2022年8月30日火曜日

2017 ソッカの美術解剖学

  韓国の美術解剖学の教科書


 マンガの挿絵がいっぱいで読みやすい感じですが、内容は相当しっかりしてます、この手の解剖学の本で一番充実してると言っても良い。ページ数も600ページ以上あって辞典みたいな本で、かなりの力作。


 あとがきにも書いてあるのですが、解剖学の本(というか医学系の本全般)っていうのは、ほぼすべて西洋人を基準にしていて、東洋人がモデルになってる本は無い。

 たしかにそうだ、解剖学、っていうもので東洋人がモデルになってるのをまったく見たことがない。絵のスタイルも東洋人フレンドリーなタッチです。


 あとたいていの医学系の本、というのは教える気が全くない。読み手に教えることよりも、自分のメモみたいに情報を正しく記すことだけに集中してるから。知ってる人が確認するように出来ていて、知らない人が読んでも何もわからん。

 この本は作者が教師ってこともあって、ちゃんとわからせる為、に書いてあります。文句なしに名著判定。


 ただ普通に絵を描くのにここまで詳細に正確に描く必要は全然ないw マンガとかで内側の骨がボキボキィ!ってなってるよ!みたいなXレイみたいなエフェクトを使いたい場合にはこういう骨格とか大事になる。

 あと3Dモデリングにはアナトミーの知識がめちゃ必要です、2Dでは描かない部分がどうなってるのかモデリングだと必要になる、知らないってことで誤魔化せないから・・・

 でもなんにせよ有用な情報がたくさん乗ってますので、サーッと読むのにも最適。でも何分大著でフルカラーなので値段も高いので買うのはちょっと・・・、図書館などで探しましょう・・・


 あと別にこの本のせいではないのですが、科学系の用語を漢字で覚えるのは無駄です、どうせ英語でまた覚えるハメになる。二度手間。教育はまだ日本語で科学教えてますが、本当に時間の無駄。自然科学系で日本語使うのやめるべきだとワタシは思う。


 昨今、というか21世紀になってから、韓国、中国のイラストのレベル、が上がり、さらに3Dモデリングでは日本はかなり大差をつけられておる気がします。ただ韓国は南北で分断されていて市場の規模が小さいということ、中国は少しでもエロい絵は違法だし、表現できる範囲も限られるという圧倒的ディスアドバンテージを背負っています。

 だから作品としては、技術がちょっと劣っていても日本のものがまだまだ一番おもしろいですね、上手ければ面白いというわけじゃない、画像が綺麗であれば面白いわけじゃないのと同じで。

 西洋はやっぱ基本的に美的センスが違うので棲み分けは出来ている。

 日本のアニメ産業は超絶ブラック企業で、中国のほうが給料が高いってのをよく言われますが、まぁカネがほしいならアメリカでIT企業でもやればって話なんで、ある程度自由に作品を作れるってことがやっぱワタシは一番大事だとおもふ。

 アメリカは無修正でなんでもできると思われがちですが、向こうはむこうで子供関係、人種関係、国籍、宗教、労働組合など別の制約がガチガチだったりします。

2022年8月27日土曜日

1926 アクロイド殺し The murder of Roger Achroid アガサ・クリスティ

  アガサ作品でも有名な作品の一つで、推理小説ベスト100みたいなのの常連。


 そしてもちろん種をあかすわけにはいきませんが、アクロイド論争 という論争を巻き起こした、曰く付きのトリックを用いております。どうやらアクロイドからこれが始まったらしい。だから歴史、としてアクロイド、はずっと残り続けるでしょうね、これの出発点として。初の長編カラーアニメとして「白雪姫」が歴史に残るように。


 文句なしに名作でして、どこが名作なのか?と言われると説明出来ませんが、雰囲気、オーラをまとった作品であるのは疑いありません。なんか、この作家ノッてる、調子よくグイグイ書けているってのが伝わってくるのですよね。

 ポワロが引退した、みたいなことが書いてありますからかなり晩年の作品なのかと思いきや、これはポワロの3作目にすぎず、このアクロイド、によってアガサは売れっ子作家としてスターダムに輝いたというわけです。


 作家にはゾーンに入ってる時期ってのがあるもの、それが10年なのか、はじめの数年なのか、中年なのか、晩年なのか、ロングスパートで長いこと続くのか・・・ってのは人それぞれ。晩年にピークを持ってくるような作家はごくわずかであり、だいたい晩年にピークが来る、大器晩成型は大作家の場合が多いです。人生の最後にピークが来るような大作家をワタシはドストエフスキーとベートーヴェンくらいしか知りません。シェイクスピアでさえ晩年の作品は失速しています。

 

 ともかく明らかにこの時期のアガサはノリノリの怖いものなし、ゾーンに入ってるってがビシビシ伝わってくるのです。


 あと、頭の弱い女性、ってのを描かせたらアガサに並ぶものなしですね。男の作家が馬鹿な女を描かせたら、なんとなく女性蔑視って感じだし、たいていの男性作家は、阿呆な女、みたいなキャラクターをはなから作りたくありません。嫌な女というのはいますけども。シェイクスピアでも、阿呆な女ってのはほぼ登場しない。女性にはたいてい好意的です。

 アガサは同性ですから、ズバッ!!と、でも湿っぽくならずに、ヘイトも加えずに、あぁこういう阿呆な女っているよね、っていうのを生きてる感じで描けてますね、これは真似できんなぁと思ふ。

 たいていの女性作家だと、もっとネチネチした、こういうのムカつく、みたいな陰口みたいな感じになってしまうのですが、アガサはパキっとしてる。

 女性の描き方だけじゃなくて、アガサの作品ってのは、全体的にドライでパキっとしてる、ミステリーというとすぐにエログロに走りがちなものですが、アガサのドライな感じってのは、ホームズと並んで、一部の読者だけじゃなくて、みんなに愛される作品の共通点だと思いますね、下ネタに逃げない。しめっぽくなく読みやすい。読後感もさわやか、これはアガサ作品制覇したほうがいいかも・・・

2022年8月21日日曜日

1985  ケンブリッジのエリート達 リチャード・ディーコン

  ケンブリッジの有名な秘密クラブ、使徒会、の歴史についての本。


 ケンブリッジには使徒会、あるいはソサエティ、という超有名な秘密クラブがあって、エリート中のエリート、有名人が多数在籍していました、ケインズ、ラッセル、ウィトゲンシュタイン、ヴァージニア・ウルフの夫のレナード・ウルフなどなど枚挙にいとまがない・・・


 この本問題もありありで、時代的なものなんでしょうけど歴史を描いてるっていうよりは、この作者の言いたいことを言っているっていう、悪い歴史本のやつです。歴史で事実を述べてるように見えて、実は作者が言いたいことだけピックアップして神話を作ってるっていうやつ、だから注意して読むべし、でもそういうとこが80年代の本っぽいという気がしますね。

 本の半分以上は、共産党、というかソ連との関連の話ばっかりでして、筆者ははっきりと反共産主義です。現在、共産党シンパなんてほぼいるわけないでしょうが、80年代はまだまだ右か左か、みたいな話をしていたわけですね。


 思想とか哲学とかいうものは一切無くなった、それはたぶん90年代ぐらいですかね、やっぱりネットが、学問、みたいなものを全部ふっとばした。

 情報革命と共に、教養、学問、みたいなものはなんの得にもならん、ということをインターネットが暴露したって感じです。

 結果的に残ったのは、「何が利益になるのか」、このただ一つの判断基準だけが残ったという気がします。一番効率がいいのは?何が手っ取り早くカネになるのか?基本的にはこれだけです。

 戦争とか争いとか、ごちゃごちゃ言ってますが、誰一人理想とか思想みたいなものはない、こういうふうに世界を良くしたい、みたいなものは何もない。ただ単に、石油がいるから戦争する、資源が欲しいから戦争する、生きるためには働かないといけない、利益、になるなら何をしてもよいし、利益にならないことは何もしない。利益にならなければ続けられないし、利益を出さなければ存続出来ずに生きることも出来ない。

 

 そしてそれはそのとおりなのです。カネ、というのも含めて、つまりは暴力。

最近の人にわかりやすいコトバでいうと「結局物理」。これが、学問、のたどり着いた究極の真理というわけ。そんなの動物にでもわかってた話。

2022年8月18日木曜日

2021 DUNE デューン 砂の惑星

  だいたいベストSF小説、みたいなランキングをとるとだいたい一位、悪くてもトップ3、という音楽アルバムでいうとリボルバーみたいな立ち位置にあるSF小説が原作となっております。


 原作は1965年の小説なので結構古い。ラピュタでオーニソプター(フラップター)が登場しますが、おそらく宮崎駿もDUNEから着想を得てると考えて間違いありません。そのくらい有名な小説。


 で何回か映像化されたんですが、いずれも酷評だったり、途中でぽしゃったりしていたのですが、今回の映画はいぃぞ、っていう評判を聞きましたので見てみました・・・


 ふ~む・・・確かに原作の雰囲気に忠実っぽい。けどもワタシは原作もあんまし好きじゃないのですよね、スピリチュアル要素が強すぎる。SFというよりも、ヒッピー小説みたいなテイストなんですよね。


 映画を見て、なんかスピってるなぁ・・・って感じましたら、原作もそんな感じです。予知とか幻覚、超能力、予言、SFっていうよりすごい宗教臭い雰囲気なんですよね。他のレヴューは結構好意的なようです。ふむ・・・


 ワタシはもっと現代に合わせてエンタメっぽくしたほうがいいんじゃないかなぁ・・・と思いました。全体的にかっこつけすぎな感じがする・・・、あとやっぱ生身の俳優が超能力とかいきなり泣き出したりとかするの、見てられないなぁ・・と思う。主人公の俳優もイマイチだし、その母親もまたイマイチ・・・やりすぎてる気がする、ブレッソンなら「演技しすぎ」ってことです。


 とにかく原作には非常に近い、原作好きな方はどうぞ。他の人は、なんだか地味であんま面白くないし、ほぼ意味がわからん、ベネゲスリットってなんやねんっていう映画だと思います。

 ワタシはこの小説がベストSF小説だとは全然思わない。

2022年8月16日火曜日

1890 金枝篇  The Golden Bough ジェームズ・フレイザー

  たぶん名前だけはみんな聞いたことがある本、ワタシはもっと古い本だと思ってたら1890年、さらにフレイザーは40年近くも改訂を続けたので、完成版は1930頃って感じです。


 オリジナル版?決定版、みたいなものは膨大なページ数なので、本人による要約版があります、ワタシは要約版のほうを読んだ。


 ようするに、これは古代からの民族の神話のエンサイクロペディアみたいなもんで、いろーーーーんな、儀式やら習慣、祭り、などをかき集めたものです。


 どれだけ例を集めても証明にはならない。と古来から批判されていますが、証明、が可能なのは数学という特殊な学問のみで、その数学ですら証明不可能、な問題もあるというわけで、とにかくデータを集める、というのはワタシは悪手だとは思いません。

 自然科学、というやつも、ようするにはデータを集めているだけです。そのデータから法則を導き出して数式にするわけですが、数式化可能なものは、たまたま数式化できるものだけです。すべては数式化できる、って理論物理学者とかはいいますが、ワタシはそうは思わない。

 それは魂が・・・みたいなスピってるものではなくて数式化出来ないものは、言語化も出来ない、いわばノリとか間、とか雰囲気、ってものです。数学的にまったく同じものでも、なんかノリや雰囲気が違うってことがある。

 ワタシは全く同じものでも、全く別のものであるもの、があると思います、つまり、この1と別の1、同じだけれど全く違う、というのが現実にはありうる。そうすると数学的分析は失敗するというわけ。


 とにかくたくさんデータを集めれば、だいたいどんなふうに習慣や世界観が作られるかのパターンってのがあるはずだってのがこの本の趣旨です。これは常識的に、然りと言うべきでしょう。


 この本はこの手の文化人類学?の学問の始まりの書みたいなもので、この本が語っている説や結論に反論するヒトはいるかもしれませんが、何を研究するのか?語り方、用語法、構文、分析の仕方などなどなど、この本が与えた影響は甚大です。しゃべり方そのものを発明したと言って良い。コトバそのものを作ったって感じですね。


 心理学と同じようにこんなのいろんな与太話の寄せ集めで学問でもなんでもない、って言うヒトもいますが、それを言ったら人文学系、経済学も含めて全部学問じゃなくなります。自然科学と数学だけが学問になる。ま、それも一理ありますけども。

 でも文学、が時代の動きを作るってことがよくあって、ヒトの人生も、たまたま読んだ一冊の小説から、一生の道筋が変わるってこともある・・・いわば人文学系ってのは「目的」を考える学問です、「科学」は目的を与えはしませんから。


 確実に名著と呼ばれる本、正しいのかどうかは知りませんが、こっからすべてが始まった、つまりバイブルですね、読むのは固有名詞のオンパレードで何がなにやらわからなくなって結構しんどいですが、やっぱり読むべき本。およそ100年前の本ですが、これはまだあともう100年は残り続ける本です。

 

2022年8月12日金曜日

2006 ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT Fast and the Furious: Tokyo Drift

  ワイルド・スピードの3作目、舞台は東京あたり、で今までは直線のみみたいなレースでしたが今回はドリフトでの峠攻めがメインです。

 イニDかな?


 内容は当然しょうもないバカ映画なんですが、東京でのカースタントシーンはやっぱりすごい新鮮です。渋谷のセンター街でドリフトするんですけど、あそこって許可出るの???めちゃくちゃ金使えば許可出るってことなんでしょう。日本のドラマとか映画であそこ貸し切りにしたいって言っても絶対無理だと思うんですけど。金積めば可能のようです。

 

 ヒトのいない深夜に撮影っていっても騒音とかめちゃうるさそうだし・・・?


 日本が舞台ってことなんですが、やっぱりアメリカ人の考える日本ははちゃめちゃでそんなわけあるかよ、のオンパレードです、日本語も下手すぎる。


 でも同じようにワタシ達が調子こいてアメリカってこんな感じだろ、ヨーロッパの文化ってこういう感じでしょ、ってやったら、現地のヒトからしたらそんなわけねーだろ、英語もドイツ語も下手すぎる、ってなるんでしょうね。気をつけねばなるまいよ。

 知ったような感じでヨーロッパを扱った作品ってめちゃくちゃ多いですけども。


 映画としてはしょうもないのですが、カースタントはやっぱり見応え有り。

2022年8月8日月曜日

2013 メタルギア ライジング リベンジェンス METAL GEAR RISING: REVENGEANCE

METAL GEAR RISING: REVENGEANCE


 メタルギアのシリーズですが、ゲーム性は全然違っていて、ステルスゲームではなくて斬撃アクションゲームです。銃はサブウェポンとしてちょこっとあるだけで、近接戦闘がメインのゴリゴリのアクションゲーム。


 実はワタシはステルスゲームが好きじゃないので自分でちゃんとプレイするメタルギアシリーズはこれが初めて。


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 ストーリーは正直、メタルギアシリーズとしてはかなりひどいと思われ。なんちゅうか、もうSFすぎて全然ついていけません。

 基本的には、子供の脳を取り出して、サイボーグに改造している軍産政複合体から脳髄を取り返して、いいサイボーグにしてあげよう、という話で、主人公ももちろんゴリゴリのサイボーグです、どうやら、脳みそ以外はすべて有機物っぽい機械らしい。あと敵の左腕を切断すると情報が取り出せるし、脊髄をぶっこ抜くと回復できます。

 

 これでわかるようにもう話がめちゃくちゃです、子供たちを助けようといいますけど、もう脳みそだけ取り出されてるマモー状態なんです。これ助けるの??もう手遅れだろ・・・

 無線などを聞いていくと結構いろんな設定とか世界観があるんだな、とわかりますけど、やっぱSFがすぎる、リアルなSFっていうよりも、こういうのなんて言うのですかね、行き過ぎたアメリカンSFですね。ぶっとびすぎてる。

 ここまでSFだったらもう政府とかそういう次元じゃなくなってるだろって思う。これコジマ監督はちゃんとシナリオ手直ししてる?


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ゲーム性はとにかく派手です。とにかくスピーディでとにかく派手。動きが速いので狙ったように動かすのはかなり至難。でもあんま細かいアクションとかは必要無い

 そしてとにかく シノギ、これに尽きます。


このゲームガードもなくて、ドッジロールもない。あるのはシノギといういわばジャストガードですね。相手の攻撃に合わせて方向キーと攻撃を入れるとシノギというガードになる。ほぼ避ける方法が無い攻撃ばっかりでシノギ、でタイミングをあわせてカウンターしていくしかない。

 あと斬撃モードっていう時間をスローにさせて切りまくれるっていうモードがあるのですが、これ勘違いしやすいですが、何回も斬ってもほとんど意味ないです、全然ダメージ入らない。問題はどの部分を斬るかっていうのだけで実は部位破壊を楽にしてくれるモードです、連続で斬るのじゃなくて部位破壊したい部分を一発切ればOK。攻撃方法としてはほとんど攻撃力が無いのです。

 ただ狙った部位を切断するのはかなりむじぃ。カメラアングル的な問題で。自由斬撃モードというアイデアは良いのですが、やっぱゲームにするのは難しいシステムなんだと思ふ。


 難易度はむずいとかいうよりも、どうやればいいのか?っていうやり方がわかんないとこっちの攻撃はまったく入らないでボコされて終わりです。(特にモンスーン)

 この手のハイスピードアクション的なゲームでありがちなのですが敵の無敵モードがとにかく長くてこっちの攻撃入るタイミングがすっげー短いやつがおる、これがめっちゃ困りますね。ひたすらよけよけ、を繰り返すのしんどい。イエローデビルタイプって言ったらわかりますでしょうか。

 モンハンでも攻撃タイミングがめっちゃ少ないってのがいますけども、モンハンだったら遠距離攻撃も出来ますけど、このゲームは遠距離攻撃はめっちゃ少ないし弾数もほんのちょこっとです。 

 この辺はやっぱソウルシリーズって3Dアクションとしてのシステムがよく出来てるなぁと思う、戦っていてストレスがないし、敵がただ見つめてうろうろするだけっていう無双シリーズみたいな敵の動き不自然感もない。ただし敵がちゃんと動くと敵に囲まれたら即死で難易度あがりすぎるってことにもなる。


 なんにせよ基本的には、相手の攻撃に合わせてシノギ、をいれてひるんだらちょこちょこ殴る、またシノギ・・このパターンです。だからシノギのタイミングを覚えられない人には厳しいゲーム。あるいは格ゲーで攻め攻めのスタイルの人にもフラストレーションがたまる、カウンター狙いゲームなので。でも普通の格ゲーとかよりもかなりタイミングが甘いのである程度の反射神経あればほぼ攻撃くらわなくなります。ノーダメもわりと簡単。ストファイとかでジャストガードになれてる人には朝飯前。

 EASYモードはAutoシノギ、で自動でシノギが入るみたいです。それほぼ無敵と同義やん、ゲームめっちゃ下手だけどストーリー見たい人用ですね。そこのへんは親切とも言えますが、甘やかしすぎとも言えます。

 ゲームの難易度はラスボス以外はやり方さえわかれば雑魚、ラスボスは急になかなか強いです。


 更にこの手の派手なアクションゲームにありがちなんですけど、ヴォリュームがやっぱり物足りない。普通にクリアするだけなら5時間もあれば終わってしまう。ムービー見てそれなので実質操作してる時間は2時間でクリア出来る。急げば1時間内にクリアも出来るでしょう。

 やりこみ要素もちょこちょこあるんですが、それほど面白くない。育成要素もあるのですがそれもあんまし選択肢は無い。


 でもアクションゲームって敵キャラ一個作るのでも膨大な時間がかかりますんで仕方ないのもわかる。ここでもやっぱソウルシリーズってよく出来てるなぁと思ってしまいますね、ボリュームがまずこの手のゲームの2倍ある。育成要素も豊富だし。



 全体としてはやっぱおもろいのですが、すぐに終わるっていう印象ですね。メタルギアでもなんでもないとかいうのはスピンオフなんでどうでもえぇやんとも思う。それとSFで近接戦闘ってのがやっぱ無理があったのではと思う、近接戦闘やりたいならもっと昔の時代設定にするしかない。あるいは崩壊した未来とか。


 でも現在中古でワンコインで買えるので暇な方はどうぞ。

2022年8月1日月曜日

2015 Jurassic World ジュラシック・ワールド  Colin Trevorrow

  ジュラシックパーク?のリブート三部作が、ジュラシック・ワールドらしいです。これが三部作の一作目であと二作続くよ。


 いやぁ~・・・、おもしろくないですね~w


 こんな面白くないことある?ってくらい面白くないです。かなりお金かかってるし、3DCGももちろんなんですが、ところどころ実際に作ってるものなどもあって、ちゃんと作ってはいるんですが、いやぁ~~~~~、おもんないですねぇw


 なんでこの脚本にGOが出たのだろうか?っていう不思議しか残りません。薄いですねー。でもこの映画にかぎらず、アメリカの昨今のコミック原作の映画も非常にうっすぃですよね。それは海外のヒトが、日本のマンガ原作映画を見た時に思うのかもしらん。

 なんだかよくわからんが、内容うっす・・・っていう。映画版ワンピースとかすっごいうっすぃですものね。