2022年8月18日木曜日

2021 DUNE デューン 砂の惑星

  だいたいベストSF小説、みたいなランキングをとるとだいたい一位、悪くてもトップ3、という音楽アルバムでいうとリボルバーみたいな立ち位置にあるSF小説が原作となっております。


 原作は1965年の小説なので結構古い。ラピュタでオーニソプター(フラップター)が登場しますが、おそらく宮崎駿もDUNEから着想を得てると考えて間違いありません。そのくらい有名な小説。


 で何回か映像化されたんですが、いずれも酷評だったり、途中でぽしゃったりしていたのですが、今回の映画はいぃぞ、っていう評判を聞きましたので見てみました・・・


 ふ~む・・・確かに原作の雰囲気に忠実っぽい。けどもワタシは原作もあんまし好きじゃないのですよね、スピリチュアル要素が強すぎる。SFというよりも、ヒッピー小説みたいなテイストなんですよね。


 映画を見て、なんかスピってるなぁ・・・って感じましたら、原作もそんな感じです。予知とか幻覚、超能力、予言、SFっていうよりすごい宗教臭い雰囲気なんですよね。他のレヴューは結構好意的なようです。ふむ・・・


 ワタシはもっと現代に合わせてエンタメっぽくしたほうがいいんじゃないかなぁ・・・と思いました。全体的にかっこつけすぎな感じがする・・・、あとやっぱ生身の俳優が超能力とかいきなり泣き出したりとかするの、見てられないなぁ・・と思う。主人公の俳優もイマイチだし、その母親もまたイマイチ・・・やりすぎてる気がする、ブレッソンなら「演技しすぎ」ってことです。


 とにかく原作には非常に近い、原作好きな方はどうぞ。他の人は、なんだか地味であんま面白くないし、ほぼ意味がわからん、ベネゲスリットってなんやねんっていう映画だと思います。

 ワタシはこの小説がベストSF小説だとは全然思わない。