ガンダムシリーズの1つ。
これも宇宙世紀ガンダム、それも一年戦争もののサイドストーリーって感じ。
08小隊っていう小さな部隊の物語で
簡単に言うとシローっていう連邦の小隊長が、アイナっていうジオンの女に出会って恋をして、ジオンと連邦が戦わない道はないのか?って悩む、っていう戦争ものとしては極めてベタな話。
恋愛描写が多くて正直シナリオはつまんないんですが、作画は昔ながらの作画でかなりいい感じです。最初のほうは下手なのですが、だんだんうまくなっていきます。
これも不思議な作用でして、何千枚と描いていくうちに、だんだんとキャラの書き方がわかってくるものなのですよね、あぁこういう感じで描けばいいのかっていう。ほいで逆にこのキャラはこういう動き、こういう感情表現はしない、っていわば、キャラが勝手に動いてくるようになって、でもそれじゃあシナリオが・・・っていうジレンマも抱えたりする。
特に砂漠の物語の作画は非常にいい感じ。デジタル作画ではできないなんていうのですかなぁ、濃い、ペイントが見られます。 この時代の空気感が出てます。海外ニキたちが、90年代アニメを崇拝していますが、見る目があると言えますね。
絵の具の重さ、みたいなのが感じられるんですわね。
この08小隊のガンダムは非常に弱い。
他の作品だとガンダムはザク相手だと無双できるはずなのですが、この08だとザクととんとんといった感じですぐに壊れるし、いっぱいある量産機となっている。
ニュータイプなどは一切でてこずに、ガンダムのスピってる部分は排除して、代わりに恋愛重視になっておりやす。正直ワタシは恋愛もの嫌いなので好きにはなれませぬ。
あと話のぶつ切り感もすごい。エピローグもよくわからぬ・・・ でもこれでようやくスパロボに出てくるシロウがなんで弱いのかわかりましたw (アプサラスも弱いのはどういうわけだ・・・?アニメだとアプサラスは超強いようなのだが・・・)