2015年12月20日日曜日

SONGS 松任谷由実

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 あれですねまぁ映画番宣なんですが、NHKのクセに・・、ハリウッド映画なので予算がたっぷりあるっていう感じです。サンテックスの生家ってのがすげー興味深くて、複雑な名前からして貴族ってのはわかってましたが、あんな超弩級のボンボンだとは知りませんでした。ちょっとサンテックスが嫌いになった・・・。
 まぁボンボンが清貧というか清いものに憧れるってのは宮沢賢治や太宰も同じで、やっぱボンボンのほうが才能人の割合は多いですわね・・・。



 松任谷由実は生歌が安心して聞ける数少ないアーティストだなって思いましたね、オケ有りき、ルックスありき、みたいなのとは違って、それとIボイトレやってます。みたいなボイトレ風の歌い方も嫌味ったらしくて嫌です、自然でちゃんとしてる、プロです。取り上げる曲も「やさしさに包まれたなら」「瞳を閉じて」という、いいとこをついてますね。


 若い人は松任谷由実の全貌ってのがよくわからないと思いますが、Iは一応全部聞いてるはずなのでわかります。結婚して松任谷、になる前、荒井由実時代はほんとーーにすごくて、恐ろしい速度で名曲を乱発してました。ルージュもそうだし、ひこうきぐもとか、代表曲はだいたいそのデビューして三枚目くらいのアルバムまでで、そっからなんかリゾートだとかカトマンズだとか、ぽかーん、っていうところに行ってしまって、ちょっとスキーブームにのってリバイバル、ちょこちょこいい曲は出してますが、荒井由実時代のセンスは見られません。今回の新曲もいまいちですねw


 だからこれから聞こうってヒトは初期のアルバムは全部必聴です。

 他のアーティストでもこのデビューして何枚かまで、が伝説的な功績でそっから昔の自分に勝てないってのがたくさんいますよね、一発屋ではないにしても、若い時が一番良いっていう、特に音楽っていうジャンルはそれが多い、小説家や映画監督で処女作が最高傑作ってのは少ない気がする、マンガやアニメ、絵描きってのは処女作はド下手でひどい、ってのがむしろ多い。絵ってやつはやればやるほど上手くなるので、おっさんの活躍が多いですね。

 なんで音楽だけはだんだん良くなるってのが少ないんでしょうね。数少ないそのだんだん良くなるタイプは、ベートーベン、レッチリ、グリーンデイ、とか・・あとビートルもそうですね。音楽だけはアスリート的なものなんでしょうね、旬がひじょーに短い。