あのミニオンズっていう黄色いゴーグルをつけたキャラが出てくる映画です。ワタシもずっとなんのキャラなのだろう?見たこと無い。って思ってたのですが、これがその元ネタ。
でも映画内でもあのミニオンズが一体何者なのか、っていう説明は一切ありません。グルーの部下の謎の生き物です。
邦題も面白くなさそうですが、原題もすごいつまんなそうなタイトルですよね。というか絶対ネイティブじゃなきゃ思いつかないセンスです、非ネイティブが100万年経ってもこのタイトルをつけようとは思わない。
意味的には 「俺様は大悪党」 みたいなことなんですが、語感も悪いし、収まりも悪いし文法的にもなんか妙だし、これは本当にネイティブ的センスです。あえてめっちゃ変なタイトルで違和感を与えてるのかもしらん。Mr incredibleもクソダサタイトルですものね。
ですが映画としてのクオリティは抜群高いですね、内容としては、コミカルな悪党が、孤児院の女の子達を引き受けることによって、だんだん家族愛に目覚めていくっていう、ワタシが嫌いなタイプのありがちなファミリー映画なんですが、構図とか間とか、テンポ、ギャグセンス、非常にセンスがあります。3Dアニメって欧米では結構山のように作られてますが、センスが際立つのがやっぱりありますよね。
制作はユニヴァーサルなんですけど、このユニヴァーサルのアニメってどういうふうに作られてるのかめっちゃ謎です、ピクサーはこういう人が作ってるんだろうな、ってのがはっきりわかるんですけどユニヴァーサルは中身がまったく見えてこない。監督のクリスレナードって人もあんま知らん。ユニヴァーサルスタジオ、って本当に物体として存在するのかしら??
案外、3Dアニメ先進国の欧米ってリアル頭身のアニメってのを作らないですよね、リアル等身3Dアニメ作ってるのはスクウェアくらいのもの。アニメ=子供向け、ってのがまだ根強くあるみたい。日本のアニメも最近はもう海外をメインターゲットにしてるもののほうが多いらしい。
なんにせよ欧米人ってほんと子供が好きなんだなぁと思いますね、ポーズとかかっこつけじゃなくて子供が好きみたい、ワタシにはまじでわかんない感覚ですが、本気で子供喜ばせるために全力出せるようです。
音楽はあのファレル・ウィリアムス、ハンス・ジマーと無茶苦茶豪華なコンビで楽曲のレベルも異様に高い。なんでこんなことができるのか不明、そんなにすごい予算があるの??
結果的にピクサーのトイ・ストーリーと並んで、このミニオンズシリーズ?は大ヒットコンテンツとなりました。まぁこれは売れて当然。