ワタシはプレイしてません。実況者さんのプレイを見ました。
龍が如くシリーズってのは不思議と、誰かがプレイしてるのを見守るほうが楽しいんですよね。誰かと一緒にプレイしたくなるゲームなんでしょう。映画と一緒で、見た後に感想を言うのが楽しいみたいな。
自分でもプレイしたいけども時間がかかりすぎる・・・
今作から完全シリーズリスタートというわけで、主人公が桐生ちゃんから、春日一番にチェンジ、さらにアクションゲームから、ターン性のRPGにチェンジと、本当にゲームのシステムが根本から変わっております。
アクションロープレが主流になってきているのに、あえてクラシックなターン制RPGに変更するなんてなかなか斬新な決断ですわね。
ゲームの中でも宣言してますが、ドラクエ、みたいな世界にしたかったとのこと。
こういうシリーズリブートみたいなのが、いきなり成功するってことは極めて稀で、こんなの〇〇じゃない!って古参は怒るし、新規は、じゃったらシリーズリブートじゃなくて完全新作を作ればいいんでないかい?と思う。
けどこの7は非常によく出来ていました。
なんでしょう、このシステムが新しくて斬新だ!っていう、新たな発明、みたいなものはないのですけど、すべてが完成度高く、きちんと作られていますね。
シリーズリスタートでもありますが、旧作ファンへ向けてのファンサービスも過剰にはならないけれども、ツボを抑えていて非常にクール。
ほいでなんといってもやっぱりこのゲームはシナリオが肝。ドラマティックRPGとうたってるように、物語、ドラマが物語の肝。
まず主人公が40代の男ってのがスーパーレアケース。殺人罪で18年食らったムショから出てきた、どん底、の男。春日一番が、どん底から仲間を見つけて這い上がる。仲間もホームレスや、60代の老人など、ほかのゲームではまず見られない構成。
もちろん若い女や、イケメンも後々登場しますが。美男美女しか基本存在出来ないソシャゲの世界へのアンチテーゼというか。
龍が如くは、これで行くぜ、これで面白いゲーム作ってやるぜ、っていう志の高さを感じましたね。誰もが、世界で売れるようなゲーム、ってことでユニヴァーサルで普遍的なものを作っていますが、龍が如くは、これが日本のゲームだぜ!っていう意思を感じる。
海外の人たちは、やっぱり日本やべぇ!!ってなったでしょうw
どん底から仲間を見つけて這い上がる、ってのがこのゲームのテーマになっていて、刺さるヒトには非常に刺さる。他にもいろんなヒトを刺していますが、やっぱり0からのリスタート、それがこのゲームの物語でもあるし、龍が如く7というシリーズの物語でもある。
何も持たない者たちが、力をあわせて富豪や権力者、体制と立ち向かう、それより面白い物語ってあるかい??
ワタシは恋愛、SF、ポストアポカリプス、ゾンビ、などよりもやっぱこういう物語が一番好きですね。恋愛はどうか知りませんが、それ以外はすぐに人類が滅びてしまう。殺すな、とは言わないけど、重さ、が無い。重さ、ってのが無いのはつまらないものです。スカスカなんです。
モデルガンマニアだって、銃に重さ、と反動を求めます。発泡スチロールみたいに軽かったらそりゃ持ちやすいし邪魔にもならん。けど重さ、がないとつまんない。
新しい主人公「春日一番」これが好きになってもらえるだろうか?結局ここがすべての肝だと思いますが、見事に成功しております。春日一番好き、ってヒトワタシの周りでも非常に多い。シリーズ全体でもフェイバリットに挙げるヒトもいる。
キャッチコピーは「人生は冒険だ」。 らしいです。こんなストレートなキャッチコピー久々に見た。