2021年1月31日日曜日

カルドハイム  マジック・ザ・ギャザリング

  MTGに新しいパックが追加されましたね。

このカードが追加されるタイミング(スタンダードが切り替わるタイミング)が一番ワクワクしますね。

 カードがローテーションで使えなくなる、という仕組みはカネが無いガキの頃はなめんな、と思いましたが、オトナになると、楽しみなイベントになります。今はArenaみたいなネトゲで出来るからもっと楽しみだけのイベになりましたね。


 さてぱっと見た感じ


戦闘の神、ハルヴァール


やっぱこれでしょ、両面カードで、ハルヴァールもめちゃ強いんですが、それよりも裏の装備ですよね。


「装備クリーチャーが死んだら手札に戻す」


 いや!!!! 強すぎかよ、しかも2マナ!?白が絡んだデッキならマストカードですね。全体的に装備、アーティファクトが相当強化されました。ハルヴァールだけじゃなくて両面カードはほぼ全部強い。クリーチャデッキだけじゃなくて、色んなコンボデッキにも搭載できそうです。

 装備システム誰も使ってなかったし、一個前のブースターのパーティシステムなんかも誰一人使ってなかったクズシステムでしたが、装備の除去耐性カードがめちゃ充実して、ようやく変異やパーティシステムが日の目を見る時代が来たという感じです。


 それによって、アーティファクト対策、も必要になったのはいいこと、ほぼアーティファクト無視の環境でしたからね。


 ハルヴァールは明らかにバランスブレイカーですが、それでもクリーチャーデッキが強化されるのは喜ばしいこと。除去とかデッキ破壊、リサイクル、ローグ、が強すぎて、普通、のデッキが全然無い環境でしたもの。


 他にも結構面白いカードがたくさんありますし、ブースターのパワーも高めです、当たりパックといって良いのでは。

2021年1月27日水曜日

2020年 音楽まとめ

  だいたいこの時期に、去年のベストアルバム100! みたいなのを参考にして音楽をあさってみることにしています。


 2020年は教科書に乗るのは確実のエキセントリックな時代でしたね。でもそういう時にこそ名作ってのは生まれるもの、だから非常に期待していたのですが・・・



 がっかりでしたね。ここ十数年洋楽は不発。退屈な音楽ばっかりでした・・・。もういい加減ラッパーが高級外車をおれは買った、成功者だ。っていう音楽はうんざり。Youtuberがタワーマンションに住んでるって話くらいうんざり、一体いつまで同じ話してんねん。


 そりゃBTSが売れるってのもうなづけます。BTSがすごいっていうより、アメリカの音楽が落ち目なんです、アメリカの音楽、よりもさらに、アメリカの没落、そういうことなんでしょうね、音楽ってのは時代に敏感な芸術でして、一番早く時代を映す、アメリカの求心力の低下が如実に現れたってことなのかもしれません。


 もちろんまぁまぁ良い、くらいのアルバムはありました、が、これぇ!!っていうのは全然でしたね。Strokesのめちゃひさぶりのアルバムとかあったけども、イマイチ。


 結局のところ2020年いちばん聴いた音楽はいつもどおりBUMPのアカシア、でしたね、ポケモンとのタイアップ。BUMPも好き、ポケモンも好き、のワタシにはこれは卑怯という他ない、MVの出来も胸熱のサイ&コウ。これはほんとめっちゃ見た、MVを繰り返し見るなんてめったにないこと。見るというより流しっぱなしにしていましたね。ワタシだけじゃなくて自粛期間にこのMVを見まくった人かなりいたのでは?


というわけで 2020ベスト・アルバムは


Gorillaz Song Machine, Season One: Strange Timez 


 でした。18曲もある。一曲ごとに違うアーティストとコラボしてるので参加アーティスト多すぎ、豪華すぎ、ビリー・ジョエルもいるのかよ。MVの数もすごいいっぱい。とにかくなんでもかんでもぶち込みまくったお祭りごった煮アルバムって感じです。一つのアルバムとして紹介するような容量じゃない。

 音楽だけじゃなくて、イラスト、物語、世界観、そういうものが全部ミックスされていて総合点で優勝って感じですね。もはや音楽だけ、で勝負っていう時代じゃないのかも。MVがついてる曲のほうが再生数が一桁違いますものね。もちろん曲もおしゃんです。デーモン・アルバーンはやっぱおしゃんやなぁって感じですね。そろそろナイトの称号を与えられてもいいと思いますね。


 あとサワヤマ・リナが話題になっておりますね。宇多田ヒカルチルドレンがついに出てきたなってことか。

2021年1月16日土曜日

2009 テイルズ オブ グレイセス

テイルズシリーズコーナー


今回はグレイセスです。


 まずテイルズといえば戦闘システムですね。今回は

SS-LMBS (スタイルシフトーリニアモーションバトルシステム)

 この名前からもわかるように、相当複雑なシステムです。

 TP、いわゆるMP的なものがなくなり、じっとしてるとゲージが溜まってそれを消費して行動するというゲームに変わりました。これは今までのテイルズとは操作感がほとんどまったく違う。

 さらに今までバリエーションに乏しかった通常攻撃がものすごく複雑に進化、A系統、B系統、と○ボタンでのコンボと、Bボタンでのコンボ、が存在するようになりました。さらにそれぞれの技に特攻と斬撃とかの物理属性が加わりました。敵にそれぞれ、斬撃、射撃、毒、など弱点がありそれをつく必要性が生まれました。

 これによって、ほとんど使わない技ってのが無くなり、それぞれの技に存在意義が出るようになりました。

 

 今までもっとこうすればよかったのに、と思ってた部分をほとんど解決したといっていいと思います。

 今までのテイルズだったら得意の技をぶちかましまくるモノカルチャーの技ハメが主流でしたが、今回は間合いをはかったり防御したりスウェーしたりとディフェンスの比重が超アップ。とりあえず殴っとけばおけ、だったゲームから、ボクシングみたいな出入り、を重視するゲームになりました。ディフェンスを制するものが勝負を制す。

 ボタン連打してるとまず死にます、基本敵の攻撃力が高く、防御かドッジが基本。非常にテクニカルなロープレになりました。説明にある通り、華麗に、戦うゲームです。泥臭く突っ込んではダメ。

 

 ぶっちゃけむずい、ひじょーーにテクニカル。ぱっと横から見たらまったく何をしてるかわからないですし、それを制作も理解してるのか、最初は機能が制限されてるし、小出しにチュートリアルを出してくるのですが、その量が膨大、数時間チュートリアルやってもまだ全容がわからぬ、ってくらい、自分の思い通りに動かすのにすげー時間かかる。

 レベ上げやっといてー、って気軽に頼めません。


 主人公のアスベル、が結構なクセムーブでして、納刀、抜刀状態があり、B系統は抜刀から、A系統は納刀から始まるようになっておる、抜刀には剛体があって・・・・、最終盤になっても抜刀、をミスることがある。


 お気づきになったかもしれませんが、MPが無いので、フィールドでの回復はアイテムのみ。そこはむちゃくそ種類がある料理です、戦闘、飯、戦闘、飯、マッチョ製造機。


 他にもどういうことなん?ってなかなか理解しずらいシステムがあります。


 まずは称号システム、称号にはスキルがついていて、称号ポイントが貯まることでその称号のスキルが身につく、これはよくあるやつですね、マテリアシステムです。


 次にエレスポット、という・・なんでしょうこれは、アイテム製造機みたいなシステム、いろんなものをセットしておくとアイテムが増えたりするよってやつなのですが、アイテムだけでなく、素材、料理、魔導書など色んなことができすぎて、一体なにをしたらいいのかわからんという代物。便利すぎるがゆえにその機能をほとんど使わない、スマホみたいなシステムです。


 さらに武器の強化システムもありますが、これも複雑

武器にカケラをつけるとカケラが抽出出来るようになり、さらにカケラが成長した武器同士を合成することによって、宝石、として取り出すことができて、また宝石も合成することが出来る。また、カケラにはすべて、性質、が存在していて性質によって補正数値が伸びる。


 は!?


 なんでこのシステムがわかりにくいかというに、イメージとして想像できないからですよね、武器にカケラをつけて強くなる、までは理解できる、それが成長して、成長した武器同士を合成することで宝石として取り出せる。 は!?どういうプロセスなんだそれは?物理的におかしいだろ! 剣と鎧を合成したら宝石になるって!観念的すぎる。

 剣と魔法の世界に物理法則を求める時点でお門違いなんですけど、それにしたって脳がついていきませぬ。

 けれどもただ一つ言えることは、なんでもいいから武器防具にピースをつけまくって成長させまくったほうが得だってことです、考え出すとまったく意味がわからない。狙った性質のピースを集めるとかもマップ移動ができないので終盤までほぼ不可能だし。

 

 急に強いボスが現れる、これもテイルズあるあるなんですが、ほんと突然そいつはやってきます。いきなりグン!!っと敵が強くなる、一撃で死ぬ。全然攻撃が当たらない。

 そうなったら戦い方を変えないといけません、防御をずっとしてると赤防御、ってのになります、ギュン!ってなんか赤くなる、それから攻撃するとガードブレイクになるのでそっからコンボをつなげます。ガードブレイクじゃないとほぼ確実に防御、反撃されるようになる。


 戦闘システムはレビューなどを見ても非常に評価が高い。ワタシも同感、一つの完成形って感じ。いや戦闘おもろ。ザコ敵に突っ込んでいきたくなるくらい戦闘おもろです。


 ただ例によって、かなりの程度まで一本道マップ、ワールドマップに出られず、戻る、みたいなことが不可能。いろんなところに突っ立っているショッパーですべてが間に合うので不便は無いのですが、なんでしょう、ザコを倒したら街に戻る、ってのが習慣になってるので、街、に戻れぬ、ってのがなんか落ち着かない。

 というかワールドマップは無い、んですね、あるっちゃあるんですが、その上を歩くみたいな感じではない。絵の地図があってポイントに降りられるというだけでワールドマップをザクザク歩くみたいなのは出来ない。


 それもあって、ちょっとボリューム不足な感じもします、メインストーリーだけなら25時間くらいでクリア出来る。ワタシはロープレはメインストーリー50時間、裏面含めて100時間遊べる、が理想だと思うのでこれはちょっとボリューム不足。もちろんクリア後にもけっこう物語があったり、裏ダンジョン、裏ボス、も当然いるので、それまで含めると50時間、やりこむと70時間ってとこで、ボリューム不足、というわけではないんですがやっぱりもっとメインを膨らませて欲しいですね。

 *裏面っていうか、本編、と未来編、ってのがあって、本編をクリアすると未来編が遊べるのですが、なぜか別のモード?みたいな扱いで、本編で残ったイベントを取り戻せなかっったり、未来編をクリアするとまた本編に戻れるんですが未来編のイベントはこなせなくなったりとなーんでこんなシステムにしたの?っていう謎システムになっております。物語的には未来編まででちゃんとまとまるって感じなのでつくづく意味不明。



 プロットもそれによって、なんか薄い、消化不良って感じを受けます。3つの国が並び立つなかでそれに挟まれた領主っていうまぁいつものやつなんですが、途中からいきなり、宇宙に飛び出すことになり、3国の対立なんかどうでもいい!って感じですっとばされていきます。もうちょい手厚くやるべきですし、いきなり話がすぐに地球滅亡、になるのは早すぎるって気がする。一言でいうとプロットはいまいち。ワールドマップ歩けないのも不満点。


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 改善してほしいポイント

・いくらなんでもリチャード加入おそすぎる。

・本編では6人しか操作キャラがいずに少ない、いつも8人くらいいますよね?前衛タイプが実質アスベルしかいないし壁役をプレイヤーがやらないといけないので戦闘スタイルが限定される。

・相変わらずCPUがアホ。

・A技のボタン配置を変更させて欲しい

・会話シーンが長い、テンポ悪い

・ワールドマップを移動出来るようになるタイミングもおそすぎる。

・エレスポ普通にやってたらまったく成長しない

・アイテムの種類が膨大なのにソート機能、検索機能が無い。探すのに一苦労。

・未来編と分けた理由がわからぬ

・武器防具のデュアライズ地道に育てても後半ほぼ役にたたん。後から手に入るもののほうが普通に強いので。なんでテイルズは武器がしゃべる、っていうシステムをやめてしまったんですかね、あれ良かったのに。一つの武器を少しずつ強化するってほうが愛着が持てて良いと思ふ。

・特定の称号を獲得するためのレアドロップ、エレスポなど確率が厳しすぎ・・・。


2021年1月12日火曜日

2020 テレビドラマ 岸辺露伴は動かない

  ワタシがリアタイでテレビドラマを見るのなんて、再放送でやってた金八先生いらい、何十年かぶりですね。


 たまたま、ジョジョを読み返していて、たまたまテレビをつけたときに、たまたまワタシが唯一追っかけている俳優、森山未來が出ていて、たまたまそれがジョジョ四部のスピンオフだったのです。この偶然が何個も重なっている時、それは作品に呼ばれている時、たぶんこれは見ないとなやつだってことになりました。


 マンガの実写化ってのはワタシは大嫌いです、いや面白くなくしてどうする、っていうね、黒澤明リメイクと同じ、いやカネと時間を使って、つまらなくしてどうするのだって思う。


 よくマンガは一人で作る映画、マンガの映画的手法、みたいなことを言うやつがいますけども、マンガは、映画が進化したものです 収斂進化ってやつですね、蛇が足を捨てたように映画から不要な部分を切り離して進化したものがマンガ、マンガを映像化するってのは、まさしく蛇に足をつけてることにほかならない。というのがワタシの持論。


 だが!それはそうとして、天才がやるとなんでも許されるということもある、カワイイ女の子がやればなんでも許されるのとおなじこと、黒澤明はシェイクスピアの作品を脚色するっていう本来であれば愚行を犯してもいいし、キューブリックはナボコフのロリータの小説を映画化してもいいわけです。本来であれば絶対失敗するのに、天才は何をやってもいい。



 なんにせよワタシは森山未來をすごい評価してます、本当にただ一人、気骨がある若者(そんな若くないのかも)って感じがします。気概、志、そういうのがある、本当に希少な存在。SNS文化で、ファンに媚びるのは当然、って空気なのに、こぉ、意味もなく頭を下げない、っていうやる気みたいなのを感じるのですよね。


ちょっと話は変わりますが、飛呂彦先生は唯一、休まずに描いてますよね。


「カネの為に描いてるんじゃない」

 ってのを体現してる人だと思います。金持ちになったら描かなくなるって人が実に多い、鳥山明、井上雄彦、富樫某エトセトラ。口先ではなんとでも言えますけども、金持ちになったら、どんどん遅筆になるってことは本人がどれだけ言い訳をしたところで

「カネの為に仕事をしていた、金持ちになればもうどうでもよい」

ということゲロってるのと同じことになる。そうは思って無くても!です。本人がどう思ってようと関係ない、人間の意思を表すのは言葉ではなく、ACT ただ行動だけである。シェイクスピア、というわけ。


 読者としてはやっぱ裏切られたって思いますわね。もはや「カネの為に仕事をしてるんじゃない」ということを証明するためだけに、マンガを描き続けることが必要なんだと思いますね。


露伴自身が

「ボクがカネの為にマンガを描いてると思っているのかぁああ!!??

 ボクは読まれるためにマンガを描いている



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 さてドラマ自体なのですが


第一話、 女性の演技がダサいですね。まぁジョジョの女性キャラって現実には存在しないタイプばっかりですものね。理想や、スタイル、自分、独自性、キャラクターとして大事なものを基本的に、女性ってのは持ってないから、嘘くさくなります。現実にいないからこそ、そこに魅力を感じるわけですし。特に若くて美しくて聡明で、っていうナウシカタイプはぜっっっったいに現実にはいない。

 あと原作知らない人には意味がわからないと思うし、スタンド出ないのかーい。スタンドの独特のデザインこそ、奇妙、なのに。

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第二話  「くしゃがら」 

 これはおもろーですね、原作確か読んだことあるんですけど、原作が面白いですものね。禁止用語リスト、なんですが、集英社は特に!!! この自主規制検閲が厳しいのですね、富樫氏なども言ってましたが、ほんとーーーに、使ってはいけないコトバが多すぎるし、さらに最近どんどん増えている。言葉狩りです。集英社だけでなく、社会全体に、規制コードと検閲は増えています。例を出すと、たぶん ナチス、 というコトバ自体が禁止になってます。ナチスについて語ること自体、存在したということを抹消しようとしてます。



 YOUTUBEでよくBANされた、ってのが話題になりますけども、BANしてるのはAIなんです。

  AIが勝手に検閲をしている


 これってよく考えたらめちゃくちゃ怖い話じゃないですか。BANの精度がいい悪いの問題ではなくて、AIが語って良い内容、存在してよい情報、を選択し始めたら、人間の思考の範囲、をAIに委ねることになる。

 もちろん今のAIってのはリストにあるワードは即BANっていう単純なプログラムなんでしょうけど、それに犯罪者のリストとか、社会に悪影響を与えたリスト、ワード、構文、ってのを自動学習していかせたら?

 自分は自由に考えられる、と思ってはいても、知らずしらずのうちに思考をコントロールされることになりますね。


 


 

2016 Fate grand order

 



別にワタシが説明するまでもない大人気ソシャゲなのですが、昔やってみた時は、なんでこんなのが流行ってるのかわかんない、と思いました。

 単純なターン制ロープレですやん。FF4のほうがおもろいやん。


 でもあるきっかけでジャンヌのイラストを描いてみて、公式のジャンヌのイラストのクオリティの高さに圧倒されました。ぱっと見、はそんなたいしたことないのですが、立ち絵、を見ると驚くべきイラストクオリティ、なんだこれは。

 これは人気が出るわけだ、と思いました。イラストのクオリティのばらつきはめっちゃ激しいのですが、力が入ったキャラのイラストはソシャゲ随一高い。一見、簡単そうに見える、のですが、よく見るとすごいよく出来てる。アズレンのイラストと逆です、一見めちゃくちゃ派手ですごい複雑そうに見えますが、ちゃんと見ると、そこまで難しくはない。

 だいたい同人の絵師のほうが公式よりも上手いってことが普通ですが、公式のイラストが圧勝ですねジャンヌに関しては。目、とか髪じゃなくて、武器とか鎧のデザインを見て下さい、しゅごい。


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ゲームシステム自体は、無課金勢には非常にシビア、カネ出せ!という声が聞こえる。


 ぶっちゃけた話、キャスターアルトリア★5、をひけるかどうかってところもあります。ただ無数のカードがあるなかで狙って星5を引くのは無課金にはまず不可能。有料ガチャPUを狙うのが常道のよう。

 それくらいキャストリアは無茶苦茶強く、やりこみ勢は持ってて当然、それありきのゲームバランス、って感じなので、まぁゲームバランス的には完全崩壊してますね。

 キャストリアはいわゆるヒーラーの最強カード。ぶっちゃけアタッカーはどれを使ってもたいして変わらないです、一応相性があって、バーサーカーと上位クラス?が汎用性高いですが、とにかく火力を出すってことで同じ。

 ただヒーラーは数が少ない上に、どうあがいてもやっぱり必須。ようするに僧侶です。

 わかりやすく言うと僧侶がウルトラレア(0.01%)のドロップアイテムでしか出ない、っていう感じのゲームバランス。

 ゲームバランスだけを見れば、これは超クソゲーです。普通のロープレなら批判殺到、プログラマー!ゴース!ってザコシ風に言いたくなるところ。

 それの救済として、復活できるアイテムとか、令呪が一日1マス使える、みたいなこれまたバランスブレイカーな超ドーピングシステムがあります、ぶっちゃけそれなきゃ無課金では勝てない。


 ソシャゲってのは基本全部ゲームバランスがぶっ壊れてます。だからワタシはソシャゲ(というかガチャゲー)は好きじゃないんですが、時間があんまり無い、カネを払ってレベル上げの時間を無くせるならそれでえぇやんって考える人もいる模様。それもまぁ好き好きですかね。ガチャゲーってのはつまりデジタルのTCGなんですよね、資金力でレアカードでガチガチに構築するのが強い。海馬じゃないですが、カード揃ってない時点で戦場に立つ資格なし。


  でもこのゲーム対人対戦、ができないから、そんなに育ててどうするの?って気もする。やりこみ勢はほぼカンストのキャラを何人も持ってますけど、もう倒すべき相手がいないのでは?そして対戦ってことになったら、たぶんみんなほぼ同じ構成になるだろうし。

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 プロットは、キャラがわんさかいて、スパロボ的お祭りゲーみたいに多少ごちゃごちゃしていますが、逆にそういう無茶な設定を強引にまとめあげてる関係で、これまで聞いたことない、新鮮、な物語になっています。普通アーサー王の騎士団とエジプトのファラオが戦う、なんて話考えつかない。意味がわからないですもの。どういうこと???って感じで続きが気になるようになっています。でもいろんな時代のキャラを出したいっていう制約が、逆に新しい発想をもたらしたというわけなのですな。


 制約こそ創造の母 ゲーテ。


 あとどんどん拡大を続けるソシャゲなのでボリュームが死ぬほどある。普通のロープレの4倍くらいすでに存在してます。



 なんにせよ、ゲーム、に限らず、物語、において、キャラクター、ってのがやっぱり一番大事なんだなぁってことですね。ゲームバランスがぶっ壊れてても、プロットが無茶苦茶でも、キャラクター、が魅力的でさえあれば、グイグイすべてを引っ張っていってくれる。

 エロくてカワイイキャラさえ出しときゃいいんでしょ、と思われがちですが、エロスってやつは笑いとかファッションと同じように捉えたと思うと捉えられないものです。

 定式化された時点でエロくなくなり、面白くなくなり、ダサくなる。けれどエロくない、面白くない、ダサい、ということになったら、逆にそれがエロくなり、面白くなり、逆にかっこよくなる。

 みんな服を着てると裸がエロくなるが、みんな裸になると服がエロくなる、みんな無茶苦茶な漫才ばっかりやってると正統派が面白くなり、みんな同じような正統派漫才ばっかやってると無茶苦茶にぶっ壊したものが面白くなる。

 公式化できないからこそ廃れることもない、常に変わり続けるものです。逆に音楽とかっていいものはずっといいから、古いものでもずっと残るし、新しく初めた人にはもうすべてやりつくされていてやることがないってことになる。

2021年1月6日水曜日

1978 コブラ 寺沢武一

  ワタシが読んだのはフルカラー版。


なんだかこのマンガ、連載履歴が錯綜していてよくわかりません、最初ジャンプで始まったのですが、そっからクビになり、いろんな出版社を渡り歩いてるみたいです。このフルカラー版ってやつが、どういう時期の作品なのかわからぬ。


 作画のクオリティは非常に高くて、劇場アニメとしても全然通用するような絵を縮小して小さなコマにしてる。(・・・のではなくアニメを再編集してマンガのコマにしてるのかしら?たぶんそうですね、とくに背景は)


 ただデザインは非常にダサい、ダサいっていうかアメコミでこういうのよく見る。まぁ古い作品なのでダサいのは当然であります。

 あと面白くはない。いわゆるベタベタのアクションなのですが、SFというテイストが加わってるってことですね。コブラは強くて、だいたい弾が当たらず、全然死なない、不死身のコブラ、で、最後にはなんだか知らないが勝つ。サイコガンは撃つ人間の精神力で威力が変化するという都合のよいチート武器。

 あとこれもなぜかはわかりませんが、だいたい女キャラはハイレグでケツばっかり見せている、マンガの半分はおんなのケツです。なんなんだこれは?



 作者の寺沢武一という人は、マンガを描くのにパソコンを取り入れた第一人者らしいです。さもありなん。とにかく作画のクオリティは高い。これ出来るんじゃん、じゃあ他のマンガもそうしてよ、ってくらい高い。でも値段も高い。一冊1500円もする・・・、そりゃ白黒でいっかってなりますね。カラー印刷っていつまでたっても安くならないものの一つですわね。

 でも今は電子書籍の時代だからカラーもコストはほぼ同じなので、マンガのカラー化が進みそうなもんですが、これが一向に進んでない。別にそれほど作業は増えないのですけどね、トーン切り貼りするほうが面倒。ただカラー指定をする作業がたしかにあります。

 電子書籍の時代、と言ってみたものの、まだまだ電子書籍の時代では無いですね、やっぱ最大の弱点は見開きができないことです。画面が小さい、といってA3のタブレットはバカでかいしそもそもそんなの無い。A4ですらあんま無いのでは?

 進歩してるようでなかなか進歩しないですよね電子書籍ってやつは。やっぱし読みづらい。


 そして議論は戻るんですが、たしかにカラーのほうが見やすいけども、カラーになったからって面白くはならない。作画のクオリティが高いにこしたことはないけど、それでもべつに面白くはならない。だから別に進化する必要も無いっちゃあないんですね、それが電子書籍化しない一番の理由かもですね。


 ただデジタルトーンっていうのですか、デジタルでトーンを貼っているモノクロマンガ、トーンがぐにゃぐにゃ~ってなってるやつ、あれは見ずらいのでまぢでやめてほしい。

2021年1月1日金曜日

1993 高校鉄拳伝タフ

  格闘マンガシリーズはいろいろありますけども、だいたいリアルファイト系と、ファンタジーファイトに別れます。

 ファンタジーファイトってのは、拳圧による真空刃がぁ!!!ってやつ。そんなわけないやんってやつ。


 このタフはそれが微妙でして、五年殺し、みたいないかにも中2っぽい技もあるけれど、地味でリアリティのある寝技の攻防などもあって微妙。寝技が多いってのがタフの特徴ですね、必殺技のほとんどは寝技、タイマンでは寝技が強い、っていう現実に即したものですね。ただ相手が多いと寝技は自殺行為。


 刃牙も最近はファンタジーになってきてますが、まぁ格闘マンガってだんだんファンタジーになっていくものなのかもしれませんね。まじにリアルなこと言ったらでかくて強くて速いやつがどうやっても強いです。チビだけど強い、細腕だけど力がある、そんなのありえない。


 ただ周りでタフを読んでるってやつ見たこと無い、刃牙はなぜか女子でも読んでる人が結構いたりするけれど?刃牙よりも作画は最初はへたっぴーでしたがだんだんと写実的でクセの無い絵になっていきます、写真加工を多用しておる。

 スッキリして読みやすいと思うので、筋肉好きな女子にも受け入れられそうなもんですが、なぜか人気が無い。まぁかっこよくはない、でも刃牙も別にかっこよくは無い気がするけど・・・。


 刃牙の真逆のマンガでもあります、わざとそうしてるのか?ってくらい。親父は親ばかでコドモの為に命がけで頑張るっていう親子愛マンガ。ワタシは個人的に家族ものってあんまし好きじゃないので、う~~む・・・。そして面白いのか?と聞かれるとそれもう~~~ん・・・、つまらなくは無いです。ただ必読、というわけでもない。


 シリーズは第一部完ってな感じで、現在も続いております。もうすぐ30年近くやってる超長期連載になっておる、だからやっぱある層には刺さってるんでしょうね。ワタシの個人の趣味的には、まぁまぁ、ってとこです。