中国のオタク用語を解説した本。 中国にもオタク文化がかなり流入してるってのを初めて知りましたし、オタクの考えるプログラムってのはだいたいどこの国でも同じプログラムなんだなってのもわかります
もちろん中国独特の文化ってのもありますね、やはり最大は共産主義?だってことですけど。それと大陸はアイランドよりもやっぱりドライだなって思います、アイランドは常に湿っぽいものを好む、ようするに精神論と感情論です、大陸は乾いてるので、まぁごちゃごちゃいってるけどカネだろ、っていうふうな調子。
アイドルがカネになるってことを、産業界が気づき初めて、社会全体がそれを後押しするようになっているという分析はさすがだなと思う。
アイドルと同じものが欲しい、っていうふうになって、ファッションのみならず他の産業も潤うというわけ。
これは贋作のロジックに似てますね。オークションで絵画を売る人間は、偽物よりも本物のほうが高く売れるので本物だ、っていう。鑑定人も鑑定料をもらってるので、本物だっていう、売る人間も、偽物よりも本物だっていうので、みんな本物だっていう。買った人間も本物のほうがいいので本物だと願う。偽物だ、って正直に言うことで得する人間が誰もいないので、偽物である、という事実、を書き換える。アイドルも同じことで、カワイイくて素晴らしい、って言うことでみんな得するので、アイドルは良い、ってことになる。社会全体がアイドルは良いもの、カネを出せ、という圧力をかける。
まさしく虚像、偶像、アイドル、というコトバ通りになっている。
マーケティングだのビッグデータだの言いますが、結局美男美女で宣伝するのが一番効果ある、という一番原始的なセックスアピールに戻ったというわけ。知ってるわそんなこと!!
それと中国の検閲はどんどん悪化してるみたいですね、日本も検閲、検閲!!あれもダメ!これもダメ!ってなってますが中国はもっとひどいよう。だってグーグルもYOUTUBEも使えないんですものね、むちゃくちゃですわ。
中国の本当の狙いは、実は検閲ではなくて、外国の会社じゃなくて国内のサイトを使えよ、っていうネット鎖国なんだと思ってましたが、っていうか最初は本当にそのつもりだったんでしょうけど、なんかキXXXの連中が、本当にわいせつなものは全部だめ!!
健全な青少年
っていうユーベルマンシュ的な目標に引きずられているようです。
また文化大革命を繰り返そうとしてるっぽい、おそろしいこと。それって経済的にも自殺行為ですからね、結局鎖国、保護主義ってのは経済的自殺でしかないってことをいやってほど悪い例を見てわかったはずなんですがね。」
アメリカはそういうことは賢くて、結局アメリカって国は自分の国が得をするかどうか?しか考えないから、エロが売れるならエロを売る、戦争がカネになるなら戦争をする、合理的です。
なにが面白くて中国人は日本なんか来るのだろう?ってワタシは思ってましたが、そういうことなんだなぁって納得しました。ワタシも大陸の人間だったら日本じゃないにしろ、脱出を目論むでしょうね。
でもそんなに、わいせつ、に厳しいなら、もう外国への渡航も禁止になりそうなもんですけどね、しこたまハードディスクにわいせつを詰め込んで帰ってくるだろうから。まさか空港でHDDを全部チェックするわけじゃないだろうし。
ともかく中国がまたやばい方向に向かっとるなぁってのがちょっと理解出来た、何を香港の人たちが揉めてるのかも、ははぁ~ん、そういうことなっていう。中国がまた没落することを願ってるアンチは喜ぶでしょうけど。