2020年11月30日月曜日

1999 007  ワールド・イズ・ノット・イナフ The World Is Not Enough

シリーズ第19作目、引き続きピアース・ブロスナン


 いつものように核爆弾が盗まれるわけですが、今回の007はキャストが豪華って感じがしますね。新Qとしてモンティパイソンのジョン・クリーズ、敵役にはロバート・カーライルが選ばれていますし、ボンドガールもわかりやすいエロい女でして、やっぱアクション映画でも俳優って大事だよねって思わされます。


 ジョン・クリーズは言うまでもなしなんですが、ロバート・カーライルっていい役者だと思いますね、なんか空気感がある。


 映画の内容はなんだか全然覚えてないw なんだか水辺のシーンが多かったような。


でもこれ1999年ですか、1999年にしては映像がそこまでCG集がしませんね。この00年代って、いかにもCG、っていうCG全盛期だった記憶がある。

2020年11月27日金曜日

1990 ジョジョ第三部 スターダストクルセイダース

  ジョジョを読み返しております。


やっぱ三部は名作中の名作ですなぁ。

 いろんな要素が詰まってます。


・まずシルクロードを旅してエジプトをナイル川を上流から下流で向かっていく、というロードムービー的な作りになってること、これだけで旅行記的な面白さがあります。誰しもが憧れるシルクロードの旅ってわけですね。 

 メディアってやつは、世界、といいつつ98%アメリカとヨーロッパの話しかしない。中国、ですらほとんど取り上げられません、中国のなんとか省って言ってイメージが湧く人は殆どいないと思います。


・タロット、エジプト神話、などの中2が飛びつきそうなモチーフがふんだんにある。

 

・そしてなんといってもスタンド。今では「異能者バトル」と言われる、一つのジャンル、として確立されましたね。そのあとのジャンプバトルマンガに、あしたのジョーがその後のマンガに与えたくらいの影響を与えた、明らかに幽白、HxH、など影響が見て取れますね。


・これはあんまし誰もいいませんが、デザイン、めっちゃ独特。ジョジョの絵が苦手という人は未だにいっぱいいる。ワタシもガキの頃は何が描いてあるのかよくわからず敬遠してました、ローティーンにはむずすぎる。アブドゥルの髪型なにあれ??

 純粋に無茶苦茶かっこいぃ、とは言い難い、キッチュなデザインです。やっぱりその頃ノリノリだったハリウッド映画、エイリアンとかの影響?スタンドの絵、って描いてみてって言われて描ける人ほぼいないと思いますね。ギリスタープラチナはなんとなく描けても、ハイエロファントとかまじ不可能、今読んだばっかりなのにあまり覚えてない。

 独特すぎて覚えらんないですね。模写とかしても、なにこのデザイン??って手が馴染まない感じ。普通こうするだろう…っていう形を守ってないっていうか。これはわざとそうなのか、アラーキーの本来のセンスが独特なのかわかりません。


・シリアス、と抜き、のバランス。

 シリアス一辺倒だと、いくら面白くても疲れてしまう、第一部、二部、はずーーっと基本シリアスなので、ずーーーっと戦っていて読み疲れしてくる。第三部はシリアス、とちょっと抜いたコミカルな場面、の塩梅が絶妙、それがキャラの魅力を生んでいる。始めっから狙ってそうだった、ってことじゃないと思います、ポルナレフが描いてるうちにどんどん化けて物語を勝手に発展させていったってことじゃないでしょうか、ノリノリの漫画家特有のキャラが勝手に動く状態ですね。


・悪役の魅力。なんでDIOは♥のモチーフなんですかね、悪役で♥のモチーフってのは非常に珍しい。男だし。悪役だけど、人を惹きつけるカリスマ、を持っていることを象徴してるのかも。やっぱりあえて、ミスマッチ、を狙っていたのかもですね。額に♥のシンボルがある悪役なんてやっぱり普通に考えたらおかしいですもの。


やっぱワタシはマンガが最強のメディアだと思いますね、アニメよりも映画よりも、やっぱりマンガが面白いもの。ワタシが映画が進化してマンガになったと思っています。テレビよりもラジオのほうが面白いし、収斂進化ってやつです。

2020年11月26日木曜日

2018  Fantastic Beasts: The Crimes of Grindelwald  ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

  ハリポタのスピンオフ、ファンタスティックビーストの二作目、全五部作になる予定なんですって。


 う~~~ん…


 クリエイターの鉄則として、二匹目のドジョウを狙いにいってはいけないってのがあります。なんとかのリメイク、なんとかのリマスター、スピンオフ、エトセトラ。

 禁じ手なのに、誰もがそれに手を伸ばしてしまう、麻薬なんですねこれは。悪いやつが甘言を吐くわけですな

「ひぃーひっひっひ!先生!ぜひ続編を!ファンのみんなが待望しておりますですよキィーッヒィ!」


 って具合。これに一回手を出すと、一生、過去の作品の再生産をするハメになる。味がしなくなるまで同じお茶を飲むことになる。しかも一度手を出すと二度と抜け出せない。


 だからこれは、悪癖、の典型として見るべきですね、あぁ~、これやってしまったか、ひや~・・・、これかぁってことで。


 もとから構想にあった場合を除いて、続編やスピンオフやリメイクがオリジナルよりも面白くなることはまず無いですね、オリジナルでちゃんと出来んかった!カネとか時間とかで!ってことがあるなら別ですけども。


そりゃジョニー・デップも降りたくなるってものです。しかも五部作完成まであと8年もかかる予定みたい、キャスト死ぬよ?


 やっぱしストーリーが面白くないです。映画としては、これもこれで悪い例でして、CGすぎてなんだかよくわからない。さらに小説を映像にしたものにありがちで、説明ゼリフが長い。

 小説と映像ってのはテンポ感が違うんで、基本小説は映像化しても面白くない。むしろ逆に映像を小説化すべきなんですわね、あぁそういうことだったのね、ってわかる。

2020年11月11日水曜日

2015 マッドマックス 怒りのデス・ロード Mad Max: Fury Road

 マッドマックスのリメイク?作品ですね。


 基本的な話の流れはたぶん3のサンダードームと同じ感じ。


 ですが、物語なんてほぼ無いに等しく、ひたすらカーチェイスとアクション、長い車に乗ってその上で戦う、みたいなフランクロイドの時代からの伝統的乗り物アクションとなっております。


 なんにせよ欧米人ってやつは車が好きですわね、ワイルドスピードとか、欧米人にだけ人気がある映画ってのがあります。そしてさらに車が好きなやつは欧米好きですね。逆も成り立つというわけ。ワタシは基本車ってあんまし好きじゃないですね、特に理由は無いんですが、でかくて邪魔です。とにかく車ってやつは邪魔。


 もっと広いだだっぴろいところに暮らしてたら車が好きになったのかもしれないんですが、狭いところに密集しているとほんと車って邪魔です。

 

 デザインは相変わらずですが、ややカルト映画よりもグローバルチックになった感じがします、女のルックスが一番変わりましたね。とりあえずエロい女を差し込んで人気を取ろうというのが成功してる気がします。


 最近のCGは、いかにもCG、っていうのよりも、いかにCGっぽくなくさせるかっていうのにシフトしていて、これはいい傾向だと思われます。


 ただ全体を通して言えることは

 この映画なんなん??w  

ってことですね。なんか神話っぽい物語にしようとしたみたいなんですが…。ギャグなのか真面目なのかわからん、って感じになってます。

2020年11月7日土曜日

2013 Fate/EXTRA CCC

  愛は求める力、恋は夢見る力・・・そうか?


Extraの続編です。


Extraはぶっちゃけ劣化版ペルソナ3でしか無いって酷評しましたがこの続編は自分たちの良さを活かそうという感じでギャルゲーロープレみたいな感じになり、格段に良くなったと思われます。


ゲームシステムが時間制限システムがなくなり、普通のダンジョン探索ゲームになりました。パラを自分で操作出来なくなったために火力低下。ただ時間制限ないのでシコシコレベル上げすれば誰でも勝てる。


 が、一発では勝てないです。初見殺しスキル満載。後半のボスは相手のエクストラとスキルの意味がわかんないと何も出来ずに撲殺、あるいは瞬殺、こちらの装備も間違えているとその時点で勝ち目が無いってこともザラ。まぁ今どきネットで攻略情報を見ないって人も少ないと思うのでちゃんと準備すればオケです。それでも運要素が強くて普通に負けることもある。要するにじゃんけんゲームなので確実な勝ち筋ってのは無い。一番大事なのはエリクサーでして、これがあればまぁ負けることは無い、がゲーム内にたぶん5個しかないのでこれをどこで使うかが問題。


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シナリオはギャルゲー化したこともあり、なんだか鬱ゲー要素が強い。基本的には女の子のココロに中にマインドダイブしてヒミツを握りぶっ壊すっていうっていうゲームなので、女の子を精神的に追い詰めたい!!というマインドブラストみたいな人じゃない限りなんだか憂鬱な気分になる。


 敵が美少女限定という昨今のギャルゲー?らしい割り切ったものになりました。もはや野郎の出る幕は無い。




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 ネタバレ警報



 ワタシはCCCルートとセイバールートしかクリアしてません(これからキャスターもやるかも)

ギャルゲーらしくフラグは複雑で、ダンジョンは期日などはありませんがいわゆる真のエンディング、に向かうルートのフラグは攻略情報なしではほぼ到達不可能。ただ二週目にはCCCルートへ向かうためのヒントが出るようです、ようするに2周やれってことなんですが、2週やるのは結構めんどい。

 あとCCCルートだけしか進まないと、ジナコがどうなったか?っていうのがわからないので、それだけは回収するべしだと思います。ジナコの扱いだけなんだか手厚いのは、


「このゲームやってるオマエがジナコなんだよ」


っていう無言の圧を感じます。ゲームをやってるプレイヤーをモデルにして作られたキャラですね。



 そして真エンドのボスは、とにかくすごいw


 宝具がすごいです。なんでこれがSONYの審査をかいくぐったのかわからん。(いやアルターエゴのデザインもやばいですけどね、これなんで通るの!?っていうのばっかり)


 例によってエリクサー大量投下をすればなんの苦もなく倒せるので強くはない(まともに戦うとまじ強だと思われる)、隠しボスの3人目も、まともに戦うとマジ強いですがこちらもエリクサー大量投下で勝つことは出来る、ただそれをやるとラスボスで苦戦することになるので、隠しボスは倒してみるだけでセーブしないほうが良いと思われる、アイテム回収したところで使う相手がいませんし。



 ただ鬱ゲーっぽくはありますが、なかなかよく練られた良いシナリオだと思います。自分の価値観と食い違ってると・・・ん??って思うかもしれませんが、刺さる人には刺さるでしょう。まぁそれは個人の問題、アイドルランサーが気に食わないって人が多そう・・・


 


1997 007 トゥモロー・ネバー・ダイ  Tomorrow Never Dies

  映画第18作。



 不思議と、なんにも覚えてませんw 今見終わったところなのに、何も覚えてない。ヒロインがいまいちだったのかもしれませんね、中国のスパイなんですが、中国のスパイってなんかイメージに無いですね、中国のスパイ っていうステレオタイプが無いっていう感じ。

 KGBのスパイ、ナチスのスパイ、なんとなーくこんな感じ、ってのがあるんですけど、中国?? 中国の諜報活動が優秀だっていう噂を聞いたことがない。


 戦える女スパイなんですけど、これも全然中国っぽさとかけ離れてますね。いかにも欧米がでっち上げたというキャラ。そんなのいるかよ、って感じ。日本の公安所属の美女っていうような感じですね、アニメにしかいねーってそんなの。