2012年6月15日金曜日

グールド著作集 Ⅰ 友川かずき メインカルチャーとサブカル

http://www.youtube.com/watch?v=1etZWf7sP3Y&feature=youtu.be

 やぁやぁ、友川かずきすげぇ。


 グールド著作集読了。
 文筆家としてもグールドは一流だと思います、というより、私は評論家ってやつを信用してない。自分でもやはり作品を作る人で、それが好きな人じゃないとそのコトバが入って来ない、てめぇ誰だよって思ってしまいますからw 
 それで別にいいと思う、作品至上主義、テクスト主義は、結局嘘です、客観ってのが嘘っぱちだし。芸術至上主義であれば、第九の音符1つ違いを作るだけであなたも相当の芸術家だ。
 というか、やっと20世紀クラシックがすっと入って来た気がしました。なるほど、そういうことだったんだ・・って感じです。楽曲分析などはかなり高度だけれど、音楽界はこういうことになってんだ、正統派から見ると、ケージ派、売れ線(ライリー、ヤング)はそういう風に見えてるんだってのがすごくよくわかりました。
 サブカルチャーと呼ばれるものがありますね、じゃあ何がメインカルチャーなのかってのがしっかりしてない。というより各々が勝手に言ってるのでコトバとして通用してない。私が分類します・・・・

 サブカル
・大衆向け芸術。楽しみのための作品
ex テレビ、漫画、映画、ラジオ、POP MUSIC
 
 メイン
・ 新しい表現の模索
ex 現代音楽,小説、絵画


 たぶん、テレビがメインカルチャー、規模がでかいのがメインだと思っている人がいて、コトバが通じてない。正当な芸術は、ほとんどの場合まったく金にならない。それが絶対条件ではないけれど。
 サブカルがあまりにも面白くなくてうんざりしている人が増えていますが、メインカルチャーはどうやったら出会えるかわからない。雑誌や文化の紹介はサブカルばかりで、メインカルチャーを扱わないから。自分の足で探すよりないですね。