君の名は、につづいてゴジラまでも、シャバ受け映画を見ようのコーナーです。
今更ゴジラって、ぷぷぷ。って感じなんですが、なんですかねー庵野さんは最近は内容が無い映画を作るってことに舵を切ったのかもしんないですね。
内容をわざと持たせない、何にも感じないドライな感じ、っていうのを目指してるのかもしんない、たしかにそういうのがいいと思う時もあります、なんか重いのはもうウンザリ、もう何度世界を滅ぼしてるんだよ、もう十分だろっていう。
ただ客は庵野氏にはそれは求めてないと思うのですけどね・・・。
殆ど内容が無い、とにかくゴジラが現れてそれを倒す、そういう時に政府はこう動きますし、自衛隊はこういう風に動くんですよ、っていうシュミレーションを見てるような感じ。ワタシは軍ヲタじゃないんだなってのをすごく思いますね、こういうのが好きな人はいますよね、あれは何ミリ機関銃だとか、あのヘリの搭載ミサイルはこれこれで、F-2、とF-35の違いはこれこれなりでうんぬんかんぬん・・・。
でもやっぱり作家ってのは、自分の好きなものしか描けないんですよね、興味無いことを調べてめっちゃ資料を集めて書いたとしても覇気が無いというか、やっぱりそういうものなんです、好きなものしか描けない、好きな物語しか作れない。技術があればなんでもできそうですが、やりたくないものはやっぱやれないもんです。庵野氏はこういう軍だとか、組織、みたいなんが好きなんですよね、ワタシは軍も組織も特撮も好きじゃないんですなぁ。
ワタシは核爆弾があるのに未だに通常兵器に何兆円もぶっこんでる人類ってのは阿呆だと思いますけどね。まぁまぁここはナイーブな話しなのでこのへんにw
人類が軍事予算に使ってるカネを貧困対策に使えば、世界には貧困はなくなるし、最低生活水準ってのもぐっとアップするのは間違い無いんですが、ワタシはでもそんなことになるとはこれっぽっちも思ってないしそんなミライが来るなんて1ナノも思ってません。
この映画の見どころはとにかく自衛隊とか政府の協力がめっちゃあって、合成はCGだけども、ヘリとかの兵器は実物を撮影してます、よく許可とれたなーーー!!っていうカットばっかり。あとは岡本喜八のオマージュとEVAのセルフパロディネタです。
たぶんそのせいなんですけど自衛隊と政府を美化しすぎ、まぁ許可を取ってる分クソ無能な反吐が出る腐敗組織、なんてディスりまくった内容にすることは出来ませんからね、海外でもそう、政府の許可とか軍の協力を仰いだ場合、ものすごーーーく美化されております。悪口言えなくなってしまうんですよね、そういうとこは実写はほんとダメなとこですよね。
人種的な発言もNGですしな。あとコドモがひどい目に合うのも児ポ的なことで禁止。禁止事項ばっかしなんです。そりゃ戦後のなんでもありの時代のほうが面白いのは当たり前だって感じ。
でもなんかこの国には希望がまだある、だから大丈夫みたいな感じがあまりにも真実味が無いっていうか、ほんとにそう思ってる??って感じがする、そんな前向きな人じゃないでしょ・・・。
あと石原さとみの演技はひどい・・・、英語も出来る風で出来てない、日本人の英語ってやっぱ変だなーって思いますなぁ。出来るっぽく言うから余計変になるんですよね、もっと普通に英語をしゃべればいいのに、英語をできる設定があるので流暢っぽく話そうとするとめっちゃ変。