2014年11月28日金曜日

ちばあきお キャプテン  1972 ☆7

 野球漫画ってのは死ぬほど種類がありますね、スポ根というジャンルを生み出した巨人の星、群像キャラクターマンガってものを創りだしたドカベン、恋愛をからませたタッチ、アストロ球団、アパッチ野球部、、ナイン、漫☆画太郎の甲子園w まぁ腐るほど死ぬほど、野球マンガってのは創りだされてきました。
 だからいつも、野球漫画、と来ると、どういう新しい要素をいれたらよかろうか?ってのが来るわけですね、キャプテンという、マンガはその視点を変えた野球漫画、のはしりでして、キャプテン、のキャプテンシー、マネージメント能力ってのが大事なわけです。
 練習、練習、練習、練習、とひたすら練習がクローズアップされるのですね、下手なスポ根よりもメチャクチャこいつらは練習してますw
 

 また高校野球じゃなくて中学ってのも毛並みが違うところで、まだまだガキの連中がキャプテンの元で、少しづつ成長するってのがストーリーの筋にあります。そいでこと野球に関してはなんか魔球うとかすげぇ技みたいなものは一切無く、ひたすらリアルな野球をしています。練習がともかく大事なのだっていう。けどスポ根のお約束、怪我をしてもそれに耐えて耐えてたえぬく、血まみれの試合っていうのはあります。

 またこれも斬新なんですけどキャプテンが卒業すると、主人公のキャプテンは以降ほとんどまったく登場せず新しいキャプテンが主人公になるっていう、ロマサガみたいなシステムですw


 最近も、こういう、ストレートな、何の取り柄も無い主人公が、スポーツを初めて、実はものすごい才能があって、どんどん成長してって、っていう一人称のオーソドックスなスポーツマンガじゃない、やれオカネのタメだ、とかプレイヤーというよりはGM、あるいは監督、はたまた財政目線、みたいなマンガがありますね。けど一体今は何が流行ってるのだろう?


 作画は中学生でも描けるような作画なんですけど、昔はこんな絵でもストーリーさえ面白ければ人気が出たのですよね、今は美少女キャラがどれだけヲタクの支持を集めるかみたいなのが重視されていて、絵は超チープみたいなのは少なくなりました。けど絵が上手い奴はストーリーが書けるってのはやっぱ稀で、内容はペラペラってのがほとんどです。Iはやっぱし、絵よりもマンガは内容だと思います、どれだけCGがすごくても、寄生獣なんて見にいかねーし。そんなとこじゃないんだよ、本当に見たいのは・・・・でもIみたいなのは少数派なんでしょうね。ハリウッドのクソみたいな3DCG映画のほうが人入るものねーー。ヤな時代です。昭和に戻りてえ。(昭和に生きてたことないんですけどw)
 

 もう一度こういう昭和風のマンガだけを載せる漫画雑誌みたいなものがあればいいのになー・・・