2023年10月15日日曜日

1994 LUNAR ETERNAL BLUE

  ルナシリーズの二作目。

前作の未来のお話となっている。


 相変わらずゲームアーツは手堅い作りで、とにかく手堅いRPGです。王道ファンタジーRPGとしかいいようがない。じいちゃんと二人暮らしの青年、お供の小動物、空から女の子が降ってきて、龍の力を集めて封印を解き・・・RPGやなぁっていうお話です。最初から最後までひたすら王道ファンタジー、王道はつまり最強なのです。


 前作と同じでたくさんアニメが入ってるのが特徴、現代でもこんなアニメが入ってるゲームは見ない。FFみたいに3Dムービーもりもりの作品は死ぬほどあるけども、2D手書きアニメがいっぱい、ってのはレアですね。ギャルゲーとかアドベンチャーではあるのかもしらんが、RPGはなかなかない。


 声優が豪華、というか当時は若手だったんでしょうが、今となればレジェンド声優ばっかりです。主人公はヒイロ、緑川光・・おや? ほかにも置鮎龍太郎が僧侶、魔法使いは林原めぐみです、なんて豪華なパーティーなんや。


 この魔法使いのキャラ作りが後々リナ・インバースになったとかならないとか、いやそのまんまですけどね。

 今では知らないかもしれないけど90年代なかばはアニメブームだったんです。今もアニメブームといえますけどね、鬼滅とか爆流行りしてるので・・・・、まぁずっとアニメは人気っちゃ人気だからブームとは言えないのか・・・


 ゲームはすげーシンプルなレベル上げてぶん殴るっていうシステムですね、特に戦略とかはない。紋章装備の組み合わせで効果がいろいろ変わるのですが、チロの紋章、二個づけで絶対先制攻撃、ってのが圧倒的に便利です。

 このチロってのがはぐれメタル的なやつですぐ逃げるので、紋章集めが大変。だが先制攻撃できるかどうかでまるで違う。

 MP回復手段が乏しいので、いかに雑魚は先手必勝で倒すかがポイント。


 昔のゲームらしく、ボスがわりと強い。MP切れるギリギリで勝てる、っていうライン設定にしてあります。

 特にラスボスがイベントめっちゃ長いうえに強い、負けたら最初から、なのでかなり厳しい。しかも戦い方とかをわかってないとあっさり死ぬ。魔法が強力なので、魔法対策をアクセサリでしてないとほぼ死ぬ。あとラスダンには回復ポイントが一個もない。これも昔ゲームですねぇ。プレイヤーにキビシー。まぁ普通に考えれば敵の本拠地に回復場所があるのはおかしいんですけどね。

 ラスダンは敵の体内なので、まぁそりゃそうかという話なんですけど。


 この時期のゲームとしては珍しく、ラスボスを倒してからもかなり裏面が長い。裏面っていうよりも、普通にエンディングのあとに続きの物語が始まるって感じ、裏面とは言えないのかも。普通エンディングだけだと非常にハギレが悪い終わり方をするし、裏面やれよな?っていう念押しをエンディングでされます。


 裏面までを含めるとアニメが結構あることも含めてかなりの超大作といえます。メガドラ最後の超大作、ってのは伊達じゃない。

 裏面のラスボスはほとんどイベントバトルみたいなもんで、誰でも勝てる、シナリオ的に負けてる場合じゃない。


 私がやったのはPS版でCD三枚組、こういうCD何枚か組っていうのなつかしい、そういやあったわ。でももしやるひとはオリジナルのメガドラ版のほうをおすすめします。メガドラなんて今持ってるわけねーだろって話なんですが、ミニメガドラにちゃんと収録されております。

2023年10月14日土曜日

Blender  新しく導入された ヘアカーブシステム Hair Curve カーブの根本を細くする hair curve root thickness

  この一週間新しく導入されたヘアカーブシステムと格闘してました。


結論

 ヘアカーブは毛皮とか雑草とか全体をざっくり仕上げるものには便利、これはジオメトリ全体に言えることだと思われます、背景などのディテールが必要ないものを、ざっくり作るのには有効、細かなディテール調整は難しい。

 ジオメトリノードは、プログラミングみたいな感じで、非直感的でアーティストには非常に難解。

 髪の毛などの細かな調整があるものには向かないし、まだ開発途上で操作性が悪い。

 スカルプトモードで髪の毛を制御するのも、ふわっと全体を動かすにはいいのですが一本一本調整するのはめちゃくちゃやりにくいです。断然カーブのほうがやりやすい。EDITモードも機能が少なくて複製も出来ません。


 ちなみにジオメトリで根本の部分を細くするは、Min、Maxを操作します。Root、Endって書けやボケ、と思いましたが、どっちが、上か下か、はオブジェクト次第ってことなのでしょう。これも直感とは逆で、下が根本で上がEndです、

 だからシェイプをマイナスにすると上のほうが、生え際が根本になります。

 そしてMaxを少なくすれば根本が細くなる。Minを小さくすれば毛先が細くなる。

 が!細かなプロファイルの調整は出来ません、カーブプロファイルで制御するようにできればいいのですが、ジオメトリでは難しいみたい。


 


2023年10月9日月曜日

2012 ONE PIECE FILM Z

  ワンピースの映画。

この作品も尾田栄一郎本人が総合演出を担当。

  

 かなり当たったみたいで、興行収入も稼いだようです。


これで10年前か・・・、ワンピースってまじで10年で少ししか進んでないような・・・


Zという、元海軍大将だった男が、海軍を抜けて海賊滅亡を企み、ルフィ達と戦うのだ。っていうお話です。

 

 正直お話はむちゃくちゃですね。まぁ長編漫画の映画版なんて、すっきりちゃんとした物語を作るなんてハナっから無理な話。適当に整合性つけるしかありませんわ。


 しかもワンピースはキャラも多い。ドラゴンボールなら、とにかく最後は悟空とボスの対決さえ描いときゃえぇねん、ってことなんですが、ワンピはいろんなやつを活躍させないといけないから難しい。後半はめっちゃ駆け足です、ハイライト見てるんかって感じ。


 ほいで結局のところは精神論で、全然勝てなかった相手にも


うぉおおおあああああああ!!!気合だぁ!!


って感じで気合を出せば勝てます。なんでやねん。


 でも作画がかなり凝っているというか相当遊んでいて、金田サーカスみたいなパースをぎゅんぎゅん使った派手な作画をしています。

 それいるか?ってとこにもなぞのズームをしてたりしてますが、たしかに派手でおもろいですね。作画枚数も相当使っておりまして、これはなかなか良いです。金があるのですな、昨今のアニメじゃこんな金使えるのは珍しい。やっぱし手書きアニメっていいよねって話ですね。


 深いことは考えずに、わぁ、と見るにはかなり良く出来てると思います。売上好調なのも納得ですね、これまでのワンピ映画の中では明らかに一番良い。

2023年10月4日水曜日

2010 Secretariat セクレタリアト

  アメリカで最強馬は誰か?と尋ねると、必ず「セクレタリアト」、という答えになります。日本だと、ディープに決まってる、いや、全盛期のナリブラ、ちゃんと走ったオルフェ、サイレンススズカ、マイルだったらタイキ、スプリントならロードカナロア・・・エトセトラ、と議論になるのですが、アメリカではなりません。

 

 そのぐらいセクレタリアトは信じられない能力の馬で。


ベルモントステークスという、アメリカダート三冠の最終レース、ダート2400のいわばダートの長距離レース、で


 31馬身差


 で勝ちました。

いやいや、そんなわけないやんw G1でしょ?地方の新馬戦じゃあるめぇし。

でもこれは事実なのです、映像も残っている、別に他の馬がまったく手を抜いて走ってるわけじゃない、単純に早すぎたのです。

 そのときのタイムが 2:24フラット これは50年以上たっても残り続けているウルトラレコードで、永久に破られることはないと言われております。

 レコードといっても競馬場ってのは場所によって形や馬場が全く異なるので、比較はできないんですけど、とにかくこのタイムは規格外で、2:25秒台、に届く馬もいないのです。だからわかりやすくいうと、まぁ人間でいう100M8秒台ですね。そんなわけないやん、っていうタイム。

 1972年の出来事ですから、さすがに時計が間違ってるってことでもありますまい。


 レース展開は、まさにサイレンススズカが怪我しなかったら見えていた景色ですね、最初からぶっ飛ばして大逃げし、さらに加速し続けて、そのまま最後までトップスピードで走る。いわば2400Mスパートです。


 まぁダート2400ってのがアメリカ以外ではあんまし行われないレースなので、あんますごさがわかりにくいのは確か。でもとにかくダート王国アメリカで、最強はセクレタリアト、これは議論の余地ない、数字、として残っております。

 ディープインパクトのレコードはたぶんもう残ってないです、まず馬場がどんどんよくなってサーキット場なみに整備されて、どんどんタイムが早くなってますからね、比較は難しいです。

 人間のマラソンも、選手の進歩もあるけど、靴、が進歩してタイムが更新されてしまいましたからね。なんか反発シューズ的なことで。水泳もレーザーレーサーでタイムが更新されてしまった、あの記録今どうなってるのかしら?

 

 なんにせよそのセクレタリアトの伝記映画で、日本で公開されてるのかも微妙、競馬好きしか見ない映画です。

 でも配給がディズニーなことからもわかるように、手堅い作りというのか、冒険しないしっかりした映画です。

 

セクレタリアト、という名前は「秘書」 でして、めっちゃかっこわるいというか、面白ネームです。ヒショ っていう馬ってこと。


 このオーナーが女性の秘書で、父が老衰して、経営が傾いている牧場で、セクレタリアトにすべてを賭けて三冠へ挑むっていうお話です。

 やっぱ競馬っていいよね、って話ですね。でも競馬に興味ない人はつまらんのかも。私は一番好きなスポーツは断然競馬なので、なかなかおもしろでした。

 やっぱ他のスポーツと違って、予想して、賭けて、って自分も参加できるのが楽しいですわね。ほいでやっぱ馬はかっこいいし、可愛いですわ。こんなすごい生き物ほかにいない。だって乗れるんだもの。

 象にだって乗れますけど、人馬一体、とはいうけど人象一体とは言わないものな・・・