2022年10月5日水曜日

2014 D&D dungeons and dragons プレイヤーズハンドブック 第5版

  すべてのRPGの祖先であるD&Dの第5版。



 わたしも調べてようやくわかって来ましたが、だいたいD&Dのゲームに必要な本は3冊あって、まずこのプレイヤーズ、通称ルルブ。プレイヤー必携の書。DMにはダンジョンマスターズガイドが必携。さらにモンスターズガイド、モンスターのデータですね、これもDMは必要。(ほいで今回プレイするシナリオみたいなのがあればベスト。このシナリオ的なやつは膨大な種類が出てて整理不能。)

 だいたいこの三冊がバンドルとして売られています。

が今は買わないでください。(売ってもないと思われる)


 この第5版、5eがホビージャパンから出てたのですが、ライセンス契約が打ち切りになったらしく、今年の冬?にW&C本社が直に日本語版を出すことになったらしいです。6e。これを待ってから買うのがベストでしょうね。でもすぐ買うとなんかエラッタがありそうなのでちょっとまってからのほうが良さそう。100%翻訳のエラーがあります、ゲームの翻訳は難しい、一つのコトバの違いで全然違う効果になってしまうから。


RPGにかぎらず、ファンタジーっぽい世界観のゲームでD&Dになんらかの影響を受けてないものは無いと思われます。作ってる人がそう思って無くても、そのシステムの元はD&Dにあるということが多数。


 海外では、D&Dのやり方、っていうのがMTGのルールみたいに、まぁやってる人はだいたいわかるっていうくらいに浸透してる模様です。はいはいあれでしょ?まず土地を出すやつでしょ?ってくらいに、はいはいD&Dね、クラスはあれが好きだね・・・みたいな感じ。

(MTGはD&Dはわりと世界観を共有してます、W&Cという同じ会社が所有してますので、モンスターとか種族、マルチプレーンの宇宙など・・・)


 でも思ったよりもルールはかなり複雑でクセがあります。


ワタシのぱっと見の感想では前衛ではファイターが飛び抜けて強い、ファイターと回復系のクラスでスロットは2つ埋まってしまうのが残念。これはドラクエでも全くおなじ現象。ほいで魔法はだいたい超高火力でチャージ時間もだいたい0ですし、射程もファンネル並みに長い、たいていの場合超遠距離からぶちかまして終わりです。

 魔法は異様に充実してますので(ルルブの半分がほぼ魔法の説明)誰か魔法使わないとゲームの半分やってないのと同じですので魔法も決定。ファイター、クレリック、ウィザード、でだいたい決まり。

 魔法はでも弾数制限があるので(この弾数制限の仕方がD&D独特です)ボスに使うしかない、そして魔法系のユニットはディフェンス紙なのでだいたいくらえば一撃でノックダウンです。

 逆もしかりで敵に魔法使われたらその時点でほぼ全滅です。さらにめちゃくちゃな威力の魔法も多い、別次元にふっ飛ばすとか、何か動物に変えられてしまうとか。

 そういうわけでめっちゃピーキーなゲームバランスです、大技先に当てたほうが勝ち、みたいなバランス。高レベル帯の魔法はほぼ全部即死みたいなもの。

 ただノックダウン=死、ではなくてノックダウンされてから死ぬまでにかなり時間があるし、さらに最悪死んでも蘇ることができます。

 やり込んでないのでわかりませんが、相当大味なゲームです・・・もしくは高レベル帯でプレイするのは一握りのマニアだけなのか?


 総括すると、やっぱ初心者がやるにはハードル高すぎますよねこのゲーム。MTGもかなり複雑で、正直よくわからんとこも多いですが、D&Dも相当ゲームの進行が複雑、アクションに、通常アクション、リアクション、ボーナスアクション、チャンスアクションみたいなのがあって、解決順がややこいです。移動するだけでも、そこ通るとこの敵チャンス、でもボーナスでこれ、それにたいするリアクションこれ、リアクションに対するボーナス、敵のスキル判定、こっちのスキル判定、移動できません、移動できないので通常アクション・・・・って具合。よくわかりません。

 でもD&Dは適宜GMが判断するってことかもしれません。あととにかく効率優先、勝ちにいく、っていうプレイスタイルをとるべきじゃない、世界観を守ることが大事だと思われます。

 

 それにしたって、日本でTRPGが流行るにはもっとシステムを単純化、イージーにする必要がありですね、でも海外ではそれだとぬるいと言われるだろうし・・・第6版ではどうなるのであろう?