2014年11月1日土曜日

1994 ファイナルファンタジー6  ☆6



 本当はⅤまでやって終わりにするつもりでしたがどうせなので、Ⅵに手を出しました。


 あれですね、IはⅥは失敗作だった、とことあるごとに書いてきましたが、実際やってみるとこのゲームやっとことない!って事に気づきましたw Iのトモダチがクリアしたのを見てただけだったようですw
 そんなことってあるんじゃなぁ・・・。

Ⅵ最大の特徴は、世界観がスチームパンク系になったってことです、微妙なリアリズムが追求されるようになった、今までは主人公たちは選ばれた光の戦士だったり、王族だったり伝説の血をひく勇者だったわけですけど、Ⅵからは普通の人間ってのが一応ベースになります。普通の人間だけれど、特殊な事情により魔法などを使えるようになるってわけです。
 よって世界自体、も変更が加えられて、普通の人間の生きている街、ってものが存在するようになりました、機械、っていうものが登場するのもそういうわけですよね。これは良かったのかどうかわかりませんねー。好きなヒトは好きですよね、この蒸気、っていう感じのセカイ。機械と人間が一緒に生きてるっていう時代、つまるところアナログ機械の時代です、アナログ機械→核兵器→デジタル機械っていうふうにセカイは堕落しておるのでねw 
 シャーロック・ホームズの時代でもあるし、ドストエフスキー、マルクス、ディケンズの時代でもある。そう考えるとやっぱり、黄金時代ではあるのですよね、大衆文化の黄金時代、核の時代は戦争の時代、これもある意味では一番楽しい時代です、ある意味では最悪の時代。そしてデジタルの時代は、これは難しいですね、Iたちがその中にいるからよくわからない。ともかくデジタルの時代ってのはゲームにしずらいです、ドラマにもならない。すぐに携帯で連絡とれてしまうから。といって人肌が恋しくないほど完全に電脳状態になってるわけでもないし、宇宙時代でもない。

 Iたちが今手にしてるもの、ジブリ映画だったり、マンガだったり、ゲームだったりが100年後にドストエフスキー的な人類の古典になってるんでしょうかね?


 全然話しが違うとこにいってますけれど、FF6のもう一つの特徴は主人公たちが14?人もいるってことです。最後のダンジョンでは3つパーティを作るので、全員活躍してる、というように思えて結局ちゃんと育てた4キャラを分散してアルテマ連発ってことになります。だってパーティに入れてないと経験値がさっぱり入ってないのだもの、これはちょっとダメシステムですよね。アルテマが強すぎるってのもちょっとこれはゲームバランスを壊してしまいました、ラスボスもれんぞくまのアルテマ連射でして、正直ラスボスが強いのかどうかもわからないのです、ラスボスが何かしてくる前にもう倒してしまうから。ケフカ=めちゃ弱い、っていうのがFF6のイメージとして残ってますねー。ネオエクスデスはあんなに強かったのに! ヌルゲーじゃんって感じ。

 あとなんでしょー、それ知ってなきゃ無理じゃん、っていうイベントが多すぎです。隠しイベントが普通のイベントと同数ぐらいあって、なんか裏笑い的な要素が多すぎです、楽屋受けみたいになってる、世界崩壊後はほとんど隠しイベントばっかしなのでこれも失敗だったと思いますね。攻略本ありきなんですもの、公式攻略本みたいなものもありまして、よく考えたらそれを抱き合わせで売りたいから隠し要素ばっかになってしまったってことですか、ガキにはわからないけどオトナの悪いトコが出てますね。


 それとやーーーっぱしキャラが多すぎると、全然ドラマが入ってこないですよね。覚えきれない、思い入れが強くなる前にゲーム終わっちゃうし。
 マジック7っていって主要キャラは7人までに抑えよっていうシナリオ界の鉄の掟があります。それを破って成功してる例はほぼ皆無に等しい。水滸伝は108星という108人の海賊集団みたいなものが登場するのですけど、実際には活躍してるのは8人くらいでちょこっっとだけ名前が出るみたいなのばっかです、そんな108人のドラマを全部描き切れっ子ない。
 
 シナリオに限らず何にせよ、1つの脳みそで自由に動けるのは自分を含めて8人だってことでしょう、人間の脳がそうできてるんだから仕方無いって感じ。ガキの使いもライセンスを含めて7人ですそれ以上増やしても拡散してしまってわからなくなる。

ウーマロとガウなんて相当な変態じゃなきゃ使わねぇもの・・・


 マジック7といっても7人が全員同じくらい活躍するってのもほとんど無いです、だいたいは4、3人になってしまう。七人の侍だって七人といいつつ、実際には頭領の志村、若武者、剣術の達人の侍、そして農民でありながら侍になろうとする三船、もっと言えば、やっぱし志村と三船、に焦点は合ってしまいますよね、


 ワンピースもグランドラインに突入するまで、しか考えてないで描いたッて感じなのですよね、あそこで終わってもよかったのかもしれない。今はもぉパレード状態になってしまってますけど。


 やっぱそれって根源に辿って行くと家族ってことなんでしょうね、自分、嫁、ジジィ、ババァ、ガキ2人、そして犬、これがやっぱ一番ビシッと決まるもの。



 ともかくⅥは失敗作といいながらも、それでもやっぱカネと労力がかかってますので全然楽しめるゲームなんですけどね、でもやっぱりⅤやⅣの完成度に比べると見劣りするなーって感じです。

 Ⅶが好きってヤツもいますけどね。ん~、ギャルゲーみたいなものですよね。アイドル好きみたいなのはⅦが好きなんでしょうね。ゲーマーとはちょっと違う層にⅦは狙いをつけてますからねー。Iはソリッドなゲームが好きなので、あぁいうイケメン、イケジョたちのソープオペラみたいなのは好かない。