2018年4月16日月曜日

最近の邦楽  サカナクション 魚図鑑  くるり

 最近邦楽をガサガサと物色しています。

サカナクションって知っていますか?よくスーパーとかで音楽が流れていますけど、だいたいは懐メロっていうのか古い音楽が多いです、でもたまに新し目の音楽なども流れていてその中で、おや、この曲まぁまぁいぃじゃんと思ったのがありました。

 
 たぶんこれがくるり、っていうヤツなんだろうなと思いました。だいたい邦楽好きの好きなバンドというのは決まってます

きのこ帝国、ゆらゆら帝国、くるり、サカナクション、SUPER CAR、ACID MAN、キリンジ サチモス・・ このへんが、音楽好き、の邦楽好きがあげてくるバンドですね。知らないヒトは全然知らないバンドなどもいます。ワタシも全然詳しくない


 椎名林檎、東京事変、YUKI、UA、BABY METAL、ゆず、スキマスイッチ、いきものがかり、ワンオク・・・

 このへんがニワカっちゅーのか、メディア露出もしてるへんの、いわゆる、一般的な、音楽が好きな人々、が聞いてるところなのでしょうか、このへんもワタシは全然詳しくない。

 そして一番売れていてオリコンの上位を独占してるのはもちろん有象無象のアイドルで、このへんはワタシは大嫌いwあとはアニソンが売れ筋でしょうか。


 それとまぁ後はミスチル、スピッツ、長渕、サザン、BUMP、宇多田ヒカル、ユーミン、中島みゆき・・・みたいな、好きなアーティストでそれ言う!?っていうドメジャーというかレジェンドもいます。好きな映画は七人の侍みたいな、それ言う!?それ言われたらもう何も言えねぇ!ってやつですね。


 でも何も知らないで、日本っていうところではどんな音楽が流行ってるのだろうか?と外人が検索して、今のランキングを見ると、うわ~、なんていう幼稚な音楽文化してんだろ、やっぱアジアクソダセェ、って思われるんでしょうね。あるいは、萌ぃ~!ジャップ最高!ってなるか、二極化。
 みんながわかるヒット曲、歌謡曲、みたいなものが無くなったと言われてます、確かに確かに。おっさんの鼻歌レパートリーにすら入ってくるような曲ですね。


 結果からいうと、ワタシが、これがくるりなんだろうな、なるほどこれは人気があるだろうな、と思っていたのは、実はサカナクションだったんですね。くるりも聞いてみましたが、あんまりワタシにはいまいちでした。
 サカナクションはダンス・ポップっていうのかシンセ・ポップっていうのか、よぉするに今流行りのバンドのスタイルですよね、よく出来ていますし、リリックも内容が無くてなんにも考えないで聞ける感じで良いです。BUMPとかミスチルの曲って詩がおもすぎたり、突き刺さりすぎて気軽に聞けないときがありますよね。ご飯たべながらうるうるしてたらなんじゃいこりゃって話ですし、これから仕事って時に感動しててもしょうがない。サカナクションはまさにそういうニュートラルな気分にもってこい。
 もっとガシガシフィーチャーされてバンバン売れても良さそうなものです、現代のミスチルやスピッツクラスな扱いで、売りまくれそうなもんですのにそこまで激アツなものとしてプッシュされてない気がする。メンバーのルックスも全然知らん。

 ちなみに「魚図鑑」というベスト盤がつい最近発売になりました。聞いたことない人は是非どーぞ。

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 ちょっと追記なんですが、チャットモンチーをみなさん知ってますか?正直女性のSSWで、歌は良いなぁと思うことはありますが、何じゃこの作曲能力!天才かよ!っていうのはめっっっっっっっっったにいるもんじゃない、、だいたい女性のアーティストって曲は外注ですものね。
 そのチャットモンチーが解散するんですってね。解散といっても、3人から2人になって、ここでもうあぁオワタな・・空中分解・・と思ってたファンも大勢いたのでしょうけどね。そこからさらに解散、ソロ活動をするのか、それとも完全引退なのか知りませんが。いや、一つの時代オワタな・・・っていう感じ。
 高畑勲も死んだし、これも時代オワタ。って気がした。


 
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余談ですが、最近洋楽と邦楽ってレベルが同じになってきた、洋楽を聞く意味ってのが無くなってきてるなってのを感じます。英語が聴きたければ洋楽で、くらいの違いしかない。

 ワタシは若い頃から断然洋楽派で、ほぼ洋楽して聞いてこなかったので邦楽には非常に疎いです。でもワタシが思うに2006年頃から洋楽、を聞く必要は無くなってきています。

 なんでそんなに時期がハッキリわかるのだ?っていうと、昔の日本の音楽ってまぁアレンジもダサければ、もっと根本的に音、自体が良くなかったです。海外レコーディングってのが行われていたことからもわかるように、純粋に音、が良くなかった。よって洋楽好きはJーPOP!?クソかよ、Radiohead知らないの??耳腐ってんのかよ!!ってだいぶ上段から邦楽を見下ろしていました。音楽が好き=洋楽、邦楽=クソミーハー、実は音楽なんかまったく好きじゃないヤツ、っていう図式でした。


 しかし2006年頃から、DAWが庶民にも一般化して来て、音、の質がグン上がりしました、サンプラーの高音質化、ソフトシンセ、エフェクトの充実、ちょい小金持ちの宅録でも素人にはスタジオ録音と大差無い音質が得られるようになり、プロも、もっとハッキリ言うと、世界中のスタジオが全部ProToolsで統一されましたので、デジタル録音ですから、音質は、今やセカイのすべてのスタジオでだいたい同じになりました。もちろん生音の録音は設備がものを言うのですけど、生録よりも加工したサンプラーのほうが音が良かったりします。


 だから洋楽は邦楽より断然優れている!っていう図式はあのあたりで崩壊したんだと思います、アレンジなども、欧米の技術を吸収しつくし(パクりまくり)ましたので、洋楽と邦楽、レベルに違いは無くなっていると思います。


 また洋楽に明確な時代の寵児、的なアーティストが存在してないってのもあります。OASISの時代、レディへの時代、レッチリ、エミネム、コールドプレイ、っていう、今とりあえずこれ聞いとけば間違いないやろ、みたいな存在が特に2010年以降出てきて無い気がします、レディー・ガガ?ジェームス・ブレイク?エイミー?アデル?ノラ・ジョーンズ?ブルーノマーズ?カニエ・ウェスト?JAYZ?リアーナ?ビヨンセ?ケンドリック・ラマー?

 ん~、っていう感じですね、ケンドリック・ラマーの曲を流して、あぁ~この曲知ってる!ってほぼならないでしょうし、胸に刺さる曲っていうよりもサラサラーと気軽に流して聞くような音楽が主流になりつつある。ヘッドフォンで爆音を鳴らして、無限リピート、この曲は一音も聞き逃してはならない!ってほどマジになって聞くような曲じゃないって感じなんですよね、もっとなんか簡単にアルバム作ってる感じがする。
 KID A、とかはそのくらいのマジさで聴き込んでいましたが、最近そういうアルバムにはお目にかかってない。
 だいたいにおいて歌いながら踊ってるヤツをワタシは信用してないw いや踊ったら息切れして歌えないからね!!もっと真面目に歌えよってワタシは思う。けど今では踊ってないやつを探すほうが難しいというのが時代の流れ。


 そんなのクソ迷信だろ、って思ってましたが、やっぱり音楽のデジタル配信ってあんまり良くないのかもしれませんね・・・。
 誰も彼も手軽に簡単にすぐに金持ちになる方法を探していて、じっくり真剣にコツコツやるってのがすごく難しくなってるという気がします。特にこの、すぐに!いますぐに!っていう根気のなさ、ってのがビシビシ肌に感じます、これはまたバブル炸裂しますね。中国の。また不況か・・・。