2025年8月11日月曜日

1998 0528 レイディアントシルバーガン

  伝説のシューティングゲームと言われているソフト

 

シューティング、ではなくてシルバーガンというジャンルのソフトだと言えます。

 

 シューティングというととにかく敵のタマをよけてひたすらうち込む、単純明快なシステムなのですが、このシルバーガンはまったく違っていて

 

 まずパワーアップアイテムはありません。

 

武器を強化するには スコアを稼ぐ  必要があります。

 いわばやりこみのためのボーナス要素でしかなかった、スコア、が攻略に直結する、というシステム。スコアではなくて経験値と言ってもよいかもしれません。

 

 で、そのスコアを稼ぐには

 

 三種類の敵のカラー、を揃えてを倒すことで、チェイン、して点数を稼がないといけません。 

 同じ色の敵を倒し続けるとボーナスが入るというシステムなのです。

 

 だから  何も考えずに撃っていては詰んでしまいます 

 

チェインがつながるように倒す順番、倒す敵、ライン取りなどを考えて効率的にスコアを稼ぎ、武器をいかに強化するか、それがシルバーガン。

 

 全部倒しちゃだめ、それがシルバーガン。シューティングとはまた別のシルバーガンというジャンルなのかもしれませんね。普通のシューティングとはこっちの取るべき挙動がまったく違う。

 

 ステージ構成も独特で、道中がほとんどなくて、ほぼずっとボス戦のみ、ボスが道中を兼ねているって感じです。

 

 ルート分岐もまた独特で3から始まり、過去編である1,2ステージ、未来編である4、5ステージっていう感じ。

 

 物語はシューティングの定番である人類がほぼ破滅してるっていう世界なんですが、不思議なミステリー要素っていうのか、不穏な未来感みたいなのがある。でもデザインとかノリはアニメ風で軽めとなっておりやす。

 

 操作は種類の武器と、敵のタマを切れるソード、このソードで敵弾を消し続けるとボムって感じです。武器の切り替えがボタン同時押しだったり、ボムをキープしておくことが出来なかったり、これも非常にむずい。

 さらに武器ごとにレベルがあるので、どの武器をどう使ってどうレベルをあげて・・・シューティングなのに攻略法が無数にある 

 

 難易度は正直バカ高い。Very Easyでも死んで死んで死にまくる。シューティングってそもそも難易度が高いですけど、ボスの数も多いし、システムも理解してないといけんし、ギミックも初見殺しとかいうレベルではない。 

 

 この「新しいシステムを作る」、ってのがゲームを作るってことなのだとワタシは思う。このシルバーガンは本当のゲームです。

 けれどまぁ昨今に限らずですけれど、ソウルライクゲーム、メトロイドヴァニア、ローグライクなんとか・・・、みたいに、既存のフォーマットの型に自らハマりにいってしまうヒトが多いし、プレイヤーも型にハマったものを求めるようになっている。 ゲームエンジンが固定されてきて、そういう型にハマったものを作るのが一番簡単にもなってきている

 

 確かに新しいシステムってのは、覚えるまでがしんどいし、ハードルがバカ高い。 つまるとこ売れ行きもよくない。このゲームも当然ながら大ヒットはしてない。

 まぁこのへんは、本当はお金が好きなのか、本当はゲームが好きなのか、クリエイターが試されるところでもありますし、プレイヤー達、のレベルとも言える。

 文化が死ぬのは、客のレベルが下がった時。