2018年9月21日金曜日

2010 End Of Eternity

注意点

*エスケープヘキサはメニューから使うのじゃなくて戦闘中にファーストエイドなどを使うようにして使うとダンジョンから脱出出来ます、最初ワタシも使い方がわからなかった。いちいち戻って戦う必要は無い。

概要
 

 SEGA、となっていますがTri-ACE制作でして、もろにTriACEのゲームです。

まず最初戦闘システムの意味がまったくわからずにGameOver、意味がわからなすぎて笑ってしまいましたw さすがトライエースやなぁってとこですね。最近のゲームでここまで全く操作がわからんことってある??

 というか全くワタシの予想と異なるゲームでした、なんかガンアクション臭い感じなので、あぁたぶん、空を飛べる感じのデビルメイクライみたいなゲームなのかな??って思ってたら、全く違って、ジャンプ攻撃が出来るヴァルキリープロファイル2を更になんかワープとかをプラスした、まさに斬新極まる戦闘システムです。斬新、と超展開、が合言葉の?トライエース、さすがです。
 戦闘システムは言葉ではまず説明不可なのでやってみるよりほかないですね。今までのどんなゲームとも違うルールって感じ。
 戦闘システムのみならずマップ移動も独特なのです。ハニカム構造のパズルにピースを当てはめて道を作るっていう感じ。さらに同じ色のピースをつなげるとフィールドにボーナスがかかる、みたいな調子。
 戦闘システムが独特極まりないのだから、マップはシンプルにすればいいのでは・・・?ってちょっと思います、少し詰め込みすぎなのでは・・。

 そしてモデリングがところどころ、ん?アレ?荒ない!?っていうのがあったり、やたらおっぱいネタと妙に着せ替え要素が充実してるのが、セガクオリティってやつなのかもしれません。ヒロインが可愛くない。主人公はうるさい。もうひとりの主人公はボケ担当。

 超展開のトライエースですが、今回はキャラクター、が全員サイコヤロウというかなんというか?w 妙なノリです。終始妙ちきりんなハイテンションのノリ、と神と死っていうシリアスモードが、ワンツーワンツー!って感じで交互に出て来て、ほんとに奇妙なノリとしか言いようがありません。

 でもシナリオ全体としてはそれほど超展開はしてません、最後は、ん・・・??どういうこと??って感じですが、そこはまぁなんとなく雰囲気モノです。
 あと終始、角と翼の生えた吸血鬼みたいな少女が登場するのですが、それに関してはぶん投げたままで最後まで回収されないで終わります。普通であれば、あれはどういうことやってん!?ってなりますけど、そこはトライエース、めちゃくちゃぶん投げて回収しないなんてのはいつものこと。
 いちいちすべてを説明しないで、キラキラ、チラ、と断片的に印象、を与えるっていう語り口はトライエースのスタイル、なんでしょうね。いやちゃんと説明してよ!っていうヒトと、あっさりしてて良いっていうヒトに別れると思いますが、ワタシはどっちかというと後者ですかね、ムービーがやたら長いということもなくサクサク進むのでゲームやりやすいです。


銃のカスタマイズなんですが、これは非常にわかりにくいです、なんか強くなってるのかよくわからん、基本後半に入手できるようになるのは強い、当たり前なんですけど、パラメータなどが独特で、カスタマイズの方法も独特で、ほとんど銃の形態をなしていないものになっていき・・って感じ。もう少しわかりやすくてよかったんじゃないのかなぁ・・・、銃マニア向けというわけでもまったくありません。本当の銃はあんな風には改造できん。チャージ加速度、という指標が現実にはありませんしな。
 


 とにかく攻略で必要なのは、マシンガンのチャージ速度とチャージ加速度だけです、集弾性とかが機能してるのかどうかまったくわからぬ。とにかくすごく簡単にいうとマシンガンにロングスコープエリートとロングレンズ、あとはサブバレルをつなげまくるだけです。
 ハンドガンに関しては、スクラッチダメージを確定させるだけなのでほとんどカスタマイズなんかいらない気がします。

 マガジンケースで特殊弾が撃てるのですが、ワタシは一発も使いませんでした。アーマーピアース弾が強いらしいのですが、闘技場で稼ぐくらいなら、普通にレベル上げしたほうが早い。
 マシンガン、ハンドガンともに両手持ちにしてしまうのでマガジンを持つ機会がほぼ一度も無かったです。
 

 難易度に関して

 ダンジョンに入ったら装備が変更できなくなる、これがイタイです。途中でアイテムボックス装備してなかった!エスケープ出来ない!って気づくと非常に面倒。あとバステの威力が非常に高い、毒、氷、電気、炎、全部強い。どれもくらうと最悪積む。このゲームの肝なのですが、常に位置取り、が大事なので回復、することが非常に難しいこともあり、一度バステになるともうどうしようもないってことが多々あります。
 逆にこっちが相手にバステもつけても強いです。ぶっちゃけバステを入れてしまえばほぼ勝ち、あとはハメ殺すだけ。
 ラスボスも普通に戦うと相当硬いのですが、燃やしてしまえば楽勝になります。

 あと攻撃力のインフレ率が半端ないです。基本防御力を増やすことがアクセサリーしか無いので、一発でHPの90%ふっとばされるなんてザラ。
 ただレベルアップするとHPが回復するという仕様があって、これをうまく使うことでボスを倒せます。

 あと中盤の終わりくらいに、ラガーフェルドというボスとの一騎打ちがあるのですが、こいつだけは別のゲームからやってきたのかってくらい激烈強い。強いというのか、ほんとまったく別のゲームやらされてる感じ。
 正面側面からの攻撃はすべて無効化してカウンター、しかもそのカウンターが一発当たれば即死級の威力。なんじゃあこりゃあ!っていう感じの強さ。
 勝ち方は、タイミングの勝負で相手の攻撃のモーションを見て、刃を飛ばすみたいなモーションになったら正面に突っ込みながらあいてが振り向く瞬間に撃ち、キャンセルして逃げるようにしてHGを撃つっていう感じ。今までのゲーム感とちがいこいつだけアクションゲームみたいな戦い方が要求されます。ゲームを通してカウンター、を使ってくるのはほぼこいつだけで、正直ラスボスよりも圧倒的に強い。ゼファーのレベルが低いとすぐに詰みます。

 すべてのサブミッションを攻略してメインストーリーもやるとだいたい40時間、裏面のチョイポリス攻略すると50時間というところでボリュームも、このゲームの戦闘システムにちょっと飽きてきたかなってところで終わるのでかなり良いです。この飽きてきたな・・・ってところで、終わるってのはボリュームとしてはベストですね。最近のゲームはやっと慣れてきた、ってとこでもう終わってしまうってのが多いのでこれは高評価です。
 つい最近HD版が発売されたみたいで、良作なことは間違いないのでやってみたいひとはやってみるべし。