潜水艦映画ってだいたいは第二次大戦のものばっかしで、けっこう新しめっていうか原子力潜水艦が出てくる映画ってめちゃ少ないですよね。
というよりも原水が出てくる映画って他に殆ど思い当たりません。っていうのは、原水が実際に戦争で活躍するってのはまだ歴史上一度も無いし(活躍したら全面核戦争なんで映画どころじゃねぇってわけですが)、原水を持ってるのがソ連とアメリカしかないないので(いないことになってるので)、実質アメリカにしか作れない映画だからですね。
まぁたぶんこの映画に出てくるのは偽物でしょうけど、それでも偽物を作るにしたって他の国には資料がありませんので、ネタも無いし。
一般には原水の実力ってのも知られてませんしね。原水には核ミサイルが何十発も搭載されてて、1つの国家を消し飛ばすくらいわけないくらいの威力があるんです。ムチャクチャな兵器。なにより衛星に映らないので、動くミサイル基地といったところ。
そんなのが海底をうようよしてるんですが、誰にも手が出せません、無法地帯なんです。海底って。なんでそんなことが許されてるの?ってアメリカさんに言ってもハハハ、ってアメリカ笑いされるだけなんですけどね。
ともかく原水ってどんな感じなんだろ?ってのを知るには良い映画です、まぁ信ぴょう性は薄いですけど、無いよりは全然マシ。一般の人も楽しめるようにちょっと工夫されてるとはいえ、まぁ潜水艦好きじゃなきゃ手を出さない映画ですよね、しかも25年前の映画です、この映画を今更取り上げてるやつなんているんかw
ソ連崩壊を記念して作られた記念映画みたいな感じでもあります。
なんでこの映画に手を出したかというにほんとたまたまランキングで1990年の興行収入ランキングで見かけた、ただそれだけです。ショーン・コネリーはいいとして、主人公の俳優、アレック・ボールドウィンはいかがなものか・・なんでこの人?胸毛さわ~~、だし顔もどうもイケメンとはいいがたいし、CIAの情報分析官役なんですがインテリっぽくもない。ん~~??ずっと違和感がありますが、まぁショーン・コネリーはきちんと仕事をしておるって感じですね。
トム・クランシーというこういう軍事物の小説のパイオニアでありゲームシナリオも作る作家の小説が原作ですが、まったく知りませんでしたトム・クランシー。ほんと現代アメリカの作家、とか言われてもむこうではすげー人気があったりするけどちっとも日本では知名度無かったりしますよね。まぁIが現代小説にちっとも手を出さないだけなのかもですけど・・
しかしアメリカ人はこの、リアルな軍事もの、CIAエージェント!スパイ!みたいなのが好きなんですね。日本だったらもっとファンタジーテイストか萌えテイストみたいに、色をつけたがるもんですが、欧米はリアル嗜好なんですわね。もっとも最近は毒されてコミックに押されてますけども・・・。