トイ・ストーリーの2です、当たり前ですが。
いや、それにしたってよくできてるとしかいいようがないですね、映画も90分ほぼぴったし、ワタシは最高の映画は90分だと思います、それ以上は集中力も持たないし、それ以上に膀胱も持たない。
映画に限らず、何か一つのことを全力でできるのは連続90分が限界。それ以上は絶対どっかで落ちてきます。
この映画はしかも、エンドロールにもぎっしり遊びがつまっていて、90分、最後の数秒まで、ぎゅーーーーっと濃縮して面白さが詰まっている。これは本当に素晴らしいこと。面白いのかもしんないけどダラダラ長いってものが多すぎます。海外ドラマ面白いとかいいますけど、どう考えたって長すぎる、短くすれば本当に短くできるようなものばっかり。たいていの小説は長すぎだし、昨今のマンガもそう、ギュッ!と濃縮させること、これが作品作り、ものづくり全般のキモですね。
脚本もまぁ、こいつは練りに練られていやがる。台詞回しやアクション一つ、すっごい時間と熱量が詰まっている。アニメーションだからカネはまぁほぼ人件費なのです。1の成功でたっぷし時間とカネをかけられたって感じですね。
日本アニメは90年代なかばにピークを迎えて下降線です、それに変わる形でやっぱピクサーがアニメーションの主役なんだなぁ・・・って思いますね。1の時にこういうアニメが主流になるのかぁ・・・という感じでしたが、2で、もうはっきり実力の差を見せつけられた、完全に世代交代だったのだって、20年後の今になってより強くそれを思いますね。アニメーションの主戦場はピクサーですわ。万人向け、アクション要素が強くて、シリアスすぎない。覇道を歩み始める・・・。
そういうみんなを幸せにする!みたいな王道が作りたければ留学してピクサーに入るべしですね。
21世紀ジャップアニメはマニア向けというか、オタク向けにシフトしまして。まぁそれはそれでいいと思います、メイン、ってのは大変ですし、制限も多い。二番手、ってのが一番やりようがある。トップの座は譲って良かったとも思えます。
けどともかく美少女出せばえぇやんってのはいい加減うんざりしてきましたけどね。といって天才でも現れない限り限られた時間と予算で、練り込んだアクションってのは難しいですけどね、昨今の作画の風潮からして作画枚数増やすのは難しいでしょうし・・・