2014年11月28日金曜日

MAKING 183














 貯めすぎですねw  階段みたいな高低差があるシーンは超めんどうでした。けどBLENDERのレイヤー機能を使えばちゃんと出来るのじゃなぁ。
  もうすっかり年末じゃねぇか!

ちばあきお キャプテン  1972 ☆7

 野球漫画ってのは死ぬほど種類がありますね、スポ根というジャンルを生み出した巨人の星、群像キャラクターマンガってものを創りだしたドカベン、恋愛をからませたタッチ、アストロ球団、アパッチ野球部、、ナイン、漫☆画太郎の甲子園w まぁ腐るほど死ぬほど、野球マンガってのは創りだされてきました。
 だからいつも、野球漫画、と来ると、どういう新しい要素をいれたらよかろうか?ってのが来るわけですね、キャプテンという、マンガはその視点を変えた野球漫画、のはしりでして、キャプテン、のキャプテンシー、マネージメント能力ってのが大事なわけです。
 練習、練習、練習、練習、とひたすら練習がクローズアップされるのですね、下手なスポ根よりもメチャクチャこいつらは練習してますw
 

 また高校野球じゃなくて中学ってのも毛並みが違うところで、まだまだガキの連中がキャプテンの元で、少しづつ成長するってのがストーリーの筋にあります。そいでこと野球に関してはなんか魔球うとかすげぇ技みたいなものは一切無く、ひたすらリアルな野球をしています。練習がともかく大事なのだっていう。けどスポ根のお約束、怪我をしてもそれに耐えて耐えてたえぬく、血まみれの試合っていうのはあります。

 またこれも斬新なんですけどキャプテンが卒業すると、主人公のキャプテンは以降ほとんどまったく登場せず新しいキャプテンが主人公になるっていう、ロマサガみたいなシステムですw


 最近も、こういう、ストレートな、何の取り柄も無い主人公が、スポーツを初めて、実はものすごい才能があって、どんどん成長してって、っていう一人称のオーソドックスなスポーツマンガじゃない、やれオカネのタメだ、とかプレイヤーというよりはGM、あるいは監督、はたまた財政目線、みたいなマンガがありますね。けど一体今は何が流行ってるのだろう?


 作画は中学生でも描けるような作画なんですけど、昔はこんな絵でもストーリーさえ面白ければ人気が出たのですよね、今は美少女キャラがどれだけヲタクの支持を集めるかみたいなのが重視されていて、絵は超チープみたいなのは少なくなりました。けど絵が上手い奴はストーリーが書けるってのはやっぱ稀で、内容はペラペラってのがほとんどです。Iはやっぱし、絵よりもマンガは内容だと思います、どれだけCGがすごくても、寄生獣なんて見にいかねーし。そんなとこじゃないんだよ、本当に見たいのは・・・・でもIみたいなのは少数派なんでしょうね。ハリウッドのクソみたいな3DCG映画のほうが人入るものねーー。ヤな時代です。昭和に戻りてえ。(昭和に生きてたことないんですけどw)
 

 もう一度こういう昭和風のマンガだけを載せる漫画雑誌みたいなものがあればいいのになー・・・

2014年11月25日火曜日

THOM YORKE Tomorrow's Modern Boxes BIT TORRENT BUNDLE  音楽流通の新しいやり方

 トム・ヨークの新しいソロアルバムが発売になりました。その音楽的な面はまぁ各自色々な意見があると思うんですけど、それよりも一番注目なのはその流通形態ですよね。

 マクルーハンというメディア学の創始者的人物は、ほとんどただの山師でしたが金言を残しました。

 
メディアはメッセージである。


 それはどういうことかっていうと、メディアはそのメディア自体がメッセージなのだってことです。例えばテレビっていうメディアは100%、真実を伝えません、検閲が入るから。テレビの検閲率は100%です、だって何をテレビに映すかを、必ず誰かが検査するからです。それも何重にも、検閲が少なければ少ないほど、それは真実に近いってことです、たとえば監視カメラっていうメディアはどこに設置するかっていう恣意性を考慮すれば、かなりの程度、生の真実を伝えるメディアである。映画っていうメディアは、必ず作られたフィクションを流すメディアです、それは映画である限り、メッセージとして持っている、これは作られたものだっていう、ノンフィクション、なんてものは存在しない。


 BUMP OF CHICKENっていうバンドが好きだってヒトがかなりの程度いると思います、しかしそのPR手法、売り方などは、完全にメジャーレーベルの言いなりです。せっかくいい歌を作り、いい曲を作ってるのに、なんでこんなに高いの?流通が遅いの?ってのがありますよね。日本ってのはがっちり大企業があらゆる流通経路を握っている国家です、中国ほどではないにせよ。


 けれどその大企業の流通経路に乗っている限り、絶対に真実ってものとは程遠いものになってしまいます、だって、出来る限り多くのヒトに聞いて欲しいって思うなら、値段設定は抑えるべきだし、作ったらすぐその作品を届けられるにこしたことはないです。
 それに反社会的なコト、扇動的なコト、は言えません。メジャーレーベルはメジャーレーベルという、メッセージをまずいちばん最初に発信する。



 メジャーなんてダメなんていうのは、音楽知ったかぶりのクズだ、ってことを言うヒトがいますけど、やっぱりそれは理由が無いわけじゃない。日本は世界でも指折りで音楽が高い、お金持ちにしか楽しめないものになってる、それは本当にアーティストの願っていることじゃないはずです。

(それがやっぱし音楽への興味を失わせて、クソみたいなアイドルのアルバムばっかしが売れてるようなひでぇ音楽文化になってる理由でしょ)

 そのメジャーを否定するなんて・・・、っていうヒトは、自分で音楽を売り物にしてる、ってことを真面目に考えたことがあるのか?って話なんですよね、面倒くさいから自分は音楽づくりだけに集中したい。そんな無責任ってないです。面倒だからって仕事を投げることを自慢されても困る。ハッキリいいますと、日本のそういう状態を作ってしまったのは、自分たちが本当は何をしてるのか、ってアーティスト達がきちんと考えてこなかったからです。売れればなんでもいい、っていうのを行動で示してしまってるんですそれって。それで最近は音楽CDが売れなくて困る、違法ダウンロードばっかりしないでちゃんとCDを買って欲しい。なんて言う、は!?ちょっと待ちなよ、今まで一度でもちゃんと聞く人のコトを考えたことある?それって信頼関係の問題ですよ。本当にキミらが、リスナーに一番聴きやすいように、ってのを考えてくれてるなら、ちゃんと買います、けど全然そうじゃないもん。
 そりゃ糞不味いラーメンを作ってて、味を良くする努力は一切してないのに客が来ないで困るってキレてるようなものです、それで最近の奴らはインスタントばっか食ってて味がわからんのだ、って言ってるんです、ばかじゃんそんなの。





 前置きが長くなりましたが、なんと今回のアルバムはTORRENTで配信されてるのですね。日本のJASRACや警察が躍起になって違法コピーだ!とやり玉にあげているいわゆるP2Pです。WINNYとかと同種。
 TORRENTの改良版のTORRENT BUNDLEという自由に価格設定が可能なものです。
P2Pってのは技術自体として、こんなに大容量のデータを一番多くのヒトに届けるのに適したものはいまのところ無いです。登録も不要だし、ITUNESみたいな煩わしい操作も不要だし、日本の着うた、とかそういうクソみたいな配信サイトみたいな妙なファイル形式だったりもしません。

 アルバムの値段は通常版MVもついては6$です、つまり600円、今は円高だから700円くらいですか?
参考としてBUMPの最新アルバム RAY は3200円 (初回限定版DVD付きはなんと9000円!!9000円!!!)  もちろんトムのアルバムは8曲だからミニアルバム程度ですけど、5倍!?の値段ってのは一体全体どういうこってしょうか?

 
 どっちのほうがリスナーとアーティストをつないでいるか、なんて一目瞭然じゃないですか?はっきりいって学生には3000円なんて手が届くわけねぇもの。オトナだってたじろぎます3200円は。けど700円なら、ちょっとお昼ごはんを我慢すれば手がとどくもの。

 
 例えばの話、一番生産性の高いソフトウェアってものがBTで公式に流されたら世界中のあらゆるヒトが一番生産性の高いソフトを使うことが出来る、そしたら、人類、そのものの生産性を上げる事ができる。そうしたら、少しくらい世界を変えられるかもしれないよ。世界中の人々が、一番最良の教育を受けて、ちゃんと相互にコミュニケーション出来て、もっと素晴らしい芸術だって作れるかもしれない。それを妨げてるのは一体誰ですか?



 RADIOHEADの公式サイトの説明がありますので和訳しておきます。
 
 



Tomorrow's Modern Boxes

As an experiment we are using a new version of BitTorrent to distribute a new Thom Yorke record.
 実験として、トム・ヨークの新アルバムは新しいバージョンのビットトレントを使ってみることにしました
The new Torrent files have a pay gate to access a bundle of files..
新しいトレントファイルってのは、いくつものファイルへの流通のゲートになります

The files can be anything, but in this case is an 'album'.
ファイルの形式はなんでもよく、今回は音楽アルバムってことになりました

It's an experiment to see if the mechanics of the system are something that the general public can get its head around ...
 これは一般大衆が自分の頭を使って考えることのできる新しいシステムのメカニズムを考慮する実験なんです

If it works well it could be an effective way of handing some control of internet commerce back to people who are creating the work.
 もしこの試みが成功したら、これはインターネット商業におけるクリエイターが自分の作品にコントロールを持てるようになる効果的な方法となるでしょう

Enabling those people who make either music, video or any other kind of digital content to sell it themselves.
 それは音楽を作ってる人間だけじゃなくて、動画やほかのあらゆるデジタルコンテンツを作ってるヒトにも言えること

Bypassing the self elected gate-keepers.
 自己選抜のゲートキーパーの手をくぐらないでいられる
(自己選抜のゲートキーパーってのはつまり、政府がテレビ局の要人を選んでるみたいなことですね、権力者、が権力者を自薦して選んでるってこと)

If it works anyone can do this exactly as we have done.
 ワタチ達が今回やってる方法ってのはどんなヒトにでも利用出来る形態です

The torrent mechanism does not require any server uploading or hosting costs or 'cloud' malarkey.
 トレントのメカニズムはサーバーへのアップロードも必要ないので、ホスティングのコストもかからないし、クラウド、なるタワゴトにも耳を貸さずにすむってわけです
(クラウド、クラウド、ってバカがさかんにIT系の雜誌で叫んでますけど、クラウド、ってのは、要するにはこれも大企業による一般大衆のコントロールなんですよね、だってプライベートの空間を守ってきちんと交流出来る経路があるなら、それをわざわざパブリックに晒すことないもの)

It's a self-contained embeddable shop front...
 これは自分で出来る埋め込み型の商店みたいなもの・・・

The network not only carries the traffic, it also hosts the file. The file is in the network.
 ネットワークはトラフィックを運ぶだけじゃなくて、ファイルのホストそのものもしてくれる、ファイルはネットワーク上に存在するのみ
(つまるとこ、ITUNESとかで音楽を売ろうとすると何十%かAPPLEに持ってかれるってこと、ファイルの預かり代ってことで、BTBを使えば、100%自分と、消費者だけで金のやり取りが出来るってことです、中間搾取無しで、これはよく考えたら破格のことですけどね。中間搾取を抜いたら、値段は5分の1まで下げられたってわけです。
 それは値段が安くなるってだけじゃなくて、自分のお金が直接アーティストの活動資金になるってことでもある、アーティストの取り分はせいぜいアルバムでは10%ですけど、直接BTBでやり取りすれば100%ではないにせよ、90%くらいはアーティストのものになります、自分は誰にお金を払ってるのか?ってことを考えたら、そりゃアーティストにオカネを使って欲しいものです)

Oh yes and it's called
Tomorrow's Modern Boxes.
 さぁ話はこれくらいにして、アルバムは 明日の現代的ハコ ってわけだ。




 やっぱしそういうわけでもRADIOHEADってのはいつもワクワクさせてくれるバンドですよね。歌の歌詞の中で、パンクバンドが

 この社会はどうかしてるぜ 金ばっかりの世の中で~~

 なんて歌うよりも、もっと建設的で、かっこいいやり方です。そっちのほうが、本当に、社会を変えていくのですからね。コトバだけじゃなくて考えて、行動せよってのはこういうことなんでしょうね。口先だけのキレイゴトを言ってるのはメジャーレーベルでアルバムを売ってるキミら自身のことなんだぜ。

 

2014年11月16日日曜日

夢で逢えたら と野沢直子

夢逢、っていうのは1988年頃から1990年ごろまでやってたバラエティ番組でウンナン、ダウンタウン、清水ミチコ、野沢直子っていうフジテレビお得意のチーム編成のコント番組でした。
そっからウンナンとダウンタウンがいわゆるお笑い第三世代としてゴールデンを総なめしていくようになったので伝説の番組ってわけですが
 (ウンナンはウリナリ、笑う犬 ダウンタウンはごっつ、ヘイヘイ、ガキ、DXっていうふうに・・・)
この番組は軒並みドリフとかひょうきん族がDVDとかになってるのに、4時ですよ~だと並んで一切再販されてないので本当に幻の番組となっております。
 
 けどYTとかでたまにアップされているのですけど、番組のフォーマットはごっつのソレとほとんどまったく同じです、スタッフも作家もだいたい同じってわけでしょうね。ショートコントがいくつか、新喜劇スタイルの長めのコント、エンディングのトーク、っていう、セットとかは恐ろしくチープっていうかほとんど黒とライトだけみたいなものなんですけど、スゲー面白いです。
 放送作家の高須ちゃんは一番好きな番組は夢逢だっていうのはすごいわかりますね、なんというか青春って感じ、楽しそうなのが伝わって来ます。内村と松本っていう憑依芸が出来るボケが2人もいたから夢逢は良かったと高須ちゃんは言ってましたけれど、Iはやっぱ野沢直子ってスゲーなってのを思いますねー。


 ダウンタウンが他のタレントと掛け合いしてるのってのを初めて見ました。だいたいというかほとんどすべてダウンタウンって他のタレントのタイタイではトークしないですよね、先輩として一方的にいぢって笑いにするって感じ、それは後輩にダウンタウンと同じレベルで笑いをとれるヤツがいないからなんですけど。もちろん先輩と絡むときは先輩との絡みようの笑いの取り方があるのですけど。

 ともかくダウンタウンとちゃんとどっちも笑いをとれてしゃべれるヤツってのはいないんですよね、唯一この野沢直子って人は、ダウンタウンにもひるまずおじけず、きちんと笑いの応酬が出来る存在だったのですね、それがものすごーーい新鮮なんです。ダウンタウンがこんなに生き生きしてる番組って初めて見ました。
 ごっつになると明らかにDTはリーダーで同世代は1人もいないのでプレッシャーが半端無くかかってますからね。

 本当に惜しい才能ですねー、今はアメリカにいるとのこと。ジミーちゃんに限らずダウンタウンの仲間は海外に行ってしまうのですなー。どっちかっつーとアーティスト肌の人間なんですね、そういう人とDTは合うってことなんでしょうなー。松本氏もどっちかっつーとお笑い芸人よりもお笑いアーティストなんですよね。

 最近でそんな人いますか? Iはインパルスの板倉氏が結構ついにこういうタイプが現れたと思ってたのですけど最近一切見ないですねー、干されたのか?

2014年11月8日土曜日

長渕剛 STAY DREAM 1986 ☆9

昔の日本の音楽を聞こうブームの中で長渕氏を集中的に聞いております。

 でも全然知らない若い人たちにはわかりませんよね。なんか今のムキムキで日本、日本、っていう右っぽいオーラを放っているキャラクターからすると近寄りがたい感じをうけますね。


 でも時系列で聞いていくとよくわかりますけど、この人は一回じゃなくてキャラをどんどん変えていってるんですよね、ドラスティックに変わっていく。デビッド・ボウイタイプです。発言もほぼ180度変わってるってことがよくある。


まずデビューから三枚目、乾杯、くらいまでは、ほとんど純粋なフォーク・シンガーです。カラダもガリガリ、頭は奇妙なロングヘアーで、ライブでのしゃべり口も文化系っていうか優しい感じです。

 そっからHUNGRYくらいまではスランプというかアイドル路線みたいなことで、迷走してますね、なんかぱっとしない、けど人気や知名度はあるので死ぬほど忙しい、忙しいけど作品の内容は乏しいっていう状態です。 それが爆発して過労でぶっ倒れた挙句極度の欝になり、アブナイ状態になったときにリハビリ的に作られたのがSTAY DREAMというアルバムだってことです。


 このアルバムはものすごい良いです。アルバムカバーも良いです、このガリガリがさらにガリガリになり、短髪にして頬もこけている時代の長渕氏、めちゃくちゃかっこいいです。つまり全盛期ってわけですね。
 
 曲はものすごーく内省的で暗い感じがずっと続いて最後にSTAY DREAMという表題曲で締めるという、この構成もよいです。今までのバンドアレンジからアコギ主体のフォークアレンジに戻ったのもすごいよい、これがあの有名なギター一本のセンターステージってのの内訳だったのですね。

 放送室で高須ちゃんが、藤井がカラオケバーを貸し切りにして歌ってくれたって言ってたあのSTAY DREAMです。

 これは確かに名曲ですわ・・・。



 そっからCAPTAIN OF THE SHIPくらいまでは、いわゆるヤクザドラマの長渕氏、っていうキャラクター、になるわけですね。アウトローで悪いヤツ。テレビ業界でも、怖い=長渕、っていうのが定着してるころです、やれTBSのドラマのADをボコボコにしたとか・・・長渕キックが炸裂してた時代。よくダウンタウンがその当時にネタにしてましたね。


 キャプテン、は聞けばわかりますけど、みなさんご存知のムキムキマッチョな世界観の長渕氏にまた変貌を遂げるわけです。Iは実は結構このマッチョな長渕氏も嫌いじゃないんですけどね・・・。



http://music.163.com/#/artist/album?id=14963&limit=12&offset=48


 音源を全部買うのはしんどいと思いますのでこちらで試聴をしてみるべし。

2014年11月5日水曜日

Making 182 /














 最近爆発的に眠れますね、肌寒いから死ぬほど寝てしまいますね。12時間睡眠を久々にしてしまいましたw

 最近してることは、昔の日本の曲を聞くってことです、みゆき、ユーミン、長渕、だいたい70年代半ばから後半くらい、この世代の人がしつこくずっと頑張ってるなって感じですよね、最近のアーティストはだいたい10年も持たずに消えていくけど、いわゆるスタンダードってことです。まぁがんばってるといっても最近10年ほどは何をしてるのか知りませんが・・・

2014年11月2日日曜日

雑談  力石が死んだ理由    / ニュースの中国バイアスがひどい / 大衆、がわからない

 昭和偉人伝っていうBSでやってるマニアックな昭和な番組があります。Iは昭和が好きです、昭和生まれでもないくせに。やっぱ昭和のほうがQが高いもの。
 
 それで梶原一騎特集をやってました。Iは梶原一騎も好きなんですねw そいでちばてつや本人がなんで力石が死んだのかって話しをしてました。まじかって理由です。

実は力石の登場シーンは刑務所の中だけの予定だったのですが、描き方として、梶原はその文の原稿を渡して、それにちばが脚色して、っていう具合で書いてたのですね。普通原作者ものだったら、物語は最後まで完結してるか、だいたいのあらすじは出来てるものですけど、梶原も連載ペースで本を書いてたわけです。そいでちばが力石を書いたのがとても梶原のお気に入りになったわけですけど、ちばの作画の感じからいうと力石は明らかに階級が全然ジョーとは違うのですね、明らかにミドル級のガタイをしてた。といっても初期のちばの作画の画風はもっとこどもっぽい感じで後半になるにつれて劇画調にどんどん変わっていくわけですけど。
 最初の登場シーンのジョーと最後のジョーはもぉびっくりするぐらい別人です。まず三頭身くらいだったのに、7頭身くらいになってますからねw

 ともかく力石というキャラクターは活かしたいけど、ガタイが全然違う、それでも戦わせるためには、力石は減量をせざるを得なくなった。そこからちばはあの悪霊みたいな力石を描いた、それでまたその絵をみた梶原は、力石は死ぬしかない、ってことになったようです。そっからラストシーンでジョーが死ぬ伏線にもなったようですね。
 ジョーが最後死ぬってのは脚本にはなくて、ちばがジョーと葉子が一度だけデートした時の真っ白な灰・・・というセリフを読み返して、そこから真っ白なジョーという結末をちばが考えた、こっちのエピソードは有名ですね。


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 べつにIはテレビのニュースとか新聞を読んだりしないんですけど、チラっと目に入ってしまいますね、見るつもりは無くても。なんかもぉすげぇことになってますね、中国漁船が密猟!侵略!無断!不信!奇怪! 
 いやいやいや、ただそこにいたってだけじゃないの?ただ立ってるだけで不審者に仕立て上げて罪をでっちあげてるようにしか思えないですよね、たまたまベンチに座ってたらピッキングの下見、下着泥棒、変態、ストーカー、浮浪者、って言ってるようなもんです。
 
 いつから基本的に、人間は信用しない、っていうふうに方向転換されたのでしょうかね、そんなの・・・・そんな社会って成立してないじゃんね。昔からそうだったってことでもない気がするけど・・・

 まぁそれは昔に生きてないから知りませんけれど。ともかく最近の中国批判はすごいですね、韓国も、韓国との関係は冷えきっている、いやいや!オマエが煽ったんだろ?オマエが勝手にそういうふうに仕立て上げてるんじゃんか。べつにニュースがとりあげなかったら、べつに単純に韓国に興味なんて無いですよ、プラマイ0です。中国だってそう、何もないですよ。
 過去に自分が勝手に言ったことを既成事実にしてるから怖いですよね、なんじゃーそりゃーって感じ。

 こわっ、って思うなーまじで。いやべつに政治家がそういうのをやるのはべつにいいですよ、そういうクズに投票するクズが悪いのですから。ただそれに右に倣えで、政府の言うとおりにニュースにできるマスコミの奴らが怖いですよね、これおかしくない?ってことはないんですね、政府の言うとおり、本気か?って思う。そんなにクズばっかりなのですか、マスメディアの人間って・・?



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そういうわけでもあるのですが、最近思うことは、大衆、ってものの考えてることってのがハッキリいって全然わからないってことですね。
 それは今に始まったことじゃなくて昔からずっとそうだった、例えば浜崎あゆみ、みたいなのが好きって言う人々の意味がさっぱしわからなかった、嫌いとかじゃなくて、何で好きになるのかというのがほんとに少しもわからなかった、それをわかりたいとも思ったけれど、一ミリも理解できなかった。
 たぶん全然違う回路があって、それがIの脳みそには無いんだろうなという感じ。でもその浜崎が好きなヒトってのが少なくとも100万人はいてしかもオカネを払ってまで音楽を買ってるってこと、CDを買うってのはよっぽどのことなので、少しは好きってのはもっとずっと多い、たぶん多数派のそいつらの思ってることをちっとも理解できないってのは恐ろしいことだと思いました。


 他にもIがガキの時にはモーニング娘も流行っててIのトモダチでもカードみたいなのを集めたりしてましたか、これも1ナノも理解不能だった。は!?って感じ、実際に見たことも無い会ったこともない、会うこともないヒトをなんで好きになれるのかちっっっともわかんなかった。これも最後まで理解できなかった、今のAKBだののアイドルブームもそう、Iが嫌い、とかではなくて、自分が嫌いになっても、こういうのを好きなのはこういうことなんだろうっていう予測が少しは立つものですけど、これはそれも出来ないくらい、理解が出来ないのです。でもこれも大衆の動きで、まじで大衆ってのはランダムウォーク、なんだなーって思います。

 同じように流行ってた遊戯王カード、これはIはべつに興味無かったけど理解、は出来た。戦ったら面白いのだろうっていうふうに・・・・

 
今本当に大衆、のことがわかってるヒトはいるんだろうか?なんか調子にのったアホが、ネット世代はつながりが薄いみたいな知ったようなことをきいてますけどそれは全然アホのアホな意見なんですが、なんでしょう。


 実はアホの脳みそは、完全に刺激に対する反応が違っているのだ、バージョン違いがあるように。みたいなことを言うヒトがいたらドキっとしますね。さもあらんって思うから・・・・

2014年11月1日土曜日

1994 ファイナルファンタジー6  ☆6



 本当はⅤまでやって終わりにするつもりでしたがどうせなので、Ⅵに手を出しました。


 あれですね、IはⅥは失敗作だった、とことあるごとに書いてきましたが、実際やってみるとこのゲームやっとことない!って事に気づきましたw Iのトモダチがクリアしたのを見てただけだったようですw
 そんなことってあるんじゃなぁ・・・。

Ⅵ最大の特徴は、世界観がスチームパンク系になったってことです、微妙なリアリズムが追求されるようになった、今までは主人公たちは選ばれた光の戦士だったり、王族だったり伝説の血をひく勇者だったわけですけど、Ⅵからは普通の人間ってのが一応ベースになります。普通の人間だけれど、特殊な事情により魔法などを使えるようになるってわけです。
 よって世界自体、も変更が加えられて、普通の人間の生きている街、ってものが存在するようになりました、機械、っていうものが登場するのもそういうわけですよね。これは良かったのかどうかわかりませんねー。好きなヒトは好きですよね、この蒸気、っていう感じのセカイ。機械と人間が一緒に生きてるっていう時代、つまるところアナログ機械の時代です、アナログ機械→核兵器→デジタル機械っていうふうにセカイは堕落しておるのでねw 
 シャーロック・ホームズの時代でもあるし、ドストエフスキー、マルクス、ディケンズの時代でもある。そう考えるとやっぱり、黄金時代ではあるのですよね、大衆文化の黄金時代、核の時代は戦争の時代、これもある意味では一番楽しい時代です、ある意味では最悪の時代。そしてデジタルの時代は、これは難しいですね、Iたちがその中にいるからよくわからない。ともかくデジタルの時代ってのはゲームにしずらいです、ドラマにもならない。すぐに携帯で連絡とれてしまうから。といって人肌が恋しくないほど完全に電脳状態になってるわけでもないし、宇宙時代でもない。

 Iたちが今手にしてるもの、ジブリ映画だったり、マンガだったり、ゲームだったりが100年後にドストエフスキー的な人類の古典になってるんでしょうかね?


 全然話しが違うとこにいってますけれど、FF6のもう一つの特徴は主人公たちが14?人もいるってことです。最後のダンジョンでは3つパーティを作るので、全員活躍してる、というように思えて結局ちゃんと育てた4キャラを分散してアルテマ連発ってことになります。だってパーティに入れてないと経験値がさっぱり入ってないのだもの、これはちょっとダメシステムですよね。アルテマが強すぎるってのもちょっとこれはゲームバランスを壊してしまいました、ラスボスもれんぞくまのアルテマ連射でして、正直ラスボスが強いのかどうかもわからないのです、ラスボスが何かしてくる前にもう倒してしまうから。ケフカ=めちゃ弱い、っていうのがFF6のイメージとして残ってますねー。ネオエクスデスはあんなに強かったのに! ヌルゲーじゃんって感じ。

 あとなんでしょー、それ知ってなきゃ無理じゃん、っていうイベントが多すぎです。隠しイベントが普通のイベントと同数ぐらいあって、なんか裏笑い的な要素が多すぎです、楽屋受けみたいになってる、世界崩壊後はほとんど隠しイベントばっかしなのでこれも失敗だったと思いますね。攻略本ありきなんですもの、公式攻略本みたいなものもありまして、よく考えたらそれを抱き合わせで売りたいから隠し要素ばっかになってしまったってことですか、ガキにはわからないけどオトナの悪いトコが出てますね。


 それとやーーーっぱしキャラが多すぎると、全然ドラマが入ってこないですよね。覚えきれない、思い入れが強くなる前にゲーム終わっちゃうし。
 マジック7っていって主要キャラは7人までに抑えよっていうシナリオ界の鉄の掟があります。それを破って成功してる例はほぼ皆無に等しい。水滸伝は108星という108人の海賊集団みたいなものが登場するのですけど、実際には活躍してるのは8人くらいでちょこっっとだけ名前が出るみたいなのばっかです、そんな108人のドラマを全部描き切れっ子ない。
 
 シナリオに限らず何にせよ、1つの脳みそで自由に動けるのは自分を含めて8人だってことでしょう、人間の脳がそうできてるんだから仕方無いって感じ。ガキの使いもライセンスを含めて7人ですそれ以上増やしても拡散してしまってわからなくなる。

ウーマロとガウなんて相当な変態じゃなきゃ使わねぇもの・・・


 マジック7といっても7人が全員同じくらい活躍するってのもほとんど無いです、だいたいは4、3人になってしまう。七人の侍だって七人といいつつ、実際には頭領の志村、若武者、剣術の達人の侍、そして農民でありながら侍になろうとする三船、もっと言えば、やっぱし志村と三船、に焦点は合ってしまいますよね、


 ワンピースもグランドラインに突入するまで、しか考えてないで描いたッて感じなのですよね、あそこで終わってもよかったのかもしれない。今はもぉパレード状態になってしまってますけど。


 やっぱそれって根源に辿って行くと家族ってことなんでしょうね、自分、嫁、ジジィ、ババァ、ガキ2人、そして犬、これがやっぱ一番ビシッと決まるもの。



 ともかくⅥは失敗作といいながらも、それでもやっぱカネと労力がかかってますので全然楽しめるゲームなんですけどね、でもやっぱりⅤやⅣの完成度に比べると見劣りするなーって感じです。

 Ⅶが好きってヤツもいますけどね。ん~、ギャルゲーみたいなものですよね。アイドル好きみたいなのはⅦが好きなんでしょうね。ゲーマーとはちょっと違う層にⅦは狙いをつけてますからねー。Iはソリッドなゲームが好きなので、あぁいうイケメン、イケジョたちのソープオペラみたいなのは好かない。