2024年11月4日月曜日

1997 OncePiece 23巻 アラバスタ編

  綺麗にここ23巻までがアラバスタ編となっておる。


 超長編、普通のマンガならここで終わりかねない話の長さ。リアルで数年ずっとやってましたね。


 読んで気づきましたが、ワタシこのアラバスタ編初めて読みました、見た気になっていただけだったみたいです。


 ・・・みなさんの感想はいかがかな?


 ワタシはやっぱしっくりこなかったですね。


 ビビっていうキャラがしっくりこんってのが一番大きいと思う。とにかく国を大事に思う優しいお姫様で、誰一人犠牲にしたくないっていう、典型的な聖女キャラというか、正義の味方すぎるキャラ。どーもワタシはこういう、薄っぺらなキャラは好きになれない。

 キャラクターってのはもっと、アンビバレント、いいところも悪いところもあってしかるべきだと思うのです。完全な善キャラ、みたいなのは好かないすなぁ・・・悪いところが一つもなさすぎるんですよね・・・


 それともうひとつ気になるのが、死んだと思ってたが実は生きてた、っていうのをやりすぎですよね、クロコダイルが殺した・・、みたいな描写されて本当に死んだキャラは1人もおらん。

 イガラムもあんなに派手に散ったのに、実は生きてた・・・その理由みたいなんはなんもない。クロコダイルの攻撃弱すぎるんですわ・・・結局誰も倒せないのはオマエなんや・・・あとなんでクロコダイルはずっとちんたらちんたらトドメを刺さないでいるのかもわからん・・・、実は最後にクロコダイルはいい奴だったのだ、っていう裏切りがあるなら、はっ!そうだったのか!!ってなるけども。そういうわけでもない。


 こういう実は生きてた系はワタシは萎えますねぇ・・・少年漫画だから仕方ないのか・・?でも力石実は生きてた、とかラオウ復活、なんてのは絶対にやっちゃいけないじゃないですか、じゃあ今までのあれはなんやってん、ってことになるから。

 アバン先生実は生きてた、もすげーがっかりしたものね。

でもファンレターとかでアバン先生蘇らせてくれ、みたいな意見が多かったみたいなこともきく、読者ってやつは、まぢでビビみたいに、なんも考えずに誰も犠牲にしたくないっていうあさーい読者ばっかなのかしら・・・


 当たり前ですが主要キャラだけ何やっても死ななすぎ、ずるい・・・、ルフィはなぜか毒くらっても効かないし・・・


 でも全体の物語としては、こういうことがやりたいのだよね、っていう意思はよく伝わりますね、若い作家の作品っていう感じかしら・・・


 読者の評価が気になりますね、まったく何の違和感もなく、ビビかわいい!感動的な話だ!っていうあさーい理解で感動してるのかしら・・・だとしたらすげーイヤですね。