2012年6月22日金曜日

太宰治 道化の華

出版時期は前後するけれども、たぶん太宰の最も初期の作品ですね。自分の作品に作家自身がその意図の解説を挿入するという、いわゆるメタ小説的なものになっていますが、やはりグサグサと来ます、太宰=暗いというわけではないのだと思います、なんだろうか、暗いというよりは痛いんですよね、イチイチイタイ。激痛が走る。
 太宰を嫌うヒトは案外良い人が多いのかもしれないですね、好きですいすい読めるやつはあんまりよろしくないのかもしれない、私自身は、同化してしまうヤバイやつです。