く異なっていてとてもじゃないが一言では語れない、でも2020年代を象徴するサウンドなのでせう。

 音楽というと新しいものが売れる、というのが至極当然のことでしたが、サブスク時代になり、ランキングのほとんどが昔の曲だったりする。時代ですね。

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次点

*Charli XCX - BRAT 

 おそらく他のレビューサイトなどで今年のベストアルバムになっている作品。チャーリーもアイドル路線ですが、そのなかでは頭一つ抜けている。曲は全部が良いとは言いませんが、キラーチューンをちゃんと放り込んできます。

 このアルバムではないですが1999っていう曲は秀逸。

 耳心地が良くて聴きやすい。でもずっと残り続ける名盤かと言われると微妙なライン。78点くらい。確かに今年の洋楽で選べというと他に候補がない。


*TYLA  Selftitle

  新人。そこそこ良い。だけど飛び抜けて良い、ってわけじゃない。曲がシングル、みたいな感じじゃなくて、全体を通して、チルく聞けるっていう感じです。こういうチル系の音楽って評価難しい。確かになかなか気持ちよく聞けるし、邪魔にならないけど、名曲?って言われると、ん~って感じ。77点くらい


*SZA SOS /LANA

 かなり成功したアルバムSOS、の続編、みたいな感じで出たのがLANA、というアルバム。両方ともそこそこ良い。これは売れるのも当然という感じ。 

 けどもこれもどっちかというとチルラップ、みたいな感じでして、一曲ずつ聴くというよりもだらーっと流し聴きするのに適したアルバム。

 これも77点くらいでしょうか。

 SuperBawlのハーフタイムショーにも出てたし、もうそのランクで認知されてるのでせう。


2025年2月17日月曜日

1987 プレデター Predator

  名前はみんな聞いたことがあるだろうアクション映画。


 アクション映画っていうより、特撮映画って感じかも。


 ほぼワンシーンものって感じで、ジャングルで、プレデターに襲われるシュワちゃん達一行・・って感じです。


 物語もほとんどない。全編に渡って、プレデターとの戦いです。


このプレデターって敵、非常に型にハマってない敵でして、透明になるってのはみなさんご存知だと思いますが、手にはミニパソコン、肩にはレーザー、目はサーモグラフィック、でも見た目はゴリゴリのモンスターで宇宙人?ジャングルのハンター・・・。

 SFでハイテクなのになぜか知能は低めでジャングル・・・めちゃくちゃや!!しかも物語によると、とても熱い夏に現れる・・・ということなので最近地球にやってきたのではなくかなり前から生息しとるらしい・・・


 コトバで説明すると何を言っとんのじゃ、って感じですが、映画はシリアスで緊迫感があり、当時としてはやっぱ斬新だったであろう特殊効果もあって人気になったみたいです、続編がたくさんあるので当たったのでしょう。


 このころの若いシュワちゃんはキレまくってますしね。カラダが。


 でも結構、いやかなりグロい。グロ苦手なヒトは避けたほうが無難、ワタシもグロ得意じゃないので結構きつかった・・でもグロが好きってヒトが多いのでね・・・。エログロ、っていうくらいで、エロ、とグロは、苦手とするヒトもいれば、それしかいらないっていうヒトもいる。


コマンドーみたいに笑えるシーンは一切ないので硬派なヒト向きですね

2025年2月13日木曜日

1994 Ed Wood エド・ウッド  ティム・バートン

  エド・ウッドというのは実在の映画監督で「最低の映画監督」としてよくやり玉にあげられている人物。


 そのエド・ウッドの伝記映画をティム・バートンが作ったというわけ。


 エドは全然売れない映画監督で、なんとかもがいて予算を集めようとしていましたが、たまたま、ヴァンパイア役で一時期スターとなったいて、ベラ・ルゴシと出会います。

 ベラは、ジャンキーで失業者、完全に落ちぶれていましたが、エドはベラの名を使ってなんとかカネをかき集めて映画を作ろうとするのだが・・・


 っていうお話。


 実際には、最後までエドの映画は売れなかったのですが、死後に、最低の映画、ってことでカルトファンを獲得することになる・・・

 だがその頃にはエドはアル中で死んでしまっていました・・・

 っていう悲しいお話。


 でも映画は悲しい現実とは違って・・・


 あとは見てください。

主演がジョニー・デップですので、有名な映画でしょうね。


 こんなイケメンな映画監督だったら売れないわけはないって感じなのですが・・・・


 あとエドは女装癖がある、っていう、これは映画の嘘なんだと思ってましたが、実際にそうだったみたいです。


 悲しいのだかコメディなのだか、っていうサッドコメディって感じのジャンルですね。

2025年2月12日水曜日

1986 トランスフォーマー ザ・ムービー The Transformers: The Movie

  トランスフォーマーのふるーいアニメ映画。


 作画は上手い、わけではないんですけど、すげー力量、とにかく手数、っていう熱量で描かれていて、とにかく圧があります。アメリカのアニメーターが描いている・・・のか?あんまり創造つかないっすね。もちろんディズニーの伝説的アニメーターがいたのですが、彼らはすでに忘却の彼方に行ってしまった時代の話・・・


 東映動画も制作に参加してるとか・・・


 制作がどういうふうに行われたのか知りませんが、とにかくカネがかかっています。アメリカってのは基本的に市場規模が日本の10倍以上なわけで、制作費もまぁ10倍なのですわね。ケタが一個ちゃう。


 内容はまじでまったくないに等しい。捨て台詞みたいなのはあるけど会話はしてない。

 ひたすらとにかくドンパチやっている。

 わたしトランスフォーマー自体にもほとんど知識がないのでまったくわからん。でもとにかく、オプティマスが死に、デストロンも死に、ウルトラマグナスとユニクロンっていうのが戦うってことです。オプティマスとマグナスはさすがにわかる。

 マグナスはあの悪名高いファミコンソフトで有名ですねw


 声優にオーソン・ウェルズが参加しててこれが遺作になったとか・・・


オーソン・ウェルズ??? なんだか歴史の中の人物のようですがこの時代にまだ生きてたのですね


 あの「市民ケーン」のオーソン・ウェルズですよ。映画の古典中の古典。教科書に絶対乗ってる、その遺作がトランスフォーマーのアニメ??? 

 全く人生ってのはわからないものです。そもそもなんでウェルズに声優としてオファーしたのかもわからんし・・・。


 この時代特有の、線の汚し、みたいなのがありますよね。あれはなんなんだろう?そしていつなくなったんだろう?? デジタル作画になってから・・?ってこともないと思う、もののけ姫とかにもなかった。

 今となっては全部アナログでアニメを作ってたってのは本当に信じがたいことです。


 なんにせよとにかく気合だけはすげー入ってるアニメなので興味あるヒトは見てもよきかもですね。

 人間は二人しか登場しないし、ガキとおっさんだけなので、非常に硬派ですねw

 トランスフォーマーがマニア向けと言われてたのがよくわかる。