2023年4月2日日曜日

1988 大魔界村

  魔界村の続編で、アーケードで出た作品。


 とにかくグラフィックは大進化、後期スーファミ(1994年くらい)のグラフィックレベルでとってもキレイになりました。敵もでかくて迫力もすごい。アニメーションも非常に凝っている。 

 BGMもコミカルホラー的な絶妙なファンシー感があってスタイルが確立されております。


 上下に弾を撃つことができるようになってかなり快適になりました。ワタシが勝手に呼んでいるゲボちょん魔神(はしごの上からゲボをしたに落として攻撃してくるやつ)、以前ならタイミングを待つしか攻略方法はありませんでしたが、下から攻撃できるようになりました。


 さらに魔法の鎧を着ると溜め撃ちが可能になります。溜め撃ちができるようになったおかげで、それまでクソ武器の代表格だった、松明、も溜め撃ちが強力なおかげで活躍の場ができるようになりました。死に武器が無いというのは非常に良い。


 槍  デフォ武器、溜め撃ちが使いやすい

ダガー 連射性能が高く、溜め撃ちも一点火力がすごい

松明 通常はゴミですが、溜め撃ちは敵を一掃できるボム

ディスク 地面に沿ってすすむ、特定のステージで刺さる武器 溜め撃ちは微妙

斧  斜め上に攻撃、通常ステは使いにくいけど、ボスはだいたい斜め上に位置するのでボスキラー。溜め撃ちもまぁまぁ

 ソード  射程が短くなるが、威力は高いロマン武器、正直弱いけど、見た目はやっぱりいちばんしっくり来るロマン武器。ただし特定のボスにはまったく攻撃が当たらず即詰み(このへんがバランス調整がまだ80年代)


サイコキャノン  2周目から登場する武器。隠し武器と言われてますが、隠しというよりはイベント武器です。ラスボスステージにはこの武器を装備してないといけない。


 サイコキャノンは片手なげの波動拳みたいな武器で、距離で威力が減衰しますが、単純火力は最強、溜め撃ちできませんが、問題なしの強力さ、ボスを瞬殺できます。

 ただ サイコキャノン!? それまでのファンタジー的世界観はどこいってん?っていうくらいのSF武器。サイコキャノン!? 精神攻撃? 物理攻撃ですらないとは。

 もはや完全にロックマンです、いやロックマンですら無いのかも。溜め撃ちがあり、後半にはボスラッシュもあり、プレイ感は相当ロックマンです。

 こういうシリアスとボケの奇妙なバランスがカプコンスタイルですわね。



 サイコキャノンはゲーム性がかなり異なり、二週目は別ゲームです。前作では2週するのは完全に作業でしたが、サイコキャノンの2周目のほうがむしろ簡単です。

 *でもサイコキャノンを獲得したあとに別のアイテムを取ってしまうっていう事故がある、これ二週目はサイコキャノン固定でいいんじゃないのかしら?



 アイテムは宝箱から入手できるのですが、この宝箱、8割罠。ってくらい罠ばっかりです。初心者は宝箱は全部罠だから開けないほうがいいのか?って思うくらい。どういうシステムかよくわかんないですが、ステージ一個目の宝箱は全部罠です。2個目からアイテムの場合がある、っていう確率なのかしら?


 調べたところ、現在の装備によって変わるみたいですね、開けた宝箱の1個目は100%罠、2は変動、3は武器、4はアイテムってことみたい。

 つまり宝箱の場所をあんましらない初心者は9割罠になるってことです。謎システムすぎる。

 まぁアーケードゲームなので、プレイヤーを殺してカネを稼がないといけないのでこういうことなんでしょう。



 難易度はレビューなどを見ると研究によって成長できる絶妙って書いてありますが、現代の基準でいくとバカムズの部類ですね。1ステージからむずい。とにかく敵が多すぎる。宝箱の場所、攻略方法を知ってないとほぼクリアは無理です。初心者は確実にステージ1の途中で挫折する。ステージ3?の変な銅像の舌に乗るところなどもキチムズ。

 あとジャンプの軌道が非常に直感に反する。慣性が働かないのです、床が動いていても、ジャンプの動きは一定なので、えっ!?っていう軌道で落ちる。言葉では説明出来ませんがプレイすればわかる、えっ!?ってなる。これはまぁレトロゲーあるあるです。


 というより2Dアクションとは還元すればこのジャンプの操作感だといえます。マリオも悪魔城もロックマンも、魔界村も、カービィも、全てジャンプ感、は異なる。3Dアクションでもジャンプ、はゲーム性の肝。


 ちなみにラスボスはむちゃくちゃ弱い。