韓国の美術解剖学の教科書
マンガの挿絵がいっぱいで読みやすい感じですが、内容は相当しっかりしてます、この手の解剖学の本で一番充実してると言っても良い。ページ数も600ページ以上あって辞典みたいな本で、かなりの力作。
あとがきにも書いてあるのですが、解剖学の本(というか医学系の本全般)っていうのは、ほぼすべて西洋人を基準にしていて、東洋人がモデルになってる本は無い。
たしかにそうだ、解剖学、っていうもので東洋人がモデルになってるのをまったく見たことがない。絵のスタイルも東洋人フレンドリーなタッチです。
あとたいていの医学系の本、というのは教える気が全くない。読み手に教えることよりも、自分のメモみたいに情報を正しく記すことだけに集中してるから。知ってる人が確認するように出来ていて、知らない人が読んでも何もわからん。
この本は作者が教師ってこともあって、ちゃんとわからせる為、に書いてあります。文句なしに名著判定。
ただ普通に絵を描くのにここまで詳細に正確に描く必要は全然ないw マンガとかで内側の骨がボキボキィ!ってなってるよ!みたいなXレイみたいなエフェクトを使いたい場合にはこういう骨格とか大事になる。
あと3Dモデリングにはアナトミーの知識がめちゃ必要です、2Dでは描かない部分がどうなってるのかモデリングだと必要になる、知らないってことで誤魔化せないから・・・
でもなんにせよ有用な情報がたくさん乗ってますので、サーッと読むのにも最適。でも何分大著でフルカラーなので値段も高いので買うのはちょっと・・・、図書館などで探しましょう・・・
あと別にこの本のせいではないのですが、科学系の用語を漢字で覚えるのは無駄です、どうせ英語でまた覚えるハメになる。二度手間。教育はまだ日本語で科学教えてますが、本当に時間の無駄。自然科学系で日本語使うのやめるべきだとワタシは思う。
昨今、というか21世紀になってから、韓国、中国のイラストのレベル、が上がり、さらに3Dモデリングでは日本はかなり大差をつけられておる気がします。ただ韓国は南北で分断されていて市場の規模が小さいということ、中国は少しでもエロい絵は違法だし、表現できる範囲も限られるという圧倒的ディスアドバンテージを背負っています。
だから作品としては、技術がちょっと劣っていても日本のものがまだまだ一番おもしろいですね、上手ければ面白いというわけじゃない、画像が綺麗であれば面白いわけじゃないのと同じで。
西洋はやっぱ基本的に美的センスが違うので棲み分けは出来ている。
日本のアニメ産業は超絶ブラック企業で、中国のほうが給料が高いってのをよく言われますが、まぁカネがほしいならアメリカでIT企業でもやればって話なんで、ある程度自由に作品を作れるってことがやっぱワタシは一番大事だとおもふ。
アメリカは無修正でなんでもできると思われがちですが、向こうはむこうで子供関係、人種関係、国籍、宗教、労働組合など別の制約がガチガチだったりします。