ジャッキー映画です。香港映画。ですがかなり綺麗に撮れてるますし、オカネも相当かかってます、80年台ってのはバブリーな時代だったんですわね。
ジャッキーが30才くらいで油が乗り切ってるころでして、すげーカラダしてます。サモ・ハン。ユンピョウの三人がしっかり活躍することでも有名なこの映画、でも今となっては若い人はあんまり知らないでしょうね。あの時計台から落ちて大怪我っていう有名なシーンもあります。いやいや!ダメだろ!っていう落ち方してますがそれをカットしないで使うところなど、カラダ張ってるなぁ、って感じがすげーします。ストーリーは香港の海賊がうんちゃらかんちゃらっていう話なんですが、ストーリーなんてまったくどうでもよくて、アクションシーンのアイデアの引き出しの多さを鑑賞しようってとこですね。香港映画は台本を作らず即興で組み立てる取り方でした、まぁ事前にあのアクションを考えろっていうほうがムリってものです、色んなセットを持ってきて、こうしようあぁしようってその場でやってくわけですね。
脚本家っていう種族、あるいは小説家、ってのはアクションが描けません。物語をつくるのとアクションをつくるの、これって全く別の才能なんですけど、小説を映画化、とかよくやりますよね。いや小説にはアクション無いから・・・、脚本家に絵コンテが描けないのも同じです、絵コンテで物語を語る技術と、小説とはまったくの別物。しかしなかなかこの、優秀な絵コンテ師っていうのはいないもんなんですね、まず絵コンテ師っていう職業が成立してないっていうか、そんな名前の仕事ないですもんね。けど動画はコンテなんです、コンテがすべてってくらい。もっとコンテアーティストを評価してあげるべきです。
この映画特に自転車アクションのシーンが気が利いてて良い感じですね、自転車あるあるっていうのかw スポークに棒を差し込んで前宙するってのは、わんぱくこぞうには一度はある経験じゃないですかね、ほんとにあっ!死んだ!っておもいますからねw
ただ敵の親玉の海賊途中までびっこをひいてたのにいきなりアクションになったら普通に動き出したのはなぜ・・・、まぁそういう辻褄の合わなさ、斬新なカット割りが香港アクションなんでしょうけどね。
ブルース・リー、ジャッキーに続くスターって出てきそうで結局出てこなかったですね、いろんなのありましたけど・・最近の香港は映画とか作ってるのかすら謎です・・・
というわけで調べたらすぐにわかりました、さすがグーグル師匠w 。香港返還されて、中国の一部となって規制されてダメになったんですね。それにそれを嫌ってアメリカに亡命?したクリエイターも多数だったんですって。なんてわかりやすさ。
Iはいっつも思うのですけど中国の人は何が面白いんですかね。まぁ実際には日本のアニメもハリウッドの映画も、かなりの程度は中国人が作ってますので、エンタメ業界を席巻してるのは中国でして、ただパッケージを日本やアメリカが作ってるだけなんですけど。ファッションにしたって電化製品にしたって。クールジャパンといいつつ、パケ写を撮ってるだけです。中国人が爆買いとかやってますけど、よく考えると超無駄です、日本が中国で作って輸入してるものを中国人が日本に来て買ってるのですもん。なんじゃそれ。
でもやっぱし、なんかおもんなさそう・・・って思いますね。まぁほかにもおもんなさそうな国は山程ありますが。