2020年5月30日土曜日

2002 幻想水滸伝3


  幻想水滸伝シリーズの三作目なんですが、ワタシは完全にスルーしてましたね、1も2もやったのになんでかわかりませんが、存在すら知らなかった。


 いないと思いますがこれからやろうという人にこれだけはアドバイス

真・火の紋章の継承者はヒューゴにすること、ゲドは雷担当だし、クリスにつけてもクリスは火の魔法のレベルが上がらない。

あとトーマス編、を最優先でプレイすること。トーマスがめちゃくちゃ弱いので、他のストーリーで仲間にしてしまうとトーマスの仲間がいなくなりすげー苦戦する。別にトーマス編、はクリアする必要は無いんですけど。


 非常にトリッキーなゲームでして、1、2の幻想水滸伝とは全く違うゲーム、まじで何の関係もないと言ってもいいと思う。仲間が108人いるよ、っていう、本当にコアの部分だけです。

 戦闘システムもめっちゃトリッキーでして、二人一組のバディ、が3組、のスリーバディ・システム。は?って感じなんですが、さらに、場所、の概念があり、移動、とか呪文詠唱、の時間なども計算されます。攻撃したくても、敵が手前に突っ込んで来た場合、そいつを先に攻撃する。つまり攻撃したいやつに攻撃出来ない。さらに攻撃を食らうと呪文詠唱が止まるなど一筋縄ではいかない。
 あとめっちゃすぐ死ぬ。一撃即死級の攻撃がザラ。雑魚にもいきなり強敵が現れたり、イベント戦闘の敵がだいたい異様に強かったり、負けイベかと思いきや、勝つこともできる、というどっちでも可、みたいなのが多い。負けイベントの数が異常に多くて、勝てるのはラストだけ、ほかはすべて負ける。めっちゃ腹が立つ。
 さらに強化システムも特殊、金儲けの方法も特殊、、単純に雑魚をボコってレベル上げしてもたいして強くならない。FF8みたいな、やり方、がわかるとすげー爆裂すぐに強くなるし、闇雲にやってもうまくいかない。カネが足りない、と思いきや、めちゃくちゃお金が余ったり、いきなりものすげー強力な装備が手に入ったりと、なんかおおざっぱというか、ピーキーというか、非常に尖った作品となっております、結構有名なタイトルの3作目のはずなのに、ゴリゴリに尖ってる、なんじゃあこりゃあ。

 さらにゲーム全体の構成も複雑で、ドラクエ4みたいにそれぞれの物語があって、最後にみんなで戦うってスタイルなのですが、進め方の順番がフリーで、さらにそれぞれの物語がわりかし長い。そして予想通りパーティを分割したりもしないといけないので育成が非常にめんどい。

 さらに昔のゲームなので親切さが全然ない、まだまだこういう3Dロープレ、ってののノウハウが出来上がりきってないころで、移動、がめっちゃめんどう。ルーラ的な移動が無くて(すごい制限があって)非常に時間の無駄。

 とにかく問題点も山積み、グラフィックも相当荒い。けどいい部分もまぁまぁあって、他のゲームにはないオリジナリティっていうのは相当あります、そこを評価すべき。


あとラスボスは結構強め、この時期のゲームとしてはかなり強い。なんの対策もしてないと瞬殺。敵の回復役が空を飛んでいて物理攻撃が出来ない、というとんでも仕様なので、対策してないとそもそも攻撃すら出来ない。かといって魔法もたまに反射する、というむかつくボスです。
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幻水の1、2、ってワタシのイメージではなんか女子ファンが多いイメージなんですね。あんましはっきり覚えてないのですが、親友のイケメン二人がいて、その稚地味の女の子がいて、女を取り合って争って、最後には女が死ぬ、っていう
「わたしのために争わないで!!」
 って口では嫌がってるけど、内心はこれこれぇ!!って女が一番喜ぶタイプの物語だったような気がします・・・。ワタシの幻水のイメージってそういう乙女ゲーチックなエモい感じだった思い出。

 3はまったく違う、何もかも違います。ただ物語がわりかしシリアスで、すぐに死ぬ、ってのだけは同じな気がする。緻密に構成されてる・・・ってわけでもないんだけど、えぇ!?っていう展開で、ベタ、ではない、これは確かです。超展開ってわけでもないんですが、普通こうだよね・・っていうのとは違います。
 えっ!?嘘なんかい!っていう嘘つかなそうなやつが平気で嘘をつく。しかもこの目は嘘ではない、みたいな展開なのに、やっぱり嘘だったりする、そんなのありかよ。