2025年1月22日水曜日

1954 20,000 Leagues Under the Sea 海底二万マイル ディズニー

  ディズニーが作った海底二万マイルの映画。


しかれども、原作はディスニー的な調子ではなくて結構ダークな世界観なので、この映画も割とダーク目です。


 1950年代の古典映画なのですが、スチームパンク映画、としてこの映画は外せない出来と言われていて、ワタシもスチームパンク資料を集めていたので見てみました。


 出来は1950年代にしてはかなりすごい、やはりディズニー。締めるとこはちゃんと締める。

 ノーティラスの造形、全体像は結構ダサいのですが、内部のデザインは秀逸。かっちょいい。


 ワタシはメカとかロボット、車ってのが嫌いなんですが、スチームパンクは好き。というかスチパン好きはだいたいそうだと思う。いかにもメカメカしたのは好きじゃないけど、パイプだとか真鍮、蒸気には夢があるのです。

 重さ、や力感、が感じられる。ガンダムみたいなロボットって、重さが全然感じられないのですわね。宇宙だからそうなのだって言うかもしらんがね。あと人間の感情で性能変わるメカもやっぱ納得いかん。

 機械ってのは無慈悲だからいいのであろ?


 もちろんCGはないので、ノーティラスは実際に作っている。

昔の映画ってこの、大道具を作り込む、っていう大工的な面白さがあったのですよね、今じゃ全部CGで考えられないけど。

 でも実際にでかいものを作る、ってのは、それが楽しいんじゃんってことですよね。それにCGには乗れない、のです。実際に作らないと。


 映画の内容は原作とはかなり変わっていて、ネッド役のカーク・ダグラスが主役のアクション映画っぽくなっておるし、かなりシンプルな話に変わっています。

 最後ネモは死ぬのですが、これは原作のほうがよっぽどおしゃんですね。

2022 ONE PIECE FILM RED

 ここ15年で最低の映画でした


面白いとかそういうこと以前に、まじで見てられなかった。みるのが苦痛でしかない。


 話とか以前の問題で、この映画、ミュージカル調なんですがいきなり歌が入ってくる。

その歌が、まじで本当聞いてられなかった、おぇえって感じ。


FFX2を始めてやった時と同じですね、なんだこのクソダサ音楽、聞いてらんない。ワタシはそこでスイッチ切った。初めてでした、FFのゲームでプレイを途中で止めたくなるなんて。


 まじで映画館に見に行かなくて良かったです、映画館で途中で席立ったことなんてワタシは一度もないけど、もし見に行ってたらこれが初めてのケースになりましたね。


 ミュートで最後まで見ようと思ったけど見られんかった。


 昨今はアニソンもゲーム音楽も日本のレベルは上がっていて、日本の音楽=クソってことは全然無くなっているのですが、これは本当にひどい。

 こうして見ると、他のミュージカル映画、ってのはちゃんと万人受けする音楽なのだってことを始めて認識しましたね。雨に唄えばとか、ムーラン・ルージュとか、ミュージカル映画、好きではないけど見れないってことはなかった。あれは音楽が良かったのですわ。

 クソ音楽のミュージカル映画は本当に見てらんない。耳レイプですわ。


 尾田氏が選んでるのか知りませんが、尾田氏の音楽のセンスは0なんですね。


 そんなの全部オマエの音楽の趣味じゃねーか!ボケが!


 って言われるのは重々承知なのですが、だからこそ、好き嫌いの別れない音楽にすべきでしょうね。アイドルソングが大嫌いな人もいるし、メタルはうるさい!っていう人もいるし、カントリーしか受け付けない人もいる、演歌まじで耳腐る、ラップ嫌いってやつも多い。特に老いぼれはヒップホップ嫌いますね。

 音楽ってのは理屈、じゃないですから、好き嫌いがどうやってもあるのです。


 ほいでも、好みがあんまり別れないタイプの曲だってある、もし久石譲にでも頼んでいたら、久石譲の音楽いやだ!耳が死ぬ-!なんて声は限りなく少ないでしょう。


宇多田ヒカルだったら見れたはず。あるいはビョークとか、ビヨンセだっていい。わたしはファンじゃないけど、King Gnuだとか、米津玄師、とかワンピースならそのへんだってツモれるはず。

 アヴェンジャーズの映画見に行ったらテイラー・スウィフトのミュージカル映画だったって感じですね。おい、ひどいよ!◯すしかなくなっちゃったよ!!って言いたくなる。


 この映画はワタシの大嫌いなタイプの音楽の掃き溜めって感じでした。この手の、歌が上手いって言われてる素人の、いかにも歌上手いでしょう!っていう歌い方が死ぬほど嫌い。これだったら、ほんと、最悪だけども、まだあの多人数の学芸会レベルのアイドルのほうがまだマシ。


 あと、その主役である「ウタ」ってキャラ、声優の演技もひどい。素人?この曲を歌ってる人がやってるのか知らないけど、めちゃくちゃ下手です。名塚 佳織っていう人らしいけど、ワタシこの人が声優やってるのはもう二度と見ない。

 この映画の監督も、これでOKにしてる音響監督の映画も二度と見たくないですね。


 作画のレベルも低いのです。ずっとおなじみ東映アニメのはずなのに、クソダサCG、作画も崩壊気味・・なんで??ベテランアニメーターがこの映画キモすぎるって逃げ出したのか?前作はちゃんと出来てたのに急に出来なくなるなんてことないはずだけど・・・

 

途中までしか見れなかったのでこれは正確じゃないかもしれませんが

 シナリオは、アイドルが歌の力でみんなを幸せにする!!っていうマクロスFのパクリのゴミみたいな話かと思いきや、みんなの期待を集めて、神のように崇められたアイドルが暴走していくっていう話になっております。

  ただそれでも、いかにもおっさんが考えるアイドル像って感じで、まるでテレビが考えるコミケ、みたいなステレオタイプな感じの捉え方ですね。

 おっさんが若者文化に歩み寄るのはやっぱ良くならないですわね。尾田氏がシナリオやってるみたいですが、これは魚人島よりも千倍はクソです。

 ただバカ女がわめいているだけで、小学生の相手してるみたいな内容です。

 

 ワタシはむしろ、主人公や敵のボスが女であってもいいと思っている。それ故に、こういう失敗で、あぁやっぱ女が主人公や敵の映画ぬるくてつまんねー・・・、ぶん殴るわけにもいかないし、どうせ最後は謝って仲直り、っていうくだらない終わりしかないので。

 もう一つワンパターンな女悪役としてヒステリーな悪堕ち女とか魔女ってパターンもありますが、これも正直つまらん。かっこいい女の悪役、っていう型がまだ無いのでせう。

 結局女が絡むとすべてつまらん・・・、っていうふうなイメージを作ってほしくないですねぇ。


 ほいでウタウタの実は、歌を聞いたやつを全部夢の世界に閉じ込めてしまう、っていうものなのですが、こういうぶっ壊れバランスブレイカーみたいなのが来るとすごい冷める。


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 さて海外のレビューを見ると、的確な意見がありました

「日本のアイドルのミュージカル映画で、そのアイドルのファンなら楽しいのだろうけど、ワンピースの映画としては最低の出来。

 それは好みの問題として、いかにもシャンクスの過去が語られる、というような宣伝をして映画にはシャンクスはほとんど出てこない、シャンクスを使った詐欺としか言えない、それだけは許せない

 8年間もワンピースのファンだったけど初めてこんなに裏切られた


だそうです。


まさに鶏頭狗肉

 鶏肉だって言ってるのに、まず肉入ってない。いかにもシャンクスの過去が語られる、みたいな煽りをして、全然出てこない、これだけで噴飯もの。

 だが、その変わりに犬の肉を食わせるような、クソ音楽ミュージカルを見せるなんてのは最低の裏切り行為。


 あのワンピースでもこんな下劣な吊り広告をするんだぜ、だからどんなやつでも神格化したり盲従するなっていう戒めなのだとしたら深いですね。

 確かにワタシですらワンピースというブランドを信頼して、ワンピースならクソではあるまいと勝手に幻想を抱いていて、それが裏切られて怒ってるのかもしれない。

 詐欺とか裏切りとはまさにこういうもので、まさかこいつが!?ってやつが裏切るから騙されるもの、恐ろしいですね。自分はまさか詐欺にかかるまいって思ってるやつが詐欺にかかるというわけ。

 そういう意味では本当に反省ですね、ほんの少しでも期待したワタシが愚かでした。勝手にワタシが期待して、ちょっとは面白いものだろうと思ったのが本当に浅はかだった。

 Bump of chickenだって女絡みのスキャンダルでめくらるし、トヨタだって内部はパワハラと不正だらけです。Bumpでさえそうで、トヨタでそうなら、ほかは推して知るべし。たぶんジブリだってそろそろめくられるでしょう。でもこっちが勝手に信頼しただけで、信じたほうがバカだってことなのでせう。

 

 この映画、人気があるらしくて、たぶんこのアイドルが好きな、クソダサオーディエンスには最高の映画のようです。

 ちょっと前にオレオレ詐欺の犯罪者の親玉がルフィを名乗っていて、いやそれはねぇだろ、こいつワンピース読んですらねぇ!って義憤を覚えたのですが、ワンピースを支持してる人たちってそのレベルの人間だし、関わってる人のレベルもその程度なのだと気付かされました。

 それもワタシの勝手な幻想で、ワンピースやBumpが好きだってやつでも最低の性犯罪者であることだってある。ふと冷静になって周りを見回したらゾっとするってやつですね。


 幻想を抱くな、戒めですね。


 

2025年1月21日火曜日

2010 ジルオールインフィニットプラス 

  ジルオールの二回目のリメイクで今度はPSPに移植されました。

仲間やシナリオがさらに追加され完全版というところ・・・。


 のはずでしたが、ロードとかが馬鹿遅い?なぜかインストールすると更に遅い?みたいなハードウェアトラブルによって、評判を落としてしまいました。Vitaで起動すると早いとか。

 PSPとかSONYは携帯端末から撤退したので過去の遺物となりにけり。


Nintendoもスイッチがポータブルと据え置きの二刀流で1本化されて、携帯機、というものはなくなりましたね、スマホになったのかしら?

 

 ともかくも、PS2版では詰んでクリアできない、という最悪の事態になったので今回はゴリゴリに攻略情報を入れてやってみました。


 ちなみにPSPのカバーはカルラ。


ケツ丸出しのビキニアーマーで武器は大鎌、という典型的お色気色物キャラクターと思いきや、物語の中でめちゃくちゃ重要という意外性の塊で、ついにネメアや主人公を差し置いてカバーイラストをソロで務めることに。オマエが主人公や!


 しかし攻略情報を見ながらでも、全て回収するのは非常に難しい・・・、っていうかたぶんこれ一周目では無理。よっぽどめちゃくちゃに強化しないと、闘技場でレーグに勝てん。またいろんなフラグの回収や時間管理、とてもじゃないけどむずすぎる。時間が足りない。イベントのフラグが謎のイベントもあって、イーシャのイベントは起きなかった・・・。また主人公が男性、女性限定イベも存在するので、一周ではやっぱ無理。

 やっぱ何周もする必要あり。戦争でどっちの陣営行くか、もあるし。勘違いしてましたが。「全員生存エンド」はあるけど、全員仲間にするエンド、は無いんだと思う・・・たぶん。


 闇の巨人も強いのですが、相当な複雑イベント、リューガの変、でいきなり登場するザハク、という魔神も激強い。体力全回復を連発してくるので、あぁこれはどう考えても勝てないやつだな、と思って負けると普通にGO。

 うせやん。ほぼ毎ターン体力全回復してくるやつどうやって倒せと??


ここでようやく隊列、とかチャージ、の重要性に気づくというわけ。飛び出し位置に出て、チャージ全開、アルカホルで力強化、ギガスラッシュをぶちかますとめっちゃ威力が出る、さらにチャージスペル、デュアルスペル、などを利用して1ターンで全部削り切るのが大事。

 とはいえ、武器の強化やソウル、スペルが揃ってないとここでも詰みです。まぁこのリューガの変、のイベントが相当難イベなので、ここまで来れてるやつはそこそこ強くなっているのですけどね。

 実はチャージが強い、というこのゲームのシステムを理解してるかが問われるというわけでは良ボスなのかも。セーブの位置間違えると詰み。

 ワタシも学習してセーブをたくさんスロット分けたので大丈夫。



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 このゲームシナリオやセリフがとても良いので、誰が書いてるのだろうか?と調べてみると、シナリオ作家が20人くらいいる。

 だからおそらく、キャラクターごとに作家が違うのでしょうね、世界観の枠組みだけ共有して、一人ずつキャラクター考えてもってこいっていう。

 だから、戦争で家族とかを全部失った、っていう過去を持つキャラがめっちゃ多い、ほとんど全員そうだとも言える。普通こういうダブりは回避するけども、別の作家だからみんなこの設定にしたのでしょう。

 全てを失った、という過去は、主人公属性なのです、みんな主人公キャラばっかり作っているというわけ。このゲームのキャラはみんな主人公っぽい設定を持っている。

 ほいで価値観とかが全く違うのですよね、整合性が取れてない。それが群像劇としてとっても面白いですね。キャラによっては場面ごとに、人格が全く変わっている奴もいる・・・。これも別のシナリオをあわせて整合性をとったのだと思われる。

 そのせいもあってシナリオはとんでもなく複雑。

魔王ウルグは悪いやつ、いやそうとはいえない・・・、魔神達は悪いやつ・・・いやそうじゃないやつもいる・・・、アーギルシャイアは悪意の塊・・・とも言い切れない、もっと悪いティアという地母神もいる・・がティアは自然を守るために自然を破壊する人間と敵対しているだけか・・・、精霊はいいやつだろう・・・いや精霊もまた地母神の娘で人間を破滅させるかもしれない・・・竜王はじゃあ悪いやつだろ・・いや竜王は秩序を守ろうとしているのだ・・・魔王たちから人間を守るために・・、じゃああのエルフの王様はいいやつだろう・・いやよく考えるとあいつのやってることはめちゃくちゃだ・・・あの猫ちゃんもな。

 という具合、みんな一言ではいえないのです


 囚われているな、優しさという名の奢りに・・・



 平和になってみんなハッピー、っていう浅はかな終わりにならないのも良い。

 

 一応黒幕候補の一人であるお姫様は盲目であり、それがなんでしょう・・、トリックスターみたいなのに抱き込まれて闇落ちするっていう感じですが、これもかなりトリッキーなボスの造形ですわね。正直そのお姫様は悪いことはほぼ何もしてない、目が見えないことを利用されただけ、こんな悲しいボスがいるかよ。

*やり方によっては闇落ち回避もできます



 ラスボスはとんでもないボスラッシュ。ボスが8体くらいいたような・・・、虚無、地母神、勇者たち、神、龍神、ありとあらゆるものをぶち倒す。


 龍神はレベルが50以上の時のみ出てくる裏ボス扱い。一気に倒さないと厳しくなる。龍神に限らずこのゲームは、チャージを満タンにして、1ターンで蹴りをつけるという一撃必殺スタイルの戦い方が有効。

 ワタシはユニオンスペルも取り忘れて、闇の魔法も取ってなくて結構苦労しました。


このゲームは魔法がめっちゃ強いので魔法ビルドで戦うのが簡単、たいていボスの属性は闇か聖なので、こっちも闇と聖の魔法を持ってないといけないけど、闇魔法、習得が難しいので注意。


 物理も弱いわけじゃなくて、チャージしてギガスラッシュですごいダメージが出る、しかしながら武器の属性が一致してないと全然無効になるのでそれが難しい。属性武器だとよくないが、属性不一致だと全然ダメージが通らない。だから魔法が有利なのです。


 ゲームの都合上、聖杯を取らないといけんくて、それにはセラ、をパーティに入れないといけないので制約が厳しい。どのキャラ選んでもいいけど、セラだけはほぼ必須だと思われる。


 さらに裏ボスの真ボスもいるらしいけどフラグがわからん・・・二周目限定かな??


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 全体通して、確かにフリーシナリオでプレイがむずくて、戦闘バランスもいいとは言えないけどこれはめちゃくちゃ名作だと思われます。

 なのに知名度と売上はイマイチ。本当大衆ってやつは見る目が無い。いいもの作っても評価されないってのは本当がっくりきますね。




2025年1月18日土曜日

ワンピース ~104巻 ワノ国 カイドウ編

  やーーーっとカイドウと対決するんかい、だし、やーーーーっとワノ国編はじまんのかい。

 もう20年くらい前に予告されていたワノ国編が始まるでした。


 終わって見てみれば、たぶん4年半くらいワノ国をやっていた・・・気が遠くなるぜ・・・。


 最初にレヴェリーという会議があって、ここは正直どうでもいい。ラスボスらしきオトコがいきなり登場、ペプシマンかよ。


 さてワノ国編ですが、作者が一番やりたかった物語というのが、完全にあらわれていて、時代劇風になっております。

 

 ルフィがまたいきなりボスに殴りかかり、すぐに負けてまた捕まる、またそれかい。という流れなのですが、もうこれは水戸黄門的お定まりの展開。

 

 ようするに忠臣蔵なんですわね。


 ベタで、お決まりで、お定まりの勧善懲悪、型にぴっちり嵌めていく、その様式美をいざご覧あれぇい!っていうノリなんです。だからここはシナリオがベタだなぁという批判はお門違い、野暮天ってわけだちきしょうめ。


 やっぱ好きなことをするのが一番ってわけで、筆のノリが今までと違う、どんどん描けていくぜ!ってのが伝わるものです。とにかく勢い!ノリ!パワー!

 少年マンガらしく?はないのですが、おもろかったのではないでしょうか?結局日本人が好きそうなものを集めていったのが時代劇ですから。若者に受けないってのは勘違いで、パッケージを変えれば若者だって結局型にハマったものが好きなわけです、大河ドラマとか、結局イケメンイケジョだしときゃ、若者も見るってわけ。

 こんな華奢でツルツルの顔の武将がいるわけねぇだろふざけんなっていうのは少数派。


 こういうのを、プロレスなんて、嘘じゃん、おもんない。とかいうやつはクソセンスないです、話にならない。お客も一緒になって盛り上がっていこうぜってこと、読者だって参加者の一人なのだから、ワノ国編は面白いです。


 実際今まで伏線をつくってきたものがかなり回収されてるし、これまでの冒険がぐんぐんつながっていく気持ちよさ、超長大な大河ドラマ、少年漫画を新たなステージまで上げたと思いますね。


 もちろんすべて最高とは言い切れない。

 トキはなんで死んだんだ?とかバリアの能力強すぎない?とか色々、おや?っていうところはある、このへんは連載だからしょうがないってとこですね。

 でも一番ワタシが気になったのは、オロチのデザインですね。悪役でいかにも馬鹿面でカッコ悪いデザインになってるけど、お話的には、実は色々過去を背負っている復讐者なのです。もちっとかっこいいキャラにするべきだったのでは?なんかあまりにもオロチの器が小さく描かれすぎてる気がするのです・・・カイドウの威を借りるだけの男とはいえ、かっこ悪く描きすぎたのでは?と思う。

 敵ってのは一番かっこよく描かないといけないとワタシは思う。だって負けて死んでしまうのだから。


 後半に行くにつれて、なんだか作画が、なんというか、ガリガリ(ボロボロ?)になっていって、なんだか新しいスタイルになっています。新しい境地に達したみたい。描きたいことに手が追いついていないという感じ、ちょっと心配になるけども、これも勢いがあって良きです。なんかいかにもアシスタントが描きましたっていうツルっとした線は冷める。


 ネタバレですが、ゴムゴムの実が実は、ゴムになるだけじゃなくて、なんだかすべてをカートゥーンみたいに変える、っていうとても愉快な能力だったのだ!っていうオチ?みたいなのがあるんですが、これは秀逸ですね。

 強さの終着点がマンガじみた愉快な能力ってのは、フリーザの最終形態が小さい子どものような姿、っていうのと同じくらい、素晴らしいアイデア。ワタシはこれでワンピースはDBを超えたかもしらんと思った。

 暗くなりがちな世の中や物語の中で、シリアスになるんじゃなくて、最終的にみんなを明るく笑わせてくれる、ゴキゲンなやつになるってのは、ワンピースらしくて非常にイカす、他の誰もやってない、新たな境地です。


ワノ国が終わってたぶん最終章に入っていくと思うのですが

 もはや期待よりも、心配、しかないですね。頼むから、しょうもない終わり方だけはしないでくれ、ここまで読んで来たんだから、どうか名作であってくれと祈るような気持ちです。

 といってバガボンドみたいな未完で終わり、はもういい加減やめてほしい。逃げるな。でも時間はたっぷりかけて最後までやってほしいものですね。


 


 

2025年1月15日水曜日

1959 North by Northwest 北北西に進路を取れ

  ヒッチコックのスリラー映画


主演はケイリー・グラント。


 今見ると、なんだか地味な感じのアクション映画ですが、当時としては、斬新なアクション映画だったのだと思われます。


 当然ながら途中で謎の美女が現れてそれが、物語を動かしていくことになる。


まぁベタな話ですが、初期のベタ、というわけですね。


 なんだかすべてがどっしりと、しっかりと作られています。建物とか乗り物とか、全部豪勢で、きちんとしている。

 やたら金がかかっているとも言える。後期ヒッチコックだからなのでしょうか。


ワタシはあんましヒッチコックの映画は見てませんが、この映画はタイトルだけは妙に有名ですね。


 今見るとそこまで面白くはない。


でも見るべきとこがあって、それはもちろんケイリー・グラントの演技です。

 スリラーアクションで、手に汗握る展開・・・、のはずなんですが、ケイリー・グラントの演技はなんだか空虚で虚無的、ココロここに非ず、ってかんじ。目がらんどうなんです。

 ミステリーな美女、エヴァ・マリーのほうがよっぽどまともでわかりやすい。


 ケイリー・グラントは、非常にミステリアス・・・というかやっぱ、なんか虚無的、なんですね。

 調べるとすぐにわかりますが、生い立ちからして特殊で、こういう人が俳優になるべきなのだなって人ですね。

 イケメンなのかどうかはわかりませんが、ただ存在するだけで、物語の匂いがする人間です。ヒッチコックが気に入るのもわかりますわ。


 そうあと、ほとんどの背景が合成なんだと思うのですが、合成じゃないシーンも全部合成っぽく見えるのですよね・・なんだこれは・・?カメラのせいなのかしら?

2025年1月14日火曜日

1999 ジルオール Zill O'll  Koei

  コーエーが世紀末に出したRPG。


 フリーシナリオで、冒険者となってギルドの仕事をこなしていくうちに、時間経過がイベントが起こっていって、最終的に最終イベントが起こる・・っていう、ロマサガ2みたいな感じですね。

 クラスチェンジにはソウル、というパラメーターを割り振って、一定に達しないとクラスチェンジ出来ず、クラスによって成長パラメーターが変わるという感じで、この辺はウィズに近い。

 宝箱を開けるのに盗賊スキルや、DEX判定があることからも、WIZっぽい、あるいはD&D味があります。ロマサガとWIZをかけ合わせたみたいな感じ。

 イラストは末弥純、ファンタジーといえば末弥純。この辺もWIZっぽさを増しています。


 最初に言ってしまうけど名作です、だが知名度はそれほど少ないし、続編も一個しか出てない。なぜか・・・?


Zill O'll って何!?


これに尽きる気がする。

 どうやらジルオールとは、無限のソウル、を意味するこのゲーム内の言語らしいです。わけわからんぜよ。

 もっとわかりやすいタイトル、大冒険時代!とかコーエーファンタジー!とかだったらもっと売れてたと思われる。タイトルだけ見ると何のゲームなのかまったく見当もつかない。

 タイトルにこういう’とか、∀、とかつけるとアルファベット順とかでややこしくなるし、表記ズレも起こるので止めたほうがいいです。


 フリーシナリオだし、時間経過ものなので、初見でグッドエンドにたどり着くのは100%不可能。これは間違いなく100%不可能です。千里眼でもない限り無理。

 初見は、えっ?どういうこと・・?何すればいいの?・・・いきなりクソ強い敵出るやん、ロマサガかよ・・・街にいきなりダンジョンあるのなんやねん・・・仲間どこにおんねん!っていうフリーシナリオあるあるの、ひたすらうろうろして時間を浪費することになります。

 でもそれがフリーシナリオの醍醐味。

 

 周回ありきのゲームと割り切って、一周目は適当に自分の思いついたようにやってみる系のゲームです、いきなり攻略情報とか見てもわけわからん。


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 やはりでもロマサガと同じでフリーシナリオの問題がありまして、やり方を劇的に間違ってると詰んでしまいます。実際には詰んでないのだけど、詰んでると思って投げてしまいます。詰みから脱出する方法を知らないと詰んでるのと同じなので。

 他にも、進み方がわからない、ずっと郵便配達してるだけじゃないか?あるいは、なんにもしてないのになぜかゲームが終わりそう??ってことにもなる。


 特に問題なのが、このゲーム負けイベントが多くて、ある場所に行って、戦ってみると、あー、敵クソ強いわ・・レベル上げないとだめか・・と思ってリセットしてしまいがちなのですが、実は負けイベントで、全滅しても続きがあったりします。(でもクソ強いのにただクソ強いだけでゲームオーバーの時もある、だからややこしい)。

 一応最後まで戦って死んでみましょう。ってゲームオーバーなんかい!ってキレてから進める。

 

 特に城塞都市の悪霊がなんちゃら・・・、っていうイベントが最初のほうにあるんですが、これがすべてのイベントの鍵になってて、これを進めないと何も進まない。けどいきなりスペクターという謎の敵にすぐにボコられて全滅する。でもこれ負けイベですので進めてOK。ほかにもいきなりドラゴンにボコされたり、まぢで序盤負けイベ多すぎんだっての。

 負けイベはイベントとして処理して、戦闘にしなくていいから。貴重なアイテムとか使ったらどうすんねん。この辺が不親切ですこのゲーム・・・。


 あと全部埋めようとすると、やっぱり自力では到底無理な気がする・・・。でもほとんどのデータを見ないまま終わってしまうのでもったいない。

 

 ほいでマイナーゲームなので、攻略情報あまり充実してません。攻略本買うしかないけどこれも中古ディグるしかないですね。

 しかし中古攻略本はどのゲームも軒並み高騰中・・・まいるぜ・・・


・あとこのゲーム、システム的に最初に仲間にいる人間がどんどん育ってしまうので、後半加入組がやっぱ使いにくい、まぁそれはRPGあるあるですけどね。でも特にこのゲームは序盤が稼ぎなので、序盤にソウルが溜まってるキャラがどうしても強い。


エンディングがPS2版だと50種類ほど用意されているらしく、正直攻略本無しでは厳しすぎる。


 設定も非常にこみいっていて、面白いので全貌を把握したいのですが、それがめちゃくちゃむずかしいというもどかしいゲームとなっておりやす。


 全体の流れとしては、この物語の主人公は、ゲームプレイヤーではなくて、パッケージにも描かれている、ネメア、という英雄になります。

 このおじさんが、実は魔王?みたいなののハーフらしく、捨てられたのですが、猫に拾われて?英雄となるのですが、また魔物に操られた王に迫害され、その王を倒し、王位を簒奪し、闇の遺産?なるものを集め始めるのですが・・・それを狙う者にまた襲われて?・・・やっとこプレイヤーがその黒幕と戦うっていう感じ。

 このネメアと敵対してもいいし、ネメアといっしょに行動するも良し、傍観者としてただ眺めているもよし、全く関係ない龍を殺して冒険するもよしです。

 けどもやっぱ最終的にはネメアは襲われて失踪し、その黒幕と戦うことになる、これだけはFIX、って感じ。


 ネタバレですが、ネメアを狙ってるのは、ウルグ、という魔王で、ウルグが転生するための器としてネメアのカラダを狙っているとのこと。

 もちろん最終的にはウルグと戦うことになる。


 ちなみになんですが、このゲームラスボス、というかラストらへんの敵、鬼畜じみた強さです。そして戻ることも出来ない。つまり詰みです。


 闇の巨人、というボス、全員にバステ全部のせ、みたいな攻撃を毎ターンしてきます、混乱、呪い、闇・・・みたいな感じ。一切行動不能。あー、これイベント負けね、って思ったら普通にGameOver。


 え?


 つまり防具を強化して、バステ無効、バステ無効のアクセ、バステを無効にする魔法(隠し魔法)、をとってないと詰みなんです。戻ることもできない。どうしようもない。

 ここまでめちゃくちゃに詰むボスなかなかいません。わかってないとすぐ負けるっていうボスは結構いますけども、それよりもずっと前に装備が整ってないと何もさせてくれないってのは珍しい。

しかも戻ることもできないのはその結構前からで、そっからずっと強制イベ連続でずっと戻れないのです。

 たぶん50%くらいの人はここで詰んだのでは・・・?まぁ40%はそれより前に投げてて、クリアは10%だと思う。

 

 まぁ言うなればこいつはクソボスで、このゲームは戦闘バランスがクソだって言えるかもしれません。本当に詰みで、まったくどうしようもないのですから。30時間くらいやって最後にこれ!?ってクレームを入れたくなるレベル。


 ワタシはクリアできませんでした、完璧に詰んだ(!)


やり直すよりも始めっからやったほうが早いって感じです。とりあえず最短で一回クリアしてみっかと思って、すべて取りそこねた。ラスボスとかもオマ誰??って感じだし。


 でもワタシはあえて擁護しますと、勝てないという物語だってあっていいじゃないということなのだと思う。絶対勝てないであろう敵に挑むのだから、勝てるほうが珍しいのです。

 ちゃんとやり直して、隠されたイベントをすべてこなしてから帰ってこいということ。それくらい世界を救うのは難しいのだ、ということを伝えたかったのだとおもふ・・・。


 PSPでジルオールインフィニットプラス、っていうのが出ているようなのでそっちでリベンジします。まじでここまで詰んだのは久々。一度ロマサガ2でどうしようもなくなって以来ですね。

2025年1月8日水曜日

2019 ONE PIECE STAMPEDE

  ワンピースの映画14作目らしいです。


 いやドラゴンボールやないかい


 完全にドラゴンボールの映画でした。敵の造形がもう完全にDB。尾田氏がそうしてくれって言ったのか知りませんが、え?これドラゴンボールですやん、っていう映画になりました。

 

 ワンピースはドラゴンボールっぽい、っていうのをみんな忘れていたのだけど、何故かこの映画は完全にDB。


 登場キャラはとにかくクソ多くて、4皇以外全部出しときゃえぇねん!って感じで全員出ます。

 ほいで技名を叫んで終わりって感じ。この辺は聖闘士星矢ですね。とにかく技名を叫ぶ!ボガーン!!


 最近の東映の作画スタイルなのか、線画で影を表現してるのですが、なんで線の本数が少なすぎるような?線も太い・・・?スラムダンクの時は出来てたんだからもっと細い線でやればいいのでは?


 あとたぶんレンダリングがゲームエンジンで行われております、モブの動き方とかレンダリングの感じがゲームエンジンっぽい。


 でも後半、敵が巨大化するとゴリゴリのCGになってしまっていてかなりがっかり・・・、しかもいかにもCGっていうCG。ダサいテレ東の日曜アニメみたいになっちまってる。

 未だにセル画とCGを調和させるのは難しいみたい。もう20年くらいそれと格闘してるのだけれど・・・

 むしろCGが一番苦手なことが、セル画と調和させることなのかもしらん。ほかはもう全てリアルよりもリアルに、綺麗にできるようになったのに。むしろイラストに近づけるほうが、まだセルに近づけるよりも簡単。


 映画だし、ある程度当たることも計算できるので作画はかなり頑張っております。でも枚数が多いのではなくて、枚数は少ないけどもスピードが早い。という感じで、短い秒数で展開が早いのでスピード感があります。ヌルヌルは動かないが、サクサク動く。


 ただちょっとカメラワークがくどいかなぁ・・・、そして、あまりにも勢いだけに頼りすぎかもしらん・・・小学生向けですね。

2025年1月5日日曜日

1933 King Kong  キングコング

  正月は古典映画でも見るかってことです。


 1933年のオーパーツ、キングコング。


 キングコングとありますが、恐竜有り、大蛇あり、お色気あり、と娯楽映画の全てを詰め込んで、怪獣映画、この型を作った映画。


 よく型にハマったとかハメるといいますが、型、を生み出すものだってある。


とにかく1933年にどうしてここまで出来たんだろう?という不思議しかない映画です。シナリオはかなりの程度ドイルのロストワールドに習ってます。髑髏島、怪獣、恐竜、現地部族に捕まる、都会にコングを捕獲して持ち帰るが、コングが逃げて暴れ出す。ほぼ流れはロストワールドと同じ。

 ただ、美女、が出てくるという要素が異なり、このへんが、映画、が視覚に頼るってとこです。とりあえずエロい女さえ出しておけば、大丈夫。


 失われた謎技術によって、すごく奥行き、があるように見えるのです、不思議なことに。たぶん絵、クソでかい絵を描いて張ってるんだと思いますが・・・、そんなクソデカ絵描くのでもとんでもない労力。


 エキストラの数も半端ない。CGでなく現実の群衆ってのはどうしてこう、迫力があるんですかね?CGの群衆ってどうも迫力がない。

 脳が勝手に、あぁこれ嘘、こんなのありえない、って無視してしまうのでしょうね、エキストラを使った群衆の量感、みたいなのはCGでは絶対出せない。

 1秒のストップモーションに数十時間、みたいなアニメーターもげっそりするような、木の遠くなるような面倒な合成を使って作られているらしい。なんで戦前に出来たものがその後できなくなったのかは謎。

 でもこれもディズニーの初期アニメ映画と同様に、大不況で人手があまりまくっていたから出来た芸当のようです。


 ほぼ90年前の映画なんで、そりゃ手放しに面白くはないですけど、やっぱすげぇの一言ですね。よく作りましたよこんなの。どっからそんな情熱が生まれたくるのかというとんでもない力作。

 この映画に影響受けてつくられた映画は1万本はあるんじゃないでしょうか・・・・

2025年1月3日金曜日

2000 マリオストーリー

  マリオRPGの続編。


はじめに言っておくと


レベルアップしてもHP上げるな

HPは10で十分、理想的には5。

 

マリオRPGは任天堂xSquareのダブルネーム、さらにデザインは鳥山明というドリームチームの大傑作であったので、続編を作るのは相当難航したみたいです。


 出来たものは、完全にSquareと鳥山明要素を抜き取り、ゼルダとマリオとRPGのをかけ合わせたような、任天堂全開のゲーム、任天堂というより、宮本茂、のゲームですね。宮本茂RPGといってもいい。


 戦闘はアクション要素が強くなり、アクションが上手ければノーダメだったりします、逆にアクションが下手くそだと、1ダメージも入らなかったりする。マリオRPGはアクション下手でも勝てますが、マリオストーリーはアクション下手だとクリア出来ない。(まぁアイテムでゴリ押す方法もあるけど)

 ファンシーな見た目に対して難易度は結構厳しい。出来ないやつは置いていくぜ。謎解きも割と難しい。思いつかないやつはここでゲーム終了だ。

 任天堂というとヌルゲーというイメージになってしまいましたが、本来の宮本茂の狙いは、ゲーム性、を犠牲にはしません。

 ゲーム性が高くなると、ライトユーザーは離れる。ゲームに限らず、面白すぎると素人には理解不能になる、という悲しい現象がある・・・


 でも一番の特徴は、ゲームデザインでキャラがペラペラの2D、3D空間にペラペラの板ポリで表現されてるということ。

 3Dの操作性を確立し、3Dゲームはこう作るんだ!という雛形をマリオ64で作ったマリオが、時代に完全に逆行して、ペラペラマリオを作った。

 当時は、な、なんで??と理解不能でしたが、今となれば理解できる。

 3Dってのは個性が出づらいのです。誰が作っても同じ。特にリアル体型のモデルは、素体を流用するし、まぢで誰が作っても同じ。

 じゃあデフォルメすればえぇやんと思いますが、3Dでデフォルメすると、単純に変、になるのです、立体として成立してないものは存在できないし。

 これは3Dモデラー、として個人名が出ないことからも明らか。このモデラーがいいよねぇ、みたいなの聞いたことない。

 フィギュアならまだいいのです、動かさないから、デフォルメもできる。でもアニメートすることを考えると更に制約が増える。3Dでは表現不可能な服も多い。

 ヒラヒラのパニエみたいなスカートとか、重ね着、シースルーは3Dで成立しにくい。突き抜けまくるのをよく見るでしょう。

 ピタピタの水着みたいなのは非常に作りやすい、だいたい手抜きでこういう服になる。


 そういう3Dゲームの無個性化、を見越して、2Dの絵、をキャラにする。という宮本氏の慧眼には恐れ入り屋の鬼子母神。2000年にもうそれを見越してるなんて・・・20年後の未来が見えてやがる。

 でもこのマリオストーリー系列以外にこのペラペラスタイルのフォロワーはあんまり見ない。


 最初はシンプルですぐ終わる感じのゲームなのかな・・と思わせておいて、どんどんできることを増やしていき、ボリュームも適度で、きっちりゲームを作る。

 マリオのゲームの、ある程度のクオリティには必ず持っていく、そのブランド管理力には恐れ入る。マリオのクソゲーは滅多にない。(あるにはある)

 それが信頼。なのです。FFもロックマンもクソゲーはありますが、マリオとDQは平均点がやっぱ高い。こいつらやっぱ強ぇ・・・。


 でもRPG、って言われて想像するものとは違ってて、マリオRPGの続編だ!って思ってやると、まったく違うゲーム性でなんか・・・違うってなるかも。

 タイトルでもRPGと謳ってないし、これはRPGではないのかもしらん。

アクション5、謎解き3、RPG2、って感じのゲーム性です。

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 攻略法なのですが、RPGの常識とは真逆?で常に瀕死、あるいはHP1にして、キケンで・・・、ピンチで・・、と瀕死時にバフがかかるバッジに全振りすると、ほぼ1ターンキルできます。

 相手に行動させないことが肝心。先行で全ブッパして倒す、がこのゲーム基本。

あと雑魚敵は全避け、全無視が基本です。ちゃんと戦ってたらキリがないし、稼ぎは後半にいけばいくほど効率的、強制エンカとボスのみ戦い、難しかったらアイテムでゴリ押しです。戦闘のテンポが爆裂に悪いのもあって、ちんたら戦ってらんない。

 このゲームすごくステータスがシンプルでして、ダメージは基本一桁。チャージでもしないかぎり二桁ダメージはない。

 確かによく5桁のダメージ出るゲームがありますけども、特にソシャゲとかで、だったら百の桁まではただの誤差で全く意味がない、ただ画面を埋めて視認性を悪くしてるだけ。

 有意な数、ってのは3桁までですね、2桁でもほぼ十分。でも1桁、ってのは極端に削ぎ落としておる。パワーを上げると速攻でバランス崩壊します。

 でも初見ではとりあえずHP上げるか・・・てなってしまうもの。罠です。

レベーラ、というキャラに金を払うとステ振りを調整できますが、無駄金ですのでハナからHPに振らないほうがいい。



 ラスボスだけは例外で、さすがにHP10では厳しい。ラスダンでHP25まではあげましょう(というか普通にやってれば自動であがってしまう)あとはバッジで補強。

 ラスボス、もちろんあいつなんですが、運が悪いと回復されまくって完全にジリ貧に追い込まれるパターンになる。理想的には回復を一回も使われないで沈め切ることですが、これは100で運です。


 ゲームはまぁ普通にやれば20時間もあれば終わります。でも、まぁこの作品だから50時間とかあってもって感じですね。 

 RPGというよりはこれはRPG要素のあるアクションって感じなのでまぁそれなりってことだと思う。

 任天堂というか、マリオチームらしく、一定水準には確実に達している作品なので興味あれば是非。ペーパー、ですので3Dのグラで古くなるってこともない。スイッチでも出てるっぽい。