2022年1月11日火曜日

2013 ドラゴンズクラウン ヴァニラウェア 

 ヴァニラウェアから発売されました、ベルトアクションRPG。

どういうゲームかと一言で言いますと、ファイナルファイトにウィザードリィのような探索育成要素が加わったゲームです。
 ダンジョン探索の部分が、ベルトスクロールアクションになったと思えば良い。あるいはキャラの強化育成が可能なファイナルファイトだと思えば良いです。
 完全にウィズへのリスペクトとして作られていて、キャラの種族、世界観、ボスがドラゴン、モンスターのデザイン、戦闘に参加しない盗賊、街へ帰らないとレベルが上がらない仕様、ヴォーパルバニーなどなどなど、ガチガチにウィズファン感が出ています。

 はじめに言いますが、この作品知名度は低いかもしれませんが圧倒的に名作。ベルトスクロールアクションのアクションゲームって面白いけどすぐに終わってしまう・・・っていう弱点を、育成要素もりもりで死ぬほど遊べるようになってます。プレイアビリティもかなり良好。バランスも相当練られている。
 でもモンハンと同じくある程度以上になるとオンラインで戦うのが前提となっているのが残念・・・、ワタシみたいなソロイストには、エンドコンテンツに向かうにつれて壁が現れます。アクションゲーム全般に言えることですが、NPCはアホです。ザコに大魔法連発したり、トラップにかかりまくったり、特に困るのが敵ボスの絶対防御しなきゃいけない技、みたいなので確実に一掃されてしまいますので、ボスは一人で戦うハメになる、けどオンライン協力で戦うようなバランスなので一人だとかなりきつい。
 あとキャラが6キャラいるんですが、経験値が共通じゃないので、別キャラ育てるのが相当しんどい、せっかくいるのにあまり使えないのはもったいない気がする。あとウィザード、ソーサラーの魔法使いタイプはやっぱりオンラインで他の前衛キャラが頑張ってくれてるのが前提となっています。

物語はあってないようなもの、それがウィズスタイル。典型的ハクスラ作品です。物語はなくて世界観だけがあるっていうスタイルですね。ゲームってのはそういうほうがいいのかもしれん。

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キャラの特徴
ファイター  初心者向けとあるようにディフェンスが硬いしコンボも単純でとりあえずがちゃ押ししておけばなんとかなるし、オンラインならヘイト集め、タンクとして一人は欲しいみんなに感謝される肉壁。ただ対空が弱いし、ボスはだいたい空飛んでるのでソロには実は不向きだと思う。

アマゾネス  実質主力の回転ノコギリ、ディフェンス無しでバチバチにアタックするダメージソース。コンボを入れれば入れるほど攻撃力が上がるので、とにかく攻撃しまくる。スピードやコマンド入力が早くて追いつけなくなり、画面のどこにいるのかもわからなくなります、ダメージを喰らうとあっさり落ちるのでややムズですがソロならアマ一択という感じ。ある程度なれてくると、空中戦法で敵の攻撃を食らわなくなるし、難度上がってきたらパワーインフレで当たる=死。なのでアタック極振りで良い。ライダーキックで移動も早い。
 アマ、アマ、ファイター、ソーサラーというパーティーが一番バランス取れてると思います。

ドワーフ  投げ技担当で、ベルスクというと投げが最強というのが一般なのですが、このゲームボスが人間ではないので、でかくて投げられないので投げの活躍の場が少ない。不遇キャラ

エルフ   弓で戦うキャラなのですが、弓が弾数制限ありなのでなかなか厳しい。火力なら圧倒的にアマですし、バランスが良い=中途半端です。キャラデザ的には一番好み。

ソーサラー 唯一といって良い回復技持ちなので、マルチなら一番モテるキャラ、つまりヒーラー。ソロだともちろんザコ。

ウィザード 本家ウィズではウィザードが一番の火力で重要なキャラなんですが、魔法に回数制限があって、使いどころを選びます。瞬間火力では最強なので、フィニッシャー担当です、が、いなければいなくてもいい。アマゾンの集団戦闘のほうが継戦能力が高い気がします。ソロだともちろんきつい。どうしても勝てないボス担当。