2014年11月16日日曜日

夢で逢えたら と野沢直子

夢逢、っていうのは1988年頃から1990年ごろまでやってたバラエティ番組でウンナン、ダウンタウン、清水ミチコ、野沢直子っていうフジテレビお得意のチーム編成のコント番組でした。
そっからウンナンとダウンタウンがいわゆるお笑い第三世代としてゴールデンを総なめしていくようになったので伝説の番組ってわけですが
 (ウンナンはウリナリ、笑う犬 ダウンタウンはごっつ、ヘイヘイ、ガキ、DXっていうふうに・・・)
この番組は軒並みドリフとかひょうきん族がDVDとかになってるのに、4時ですよ~だと並んで一切再販されてないので本当に幻の番組となっております。
 
 けどYTとかでたまにアップされているのですけど、番組のフォーマットはごっつのソレとほとんどまったく同じです、スタッフも作家もだいたい同じってわけでしょうね。ショートコントがいくつか、新喜劇スタイルの長めのコント、エンディングのトーク、っていう、セットとかは恐ろしくチープっていうかほとんど黒とライトだけみたいなものなんですけど、スゲー面白いです。
 放送作家の高須ちゃんは一番好きな番組は夢逢だっていうのはすごいわかりますね、なんというか青春って感じ、楽しそうなのが伝わって来ます。内村と松本っていう憑依芸が出来るボケが2人もいたから夢逢は良かったと高須ちゃんは言ってましたけれど、Iはやっぱ野沢直子ってスゲーなってのを思いますねー。


 ダウンタウンが他のタレントと掛け合いしてるのってのを初めて見ました。だいたいというかほとんどすべてダウンタウンって他のタレントのタイタイではトークしないですよね、先輩として一方的にいぢって笑いにするって感じ、それは後輩にダウンタウンと同じレベルで笑いをとれるヤツがいないからなんですけど。もちろん先輩と絡むときは先輩との絡みようの笑いの取り方があるのですけど。

 ともかくダウンタウンとちゃんとどっちも笑いをとれてしゃべれるヤツってのはいないんですよね、唯一この野沢直子って人は、ダウンタウンにもひるまずおじけず、きちんと笑いの応酬が出来る存在だったのですね、それがものすごーーい新鮮なんです。ダウンタウンがこんなに生き生きしてる番組って初めて見ました。
 ごっつになると明らかにDTはリーダーで同世代は1人もいないのでプレッシャーが半端無くかかってますからね。

 本当に惜しい才能ですねー、今はアメリカにいるとのこと。ジミーちゃんに限らずダウンタウンの仲間は海外に行ってしまうのですなー。どっちかっつーとアーティスト肌の人間なんですね、そういう人とDTは合うってことなんでしょうなー。松本氏もどっちかっつーとお笑い芸人よりもお笑いアーティストなんですよね。

 最近でそんな人いますか? Iはインパルスの板倉氏が結構ついにこういうタイプが現れたと思ってたのですけど最近一切見ないですねー、干されたのか?