2024年4月25日木曜日

1998 サクラ大戦2

  おそらくサクラ大戦で一番売れたらしい2。よくは知りませんがサクラ大戦といえばたぶん2なのだと思う。でもストーリー的には1から直結してるので、1からちゃんとプレイしたほうが絶対良いです。2からやってもわけわからん。


だいたいゲームのシリーズで、一番売れるのは2ですね。1は初代だし荒削りなものになりがち、同じアセットを使ってやりたかったことを完成させることが出来るのが2で、2が代表作ってものが多い。

 3、が鬼門で、だいたい3で失敗して消滅するゲームがめっちゃ多い。2で完成したのに無理やり引き伸ばしたものになったり、方向性を変えたら大不評だったり。

 3、でも成功したゲームはその後もながーくシリーズが続くことが多いですね。


 ゲームシステム的には細かい変更があるだけでほぼ同じです、かばうの回数が減ったのと、隊長命令で移動力とかを調整出来るようになった、ちょっとだけ戦略が増えました。それでもシュミレーションゲームとしては単調で、ギャルゲーメインなのは変わらず。

 しかし今回ヒロインの好感度調整がむつかしく、普通にやったらまず間違いなくサクラがヒロインになる。ゲーム全体通してサクラメイン回といえます。サクラ大戦なのだから当たり前の話しですが。


 特にこだわりなければサクラは普通に強いので、素直にシナリオに従うのが吉日かも。


 織姫とレニ、という新ヒロインが二人追加。

織姫、という名前とはまっっっっったく印象の異なる色黒のイタリア人とレニは無口ボーイッシュという、めっちゃ尖ったヒロイン。ベタベタなヒロインは出さないっていう意思を感じますね。無口キャラはだんだんとベタになっていきましたけども。


 この織姫の機体、非常に性能がわかりにくい、自分を中心に複数攻撃、ってことなのだと思う。特攻型としてかなり使える。スミレと並んでエース候補、だがヒロインにしないと真価を発揮しない。

 レニのほうは弱い、前衛型なのに火力が少ないという一番ダメなパターン。カンナは今回も移動が遅くてほぼ活躍しない、が火力はあるのでボス戦で稀に活躍。



 ギャルゲーとしては極端にむずい。フラグの立ち方がわかりにくいし、連鎖イベントといってイベントがつながるようにするのがむずいし、参加が遅いキャラやイベントが少ないキャラの好感度を上げるのは至難。Lispやミニゲームなどただ単に選択肢選ぶだけでも対応できない。

 さらに戦闘がめっちゃ時間かかるので、すべてのルート埋めるのは拷問レベル。(途中でセーブして分岐させようにもかなり調整が難しい


 後半はロックマンか、というくらい戦闘、ボスラッシュです。最終的にはアイリスの回復頼み。


 ゲームの出来ですが、まぁほぼ1と同じと言っていいです。同じゲームの別シナリオって感じですかね。でも手抜きってわけではありません、クオリティもだいたい同じ。売れたので別シナリオが出たってことだと思います。

 特に目新しいものはないっちゃない。