2017年3月27日月曜日

1978  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

ヤマトシリーズの一応完結編。完結編のあとにごちゃごちゃ続いてますがそれはまぁ・・・蛇足・・・というか・・・オカネ・・・


 ヤマトが地球を救ってからしばらくたち、ヤマトのことは忘れられて地球は復興によってまた人心が堕落しはじめたころに、白色彗星帝国なる悪い奴らが登場、ヤマト発進!!っていうまぁものすげーありがちといえばありがち、ベタ中のベタであり。最後のクライマックスもいうなれば、何億回こすられたかしれないほどの、日本人が好きな奴です。



 が!そのベタを押し通すってことは結局ベタってのは最大公約数ですので、みんなが好きなのを集めたことになるので、傑作として残ることになりました。


 いわゆる1980年台のガンダムブーム、でロボットアニメ、が主流になる前、マジンガーとかゲッターとかと同時に戦艦物ってのも存在したわけですね。まだまだ戦争のことを覚えているやつがおっさん世代にはいた頃ですので。

 戦争はいかん、みたいなことを言うけども、結局はなんだろう、カミカゼみたいな生き方が一番かっこいいよね、っていうのをいつまでいつまでも日本人ってのは忘れられずにいますね、ある意味怨念のように、かっこいいやつというのは、カミカゼパイロット、っていう擦り込みが拭いきれません。


 映画館で泣いたヒト多数ということなんですが、この世代ってのはやっぱり家族で戦争で死んだっていうキヲクを持ってるヒトがまだいることですから、おじいなりおばぁなりが。それにたいがいは貧乏くさいやつらばっかなので、言ってしまえば泣かすことは簡単です。同じ傷をえぐってやればすぐにおもひでぽろぽろというわけ。
 平凡でまだなんの過去とか悲しみみたいなのを持たないヒト、ぬくぬくとぬるま湯で育ったボンボン、こういう奴を泣かすのはこれは難しいですよ・・・。 そうなるとエロを使うより他ないってわけ・・・


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 昔のアニメの作画ってのは動画はすごい独特の動きをしますよね、なんか新鮮です、冒頭の白色彗星が星をぶっ壊すところの動画なんて、今ではなんか無い動きです、物理法則無視、なんかもにゃもにゃもにゃぁっ!!っていう感じで星が爆発します。おぉっ!なんだこの動きはっ!って感じw 今では爆発シーンなんて、ソフトウェアで一発処理なども出来ちゃうので、全動画のもにゃもにゃした動きはやっぱり面白いですね。
 最近のアニメのエフェクト処理でごまかしすぎててなんか肝心の動画がよくわかんないってのが多すぎる気がします、なんか見づらいよっ!!ってワタシは思う、動画枚数節約のためにごまかしてるってのもあるんでしょうけど。
  デジタルアニメでよくある、シェイクというのが画面を動かすやつもあるんですけどあれはよくないですねー、非常に良くない。そんな小手先のテクニックじゃなくてちゃんと作画で勢いを表現してほしいですよね。カメラのブレとかそんなの再現しなくていいから。