2018年4月21日土曜日

太宰治 モテる男の究極系   ア、秋 畜犬談 美少女 皮膚と心 デカダン抗議 おしゃれ童子

  今回は一口レビュー


 ア、秋
 芸術家はいつも、弱者の友である

畜犬談
 病気、というテーマと犬

美少女
 ツンデレ少女現る

デカダン抗議
 デカダン作家といわれている本当のリアリズム

皮膚と心
 女は、ミライがない、そのときにこそ美しい

おしゃれ童子 
 高校生が芸者を買うのである



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太宰を扱うたびにこのヒトほどモテる人間はいないと描いてますが、やはりこのヒトはモテる為に生まれた男だと思ふのであります。


 大地主で大金持ちの子息、おしゃれ好き、革命家、芸術的天才、痩せ型、ジャンキー、破滅型、芥川賞などの世間的な名声、セレブリティ、刹那主義

 女が好きそうなものをすべて兼ね備えている。乙女ゲーならば、やりすぎだろ、こんな人間いるわけない、特に革命運動家は余計だって気がする、盛り込みすぎ。
 ルックスに関しては、動画で見ることが出来ないので雰囲気が伝わらないですが。

 お金持ちというポイントは途中で実家に義絶されてしまって貧乏になってしまうのですけど、実はそこが一番大事なポイントで、もし実家との関係が良好でお金持ちのママであると、それはモテているのではなくて、カネ目当ての女に付きまとわれている、あるいは遊んでやっている、ことになってしまうのですね。モテる、っていうのは、貢がせないといけないので、お金持ちではいけないのです。


 何よりヒトから愛されてる人間というのは、欠けている、人間だと思います、他人を必要としない、完璧な人間は、愛される、という余白がない。○、には取り付く島がない