2022年10月22日土曜日

2009 ターミネーター4 Terminator Salvation

  おもんなさそー、っていうターミネーター4ですが、言うほどつまんなくはないです、見せ場は結構いっぱいあるし、ちゃんと作ってはいる。


 ただストーリーはめちゃくちゃです、でもこれはターミネーター4が悪いんじゃなくて、ターミネーターという物語全部がタイムリープものなので、どうあがいてもプロットはめちゃくちゃになる運命だといえます。


 それにしたってもうちょっとどうにかなるのではないか??ってとこばっかりですけどね。なーーーーんで、スカイネットさんはコナーの親父をずっと生かしておくの??倒す機会はめちゃんこあったけどね・・・?とかAIがめっちゃアホだったり、本当にAIが人類を滅ぼそうとしたら、ウィルスとか細菌兵器を使うのでは?とか、ツッコミどころは満載。


 なんでスカイネットはコナー達を殺そうとしないのか、の説明みたいなのが欲しかったですよね、実はスカイネットの本当の目的はこうだったのだ!!みたいなの。


 実はスカイネットは人類の中から選ばれた人間を選別して、人類を本当の危機から救おうとしていたのだ!!バーン!みたいなオチにしてみたり。

 本当は三部作を予定していたらしく、まだ続きがあったらしいのですが会社が破産して打ち切りになりました。だから本当のとこ、まだオチを隠していたのかもしれません。

 ただ、この何部作を予定!って言っておいてぽしゃる映画めっちゃあります。映画なんて博打中の博打、大博打なのにそんな未来のことまで考えて作れませんぜ。この馬券で万馬券あたったら次その次に倍プッシュして家買います、みたいな夢物語。

 

 ただマーベルは映画作りすぎ。馬鹿みたいにマーベル映画ばっかりになっていますね。



 この映画、最近のハリウッドの映画の問題を抱えておりますね(最近といってもずいぶん前ですけど)、なんかシリアス一辺倒でユーモアが無いんです、そんなずーーっとシリアスシリアス、爆破爆破ばっかりだったら疲れちゃいます、なんか画面も青っぽくて彩度を押さえていたり、あるいはなんか黄色っぽいかんじだったり。

 みんながハリウッド映画なんてくだらないって言いすぎたんですよね、だから真面目っぽい感じの作ったらいいのか?ってことでこうなってしまったのですが、ハリウッドはバカバカしくていいんです、そのスタイルを批判されても貫くべきですね。バキバキドカンで見終わったらなんの記憶にも残らない、その何も残さないかっこよさを追い求めるべきなのだとワタシはおもふものなり。メッセージとかいらないから。