アメコミの中でもかなり異質な作品。それでもアメコミの名作として常に名前が上がる作品でもあります。
英語で読んでるのですが、ひじょーーーに読みづらくてわかりにくい。
サンドマンやザントマン、っていうのは夢を操る妖怪?なのですが、このコミックでは夢の王であるオルフェウスの冒険みたいなのが主題になっている。ゴシックホラーファンタジーって感じでしょうか・・・
夢と現実がごちゃまぜになる、って感じのアレなので、めっちゃわかりにくい。
ほいで、作画スタイルもどんどん変わります。これがアメコミってやつで、脚本は一人ですが、作画する人は話によってコロコロ変わる、スタイルも変わるのです。その中でもこのサンドマンはそういうブレがめっちゃ大きいと思うし、スタイルもすげー特殊です。一般的スーパーヒーローアメコミとはまったく違う。
どう表現すればいいかわからないですが、まぁ日本人受けはしないですね。でもリアル系でもない。他では見ないスタイルですね。なにかに似てるっていうのが無い。
コマ割りなどすっごい凝ってる、文学賞みたいなのも取ってるのですがその理由もわかる。コミックよりも文学寄りですね。
でもちょっとエログロに頼り過ぎなのと、中盤からスーパーヒーローものの型にハマってしまうのが残念。
鬼才とか天才、新しいもの、ともてはやされてるものはほぼただのエログロ。そんなの100年前からあるのです。エンタメでエログロに頼るのは正直ダサいですね。
それじゃあ視聴率稼ぐためにアイドルにグルメ食べさせてるテレビとなんもかわらん。
別にはエロ本はエロ本でいいです、グロに関してはワタシは全然良くないと思うけど、ただそれをエンタメに混ぜていくのはいかがなものか。寿司屋がカレー出すのは違う。